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( ^ω^)ブーンの願いが叶うようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:18:01.34 ID:cZa03CpaO
ゴリラ?
ドンキーコングは2が好きです


〜以下ゲリラ〜

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:18:43.49 ID:zTkxH5nV0
そうか

3 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:31:58.84 ID:J28/ZJ5GO
もしかして規制された人だらけ?
誰もいないようなんで、とりあえず自分から投下します

総合短編ぐらいの長さの短編なので、気軽に見ていってくれると有り難いです

「大喜利共通お題:手書きの文字」



まとめサイトさん

http://boooonbouquet.web.fc2.com/desire/mokuji.html

http://boonneet.web.fc2.com/gassaku.htm

http://hoku6363.sakura.ne.jp/sinjin-gasaku.html

4 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:33:21.32 ID:J28/ZJ5GO
  _
( ゚∀゚)( ・∀・)(*゚∀゚)('A`)バナナパフェo川*゚ー゚)o川 ゚ -゚)('、`*川ノパ听)





o川*゚ー゚)o「お暇な友達と一緒にファミレスに来ちゃいましたっ!!」

('、`;川「あんた、誰に向かって話してるの?」

o川*゚ー゚)o「もうっ、いとーちゃんの意地悪っ!」

店員「三名様でよろしいですか?」

川 ゚ -゚)「いえ、二名でお願いします」

o川;゚ー゚)o「ねね、クーちゃん、三人だよ?
       忘れられてる一人っていったい誰なのかな?」

川 ゚ -゚)「ん、ああ、お前もいたのか」

o川*;ー;)o「うぁぁ、素でショック」

川 ゚ -゚)「冗談だって」

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:33:32.38 ID:y2IFC0MV0
きょうが
ゲリラ
だったのかorz

6 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:34:48.02 ID:J28/ZJ5GO
o川*^ー^)o「わーい、バナナパフェ!!」

川 ゚ -゚)「淫乱だな」

('、`*川「淫乱ね」

o川;゚ー゚)o「えっ?」

川 ゚ -゚)「チョコ付きバナナに」

('、`*川「白い生クリーム」

o川;゚ー゚)o「えっ、ええっ!?」

川 ゚ -゚)「さあ、遠慮せずお前が金で買った黒い棒に噛り付け」

('、`*川「皆の前で、白いクリーム」

o川*;ー;)o「ひどいよ、そんな言い方されたら食べにくいよ」

川 ゚ -゚)「ごめん」

('、`*川「私も、少しいじり過ぎた」

o川*゚ー゚)o「……うん」

o川*^ー^)o「一口、分けたげるね」

7 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:36:03.41 ID:J28/ZJ5GO
o川*゚ー゚)o「ぱくぱく」

川 ゚ -゚)「この前さ」

('、`*川「ん?」

川 ゚ -゚)「クラスの男子が女子のランク付けしてたんだ」

o川*゚ー゚)o「ぱくぱく」

('、`*川「うっわー、そういうの嫌い」

川 ゚ -゚)「嘘付け、お前だって研修旅行で、男子の順位付けしてたじゃないか」

('、`*川「順位はいいけどランクは駄目でしょ。
      A、Bとか10点、5点、なんて上から目線で断定されるのはねぇ」

川 ゚ -゚)「違いはあるのだろうか……ちなみにキュートは好評価だったらしい」

o川*゚ー゚)o「ぱくぱく」

('、`*川「ま、この子はこれが素だしねぇ」

川 ゚ -゚)「家でもこんなみたいだからな」

o川*゚ー゚)o「ぱくぱく」

('、`*川「これでぶりっ子じゃないってんだから反則よね」

川 ゚ -゚)「絶滅危惧種だよな」

8 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:37:35.11 ID:J28/ZJ5GO
o川*-ー-)o「ぷはー、満腹満腹」

川 ゚ -゚)「夕食が食べられなくなったら、母親に怒られるんじゃなかったか?」

o川;゚ー゚)o「あっ」

('、`;川「何度同じこと繰り返すつもりよ」

o川*;ー;)o「うああっ……どうしよう」

川 ゚ -゚)「前から思っていたんだが、お前の母親ってそんなに怖いのか?
      見た感じ、優しそうなのに」

o川*゚ー゚)o「はっきり言って、凄く怖いよ!!」

('、`*川「ふーん……、どんな感じに?」

o川*゚ー゚)o「なんとね、怒るとデザート抜きにしてくる!!!」

川 ゚ -゚)「……」

('、`*川「……」

o川*゚ー゚)o「……?」

川 ゚ -゚)「キュートの母親だな」

('、`*川「ええ、キュートの母親ね」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:37:50.27 ID:eVJ1r7oF0
支援

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:38:16.51 ID:y2IFC0MV0
力が抜ける支援

11 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:38:45.70 ID:J28/ZJ5GO
川 ゚ -゚)o川*゚ー゚)o('、`*川「ぺちゃくちゃわーわー」



('A`)「……クラスの可愛い三人組を視界の隅に入れつつ、ドリンクバーのメロンソーダを啜る。
    いやはや、極楽だな」

(*゚∀゚)「オレ様はお前といられりゃ幸せだけどな」

(;'A`)「いやいやいや、中性的とはいえ、お前は男だろ」

( ・∀・)「ドクオ、いい加減認めてあげなって」

(*゚∀゚)「よっ、モララーは良いこと言うねぇ!」

(;'A`)「どこがだよ……というか、マジでそろそろ諦めろって」

(*゚∀゚)「喜べドクオ、こう見えてもオレ様は超一途だ!!」

(;'A`)「ちっとも喜ばしくねええええ!!」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:39:04.01 ID:MPZRUZfx0
シーヌ

13 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:40:03.86 ID:J28/ZJ5GO
(*゚∀゚)「なあ」

( ・∀・)「どうした?」

(*゚∀゚)「暇だし、好きなやつ暴露大会しようぜ!
     ちなみにオレ様は勿論ドクオだ」

( ・∀・)「僕は……貞子かな」

(;゚∀゚)「ちょっ、おまっ、あの貞子か!?」

( ・∀・)「確かに暗いのは認めるけど、あれで結構いいとこあるんだよ」

(*゚∀゚)「ふーん……、んじゃ、続いてドクオ」

(;'A`)「どうしても言わなきゃ駄目か?」

(*゚∀゚)「これを聞けば、オレ様も諦めがつくかもしれないだろ?」

('A`)「分かった……キュートさんだよ」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:41:07.22 ID:zTkxH5nV0
わぁっ……なんて面白いんだ……

15 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:41:25.81 ID:J28/ZJ5GO
(*゚∀゚)「うりゃあああっ!」

o川;゚ー゚)o「きゃっ!?」

(;゚∀゚)「悪いけどオレ様のために死……ぶほっ!!?」

(;'A`)「なーにいきなり襲い掛かってんだよ」

(*゚∀゚)「だってさ、恋敵が偶然目の前にいたんだもん!!」

o川;゚ー゚)o「えっ、あの、よく分からないけどごめんね」

(;・∀・)「キュートさんが謝るところじゃないよ」

('、`*川「あっ、モララー君もいたんだ!」

川 ゚ -゚)(キュートがつーの恋敵ということは……801の……予感!!)

16 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:42:56.78 ID:J28/ZJ5GO
川 ゚ -゚)「それでっ!! どういう経緯でこうなったんだ!!?」

(;'A`)「あー、いやー、そのー」

(*゚∀゚)「こいつがな、キュートのことを好……むぐぐっ」

(;'A`)「わーわーわー、喋るな喋るな!!」

o川*゚ー゚)o「私がどうかしたの?」

川 ゚ -゚)「展開的に考えて、(*゚∀゚)→('A`)→o川*゚ー゚)oの三角関係だな!!!」

(;'A`)「ななななな何故それを!!?」

o川//ー/)o「……」

(;゚∀゚)「ちょっ、まさかキュートまでドクオを好きでしたって落ちじゃないだろな!?」

o川//ー/)o「……トイレ行きたいの」

(;゚∀゚)「なんじゃそりゃ」

17 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:44:28.67 ID:J28/ZJ5GO
(*゚∀゚)o川*゚ー゚)o('A`)川 ゚ -゚)「ぎゃーぎゃーわーわー」



(;・∀・)「ホントにまあ、あいつらは元気だね」

('、`;川「羨ましいくらいよね」

( ・∀・)「ま、ほとぼりが冷めるまではのんびり傍観者と決め込もうか」

('、`*川「うん……」

( ・∀・)「浮かない顔してるね、体調でも悪い?」

('、`*川「そうじゃないけど……」

( ・∀・)「なんかあるなら、相談のるよ?」

('、`*川「じゃ、お願いしちゃおうかな」

( ・∀・)「どんとこい!!」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:44:53.68 ID:MPZRUZfx0
(*゚∀゚)→('A`)→o川*゚ー゚)o→まさし


支援

19 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:45:57.48 ID:J28/ZJ5GO
('、`*川「私ね、好きな人がいるの」

( ・∀・)「伊藤さん可愛いから、誰でもいけるんじゃない?」

('、`*川そんなことないって……
      それに私ってチキンだから、自分からアプローチできないんだよね」

( ・∀・)「あれっ、ちょい前まで彼氏いなかったっけ?」

('、`*川「あれはあっちから」

( ・∀・)「そりゃまあどっちかというと、男からいくパターンの方が多いしね」

('、`*川「ああ、見かけ上はそうね」

( ・∀・)「見かけ上?」

('、`*川「男馴れしてる子って、あんまり自分から告白しないんだよね。
      その代わり気に入った人がいたら、その人が自分に対して告白するよう仕向けるの」

( ・∀・)「……それって、しぃちゃんとか?」

('、`*川「そうそう、あの子は典型的。
      しぃいわく、状況整えておけば男の方からきてくれるんだってさ」

(;・∀・)「女ってこえー」

('、`;川「そんな芸当できるの一部だけだって」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:45:59.37 ID:y2IFC0MV0
支援

21 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:47:36.42 ID:J28/ZJ5GO
( ・∀・)('、`*川「わいわいがやがや」



('A`)「あっちは平和そうでいいなー」

o川*゚ー゚)o「ねっ!」

(*'A`)「だだだだよねぇ!」

川 ゚ -゚)「さて、とりあえず状況を整理するぞ!!!
      つーはドクオが好き、ドクオはキュートが好き、キュートはバナナパフェが好き、
      私はつー×ドクと見せかけて焦らしプレイなドク×つーが好き!!!!」

川 ゚ -゚)「こうでいいよな!!?」

o川*゚ー゚)o(途中でトイレ行ったから、よく分からないや)

(*゚∀゚)「ああ!」

(;A;)「こんな気持ちのバレ方、男として最悪だ」

o川*゚ー゚)o「ぱふぇ〜ばななぱふぇ〜」

22 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:49:04.88 ID:J28/ZJ5GO
川 ゚ -゚)「今の状況を鑑みるに、
      ドクオがつーの気持ちを受け入れれば万事解決だな!!!」

(;'A`)「ちょちょちょ待てって、俺はノーマルだよ!!」

(*゚∀゚)「照れない照れない、ここは大人しくクーの言う通りにしようぜ」

川 ゚ -゚)「君さえ折れれば、私もつーも大満足だ!!!」

(#'A`)「ふざけんな、俺は天地がひっくり返ってもつーを好きにはならないよ!!!」

(*;∀;)「……ぐすっ」

(;'A`)「なっ、泣くこたねーだろ」

(*;∀;)「好きな人にそんなこと言われたら、泣きたくもなるよ」

川 ゚ -゚)「ドクオ、見損なったぞ」

o川*゚ー゚)o「ぞ!」

(;'A`)「キュートさんまで……」

23 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:50:26.02 ID:J28/ZJ5GO
(*;∀;)「大体なぁ、オレ様だって好きな人に拒まれりゃ、傷つきもするよ」

('A`)「……悪かった」

川 ゚ -゚)「ドクオ、こんなに一途なやつなんてそういないぞ。
      せめて邪険に扱うのだけは止めてやれよな」

('A`)「分かった、これからはそうするよ」

(*;∀;)「ホントか?」

('A`)「さっきはちょっと言い過ぎたしな……、ごめん」

(*;ー;)「……反省してくれたのならいいよ」

(*'A`)「ドキンッ」

(;'A`)(えっ、やべ、なんか可愛く見えちまった)

川 ゚ -゚)(いよっしゃああああ、一歩前進!!!!)

o川*^ー^)o「笑顔、あると、いいね」

24 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:51:42.87 ID:J28/ZJ5GO
ノハ;゚听)「うああああっ!!!」
  _
( ゚∀゚)「どうした?」

ノパ听)「今、ファミレスの前を通り過ぎたよな」
  _
( ゚∀゚)「もしかして寄っていきたかったのか?
      どうせ暇だし、引き返すなら付き合うぞ」

ノパ听)「いや、そういう訳じゃない!!!」
  _
( ゚∀゚)「そんならどうして叫んだんだ?」

ノハ;;)「つーとドクオがラブイチャだったのが見えたんだあぁぁぁぁ!!!!」
  _
(;゚∀゚)「そうか、ドクオはとうとう落ちたのか」

ノハ;;)「つー、いっそ愛人としてでいいから構ってくれよぉぉぉぉぉ!!!!」
  _
( ゚∀゚)「まったく、あんなやつのどこがいいのかね」

ノパ听)「んー、全部」

  _
(;゚∀゚)「そりゃ俺じゃ勝てねーわ」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:52:30.60 ID:y2IFC0MV0
支援

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 22:52:58.34 ID:MPZRUZfx0
もてもてのドックンなんて…

支援

27 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:52:59.15 ID:J28/ZJ5GO
ノパ听)「ところでさ」
  _
(;゚∀゚)「えっ、俺のさりげない告白はスルー?」

ノパ听)「手書きの文字で住所を書いてある年賀状が、年々減ってる気がするんだ」
  _
( ゚∀゚)「そもそも手書きの年賀状なんて、減るほど貰ってないな」

ノパ听)「しかしあれだな、やはり寂しいよな」
  _
( ゚∀゚)「俺なんか、手書きどころかメールで済ませちゃうけどな。
      件名:あけおめ、本文:ことよろ、たった八文字だ」

ノパ听)「……それって人としてどうなんだ?」
  _
( ゚∀゚)「あおこよ、こんな風にたった四文字しか送らないやつよりはマシだろ。
      全く、作者はどんだけズボラなんだか」

ノパ听)「自虐するのは勝手だけど、最近はそういうの流行らないって噂だぞ」
  _
(;゚∀゚)「分かっていながら何故やるのか」

ノパ听)「あー、多分あれだ。嫌な音だと分かっているのに、
     時々無性に発泡スチロールを擦り合わせた音を聞きたくなるような……」
  _
(;゚∀゚)「ならねーよ」

28 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:54:19.50 ID:J28/ZJ5GO
ノパ听)「しかしまあ、寒くなってきたもんだな!!!!」
  _
( ゚∀゚)「寒くなってきたといえば、今年もクリスマスは一人で過ごすのかなー」

ノパ听)「それが噂の、さりげなく彼女いませんアピールか」
  _
(;゚∀゚)「ギクッ」

ノパ听)「……はあっ、全く情けないやつだな」
  _
( ;∀;)「なんか泣きてー」

ノパ听)「泣かれちゃバツが悪いし、クリスマスは二人でどっか行くか」
  _
(*゚∀゚)「本当にか!?」

ノハ;゚听)「変わり身の早いやつめ」

ノパ听)「ま、お前でもいないよりはマシだしな」
  _
( ゚∀゚)「くっくっく、こうしてズルズルと付き合うことに……」
  _
(;゚∀゚)「ぐぼあっ!!?」

ノハ#゚听)「調子にのるなっ!!!!」

29 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:55:38.29 ID:J28/ZJ5GO
( ・∀・)「ふうっ、話しこんでたらすっかり遅くなっちゃったね」

('、`*川「でも、当面は幸せ気分でいっぱいかな」

(*・∀・)「だね」

(*゚∀゚)「おいおいおい、なーに手なんか繋いじゃってるの?」

('、`*川「あはは、見ての通り」

o川*^ー^)o「仲良しなんだね」

川 ゚ -゚)「君は何か大きな勘違いをしている気がする」

('A`)「というかモララー、さっき好きな人暴露した時に貞……むぐぐっ」

(;・∀・)「おっとお、そんな昔のことは忘れたね」

(;゚∀゚)「男ってやつは……いや、オレ様は例外だけど」

30 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:57:07.85 ID:J28/ZJ5GO
o川*゚ー゚)o「なんだか楽しそう……、あっ!! 流れ星!!!」

川 ゚ -゚)「ドクつードクつードクつー」

('、`*川「反応はやっ!」

(//∀/)「……」

(;'A`)「って、お前は何を赤面してる」

o川*゚ー゚)o「はっ、もしやつー君は、誰かに恋してるんじゃ!?」

(;・∀・)「遅っ!」

o川;゚ー゚)o「えっ、えええっ!!?」

31 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:58:26.54 ID:J28/ZJ5GO

何の特徴もない片田舎。

そこに住む、どこにでもいそうな、だけど確かな個性を持った八人。

そんな彼等の、ありふれた日常。



o川*゚ー゚)o「お母さんただいま! あのね、今日は皆でね―――」




  _
( ゚∀゚)( ・∀・)(*゚∀゚)('A`)バナナパフェo川*゚ー゚)o川 ゚ -゚)('、`*川ノパ听)


〜FIN〜

32 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 22:59:37.07 ID:J28/ZJ5GO
読んで下さった方、ありがとうございました


誰かこの通夜会場を盛り上げてー

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:00:06.85 ID:y2IFC0MV0

なんか和んだ

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:00:18.85 ID:eVJ1r7oF0
乙ー

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:00:33.74 ID:dhcEOwgT0
乙です

それでは、誰もいなければ自分が投下したいと思います

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:01:17.53 ID:pstaIGGdO
こういうの良いね
乙!

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:01:35.26 ID:J28/ZJ5GO
>>35
ぜひ!

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:02:13.91 ID:dhcEOwgT0
幕末〜明治。
「写真に撮られたら魂を抜かれる」
そのような話があったのは、殆どの人がご存じであろう。

四角の箱を向けられて、しばらくすると自身の画像が出来上がってくる。
その顔は、本人と全く同じ顔。当たり前だ。
写真は、被写体を完全に写しているべき物なのだ。

だが、写真には決定的に足りない物があった。
それが『魂』だ。

写っている身体は微動だにせず、こちらに向けられた瞳には一筋の光も灯していない。
そこには『生』を示す『魂』が抜け落ちていた。
昔の人々は、その写り方から不吉な物を汲み取ったのではないのだろうか。

魂の無い写真が、魂を求めて被写体から魂を抜く、と。

色褪せた写真に抜かれたはずの魂は、何処へ向かうのか、と。

しかし、それは迷信であった。いや、迷信とは少し違うのかも知れない。
大多数の写真機が、そのような機能を持っていなかっただけなのだ。
ほんの一握り、その中から更に一握り。



確かに『写真機』は存在した。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:03:03.04 ID:dhcEOwgT0










( ^ω^)ブーン達は撮られるようです











40 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/04(火) 23:03:05.38 ID:J28/ZJ5GO
支援

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:04:14.21 ID:J28/ZJ5GO
間違えて酉つけた……

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:04:17.05 ID:dhcEOwgT0
( ^ω^)「うはwwwwちんちんうめぇwwwww」

(´・ω・`)「っと、歯を立てずにもっと優しくくわえてくれよ……」

( ^ω^)「把握wwww尿道ペロペロwwwwwしょっぺぇwww」

(´・ω・`)「……! いつの間にそんな技術を……? ふふ、ちゃんと成長しているみたいで嬉しいよ」

放課後の教室。
部活に勤しむ生徒達の声が響く空、赤く色を変えていく陽光。
窓から差し込んで、二人の影を色濃く伸ばす。

机に腰掛け、下半身を剥き出しにしている男子高校生。
脚の間に顔を埋め、しきりに顔を動かすもう一人の男子高校生。
二人の影は、照らす夕陽によって、一つに繋がっていた。

(´・ω・`)「うわぁ、ブーンの凄い技術でイっちゃう! ビュッビュッ!」

( ^ω^)「精液うめ……くせぇwwwwww」

男が精子出した。
もう片方は喜んだ。
なんかもうあばばばばwwwwwwww

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:05:31.67 ID:dhcEOwgT0
(;^ω^)「これはひどい……」

放課後の教室。
部活に勤しむ生徒達の声が響く空、赤く色を変えていく陽光。
窓から差し込んで、二人の影を色濃く伸ばす。

(´・ω・`)「どう? 僕が書いたブーン系。最高だったろ?」

(;^ω^)「気持ち悪すぎて逆に尊敬するお」

携帯電話を開きながらも、引きつった笑い顔を浮かべて彼は返答した。
この男子高校生、ブーンの持つ携帯には、まとめサイト「オムスカルゴ蛇芸ープ速!Novel戦記」が。
そして作品、「( ^ω^)ブーンのおちんぽが反り返りすぎてセルフフェラ王者を目指すようです」が表示されていた。

(´・ω・`)「まぁ暇潰し程度にはなったでしょ?」

( ^ω^)「こんなので暇を潰そうとした数分前の自分を殴り飛ばしたいお」

( )´・ω・`( )「むぅ、僕の作品をバカにしたな?」

(;^ω^)「ショボン、そのAAは頬を膨らましている事を表現しているつもりかお?」

( )´・ω・`( )「しょうがないだろ。AA技術が絶望的なほどに無いんだから」

(;^ω^)「いくら技術が無かったからといって、もう少しマシな表現はなかったのかお……」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:06:31.11 ID:0GzDSZrQO


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:06:59.50 ID:dhcEOwgT0
ショボンと呼ばれた男は、頬に溜めた空気をゆっくりと吐き出した。
彼の頬が縮むと同時に、向かいに立っていたブーンには、大量の吐息が吐きかけられる。

(#^ω^)「くせぇ! くせぇお! お前どんな生活したらそんな松崎しげる臭がするんだお!」

(´・ω・`)「僕は知的好奇心が旺盛だからさ。色んな物に挑戦しちゃうんだよね。しげる食べてみるとか」

(#^ω^)「スカトロ自重しろお! しげるネタ連呼してたら『松崎しげらない』でリアルにコーラ吹いた思い出が蘇ってくるんだお!」

(*´・ω・`)「それじゃあ僕はしげらーだね」

(#^ω^)「何故お前は頬を赤らめるんだお」

(*´・ω・`)「だって……しげるだよ?」

(#^ω^)「だからどうした」

(´・ω・`)「いや、別に」

( ^ω^)「そうか」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:07:16.30 ID:J28/ZJ5GO
支援!

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:08:08.90 ID:dhcEOwgT0
二人の声が閉鎖された教室という空間にしばらくの間、響き渡る。
気付けば、外から聞こえていた活気のある部活の掛け声は無くなり、
窓から望む空は、闇と静寂が支配していた。

(´・ω・`)「お、熱く語らっていた間に日が暮れたみたいだね」

( ^ω^)「ちょうど部活の声も聞こえなくなってきたお」

(*´・ω・`)「よし、そろそろ行こう。『あの時間』だ」

(*^ω^)「うはwwww僕の股間がwktkしてきたおwwww」

二人同時に下卑た笑みを浮かべ、教室から出て行く。
彼らの背中は、まさに漢の背中であった。
暗く長い廊下に、二つの足音だけが静かに響いていた。

コツン、コツン。

あ、なんか地の文に擬音使うのっていいかも。
ってことで次のレスは擬音だけね。

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:08:20.06 ID:pstaIGGdO
支援

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:09:54.11 ID:dhcEOwgT0
コツン、コツン。

タタッ、タタッ。

ざっざっざっざ。

ソローリ。

'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ
'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ
'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ
'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ

ガラッ!

'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ
'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ'`ァ
・・・・・・アッー!




メメタァ!





50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:10:32.11 ID:y2IFC0MV0
これは前衛的な作品だな

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:10:40.85 ID:J28/ZJ5GO
ねーよw

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:11:18.38 ID:dhcEOwgT0
〜状況説明〜

二人は部活後の女子更衣室を覗きに行って見つかった。

〜状況説明終了〜


(メメ#)ω・`)「だから僕は部活前に見に行こうって言ったんだよ」

( ^ω(#;;)「部活後の汗でムッサリした着替えじゃないと見る価値無いだろ、常考」

仲良く互いに頬を腫らした二人が、月の照らす帰り道を反省会を開きながら歩いている。
既に日照時間は短くなっており、時々吹き抜ける風も肌に突き刺さるような冷たさだった。
白く色付けされて吐き出された息は、空に昇って、そして消える。

そんな寒さの中、暗闇の中、それでも彼らは笑いながら行動を共にしていた。
いつまでも今のように楽しく生きていたい、いつまでも笑顔でいたい。
二人はいつも心のどこかで、それを願っていた。

そして、叶う筈の無い永遠に、それでも憧れていた。

(メメ#)ω・`)「はははwwww」

( ^ω(#;;)「うふふwwwww」

「きめぇwwww」
どこからか声が聞こえたような気がした。
だが彼らは、二人だけの世界に留まり続けていた。

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:11:31.09 ID:eVJ1r7oF0
なんという

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:13:36.18 ID:dhcEOwgT0
(´・ω・`)「あれ……? ここにこんな店あったっけ?」

最初に異変に気付いたのはショボンであった。
いつもの友人と歩く、いつもの帰り道。
いつもの帰り道にある、確かな違和感。

『思い出保存屋』

木の看板に書かれた、妙に下手な字が一軒の家屋に掛けられていた。
そしてそれは闇夜の下、妙に存在を主張していた。

( ^ω^)「……? 初めて見る店だお。保存屋……?」

ブーンも店の存在に気付き、訝しげな表情を浮かべる。
毎日通っていた道なのだ。今まで気付かないはずが無い。
しかし気付かなかった。朝もこの道を通っていたはずなのに、だ。

(´・ω・`)「どうする?」

( ^ω^)「何がだお?」

(´・ω・`)「この店に入ってみるかどうかだよ。知的好奇心旺盛な僕としてはどんな店なのか確認してみたいんだ」

( ^ω^)「……」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:15:11.81 ID:dhcEOwgT0
ショボンの目を見てみる。
爛々と輝き、彼の意思は言うまでも無く硬そうであった。
ふぅ、と小さく溜め息を残し、ブーンはゆっくりと口を開く。

( ^ω^)「何言っても無駄そうだおね。……行くかお」

(´・ω・`)「ブーンならそう言ってくれると思ってたよ。じゃあ入ろうか」

言うが早いか、ショボンは既に店の扉に手を掛けていた。
扉をゆっくりと引くと共に、段々と中の様子が明らかになってくる。
埃っぽい匂いが、彼らの鼻に届いた。

('A`)「いらっしゃい」

嗄れた声で店主と思しき男が、カウンター越しに二人を迎えた。
少し古惚けた服を着て、背中は少し曲がっている。
初老を迎える年頃だろうか。彼の顔に刻まれ始めた皺が、彼自身の歴史を物語っていた。

店の中は木造で、店員と客人を区別するカウンター以外、
家具と言えるようなものは無く、出入り口ともう一つの扉がある程度の非常に質素な造りをしていた。

そう、至って普通の空間、のはずであった。しかし、普通じゃないところが一つだけあったのだ。
店の中には壁や天井、床など至る所に写真が貼り付けてあったのである。
それは、彼らの――特にショボンの――気を引かせるには十分な光景であった。

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:15:43.89 ID:J28/ZJ5GO
支援

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:16:14.64 ID:dhcEOwgT0
見れば、まだ真新しい写真から、古ぼけて色が褪せつつある写真もある。
まだ新しい方の写真はまるで生きているかのような瞳の輝きがあった。
だが、色褪せた方の写真達は全て、見ていると何処か引きずり込まれそうな、ゾッとする様な目をしていた。

(´・ω・`)(ここは『思い出』としての写真を『保存』する場所、なのかな……?)

('A`)「で、『保存』するの?」

1人思考を巡らしているショボンと、ただただ夥しい数の写真に圧倒されているブーンを見据え、店主が口を開いた。
発せられた言葉はとてもシンプルで、だが、それだけで事足りる問いであった。

(;^ω^)「保存って……、一体何を保存するんだお?」

未だ周囲の写真を見渡しながら、ブーンは店主に質問を投げ返した。
そんな彼に、店主は半ば呆れた様な顔で答える。

('A`)「表の看板見なかったのか? うちは『思い出保存屋』だ。思い出以外に保存する物なんか無いね」

(´・ω・`)「つまりは写真屋って解釈でおkですよね」

自分の中での解答に行き着いたショボンが、確認を迫る。
その言葉で、どうやらブーンもぼんやりとだが把握し始めたようだ。

('A`)「まぁ5割方そんなもんだな。それで、どうするんだ」

(´・ω・`)(5割方……?)

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:16:26.02 ID:v0rtR6uJO
支援
てか風呂入ってる間に>>1のは終わったのか とりあえず>>1

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:17:45.54 ID:dhcEOwgT0
ショボンの頭の片隅に、何かが疑問を投げ掛けた。
気になる、気にしたくない。解きたい、解けない、解きたくない。
頭の中でたった一つ浮かび上がった疑問点を、ただひたすら反芻させていた。

( ^ω^)「写真撮って保存してくれる店だったのかお。ショボン、どうするお?」

(´・ω・`)「んー……、すみません、代金はどのくらいですか」

ブーンの声で現実に引き戻されたショボンは、とりあえず値段を聞く事にした。
なんといっても彼らは学生、できるだけ高額な出費は抑えたい年頃だ。
実際に店を利用するのにも、自分の財布と相談する必要がある。

しかし、それに対する店主の言葉は、彼らの考えもしなかった回答であった。

('A`)「こんなもん、俺が趣味でやってるような商売だ。無料で良いに決まってんだろ。
   どうしても金を払いたいってんなら、チップみたいな感じで受け取るけどな」

( ^ω^)「うはwwww気前の良いおっちゃんktkr! ショボン、せっかくだし青春の思い出として撮ってもらうお」

(´・ω・`)「……。 そうだね、うん」

('A`)「じゃあさっさと撮影用の部屋に行ってくれ。出入り口とは違う方の扉がそれだ」

そう言って、店主は出入り口とは別の、木目の入った扉を指差す。
二人が扉を開けて部屋に入ると、そこもまた至ってシンプルな構造に、椅子が二脚置いてあるだけであった。

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:18:47.70 ID:dhcEOwgT0
('A`)「うし、お待たせ」

しばらくすると、店主が箱状の物質を手に部屋に入ってきた。
ちょうど手で抱えるのに良さそうな大きさの、なんか描写が面倒な物体だ。
もう良いや。各々ポロライドカメラをイメージして。うん、それ。正解。

( ^ω^)「各々がイメージした感じのポロライドかお? なかなかレトロな趣味なんだおね」

('A`)「まぁこれは俺の商売道具なもんでね。すぐに現像できるから楽で良い。ほら、さっさとそこの椅子に腰掛けな」

(´・ω・`)「……」

( ^ω^)「把握したお」

二人がゆっくりと椅子に腰掛ける。
対面上には古いポロライドを持った店主。
この空間に、それ以外の者は誰一人いなかった。
 
(´・ω・`)「……」

ショボンは未だに、ここに流れる空気に対する違和感を払拭できなかった。
考えてみれば、何もかもがおかしすぎる。
ブーンを誘った事を後悔するほどに、今ではショボンは完全にこの店に疑いを持っていた。

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:19:27.52 ID:J28/ZJ5GO
支援、世にも〜みたいな雰囲気は好物

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:20:02.43 ID:dhcEOwgT0
まず、何故突然この店が現れたのか。
いや、それだけではない。
何故自分がこんな得体の知れない店に入ろうと思ったのか。

確かに自分は好奇心旺盛な方だ。
だが、わけのわからない物事にむやみやたらに首を突っ込むほど愚かではない。
なのに、この店を見た瞬間に、強烈に入店してしまいたくなったのだ。

次に、店内に張り巡らされた写真の数々だ。
何故新しい写真達は、あんなにも生きているかのように撮られているのだろう。
そして、何故色褪せた写真達は、あんなにも生が感じられない瞳をしていたんだろう。

――まるで被写体から奪った魂が、時間が経つにつれ色素と共に抜け出てしまったのかのように。

(´・ω・`)(……魂?)

そこまで考えが至った時に、最後の謎が解け、それは残す疑問を解く鍵にもなった。
最後の疑問、『5割方そんなもんだな』
残りの5割は――?

わかった、ショボンにはその答えがわかってしまったのだ。
全ての疑問が解け、遂に答えに辿り着いた時、

('A`)「じゃあ撮るぞー」

最悪の言葉が聞こえてしまった。

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:21:19.69 ID:dhcEOwgT0
店主の指が今少しでも力を入れられれば、シャッターは切られる。
その前に何とかしなければ。
店主を止める? そんなのは無理に決まってる。

ならば逃げるしかない。
ブーンを見る。あぁチクショウ、なんでこいつVサインなんかしてるんだ。
( ^ω^)v『ぶい!』じゃねーよバカ。

店主を再度見る。ダメだ。もう完全に撮影体勢。
どうする? どうすんの俺?
某CMを真似ても良い考えは浮かばない。続きはWEBで。

混乱する、考えが纏まらない。
何が最善か、考えろ。考えるんだ自分。

店主の顔を見てみる。
笑顔だ、それも途轍もなく邪な。
ダメだ、自分の予想が完璧に当たっていた事がここで再確認された。

とにかく、撮られる前に逃げよう。
シャッターが切られるまであと数秒、間に合うのか?
いや、間に合うのか、ではなく、間に合わせるんだ。

(;´・ω・`)「ブーン! 早く逃げ『カシャッ』

あれ? シャッター音?
クソ、間に合わなk――

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:22:13.78 ID:dhcEOwgT0
ショボンの意識が完全に途絶えた頃。
既にその空間には店主の姿しか残っていなかった。
先程までの気怠そうな顔ではなく、最期にショボンが見た邪な笑顔を貼り付けて。

('∀`)「ハハッ、バカな奴らだぜ。せっかく保存してやるんだから、せめて笑顔で写っとけって話なのにな」

ポロライドから取り出された一枚の写真。
隣の椅子から決死の表情で飛び込んできたショボンと、それに驚くブーンの姿。
まるで生きているかのように、写真の中の彼らの瞳には魂が灯っていた。

('∀`)「ま、精々この写真が色褪せるまでは魂をここに留めておくんだな」

一枚の薄っぺらい写真に向かい、言葉を投げ掛ける。
現実から奪われた彼らの魂は、そこに存在するのであろうか。

('∀`)「これで749枚……もっと、もっとだ。もっとこの呪われたカメラに魂を吸わせてやる!」

店主の笑い声が響く。響き続ける。それは何時になっても止む事を知らない。
外は既に東の空が薄く染まりかけていた。朝を迎える。
健やかな朝風が吹くと共に、それに流されるようにして店は段々と姿を薄くしていった。

それは撮ったばかりの写真から、色褪せた写真に移り変わるように。
写真に閉じ込められた魂が、薄れていくかのように。
気付けば、今はいない二人の『いつもの通学路』は、本当の『いつもの通学路』に姿を戻していた。

古くから伝わる、撮られると魂を抜かれるカメラの犠牲者となった彼らは、既にこの地にはいない。



     ( ^ω^)ブーン達は取られるようです               ――完――

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:23:45.84 ID:J28/ZJ5GO
お疲れ様!

66 : ◆qvQN8eIyTE :2007/12/04(火) 23:23:50.29 ID:dhcEOwgT0
――あとがき――

書きました。
なんか書いちゃいました。
読み直すと「色褪せた写真」あんま意味無いね。死にたい。

久々に書いたわけですがおちんちん。
そう、それはとても美しいおちんちん。
あれ?ツン世話とおちんちんって似てね?

そんな気分で書きました。
読みづらい文章で申し訳ない。
どうもありがとうございまんこ。

ノシノシ











下痢世話の圧力KOEEEEEEE!

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:24:53.85 ID:cZa03CpaO
村人乙!!

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:25:01.54 ID:eVJ1r7oF0
ちょwwww乙

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:35:37.69 ID:106Hencg0
乙!!
そして保守!

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:40:13.17 ID:0GzDSZrQO
村人www乙w

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:54:02.60 ID:hfTyoruy0
終わり?

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 00:06:03.64 ID:XQW0WDFvO
村人いたのかwww
よむほ

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 00:12:16.42 ID:G9I9i7Fi0
マジで終わり?
全員参加とか書いてあったような気が

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 00:16:10.17 ID:iyeifWH+O
>>73
したらば見る限り夏の日はOCN規制みたいだ
あとは知らない

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 00:44:57.01 ID:G9I9i7Fi0
それでも俺はBEを待つ

76 : ◆zS3MCsRvy2 :2007/12/05(水) 00:57:16.64 ID:32J67EBpO
>>74
全規制マジで辛い

明日参加者の方に代理依頼しようと思います。せっかく書いたんですし
参加者の方に迷惑かけて申し訳ない

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:00:50.22 ID:knRJ1erZ0
>>76
携帯投下……ムリか
保守しとくよ

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:10:04.85 ID:QUJasvKJ0
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/male/1194440227/

ちょーおまwwなにこの廃墟スレwww

ゆとりVIPバカにしてるしw
オマエらなんか言ってやれww

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:19:38.26 ID:jbTHXWwDO
2人乙!

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:19:47.07 ID:zgAlznuiO
投下します
お題は『色褪せた写真』

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:24:27.53 ID:wJtXd7cdO
支援してやんよ!

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:25:12.04 ID:knRJ1erZ0
きたきた

83 :メモ消えてました。すみません:2007/12/05(水) 01:30:46.45 ID:zgAlznuiO
その問いに触れるのは心の琴線。
そしてこの子の純然な疑問を解消するために、私の口が紡ぎだす。

幸せで暖かい、蚊帳の外では分からない、彼と私の物語の始まりを。





( ^ω^)「これなんの写真だお?」のようです



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:31:00.52 ID:knRJ1erZ0
んえし

85 :メモ消えてました。すみません:2007/12/05(水) 01:31:32.73 ID:zgAlznuiO
センター試験で四点をとったしぃは、東大に前乗りした。

(*゚ー゚)「ここが最高学府で母校になるとこかぁ……」

後ろに手を組み、スキップスキップ。
実に楽しそうだ。

(*゚ー゚)「パトロールといこうかな〜♪」

両手を広げて、発進。
パタパタと早歩きで動く姿は奇行ともとれる。

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:32:40.29 ID:zgAlznuiO
≡≡≡⊂(*゚ー゚)⊃「ひゅ〜!しぃ様のお通りだぞー!」

輪を作って座る男子学生の中央を突破するしぃ。
地べたに置いた缶を、ボーリングのように吹き飛ばす。

(#´・ω・`)「ちょっと待てやコラッ!!」

⊂(*゚ー゚)⊃

⊂(*゚‐゚)⊃

⊂( ゚‐゚)⊃「……なんですか?」

(#´・ω・`)「人のジュース倒しといて詫び一つ入れられねーのかよ!?何様なんだテメーは!!」

⊂( ゚‐゚)⊃

⊂( ゚‐゚)⊃

⊂(#゚д゚)⊃「私だって好きでこんなことしてんじゃないもんっ!!!」

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:33:19.84 ID:wJtXd7cdO
支援

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:33:20.75 ID:zgAlznuiO
(;´・ω・`)「えっ……」

⊂(#゚д゚)⊃「二浪してんのにまたダメそうだからこうしてんだもんっ!!!」

(;´・ω・`)「そ、そんなに怒らなくても……」

⊂(#゚д゚)⊃



⊂ニニ(゚д゚)ニニ⊃「とりゃあああああ!!!」



学生の首にラリアット。
突然受けた衝撃に、彼はバランスを崩して後頭部を打った。

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:33:52.35 ID:G9I9i7Fi0
これは支援

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:34:49.64 ID:zgAlznuiO
(´・ω・`)「がはっ!!」

Σ(*゚‐゚)(あっ!いけない!!)

(;゚‐゚)(いくらイライラしてたからって……こんなことしていいはずないよね……)

(*゚‐゚)「ごっ、ごめんなさい……」

(;´・ω・`)「ゲホッ……ガッ……急に……しおらしくなったね」

(*゚‐゚)(……悪いことしちゃったなぁ……どうしよう……)

(*゚ー゚)(そうだ!!)

ぽんっと手を合わせるしぃ。
表情が輝き、今にも自画自賛しだしそうな雰囲気だ。

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:35:56.41 ID:zgAlznuiO
(*゚ー゚)「あの……お詫びといっては何ですが……」

(*σー゚)ホジホジ

(*゚ー゚)σ 「鼻くそ食べますか?」

(;´・ω・`)「いやいやいや!食べないよ!!」

Σ(*;゚‐゚)σ「えっ!?私のじゃダメですか?」

(;´・ω・`)「何を言ってるんだ君は……それは食べ物じゃないだろうに……」

(*゚‐゚)(……そんなことないもん。
    『実話ゴンナックル』に男の子は女の子のばっちぃのが好きって書いてあったもん!)

(;´・ω・`)「君は一体何者なんだい?頭が少し可哀想なのかな?」

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:37:17.72 ID:zgAlznuiO
(*゚ー゚)(そうだ!もしかしたら固体が苦手なのかも……!!)

(´・ω・`)「君に関わったのは僕の失敗みたいだ。ジュースのことは不問にするから(ry」


(*゚听)ペッ ・`(;'ω・`)ビシャッ


(,;∵ω・`)「…………」

(*゚ー^)「お気に召しましたか?」

(´つω・`)

(((((#´゚ω゚`)))))「なに考えてんじゃボケエエエエ!!!
          なんでワシの顔面に唾かけんだよおおおおっ!!?」

Σ(*;゚‐゚)「えっ……うぇ……」

(((((#´゚ω゚`)))))「 こ ん な に バ カ に さ れ た の は 」

(((((#´゚ω゚`)))))「生まれて初めてじゃあああああああああああああっ!!!!」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:38:03.05 ID:knRJ1erZ0
支援

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:38:23.83 ID:zgAlznuiO
(;゚‐゚)(怒ってる……一体どうすれば……)

(*゚‐゚)(まてよ……固体も液体もダメってことは……)

(*゚ー゚)「腋の匂いすか!先輩!!」

(´゚ω゚`)「……は?」

(*゚ー゚)「それとも足すか!?ケツすか!?」

バッ(ー゚*(つ )о「存分に嗅いでくだ(ry」


ギャーッ(д;*(つΣ⊂≡≡(・ω・`#)


(*;д;)「……お尻をぶつなんて……酷いです!!!」

(((((#´゚ω゚`)))))「酷いのは貴様の頭の中身じゃあああああいっ!!!
          なんでワシがケツなんぞ嗅がなあかんのじゃあああああっ!!!」

(;゚‐゚)(分からない……この人が分からないよ……)

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:39:14.20 ID:zgAlznuiO
Σ(*゚д゚)(そうか!)

(*゚‐゚)(……あれが欲しいって……暗に要求してるんじゃ……)

(;´‐ω‐`)ゼェゼェッ

(* ‐ )(仕方ない……よね……私が悪いんだし……)

(;´・ω・`)「……ごめん。少し熱くなりすぎ(ry」

(;゚‐゚)「イタッ……イタタタッ!!!」

(´・ω・`)「?」

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:40:12.34 ID:zgAlznuiO
(;>_<)「ん〜〜っ!んん〜〜んっ!!」

(´・ω・`)「……なんでズボンに手を突っ込んでいるんだい?」

(*;д;)「イッタァッ!!!!」

(´・ω・`)「…………」

(*;ー;)σ「ほら抜けましたよ!!どうぞお納めください!!!」

(((((;´゚ω゚`)))))「はあああああ!!?
           いらないよおおおお?僕そんなのいらないよおおおお!?」

Σ(*;д;)σ

(((((#´゚ω゚`)))))「それも食べさせるつもりなのおおおお!?
          どんなグルメでもそれはちょっとキツいんじゃないのかなああああ!?」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:40:28.45 ID:32J67EBpO
支援

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:40:28.68 ID:wJtXd7cdO
しえん

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:40:58.49 ID:zgAlznuiO
゚ミo(*;д;)o彡゜「じゃあいったいどうすればいいのよ!!
          さっきからイジワルばっか言っちゃってさぁ!!」

(((((#´゚ω゚`)))))「言ったじゃんかああああ!
          もう行っていいみたいなことをさああああ!
          なのに君がいつまでもここにいるんじゃないのおおおお!!!?」

(;д;*≡*;д;)「だって許してくれないんだもん!!
          ごめんって言ったのに怒ってるんだもんっ!!!」

(((((#´゚ω゚`)))))「すげええええ許せるよ!!
          今すぐ消えてくれたら気持ち良く許せるよおおおおっ!!!」

(*;д;)「怒鳴ってるじゃんかああああ!
     怒ってるじゃんかあああああ!!!
     もういいよ!分かったよっ!!!」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:41:41.06 ID:zgAlznuiO

(#´゚ω゚`)


(#´゚ω゚`)「あらら!!」


(#´゚ω゚`)「どうしてベルトを外すんだい!?」


( ;ー;)フンッ


( ;ー;)「あなたの望みを叶えてあげるのよ!」


(#´゚ω゚`)


(#´゚ω゚`)「ワッツ?僕には君が何を言ってるか分からないよ」

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:42:36.41 ID:zgAlznuiO
( ;ー;)「とぼけちゃって……」


( ;ー;)「 小 便 す る と こ を 見 た い ん で し ょ ? 」



(#´゚ω゚`)



(#´゚ω゚`)「 誰 か こ の バ カ を 止 め て く れ ! ! 」



(*;д;)「邪魔しないでよおおおお!!!あんたがやれって言ったんじゃんかああああああ!!!」

(#´゚ω゚`)「言ってないよー!!!一言も言ってないよおおお!!!」

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:43:08.26 ID:G9I9i7Fi0
わっふるわっふる

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:43:14.28 ID:zgAlznuiO
(*;д;)「はーなーしーてっ!!!離せってばあああああ!!!」

(#´゚ω゚`)「学舎で放尿すんなってええええ!!君は頭がおかしいんだよおおおお!!!!」



/ ,' 3「ショボン君……」



(#´゚ω゚`)



(#´゚ω゚`)「教授!!!!」



/ ,' 3「いったい何をしているのかね?」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:43:21.06 ID:knRJ1erZ0
わっふるわっふる

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:43:59.27 ID:zgAlznuiO
(#´゚ω゚`)「これはですねー……あのですねー……」

(*;д;)「この人……私にここでおしっこしろって……」



/ ,' 3



/ ,゚ 3




(#´゚ω゚`)




\(#´゚ω゚`)/

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:44:52.30 ID:zgAlznuiO


(*゚ー゚)「それじゃ失礼します」

一礼し、部屋から出るしぃ。
さっきまで、大学側からこってりと叱られていたのだ。

(´・ω・`)「やあ」

(*゚ー゚)「あれ?……待っててくれたんですか?」

(´・ω・`)「ああ、まあね」

(*゚ー゚)「それじゃ一緒に帰りましょう」

(´・ω・`)「うん」

並んで歩く二人。
物憂げに校舎を見る。

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:45:31.66 ID:zgAlznuiO
(*゚ー゚)「……もし合格しても入学拒否だって言われちゃいましたよ」

(´・ω・`)「へえ」

(*゚ー゚)「まあどのみち受かるとも思えませんでしたけどね」

(´・ω・`)「そう」

(*゚ー゚)「先輩はどうでした?」

(´・ω・`)「退学だってさ」

(*゚ー゚)「ついてませんね」

(´・ω・`)「ついてないよね」

気温は低く、吐く息は白い。
滲み夕日が、彼女達を赤く染める。

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:48:35.49 ID:wJtXd7cdO
しえん

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:49:23.15 ID:knRJ1erZ0
しえ

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:51:45.97 ID:knRJ1erZ0
さるか

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:57:28.37 ID:32J67EBpO
支援

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 01:58:10.16 ID:G9I9i7Fi0
しえん

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:00:09.57 ID:zgAlznuiO
(´・ω・`)「ねえ」

(*゚ー゚)「はい」




(´・ω・`)「ぶん殴ってもいいかな」




吹く風は、木枯らしか。
葉がひらひらと舞っていく。

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:01:00.21 ID:JRmgxowe0
>>113
え?やっぱり夏旅のあれにはご立腹なんすねww

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:01:00.45 ID:zgAlznuiO
(*゚ー゚)

(*‐‐)


(* ‐ )




(*^ー^)「ダメェ〜☆」




両手で作る、×マーク。

二人は同時に、駆け出した。

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:01:53.36 ID:zgAlznuiO


(;^ω^)「…………」

Σ(;^ω^)「そっ、それで終わりかお!?」

(*´ー`)「いいえ……その後に紆余曲折があって、パパとママは結婚したの」

膝に乗るしぃの子は、きょとん、というより呆然自失していた。

(*´ー`)「そして貴方が生まれた、幸せな日々を送っているのよ……」

(;^ω^)

(´・ω・`)「ただいまー」

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:02:32.56 ID:zgAlznuiO
(´・ω・`)「おや?その写真は……」

(*´ー`)「フフフ……」

幼子が持つ一枚の写真。

それは東京大学を背にしたウエディングドレスのしぃとタキシードを着た夫の姿。
出会いの場所と果たせなかった夢の残骸を写す、あの頃の想い出の一枚。

今はもう、色褪せてしまった記憶と写真。

しかし目を瞑ればいつだって美しく、蘇る。


そんな、過去。
大事な、恋。

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:03:43.47 ID:zgAlznuiO
終わりです\(^o^)/
下ネタ全開でごめんなさい
合作応援しているので、最後まで走り切ってください!

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:06:27.97 ID:wJtXd7cdO


120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:07:53.00 ID:G9I9i7Fi0


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:07:54.63 ID:knRJ1erZ0
乙乙!

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:17:59.08 ID:32J67EBpO
おつ!

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:36:58.47 ID:wJtXd7cdO
ゲリラ期間中は保守してれば良いのか?

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:43:02.15 ID:7xHywe7bO
乙!
>>123
過疎過ぎだし、景気付けにもこのスレは落として明日改めて立てた方がよくね?

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 02:59:46.12 ID:wJtXd7cdO
マジ切れの過去ログ見てきたけど、落としても問題なさそうだね

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 04:47:59.55 ID:OyoBix0v0





(´・ω・`) 「色褪せた写真」






127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 04:50:44.36 ID:OyoBix0v0
心地よい風が吹いていた。
僕は窓から顔を出し、そしてふと空を見上げる。

(´・ω・`) 「いい天気だ」

雲ひとつな……あー、3つあった。
とにかく、太陽が綺麗に……あー、今は夜だった。

(´・ω・`) 「いい天気じゃないじゃんか」

自分で自分にツッコんだ。
通称「自分で自分に突っ込む」
これ最強。

どの点で最強かと言うと、論理的に見た点。
何よりも、勘とかそういうものが素晴らしいと思う。
どこらへんが素晴らしいかというと、やはり生理的な観点かな。

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 04:52:56.62 ID:OyoBix0v0
(´・ω・`) 「あ、ドラえもんだ」

落ちていたマンガを拾う。
しかし、よく見たらそれはドラえもんではなく、どくえもんだった。

(´・ω・`) 「なんだこれ」

しかも、マンガではなくて小説だ。
意味が分からない。

(´・ω・`) 「あ、さんさん太陽!」

と思ったら今は夜だった。
さっぱり訳が分からなくなった僕は、いよいよ家に帰ることにする。

夜の道は暗かった。
しかし、どこか心地よさがある。
目に見えるもの全てが、血の赤に染まっていた。

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 04:56:39.71 ID:iV+NWEotO
そのネタはやばいwww

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 04:56:48.47 ID:OyoBix0v0
(´・ω・`) 「寒いなぁ」

風は全く吹いていない。
腕につけた体温計を見ると、36度5分。
全くをもって、平均的な温度だ。

しかし、自分は服を着ていない。
何故だろうと思い、近くにある布団にもぐりこんだ。

(´・ω・`) 「どうりで寒いわけだ」

しかし、その布団も中々あたたまらない。
むしろ、何かが僕を冷やしているような感触さえした。

(´・ω・`) 「気持ち悪いや」

気分が悪いので、僕は布団から出る。
その時ちょうど、「ふぅー」という風が吹いた。

(´・ω・`) 「この風はあったかいなぁ」


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 04:59:54.43 ID:OyoBix0v0
(´・ω・`) 「ん、あれれ?」

急に太陽が顔を出した。
それも、もの凄い急にだ。
眩しい、眩しすぎる。

(´うω・`) 「うーん」

僕が顔を下に向けると、そこは真っ白な地面だった。
土もコンクリートもない、ただ真っ白な世界。

(;´・ω・`) 「痛い!!!!!」

急激な痛みが僕の腹部を襲う。
何かに切り裂かれるような、激な痛みだった。

(´;ω;`) 「いやあああああああああああああああああ!!!!!」

僕のお腹に一筋の線が現われる。
それは真っ赤で、だらだらと零れ落ちていった。

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 05:02:33.31 ID:OyoBix0v0
(´;ω;`) 「痛いいいい!!!ごめんなざいいいい!!!!!」

ひたすらに痛い。
とにかく耐え切れなくなって、僕はその場で暴れだした。

(´;ω;`) 「……」

暴れだした途端、その痛みは治まった。
しかし、腹部から流れている真っ赤な血は未だに止まっていない。

(´;ω;`) 「だれ?」

誰かが、僕の体を触った。
しかし、どう考えても人間の手の感触ではない。
全く、人間の温かみを感じない冷たさだったのだ。

(´;ω;`) 「ねぇ、ここはどこなの?」



133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 05:04:58.55 ID:OyoBix0v0
答えはどこからも帰ってこない。
とにかく意味が分からなくなって、僕はその場に寝転んだ。

今度は全然寒くない。
自分は裸だと思っていたが、いつの間にか服を着ていたようだ。

(´・ω・`) 「ほっほーう」

お腹の線が消えていく。
何かにつながれたような感触がして、不思議と気持ち悪かった。

しかし、僕はとつぜんお腹が空いた。

(´・ω・`) 「おかしちょうだい」

誰に言うでもなく、言葉を口にする。
すると、目の前に高級マスクメロンがあらわれた。
ちょっと考えると、それは高級ロマネスクメロンになった。



134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 05:07:50.19 ID:OyoBix0v0
僕はそれを食べた。
途中で全部吐いた。
美味しかったけれど、何だか吐きたくなった。

(´・ω・`) 「ん?」

気付けば、僕は尻から排泄物を垂れ流していた。
ぼたぼたと落ちるソレは、先ほど食べたメロンと同じ形をしている。

(´・ω・`) 「新陳代謝だ」

そんなことはないけれど、そう思うことにしよう。
なぜならば、僕は今もうれつに眠いからだ。

(´・ω・`) 「おやすみー」

誰かが呼び止める声がした。
誰かの泣く声がした。
静かに僕は目を閉じた。
その瞬間、僕は息を引き取った。

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 05:08:42.68 ID:OyoBix0v0






(´・ω・`) 「終わり」






136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 07:46:16.54 ID:iyeifWH+O
乙、何かを超越しているw

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 08:03:01.89 ID:4A57HvcJO


138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 10:27:45.72 ID:+vgKJv2X0


139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 11:06:32.75 ID:8aywJEyhO
まだあるんだ。

夕方まであったら投下しまう

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 12:26:50.59 ID:UfD4S5KSO
>>139
あ、あたしだって投下するんだからっ

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 12:45:35.85 ID:+vgKJv2X0
ならぼくも!

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 13:46:49.07 ID:k9q1kRRl0


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 14:02:40.13 ID:YCdCqFJg0
     ______刀、           , ヘ
   /__.))ノ/: : : \_____/: : : : ヽ、
   .|ミ.l _  ._ i.、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
  (^'ミ/.´・ .〈・.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
  .しi ///r、_)u|   `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
    |  `ニニ' /          /: : : :/
   ノ `ー―i         /: : : : :/
                /: : : : :/         、
.               /: : : : :/            |\
               ,': : : : /              |: : \
               i: : : : :{             |: : : :.ヽ
               {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :} こ、これは乙じゃなくて
               '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : / わしが育てたポニーテールなんだから
                \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ   変な勘違いしたらイカン!
                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 14:36:04.83 ID:k9q1kRRl0


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 15:20:18.32 ID:k9q1kRRl0


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 15:50:56.30 ID:UfD4S5KSO


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 16:44:00.35 ID:k9q1kRRl0


148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:04:24.73 ID:I8iWEdzi0
BE

149 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 17:27:44.06 ID:4SlWwHr70
投下します

150 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 17:34:44.60 ID:4SlWwHr70

ξ゚听)ξ「あー、ダルイ……」

昼休み。
私はいつものように、屋上でご飯を食べる。

ξ゚听)ξ「なんでこんな高校にきちゃったんだろ……」

親に無理やり受験させられ、仕方なく入ったこのヴィッパー高校。

付属式で、中学から大学までエスカレーターのあるこの学校。
入学時には、すでに付属上がりの仲良しグループができており、入る隙間すらなかった。

ξ゚听)ξ「あー、もういや! 今日はサボろ!」

六間目は、確か世界史の授業だ。
荒巻先生なら、別に怒られる心配もないだろう。

私は鞄を持ち、屋上の出口へ視線を向けた。


151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:36:36.16 ID:EjLuKdDoO
しえんするよ!

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:37:38.55 ID:w2b8j/twO
支援

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:39:11.76 ID:jVQDuVWhO
私怨

154 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 17:39:26.77 ID:4SlWwHr70

( ^Д^) 「……見つけたぞ。HIME」

ξ゚听)ξ「へ?」

声を掛けられた。
出入り口から現れたのは、見たこともない男子生徒。

知り合いに、こんな人いたっけ……?

ξ゚听)ξ「あの、どこかでお会い――――」


( ^Д^) 「その器、いただくぞ」


瞬間。


銀色に光る、鋭利な何かが、男の手に現れた。




155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:42:18.99 ID:w2b8j/twO
支援

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:43:27.69 ID:jVQDuVWhO
死円

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:43:58.65 ID:X+i3EB8JO
( `ω´)エクシード!

158 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 17:47:47.25 ID:4SlWwHr70

ξ;゚听)ξ「っ!?」

男の手にあるのは、刀だ。
どこに隠し持っていたのか、時代劇に出てくるような、日本刀である。

ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと何それ。あんた、演劇部?」

( ^Д^) 「……」

何も言わず、男は刀を振り上げる。

まさか……切るつもり……?

状況が、よくわからない。

新手の嫌がらせか何かだろうか。
それとも、これは夢なんだろうか。

( ^Д^) 「破ッ」

ξ;゚听)ξ「――――!!」

そこまで考えた所で、私の思考は停止した。
高く掲げられた刀が、自分目掛けて振り下ろされたのだ。


159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 17:52:46.41 ID:w2b8j/twO
支援

160 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 17:54:24.78 ID:4SlWwHr70

迫りくる刀に、私は目を瞑り、この状況を思考する。

恐らく、これはイジメというものなんだろう。
女子の誰かが、いつも一人ぼっちの私に、面白半分でこんないたずらを仕掛けたんだ。
どうせ、刀も作り物で、怯えてる私を陰で笑うのだろう。

ξ;゚听)ξ「……あれ?」

痛みが来ない。
衝撃もない。

私は不思議に思い、目を開ける。

( ^Д^) 「やはり居たか、SAMURAI」

('A`)「やっと姿を現したか、NINZYA」

目前で、やせ細った男が、私目掛けて振り下ろされた刀を、刀で防いでいる。


161 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:01:07.93 ID:4SlWwHr70

('A`)「易々と、HIMEをお前らに渡すわけにはいかないんでね」

( ^Д^) 「ならば押し通るまで」

('A`)「やってみな」

火花が、弾けた。
キン、という音を立て、重なった刃が離れる。

ξ;゚听)ξ「え、な、何なの?」

('A`)「初めましてだな、HIME。俺はドクオ……って、自己紹介は後でいいか。
    悪いけど、危ないから離れててくれ」

ξ゚听)ξ「姫……?」

姫って、私の事だろうか。


( ^Д^) 『壱ノ太刀 螺旋(らせん)』


ξ゚听)ξ「きゃっ!」

男が何かを呟いた瞬間、その手に持った刀に青白い光が走る。

('A`)「ふん、壱の太刀か」


162 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:06:11.46 ID:4SlWwHr70

( ^Д^) 「逃げ場はないぞ。どう避ける? SAMURAI」

ξ;゚听)ξ「な、何……!? 発光ダイオードでも入れてるの?」

( ^Д^) 「発光ダイオード……? ははは、違うな。これは壱の太刀 螺旋。
      己の中にある気孔力を、螺旋状に刀へ付属した、絶対必中の太刀だ」

ξ;゚听)ξ「言ってることがわからないわよ! 何なの、あんた達は!?」

('A`)「HIME、下がっていろ」

ドクオという男が、私より前に一歩出る。

ξ゚听)ξ「ちょっと……」

('A`)「俺があんたを護る。武士の誇りにかけてな」



163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:06:52.83 ID:TMRpg6px0
支援

164 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:09:17.17 ID:4SlWwHr70

男が薄ら笑いを浮かべ、刀で円を描く。
そして、

( ^Д^) 『螺旋』


刀に纏われた青白い光が



              時を、破壊した。





165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:09:34.71 ID:TMRpg6px0
支援

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:13:15.31 ID:UfD4S5KSO
うはwww来てたwwwwww

167 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:13:57.38 ID:4SlWwHr70

ξ;゚听)ξ「きゃああああっ!!」

頭の中に、直接手を入れられたような不快感が襲い掛かる。
青白い光の中で、16年間蓄えた、あらゆる記憶が引き出される。

( ^Д^) 「螺旋は、対象の『時』を破壊する。
      貴様の脳内にある、全ての時をな」

ξ;゚听)ξ「あ、ぐ……」

あまりの苦しさに、ふらふらとよろめく。
記憶が呼び覚まされては消え、頭の中が徐々に白に染まっていく。

苦しい。
何かが……私の中に……!!


('A`)「くだらんな」

( ^Д^) 「何?」

('A`)「HIME、今、目を覚ましてやる」

ξ;゚听)ξ「……え? ……何……?」



168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:14:07.90 ID:TMRpg6px0
支援

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:15:10.92 ID:UfD4S5KSO
支援

170 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:17:37.62 ID:4SlWwHr70

('A`)「零の太刀、刹那」

ドクオの手にある刀に、赤色の光が纏われた。
瞬間、霧が晴れるように、青白い光をかき消していく。

ξ゚听)ξ「う……あれ? 苦しく、ない」

頭にあった不快感も、一瞬で消える。
まるで、さっきまでの状況が嘘だったかのように。

(;^Д^)「馬鹿な、螺旋が……!!」

('A`)「所詮は幻術。壱の太刀に時を破壊するなどの芸当は不可能……」

( ^Д^)「ならば、仕方ない。直接、仕留めるまで!」



171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:18:16.82 ID:TMRpg6px0
支援

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:19:45.28 ID:UfD4S5KSO
支援

173 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:20:57.87 ID:4SlWwHr70

ξ;゚听)ξ「危ない!!」

男が、瞬間移動するかの如く、神速でドクオに切りかかる。
刀がドクオを切り裂こうとした、


              その『刹那』


('A`)『零の太刀、刹那』


(;^Д^) 「な……が……!?」



男のいる時空……否、次元が歪んだ。

男の体、その周囲までもが、歪んでいる。

まるで、ブラックホール。

惑星と惑星によるビックバンとでも、言えばいいのだろうか。
そういった現象が、目の前で、小規模ながらもおこっている。


174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:21:30.43 ID:TMRpg6px0
支援


175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:22:08.21 ID:JRmgxowe0
支援

176 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:24:26.87 ID:4SlWwHr70

(;^Д^) 「ぐ、あ、あ、あ、あ、あ、ぁ――――」


悲鳴を残し、男の存在が消えた。

消えたのだ。

消滅。

存在していた物が、消えた。

これは、信じがたい事だが、事実であった。

ドクオが刀をおろすと、止まっていた時が、動き出した。

ξ;゚听)ξ「き、消えた……?」

('A`)「別次元に飛ばしただけさ。今ごろ、永久に出られない空間で流れ続けてるだろうよ」


177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:24:51.29 ID:aZ5HkuG20
なんてこった

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:25:34.21 ID:TMRpg6px0
支援

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:25:42.95 ID:JRmgxowe0
次元のゆがみ=ブラックホール=ビッグバン


          ?
・・・・・・( ゚Д゚)  ?

実に難解な方程式だ。

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:26:32.27 ID:jVQDuVWhO
刹那・F・セイエイ

181 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:26:58.05 ID:4SlWwHr70

急に体の力が抜け、その場に座り込む。
何が何だかわからず、私はただ呆然としている。

('A`)「HIME、大丈夫か?」

ξ゚听)ξ「え、ああ。はい。……って、姫って私のこと?」

('A`)「そうだ」

ξ;゚听)ξ「あの、意味がわからないんだけど。どうして私が姫なの?
      後、今しがた目の前で起こった事は夢? それとも現実?」

('A`)「全て現実だ、HIME」

ドクオは刀を置き、その場に胡坐をかいた。


182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:28:41.96 ID:TMRpg6px0
支援

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:29:06.56 ID:JRmgxowe0
ビッグ・バン
……宇宙の最初期の状態、とてつもなく高い密度と温度の状態のこと。
  あるいはその状態からの膨張(一種の爆発)のこと。

宇宙の最初の状態だから惑星なんか生まれてないはずなのに、「惑星と惑星のビッグ・バン」とはいかに?

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:29:20.30 ID:4YK+gBKXO
支援

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:29:49.81 ID:aZ5HkuG20
>>184
あれだほら、比喩ってやつだ

186 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:30:27.67 ID:4SlWwHr70

('A`)「俺はドクオ……っと、名前はもういったな。
    コードネームはSAMURAI。EDOの、特別護衛班隊長だ」

ξ゚听)ξ「江戸……? 侍? それって、日本史とかに出てくるやつ?」

('A`)「そうだと思う。だが、俺のいた世界の次元と、ここの次元の歴史ではいささか勝手が違うようだがな」




187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:30:51.34 ID:TMRpg6px0
支援

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:31:31.81 ID:4YK+gBKXO
次元が歪んだんだから三次元の定義など通用しない!
難しいこと言われてもわからん

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:32:43.37 ID:UfD4S5KSO
エド!! サムライ!! ニンジャ!! /^o^\

190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:33:38.47 ID:JRmgxowe0
なんだかんだ言うけど頑張るヤツは好きなんだぜ、支援

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:35:18.97 ID:2qSDdWyw0
1ふじ
2たか
3なす
4の5のいわずに
6ボンカレー

って、前にえなりがしてたよな

192 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:36:39.40 ID:4SlWwHr70

次元、世界、歴史。
いまいちつながりを見出せない言葉を置いて、ドクオは話を続ける。

('A`)「簡単に言えば、異世界からの使者って言った方が正しいかな」

ξ゚听)ξ「異世界!?」

('A`)「そうだ。さっき襲ってきた奴らはNINZYA。力の為なら何でもする、いわばタチの悪いごろつき連中だ。
    そして、俺達はSAMURAI。そういう奴らの悪さを押える為に存在する組織みたいなもんかな」

ξ;゚听)ξ「……」

('A`)「まさか奴らが、異世界にまで手を出すとは……想像の範囲外だった。
    それに、実際にHIMEがいるとは思わなかったしな」

ξ;゚听)ξ「HIMEって、私の事?」

('A`)「そうだ。あんたは――――」


チャイムの音が、ドクオの言葉をかき消す。

瞬間、ドクン、と心臓が高鳴った。



('A`)「HIMEGAMIの素質を持つ、器だ」



193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:37:49.71 ID:TMRpg6px0
支援

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:38:02.89 ID:JRmgxowe0
ニ・・・ニンザ?

195 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:40:02.48 ID:4SlWwHr70

――――


色あせた写真に写る、一人の少女。
私だ。笑顔を浮かべている、幼い頃の自分。

右隣に居るのは、お父さん。
左隣に居るのは、お母さん。


違う。
私は生まれた。薄暗い、白い部屋の中で。
白衣を着た人々の歓声と共に。



     そのコードネームは――――HIMEGAMI
     次元を超えて、全てを無に『カエスモノ』





196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:42:30.03 ID:UfD4S5KSO
支援

197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:42:43.01 ID:kSFSScoEO
砂漠が終わったら俺も投下するんだ……


支援

198 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:44:09.02 ID:4SlWwHr70

SAMURAI・ドクオと出会い、私の本当の運命が動き出す。
全ての軸を巡り、ぶつかり合う勢力。

その鍵を握るは、『HIMEGAMI ツン』


('A`)「全てを無にかえすつもりか……ツン!」




            ξ゚听)ξはHIMEGAMIのようです


               始まりの終わり


―了―

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:44:49.56 ID:jQ6O0uux0
この厨二っぷりがたまらん

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:45:14.81 ID:TMRpg6px0


201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:45:17.22 ID:fnYegfdh0
乙!!!!

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:45:27.42 ID:kSFSScoEO
乙!!

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:46:25.55 ID:jVQDuVWhO
乙シード

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:46:28.43 ID:aZ5HkuG20
乙、激しすぎるぜ

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:46:47.09 ID:4YK+gBKXO


206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:48:02.13 ID:TMRpg6px0
不躾ですが、夜時間がとれそうにないので投下します。

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:48:31.29 ID:kSFSScoEO
つぎ投下と行きたいんだが、私用が入っちまった


皆さん先にドゾー

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:48:37.58 ID:UfD4S5KSO
乙シード!!

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:48:59.93 ID:TMRpg6px0
 杉浦ロマネスクは僕にとってのヒーローだった。

 彼は僕が中学生になり、野球部に入部した年にプロ野球選手となった。
僕が球拾いと雑用に明け暮れていた年、
彼は2軍で18歳の体をいじめぬいていたらしい。

 僕がようやくベンチに入るようになった年、
ロマネスクは1軍に上がり、初登板を果たした。
4回表、8-2と負けている場面だった。

 彼は得意のスライダーを速球と織り交ぜてその回を0点に抑え、
その後3イニングスを5奪三振の無失点で切り抜けた。

 僕をはじめ、数少ないニュー速ヴィッパーズファンは歓喜した。
これはすごい選手が現れたぞ、と思ったものだった。

 僕が中学3年生になった年、つまりその翌年、
ロマネスクは中継ぎ投手として1シーズンをフル稼働することとなった。

 若い彼は46試合に登板し、
防御率2.35 5勝2敗3セーブという好成績を残した。
そして彼は新人王のタイトルを獲得した。

 その年に飛びぬけた成績を残した若手が他にいなかったことも
原因のひとつではあるけれど、
それまでに中継ぎ投手が新人王のタイトルを獲得した記憶は僕にはない。

 僕はその年、中学野球でエースとして県大会に優勝した。
おそらく僕は、彼の活躍を自分と重ねて見ていたのだろう。
僕はロマネスクの熱狂的ファンとなった。

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:49:00.33 ID:0/+5n3Zf0
乙シード!

211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:50:16.86 ID:TMRpg6px0
 その翌シーズン、
ロマネスクは先発ローテーションの一角を任されることとなる。
僕がその予想を知ったのは、
高校受験が無事合格に終わった日の夜に見たスポーツニュースでのことだった。

 コメンテーターの話によると、監督がインタビューで
ロマネスクの起用法についての質問を受けた際に、
そのことを示唆したとのことだった。

 僕はそれを自分のことのように喜んだ。
自分はロマネスクはどこか見えないところで繋がっている、と
僕は勝手に思い込んでいた。

 ロマネスクはこの後もすごい選手に成長していくだろうと思われた。
彼には類まれな速球と、
その若さにして『やつの他には投げることができない』と形容されるほどの
スライダーをもっている。
マウンド度胸も十分であり、コントロールも悪くない。

 そして、その成長と共に、僕もどこまでもいけるような気がしていた。
僕の前には無限の可能性が広がっていると思っていたのだ。

 僕が高校1年生となり硬球をはじめて握った年、
僕は再びその確信を強めることとなった。
僕はロマネスクとどこか見えないところで繋がっている。

 僕は1年生の実力を測るための練習試合に先発登板した。
ロマネスクばりの速球を投げようと力を込めた肩に激痛が走り、
僕はそれきり痛みなしにボールを投げられなくなったのだ。

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:51:23.32 ID:TMRpg6px0
 ロマネスクの初登板は、予想通り先発でのものとなった。
僕が肩を壊した練習試合の2週間後のことだった。
僕は、その試合をテレビの前で見守っていた。

 ロマネスクはさほど緊張している様子も見せず、
まだ綺麗なままのマウンドに丁寧に足場を作っている。

( ・∀・)「さあ今季初登板となる杉浦ロマネスク、先発での登場です」

 実況のモララーがマイクに向かってそう言った。
杉浦のピッチングはどうなるでしょう、と解説の渋沢に話を振る。

 この世界、1つ武器があれば生きていける、と渋沢は言った。
 _、_
( ,_ノ` )「2つあれば一流選手だ。
    杉浦にはどこに出しても恥ずかしくないストレート、
    そして彼にしか投げられないスライダーがある」

( ・∀・)「杉浦は一流選手ということでしょうか?」

 使いようによってはな、と渋沢が答える。

 ロマネスクは大きく振りかぶり、第1球を投げた。

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:51:56.52 ID:UfD4S5KSO
支援

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:52:30.34 ID:TMRpg6px0
 ロマネスクの右腕から放たれたストレートは
一直線にキャッチャーミットへ吸い込まれていった。
左打席に入っている先頭打者は、何もできずにそれを見送った。

 ストライク、と主審が宣言する。
球場は不思議な静けさに包まれていた。
それはロマネスクのまとう空気に他ならない。

 いつもは数少ないながらもそれを感じさせない活発さで
鳴り物を鳴らし応援歌を叫ぶヴィッパーズファンたちも、
キャッチャーから投げ返されたボールをロマネスクが受け取り
揉むようにして手に馴染ませているのを静かに見守っていた。

 すべてがロマネスクの支配下にある。

 僕はテレビの前でそれを見つめ、
なんとかコップの中身をこぼさずにテーブルに置くのが精一杯だった。

 続く第2球、ロマネスクは再び大きく振りかぶり、
矢のような速球をキャッチャーミットへ投げ込んだ。
148キロ、とテレビ画面に表示される。

 ロマネスクの放つ球は、そんな数字では表しきれない何かを持っていた。

215 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:53:08.49 ID:4SlWwHr70
短編にしようと頑張ったけど無理でした。
ゲリラということで、でしゃばってしまって、どうもサーセン。
願い合作、頑張ってください。

そうそう、僕が書いている砂漠の方も、よろしくお願いします。
( ^ω^)は砂漠に生きるようです、というタイトルで、ただいま十五話まで更新されております。
オススメなので、ぜひ一読の方と、感想をお願いします。

タイトルは、( ^ω^)は砂漠に生きるようです

まとめサイトさんは、オムライスさんです→http://vipmain.sakura.ne.jp/418-top.html

感想は、感想ページ、又はどこか目に付くところに書いて頂ければ、励みになります。
では、またどこかでお会いしましょう。
本日は誠にありがとうございました。では、さようなら。

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:53:33.85 ID:TMRpg6px0
( ・∀・)「ツーナッシングと追い込みました、
      昨年新人王のロマネスク。
      ここは3球勝負に出るでしょうか?」

 モララーが話を振るけれど、渋沢はそれに答えない。
モララーのフォローが入るより先に、
ロマネスクは大きく振りかぶっていた。

 ストレートだな、と渋沢が呟くのが聞こえた。
先頭打者がバッドも振れずに見送ったものは
はたして150キロのストレートであり、
主審はストライク、と宣言した。

 三振である。
三振した先頭打者は、
しかしその場にしばらく立ちすくんでいた。
すぐに立ち去るよう主審に促されるのが普通であるけれど、
誰も口を挟めない。

 ロマネスクは帽子を被りなおし、静かにボールを両手で揉んでいた。

217 : ◆ExcednhXC2 :2007/12/05(水) 18:54:01.90 ID:4SlWwHr70
やべ、投下中だった、失礼しました。
支援!!!!!!!!

218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:54:16.64 ID:TMRpg6px0
( ・∀・)「杉浦ロマネスクの立ち上がり。
      渋沢さん、いかがでしょう?」

 いいねぇ、と渋沢が答える。
 _、_
( ,_ノ` )「引退しなければ良かった、とおれは今考えている」

 こんなことははじめてだ、と彼は言った。

 渋沢は一昨年引退した名バッターだった。
ホームラン王を2回、打点王を3回取っている。

 彼は32歳の若さで引退した。
そして、引退の理由を誰にも明かさなかった。
故障説、監督との不仲説など諸説乱れ飛んだが、
渋沢はそのいずれに対しても同意することも否定することもなかった。

 現在34歳。
現役復帰を決心すれば、決して不可能な年齢ではない。

( ・∀・)「それは現役復帰を考えているということでしょうか?」

 それはない、と渋沢はやんわりと否定した。
 _、_
( ,_ノ` )「おれはもうバットは持たないよ。
    ただ、惜しいな、と少し思ったんだ」

 ロマネスクは5球を使い、2番打者を三振に討ち取った。

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:54:28.30 ID:UfD4S5KSO
>>215
乙乙

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:54:56.85 ID:wc585wn3O
>>215
なぜ二回言ったんだよwwwww

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:56:02.84 ID:TMRpg6px0
 ロマネスクはその大きなつり目を一杯に広げ、
キャッチャーの出すサインを覗き込んでいる。

 やがて、キャッチャーに頷いて見せた。
大きくひとつ息を吐き、小さな体をいっぱいに使って振りかぶり、
3番打者へとボールを放つ。

 ストレートのつもりで振ったのであろう彼のバットを
潜り抜け、ボールはキャッチャーミットへと吸い込まれた。
スライダー、と画面に表示される。

( ・∀・)「初球はスライダー。
      本日はじめてのスライダーは、
      やはり杉浦特有のキレを持っていました」

 そう言われて僕は、ロマネスクがこれまで
ストレートしか投げていなかったことに気がついた。

 ロマネスクは、キャッチャーのサインに首を振ることなく
淡々とボールを投げていく。
1球をファールにしただけで、
ボールを前に飛ばすことなく3番打者は討ち取られた。

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:57:22.44 ID:TMRpg6px0
 ロマネスクは3イニングスを完璧に抑えた。

 彼は9人のバッターに対して42球を放り、
4つの三振を奪い取っている。
誰一人としてファーストベースを踏めたものはいない。

 ロマネスクの成功は約束されたものであるかのように思われた。
僕の肩は故障しているけれど、じきに治るに違いない。
ロマネスクの好投がそれを示唆しているのである。

 4回表、ロマネスクは1番打者と本日2度目の対面を果たした。

 そして、あっさりとセンター前へヒットを打たれた。

 ロマネスクのストレートがバットに当たった音が聞こえた瞬間、
僕は小さく息を呑んだ。
それは、僕にとって予想外の事態だったのだ。

 僕の口は何かを言おうとした形のままで固まった。
喉がカラカラに渇いていた。

 帽子を被り直したロマネスクが2番打者に投げたボールは、
ストライクと宣告されなかった。
嘘だろ、と僕は呟き、2週間前に壊れた右肩を無意識にさすった。

 鋭い痛みが僕の肩を走り、2番打者はライト前へボールを運んだ。

223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:57:35.01 ID:0/+5n3Zf0
しえん

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:58:13.02 ID:UfD4S5KSO
んえし

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 18:58:13.05 ID:TMRpg6px0
 もう二度と君が全力投球をできることはないだろう、と
僕は主治医に宣告された。
そうして僕が絶望の中に突き落とされたとき、
ロマネスクもまた絶望の中に突き落とされていた。

 彼はそれまでに3試合に先発登板していた。
1試合目は4回1/3を投げ、6失点。
2試合目は3回2/3を投げ、4失点。
そして3試合目に至っては初回から打ち込まれ、
彼はそれ以降先発の座を奪われた。

 僕は野球部を辞めた。
野球の中継も見なくなった。
もちろん球場に足を運ぶこともなくなったし、
ロマネスクの近況を調べることもしなくなった。

 僕はそれまで、ニュー速ヴィッパーズは弱いなりに
熱狂的なファンに支えられていると思っていた。
しかし、それは僕の勘違いに過ぎなかったらしい。

 野球を遠ざけた生活を送り出した僕の耳には、
ほとんどニュー速ヴィッパーズの情報が入らなくなっていた。

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:01:09.59 ID:UfD4S5KSO
支援

227 : ◆U9DzAk.Ppg :2007/12/05(水) 19:01:59.19 ID:8aywJEyhO
さるった。
厳しくなってねー?

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:04:45.83 ID:fnYegfdh0
支援

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:05:44.15 ID:TMRpg6px0
 野球をやめた僕は、勉強せざるを得なくなった。
幸いにも僕は浪人することなくそれなりの大学に進学できた。
大学では何人かの友達ができ、特に1人と仲良くなった。

 彼の名前はジョルジュといった。
  _
( ゚∀゚)『今から行くから』

 ジャージ姿でだらりとしていると、ジョルジュからメールが届いた。
彼はいつも僕の予定を訊くことなどせず、
『今から行く』と連絡してくる。
それは僕の小心にはできない行動なので、
僕は迷惑がりながらもそこにシビれ、憧れていたりした。

 僕の部屋に上がり込んだジョルジュは
途中で買ってきたという大量のチーズバーガーを
食卓代わりのコタツに積み上げた。

 多いだろ、と僕は呆れて呟いた。
  _
( ゚∀゚)「お前さ、そんなちまちま食っててどうすんだよ。
    たくさんあった方がおっぱいだろーが」

 続いてフライドポテトを展開させ、ジョルジュは僕にそう言った。
僕は苦笑いを浮かべ、冷蔵庫からビールを取り出した。

230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:07:25.99 ID:TMRpg6px0
 僕たちはジャンクな夕食をむさぼりながら、
テレビを眺め、放送内容に関する勝手な意見を投げ合っていた。

 CMが流れはじめたのを機にチャンネルを回していると、
不意に野球番組が流れだした。
すぐにチャンネルを変えようと思ったが、それは僕にはできなかった。

 野球番組では選手にインタビューが行われており、
受け答えをしているのは杉浦ロマネスクだったのだ。

(*゚ー゚)「昨シーズンから抑え投手として使われだし、
    目覚しい活躍をされていますよね。
    何か秘訣があるのですか?」

 インタビュアーはそう訊いていた。

 抑え投手? 目覚しい活躍?
僕はリモコンをコタツに置き、食い入るように画面を見つめた。

 別にない、とロマネスクは答えた。

( ФωФ)「ストレートを投げ、スライダーを曲げる。
       そして相手を押さえ込む。
       我輩がやるのはこれだけである」

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:08:49.91 ID:0/+5n3Zf0
しえん

232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:09:07.30 ID:UfD4S5KSO
支援

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:09:10.19 ID:TMRpg6px0
 生まれつき野球にまったく興味がないジョルジュは退屈そうに欠伸をした。
  _
( ゚∀゚)「なんだよ。チャンネル変えねーのか?」

 僕は彼に構わなかった。
ジョルジュは小さく舌打ちし、足を投げ出してその場に寝転んだ。

 テレビではインタビューが続けられている。
ロマネスクは僕が知っているロマネスクとほとんど変わっていないようで、
しかし、彼は再び自信に溢れていた。

(*゚ー゚)「昨シーズンは30試合に登板し、28セーブを挙げられました。
    これは素晴らしい数字だと思います。
    しかし、セーブ王のタイトルに手が届くには、
    8セーブポイントも足りません」

 その辺りをどうお考えですか、と彼女は訊いた。
かなり突っ込んだ質問だ。
ニュー速ヴィッパーズはまだ弱小なのか、と僕は思った。

( ФωФ)「それは、強い球団に移籍しないのか、という意味の質問か?」

(*゚ー゚)「専門家の中には、弱小チームの抑え投手には
    存在価値がないとおっしゃる方もおられます」

 くだらんな、とロマネスクは言った。

( ФωФ)「我輩はストレートを投げ、スライダーを曲げ、相手を押さえ込む。
       そしてヴィッパーズファンは我輩に声援を送ってくれる。
       これ以上に何を望むというのであろう」

234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:11:41.06 ID:UfD4S5KSO
僕っ子で想像すると萌える!!
ふしぎ!!

235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:11:49.92 ID:TMRpg6px0
 インタビュアーはにっこりと微笑んだ。
その後のインタビューは穏やかな質問へと変わり、
僕は冷めたフライドポテトを時折つまみながらそれを眺めた。

(*゚ー゚)「では最後にお聞きします。
    何かファンの皆様に望まれることはおありですか?」

 彼女は締めくくりにそう訊いた。
ロマネスクは少し考え込み、やがて小さく微笑んだ。

( ФωФ)「ヴィッパーズファンには満足している。
       熱い応援をしてくれるし、彼らの愛が感じられる。
       ただ、絶対数が少ないな。
       ラウンジなぞの同期にファンレターの数を自慢され、
       くやしくなることがなくもない」

(*゚ー゚)「ですって。
    ファンの皆様、この放送を見られましたら、
    是非杉浦選手にファンレターを!」

 それでは時間となりました、とインタビューが終わりを告げた。
僕はチャンネルを再び回し、
しかし頭の中ではロマネスクへの興味が再燃している。
  _
( ゚∀゚)「だってよ。お前、ファンの皆様か?」

 隠れファンか、とジョルジュは寝転がったままで僕に訊いた。

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:13:54.66 ID:fnYegfdh0
支援

237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:14:16.13 ID:JRmgxowe0
早く続きを!!

238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:14:19.70 ID:UfD4S5KSO
支援

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:14:33.36 ID:TMRpg6px0
 そうだ、と僕は頷いた。
渇いた喉をビールで癒し、
僕はロマネスクファンなんだ、とジョルジュに言った。
  _
( ゚∀゚)「じゃあファンレターだな。出してやれよ」

 嬉しいもんだぜ、とジョルジュは言った。
彼はとてもサッカーが上手いので、
ファンレターの1通でももらったことがあるのかもしれない。
僕はなかった。

 そうだな、と僕は頷くと、パソコンを起動させようと
パソコンデスクに移動した。
  _
( ゚∀゚)「おい、何してんだよ」

 しかし、ジョルジュは僕を止めた。
なんだよ、と彼の方を向くと、
お前何もわかってねーのな、と彼はわざとらしくため息をつく。
  _
( ゚∀゚)「メールじゃだめだよ。手紙書け。
    相手に気持ちを伝えるなら、手書きの文字が一番だろ」

 年賀状を印字で送り、
女の子への告白をメールで行うにもかかわらず、
驚くほど堂々とジョルジュは僕に言った。

240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:17:03.52 ID:JRmgxowe0
支援

241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:17:09.44 ID:TMRpg6px0
 翌日僕は学校帰りに文房具屋に行き、封筒と便箋を購入した。
ファンレターを書くためだ。
ここ数日、僕はインターネットを通じてロマネスクの情報を仕入れ、
空白の期間をなんとか補完しようとしていた。

 ロマネスクは、僕がボールを握らなくなった後も
黙々とボールを投げつづけていた。
彼の課題は緩急のなさである、と渋沢のコラムが載っていた。

 ロマネスクのストレートはとても速い。
そしてスライダーはそれとほとんど変わらない速さでグイと曲がってくる。

 しかし、その他の球を持っていないのだ。
そのため打者が2巡3巡とすると捕らえられる。
渋沢はそう分析していた。

 しかし、と彼はロマネスクに関するコラムを締めくくる。
 _、_
( ,_ノ` )『しかし、おれは彼に
    緩急を使った賢いピッチングなど覚えて欲しくはない。
    ふたつだけを武器にして、問答無用でねじ伏せる。
    効率は悪いのだろうが、おれはそこにロマンを感じるのだ』

 使いようによっては一流、との評価を僕は思い出していた。

 そして、ロマネスクは昨シーズンから使いどころを改められ、
能力をいかんなく発揮するわけである。

 僕は机に向かい、ロマネスクへのファンレターを書き始めた。

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:19:30.23 ID:TMRpg6px0
 結論から言おう。
僕は机に向かいはじめて2時間が経った今、
まったく書き進められていなかった。

 まず、何を書いて良いのかわからないのである。

『はじめまして、杉浦選手。
 僕はあなたの大ファンです』

 小学生じゃねーんだから、と僕は便箋を破り捨ててしまう。
ゴミ箱は途中まで書いてはグシャグシャにされた便箋であふれていた。

 だめだ、と僕は思った。
どうやら僕は、ファンレターを書くようにデザインされていないらしい。

 気分転換を図ろうとテレビをつけると、野球の試合が行われていた。
ニュー速ヴィッパーズ対801ガチムチーズだ。

 僕は食卓代わりのコタツを掃除し、その上に便箋を広げた。
ペンを持ち、テレビを見つめる。

 ヴィッパーズの試合を見ながら徒然なるままに書いてやろう、と思ったのだ。

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:20:29.63 ID:1G6kPxS/0
支援

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:20:43.19 ID:TMRpg6px0
 後攻のニュー速ヴィッパーズは、
しかしながら7回の攻撃を終えて2点のビハインドを負っていた。

( ・∀・)「厳しくなってまいりました、2点ビハインドのヴィッパーズ。
      この試合に負けると、今シーズン、
      ガチムチーズに対しての負け越しが決定してしまいます」

 実況のモララーがそう言った。
どうでしょうショボンさん、と解説に話を振る。

 ショボンは引退したのか、と僕は時の流れを感じた。

(´・ω・`)「難しいですね。これは僕がガチムチーズ出身だから
     言うわけではありませんが、
     ガチムチーズの投手陣は充実しています。
     それに対してヴィッパーズは打線に迫力がありません」

( ・∀・)「8回からマウンドに上がっているのは抑えの阿部、
      ショボンさんは一昨年まで彼の球を受けていたわけですが、
      今日の調子はどのようですか?」

(´・ω・`)「投球練習を見た限り、悪くはありませんね。
     厚い胸板がたまりません。
     ただ、絶好調というわけではなさそうですね。
     尻の張りが十分なようには見えないのです」

 先頭打者を討ち取られるかどうかですね、とショボンは言った。

245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:23:30.92 ID:TMRpg6px0
 安部は豪快なトルネード投法から第1球を放った。
ストレートだ。
審判がストライクを宣告し、クソミソスタジアムは大いに沸いた。

(*´・ω・`)「見ましたか?
      ポイントは、トルネード投法で完全に打者に背を向けた瞬間です。
      阿部が絶好調の場合、そこで尻がプルンと張ります。
      今日はそれほどではないので、プリリという感じでしたね」

( ・∀・)「……はあ。私には違いがわかりませんが」

(*´・ω・`)「続いて第2球です。
      阿部はストレートでグイグイ突っ込んでいくタイプですから、
      次も強気攻めでいくでしょう」

 阿部は大きく振りかぶり、トルネード投法からストレートを投げた。
先頭打者のバットがかすり、1塁線へのファールとなる。

(*´・ω・`)「ほら、プルンと張ってはいなかったでしょう?」

( ;・∀・)「……はい、そ、そうですね。
      阿部は尻の張りが十分ではないように思われます。
      えー、8回からの登板となりましたが、
      この調子で2イニングスを抑えることはできるのでしょうか」

(*´・ω・`)「だから、ポイントは先頭打者ですね。
      これを討ち取って波に乗れば、
      後はズッコンバッコンと抑えられる筈です」

246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:24:18.70 ID:JRmgxowe0
支援

247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:24:49.67 ID:TMRpg6px0
 先頭打者は安部の放った第3球目を、ライト前へ打ち返した。

(;´・ω・`)「アッー!」

( ・∀・)「おっと、打者、打ちました。ライト前への綺麗なヒット。
      安部は納得のいかない球だったのか、しきりに首を捻ります」

(´・ω・`)「まずいですよ。これはまずい。
      ヴィッパーズは貧打ではありますが、
      4番の引田は今調子が上向いている若い強打者で、
      5番の毒尾はベテランらしい勝負強さをもっています」

( ・∀・)「打席に入るのは3番――」

 モララーの発言をかき消すように、携帯電話が鳴っていた。
なんだよ、邪魔するなよ、と僕が睨みつけると、
電話を鳴らしているのはジョルジュだった。

 僕が携帯電話の通話ボタンを押すと、
ジョルジュの必要以上に大きな声が雪崩のように耳に飛び込んできた。
  _
( ゚∀゚)「おい、ところでさ、お前見てるか」

 ひとしきりわめきちらした後、ジョルジュは僕にそう訊いた。
何を、と僕がとぼけようとしたところで、ジョルジュはそれを遮った。
  _
( ゚∀゚)「逆転するぜ。見てろ」

 画面では、3番打者が左中間に向かって大きな弧を描いていた。

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:30:30.38 ID:UfD4S5KSO
支援

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:30:34.68 ID:fnYegfdh0
支援

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:31:41.21 ID:TMRpg6px0
 4番の引田が打席に入る。

 彼はその巨大な体躯に似合わない童顔にヘルメットを被せ、
何かを確かめるように2度3度と素振りを行った。
素振りからの一連の流れでバットをピタリとトップに掲げる。

 こいつは打つ、と僕は思った。

 僕が投手をやっていた頃、
しばしば打たれることを予感し、そのまま打たれることがあった。
それを予感していながらも、何かの力が働いているかのように
その勝負を避けることができないのだ。

 僕はマウンドに立ってはいないけれど、
引田の体から発せられる何かがブラウン管を通して伝わっていた。

 阿部は逃げるのだろうか。逃げられるのだろうか。
モララーやショボンが何かを言っているが、僕はそれに構わない。

 阿部の放った初球に引田のバットが襲いかかり、
僕は思い出したようにペンを握った。

251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:32:02.36 ID:RTc2fQu4O
支援

252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:33:23.10 ID:TMRpg6px0
『僕は』

 そう書き出したところで、引田の打球がスタンドに飛び込んだ。
スリーランホームランだ。
モララーが興奮した口調でヴィッパーズの逆転を告げる。

(*´・ω・`)「たまりませんね。たまりませんね。
      僕は自分の愛する投手が打ち込まれたとき、
      最も喜びを感じるタチなんですね。
      ええ、これは、たまりません」

 ショボンも、興奮のあまり、自分の性癖を暴露している。

 僕はかじりつくように便箋に向かった。
興奮の中震えそうになる文字をなんとか抑え、溢れる感情を書き殴る。

『僕はあなたのファンです。
 しかし、これはファンレターと呼べる内容にはならないかもしれません』

 僕は冒頭にそう書いた。
これはロマネスクに宛てた手紙ではあるけれど、僕のために書く文章なのだ。

 僕はその内容、論理、文の流れなどおかまいなしに、
気持ちの向くまま筆を進めた。

253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:35:29.83 ID:0/+5n3Zf0
しえん

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:36:04.71 ID:TMRpg6px0
 ヴィッパーズの後続打者は確率変動が終わったパチンコ台のように
大人しく討ち取られ、テレビではコマーシャルが流れはじめた。

 僕の右手は止まらない。
ロマネスクに憧れ、スライダーを練習したときもそうだった。
少し曲がると嬉しくて、
僕は誰かに止められるまでひたすらボールを投げつづけたものだった。

 誰かに止められても、僕はなかなかやめなかった。

 もっと速いストレートを投げたかった。
もっと曲がるスライダーを投げたかった。
僕は、ロマネスクになりたかった。

 ロマネスクは、僕にとってのヒーローだったのだ。

 携帯電話が鳴っている。着信元はジョルジュだった。
僕はそれを取ることができない。
もうすぐコマーシャルが終わってしまうからだ。

 そうすると、僕のヒーローが登場してしまう。
それまでに僕は手紙を書き上げたかった。

255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:39:21.02 ID:fnYegfdh0
支援

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:40:02.84 ID:TMRpg6px0
 やがて、ジョルジュは諦めたのか、携帯電話は大人しくなった。
それと同時にコマーシャルが終わり、
テレビは再びクソミソスタジアムの様子を映しはじめた。

 まだだ、と僕は思った。
僕の思いはまだ尽きない。

 ロマネスクがマウンドに上がる。
ぐるりと首を大きく回し、肩をほぐすように数回ゆする。

 投球練習が終わったロマネスクは、ロージンバックを手に躍らせた。
その大きなつり目をいっぱいに広げ、キャッチャーのサインを覗き込む。

 まだ投げるな、と僕は思った。
僕にはもっと伝えたいことがあるのだ。
それはロマネスクに伝えたいことであり、
自分自身に伝えたいことだった。

 僕の右手は止まらないが、視線が、意識がロマネスクに引きつけられていく。

 ロマネスクはその小さな体をいっぱいに使って振りかぶり、
第1球を、投げた。





          おしまい

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:41:53.69 ID:fnYegfdh0
乙!!!

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:42:42.44 ID:0/+5n3Zf0
超乙

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:42:56.61 ID:aZ5HkuG20
乙ー

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:43:46.41 ID:JRmgxowe0
ロマネスクでかいかと思ってた、乙!!

261 :樹海 ◆U9DzAk.Ppg :2007/12/05(水) 19:44:46.20 ID:8aywJEyhO
またさるったので携帯から。


長々と失礼しました。

引き続き、新人合作をお楽しみください

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:46:17.47 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
すごく感動的な話の後で恐縮ですが、投下させていただいて構いませんねッ!

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:46:57.22 ID:fnYegfdh0
樹海さん乙でした。
次は夏の日◆zS3MCsRvy2の作品を投下します。
夏の日さんは規制ということで、自分が代理で投下します。

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:47:29.43 ID:aZ5HkuG20
これはwwww

265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:47:55.74 ID:k9q1kRRl0
ちょwwwww

266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:47:56.11 ID:fnYegfdh0
すいませんでした。
お先にどうぞ

267 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:50:36.25 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
>>266
では、失礼して
言い訳は後でさせていただきます。

一応、サイドストーリーってことにしてますけども、本編とはまったく関係ありません。
読み直していただく必要なんてこれっぽっちもありません。

268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:50:55.08 ID:optDVeR70
ワロタwwwwwwwww

269 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:51:52.73 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
誰にも、踏み込んで欲しくない領域がある。

わざわざパーソナルスペースなんて横文字を使わなくとも
必要以上にべたべた触りたてられるのは、男女問わず好きな人間はそういない。
相手との距離感が見えない人間は、どこの集団でも疎まれる。

誰しも、自分の領域を守りたい。
そしてできることなら、他人の領域は侵したくはない。

だが、実際は誰の領域も侵さないというのは案外難しいのではないか。
獲物を自分で獲って生活していた時代ならともかく、現代の人間は社会に依存してやっとこさ生きていくことができる。
生きていくには金銭を介して誰かの力を借りる必要があるのが、大概のケースだ。
そうなれば必然的に、他人の領域を侵さざるを得ない。

人は自分の領域を守るために、司法という概念を考え出した。
それ自体は素晴らしい社会システムだ。
それでも誰かが対策を考えれば、誰かがまたその対策を考え出す。
法律はあくまで、いたちごっこの過程に過ぎない。

残念なことに、大抵の人間は自分の領域を侵されるほどには、他人の領域を侵すことについて無自覚だ。
自分の領域を侵されたのなら、当事者に反論する必要がある。

270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:52:45.25 ID:fnYegfdh0
しえる

271 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:53:11.86 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
当事者に訴えることが何らかの理由できない、もしくは当事者に訴えても相手が自分の領域を侵し続ける時
人は想像上で人を殺すのではないか。
想像を現実に移した場合において、殺したのが自分でなければ、彼らは一般に犯罪者と呼ばれる。

犯罪者は、独自の論理で法律の網を抜けようとする。
無論、理解に苦しむ論理は多い。それでも、彼らがそれこそ命がけで網を抜けようとすることには変わりない。
彼らがその覚悟を決めた後に、法律がどれほど抑えとしての役割を果たすのかには疑問が残る。

また、杞憂と笑われるかもしれないが
社会システムそのものを巻き込んだ犯罪が起きた場合、法律で対処できるのか。
その時、司法という概念そのものが崩れてしまうという危険性も同時に指摘しておきたい。

                       ショボン・ブワッ氏「社会と法律とTシャツと」より

              
                〜('A`)ドクオが追いかけるようです side story〜

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:54:18.96 ID:optDVeR70


273 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:55:04.50 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
五月にふさわしい、体温を奪い取るような小粒の雨が降ってきたのは、むしろありがたかった。

泣いているのを、気づかれなくて済む。
泣いたら、負けなのだ。誰か何と言おうと、負けは負けだ。
どんな勝負であれ自分の心が折れることは、敗北に直結している。

('A`)「俺、何と戦ってるのかな…」

相手が見つからない勝負は、苦痛だった。
研究も、対策も立てようが無い。
自分は余りに無力だ。だからこそ、彼らの思うがままにゲームは進められていく。

('A`)「一発逆転の秘策とか…あるわけないか」

気づけば、勝手に参加させられていた。
要領のいい人間だけが、生き残るゲーム。生きようとする意思のある人間だけが、生き残るゲーム。
この国だけで、年間3万人もの敗北者が出るゲーム。

人間は無力だ。ただ流されるまま、動くだけだ。
真実がどうであれ、ドクオにはそれが全てに思えた。

傘を、差したくなかった。
雨が降っただけで、流されるまま散っていく人間と同じレベルだと認めたくなかった。
自分が、無力な人間だと認めたくなかった。

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 19:55:41.53 ID:0/+5n3Zf0
しえん

275 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:55:51.08 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
ライオンがシマウマを捕食するのに、理由は必要ない。
彼らに理由を問うのは、意味が無い。

振りかかる火の粉は、払う必要がある。
自分の存在を侵そうという人間がいるのであれば、何らかの対抗策を採る必要がある。
単純で暴力的な行為に、理由を求めるのは無意味に思えた。

一番手っ取り早いのは、自分が死ぬことだ。
これほど、シンプルかつ効果的な解決策は無かった。

('A`)「そういえば、雨の日は自殺者が多いって聞いたことあるな…」

他者に自分の存在を認められないのであれば、人間に生きる価値はあるのか。
社会的に承認されてこそ、人間には価値があるのではないか。
自分が承認される場所は存在するのか。

今の場所から逃げるのはどうか。
逃げれば、問題は形を変えて追ってくる気がした。
傷が癒えたとしても、傷が付いたという事実は残り続ける。
これから先の人生で、そのことに耐えることの方が難しいのではないか。

('A`)「俺、まだ十代なんだよなあ…」

苦痛でしかない長い人生が、懲罰に思えた。
刑務者との違いは、檻が多少狭いか広いかの違いだけではないか。

276 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:56:53.24 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
何もかもが、気に入らなかった。
それが、当時の自分の感じていた全てだ。

――
J( 'ー`)し「ドクちゃん?起きてる?朝ご飯、ここに置いていくわね?
      食べ終わったら、いつも通り外に出しておいてね……」

朝に目が覚めるときは、いつも体が重かった。
薄汚れた、何も変わらない部屋の光景がループの最中にいるのだと自覚させた。

無意味だった。
将来の夢?友達との生活?
その中に自分にとって意味があるものなど、ほとんど無いのだ。
それをありがたがる人間がいるのが、信じられない程だった。

生きている必要は、なかった。
それでも食事を取るのは、最低限の義務だからだ。
自分に部屋と食事を提供してくれるスポンサーに対して、その程度の義務は果たしておくべきだろうと考えただけだ。

('A`)「……」

味という概念が存在することは知っている。
しかし、それを喜びだと感じることはなかった。
必要だからする。ただそれだけのことだ。

277 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 19:58:10.75 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
こんな生活を始めるようになって、もう半年程だろうか。
時計やカレンダーを見る必要がないので、時間の流れはよくわからなかった。
当時のことを思い出そうとすれば、虚しさが襲うだけだ。

親は、当初は様々な対抗策を試みたようだが、どれも効果はイマイチだったようだ。
何をしても動こうとしない自分の姿を見るうちに、いつしか諦めたらしい。

ひたすら、寝て過ごした。
そうすることが、彼らに対する最高の復讐に思えた。

きっかけは、必要なかった。
いつの間にか、排除されていた。少なくとも、そう感じた。
自分は異質者だったのだ。それだけで、理由としては十分だった。

人生の転機が訪れるのは、偶然だ。
後に起こる、限りない絶望とそれを超えるための努力。
そんな日々の最中に、振り返ってみればそうだったのかもしれないと思うだけの話だ。

ドクオにとっての転機が訪れた日も、そうだった。
TVをつけたのは、偶然だった。そうとしか、言いようがなかった。

278 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:00:18.36 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
高校野球。
それも、地方大会の準決勝という地味な試合。
特に野球に興味のある人間でなければ、気にも留めない試合だ。

('A`)「なんだよ……これ……」

事実試合展開は、目に入らなかった。
気になったのは、投手だけだ。

|  ^o^ | 「ないす ぼーる です」

スピードガンで、そう速い数字は出ない。
それなのに、ストライクゾーンぎりぎりに機械のように投げ分けられる、素人目に見ても勢いのある直球。
変化球が、ウォータースライダーのように曲がる。
相手打者の頭の中が見えているような配球。
そんなありきたりな言葉だけでは、表現しきれなかった。

( ´∀`) 「この分なら、コールドも見えてくるモナー」
(‘_L’)  「気を抜かず、いきましょう。この展開なら、油断だけが怖い。」

チームの誰からも、頼られる人間。
そのはずなのに、どこか孤独に見えた。

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:00:53.93 ID:L9NpnpIOO
しえん

280 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:01:17.79 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
('A`)「こんなことを、俺とそう年の変わらない人間がやってるのかよ……」

自分も願わくば、そうなりたかった。
こんな人生を、送りたかった。

少しでも、近づきたかった。
直接見れば、何かが変わる気がした。

────
親の許可は、思ったより簡単に取れた。
家に居座られるよりは、少しでも外に出てくれた方がマシだと思ったのかもしれない。

問題は、自分がどこまで通用するかだった。
週に1回のコンビニと月に1回の床屋くらいにしか外出しない自分が、野球場にどこまで通用するか。
電車で一本とはいえ、準備できる時間が無い。相手を過小評価できる要素はどこにもなかった。

不安だった。
夜中にトレーニングと称して、物置にあったバットを振った。
近所を少しだけ(本当に少しだけ)走った。
論理的な解決策ではないかもしれないが、それが自分にできる全てだと思っていた。

281 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:02:37.94 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
('A`)「(とりあえず、電車の席は確保できたか。)」

音楽なんて何の興味もないのに、携帯用の音楽プレイヤーを持ちこんだ。
人の目線を避けるため、100円ショップで安物のサングラスを買っておいた。
考えられる、全てのケースには対応できるだけの準備はしたつもりだった。

それでも、人生に想定外の出来事は起きるものだ。
彼にとって不幸だったのは、それが最悪のタイミングだったことだ。

川 ゚ -゚)「……」

自分の前に、制服姿の女子がいた。
乗車率は50%程。自分の前に立つ理由がわからなかった。
おそらく背格好から判断するに、どこぞの女子高生だろう。
それも、10人の男がいれば8人は美少女と断言する容姿の持ち主だった。

('A`;)「(スリーサイズは上から89・58・83ってとこか。ルックスはアイドル並。
     よほど性格が悪くなければ、学年、いや学校でトップクラスってとこか)」

童貞という名の山の頂へと一直線にひた走る彼にしては、的確な判断だった。
だからこそ、その数字は彼にとっての到達不能点を意味しているという事実が、現実のものとして感じられた。

282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:02:46.79 ID:aZ5HkuG20
支援

283 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:03:49.61 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
ドクオに芽生えた感情は、恐怖だった。
スラムダンクで言えば、湘北の控えが沢北とマッチアップする時のように。
アルファベットで言えば、Eの初陣兵がSの壁を越えた人間に1対1を挑むときのように。
20の壁を越えた人間ならば、吐き気すら感じられるだろう。

('A`;)「(この状況で、お嬢さんどうぞとか言えってのかよ!)」

どう見ても無理です。本当にありがとうございました。

('A`;;)「(てかこんなもん、俺にどうしろっていうんだよ!)」

幸いにも、まだ彼は壁を越えてはいない。だが、絶望的な戦力差は埋められない。
彼のスペックでは、もはや冷静な判断は望むべくも無かった。

サングラスは、何の意味も持たなかった。
このタイミングでは、不自然さが増すだけだ。

('A`;;)「(何もできねぇ……空気が重い……」

対峙するだけで、何もできない。
自分と女子高生との差が、自分と世界との差に感じられた。

自分がやったことと言えば、ただ電車に乗っただけ。
それだけなのに、これほどまでに世界は広いのか。
こんな小さなことで潰れるほど、自分は小さな存在なのか。

284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:04:25.51 ID:UfD4S5KSO
信じてた支援

285 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:05:02.72 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
自分の存在が、否定される。
ここで、自分は死ぬのかもしれない。

('A`;;)「(ただ死ぬだけじゃダメだろ……常識的に考えなくとも……
      せめてメガンテか何かで反撃を……)」

人は、いつか死ぬ。
少なくとも自分が死ぬのは、時間の問題だろう。
それなら、残せる証はないだろうか。
せめて自分が生きていたという跡を残すことはできないだろうか。

プレイヤーの再生が、次の曲に移る。
DMC*の「メス豚交響曲」だ。

*デトロイト・メタル・シティ

286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:05:39.74 ID:UfD4S5KSO
支援

287 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:06:26.19 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
                「メス豚交響曲」

             オレの前にひれ伏せ女ども
             指輪も服も顔もいらねぇ
             言葉も心も愛もいらねぇ
             下半身を 突き出しな

             ※下半身さえ あればいい
             下半身さえ あればいい
             下半身さえ あればいい
             メスは豚だ
             そう下半身さえ あればいい
             (※以下繰り返し)

288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:06:54.07 ID:fnYegfdh0
きが くるっとる

289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:06:56.79 ID:0/+5n3Zf0
しえん

290 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:07:18.71 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
人間は孤独だ。
こんな状況で、誰一人として自分の苦悩に気づこうともしない。

TVで見た、投手の顔が浮かんだ。
彼も、人知れず苦しんでいたのかもしれない。
無責任な人間に、苦しめられていたのかもしれない。

それを物ともせず、淡々とやってのける。
自分とは、何が違うのだろうか。

('A`;)「クラウザーさんなら、こんな状況でどうするんだろうな……」

一つ、発想が浮かんだ。
理論の上では、不可能ではない。
問題は実行できる度胸が、自分にあるかだ。

('A`;;)「どっちにしろ、このままじゃ死ぬだけか
     やらないでする後悔より、やってする後悔って言うしな……」

291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:07:23.71 ID:UfD4S5KSO
(^o^)/(^o^)/にくべんきー

292 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:08:36.15 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
「VIP球場前。VIP球場前です。お出口は左側です。」

これまでの駅と変わらない、機械的なアナウンス。
声の調子も、タイミングも変わらない。
だからこそ、動くきっかけにするには絶好だった。

('A`;)「あっ……」

ひざの上に乗せていたプレイヤーが落ちた。
凡ミス。少なくとも、周りの乗客はそう考えた。

川 ゚ -゚)「……」

クーが拾おうと、腰を曲げる。
ほんの一瞬。だがその一瞬こそが、ドクオが求めていた好機だった。

('A`)「(助かったよ……アンタの性格も良くて……)









              (゚A゚)「(こんな簡単な罠で済むんだからな!)」

293 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:09:32.61 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
腰をかがめることによって近づいたクーのスカートの端を、しっかりと掴んだ。
十本全ての指に、これまでの(童貞)人生で培った全ての魔法力を込める。
今なら、竜魔人だって倒せる気がする。




                 (゚A゚)「これが豚の下半身だぁー」



川 ;゚ -゚)「え?」

虚をつかれたことによってできた、コンマ数秒ほどの空白。
死を覚悟したドクオが、次の行動を起こすにはそれで十分だった。


                (゚A゚)「オレ竜のサプライズや!」
                
                (゚A゚)「ピッチャー山井に代えて岩瀬!」



伝えるのは、それで十分だった。
それだけで、自分の人生には価値があった。

294 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:10:17.52 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
電車のドアが開くと同時に、飛び降りる。
伝えられることは、全て伝えた。
もはや、長居は無用だ。

「おい、あいつ痴漢だぞ!捕まえろ!」
                                     「あいつの人生\(^o^)/オワタな」
                   「捕まえて!駅員さん捕まえて!」

                                 「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!!」
               「ヤリ逃げだ!魔界の門限の刻なんだー」

外野の声が聞こえる。
自分の人生は、終わったのだろうか。

('A`)「いや、まだまだこれからだろ……」
('A`)「なぜなら俺は…」

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:12:23.33 ID:0/+5n3Zf0
BEwwww

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:14:07.37 ID:4YK+gBKXO
おいwwwwwwwww

297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:14:47.16 ID:fnYegfdh0
wwwwwww

298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:15:35.31 ID:0/+5n3Zf0
ここでさるとは・・・。
なんという策士・・・。

299 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:15:36.08 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
              ドクオ
:::::::::::::::駅 は こ     ↓      {::::::{
:::::::::::::::の て の      _ ,−v   、::::::、
::::::::::::::::階 し       _/rァ  ̄ヽn  ヽ::::::ヽ
::::::::::::::::段 な     -こヽ__)ヽ へフ -‐':::::::::::}
::::::::::::::::を  く   /::::::://, 7′:::::::::::::::::::::/
::::_n_: 遠   、:::::::::ー' //-‐  ば の よ オ
:::`ニl lニ  い   ヽ::::://\   か ぼ う  レ
::::`フ \:::::::::ヽ __ ノ:::ー':::::::::::::ヽ  り  り や は
/'´|_|`ニ_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  だ は く
:::::::ノ'r三7/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} か じ
::::::::`フ, 匸/l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  ら め
:::::: ̄´::: ̄´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   な  た

300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:18:05.13 ID:UfD4S5KSO
BEがwwwはっちゃけてるwwwww

301 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:18:22.40 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
――7年後
('A`)「とまあ、こんなところだな。」

(; ・∀・)「まさか初恋の思い出って話題で、そんなヘビーな話が出るとは思いませんでした。」

('A`)「それが俺クオリティ」

(; ・∀・)「(クオリティってレベルじゃねーぞ!)
      けど、いかにキモさに定評のある先輩でも信じられないっすよ
      何か当時の写真とか証拠はないんですか?」

('A`)「ああ、それならこれだ。」

(; ・∀・)「何ですか、これ?
      ○ウムか何かのキモオタの指名手配写真みたいですけど?」

('A`)「それ、当時の俺だ。」

(;; ・∀・)「えぇぇぇぇぇぇぇ???
      いや、まあ、え?そうなんですか?」

('A`)「フォロー失敗乙。」

302 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:19:40.03 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
( ・∀・)「(フォローしようとした俺が馬鹿だった……orz)
      で、なんで先輩が指名手配されてるんですか?」

('A`)「その娘、どこかの金持ちのお嬢様だったらしくてな。
   なんか総力を尽くして捜索されてたみたいだわ。」

(; ・∀・)「……随分無茶苦茶な黒歴史ですね。それ」

('∀`)「まあ、そういうわけでこの写真はお守り代わりにしてるんだ。
   俺の大事な青春の一ページだからな。」

(; ・∀・)「(意味がわからねぇ……俺、この会社辞めようかな)
       いつも持ち歩いてるんですか、それ?」

('∀`)「ああ、そのお陰で随分色褪せちまったけどな。
    けど、俺の心のメモリーは色褪せねぇよ!」

(; ・∀・)「(ダメだこの人……早く何とかしないと……)」

               〜('A`)ドクオが追いかけるようです side story 完〜

303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:21:20.10 ID:0/+5n3Zf0
超乙www

304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:22:04.64 ID:UfD4S5KSO
乙乙

305 : ◆Y3E6NjthsA :2007/12/05(水) 20:22:29.15 ID:1G6kPxS/0 ?2BP(123)
言い訳は、あえてしません。
そろそろ魔界の門限の刻なので、失礼させていただきます。

306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:23:07.21 ID:4YK+gBKXO


307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:23:44.26 ID:32J67EBpO


308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:24:36.41 ID:oS87I5yW0
乙でした。魔界でも頑張ってください。
それでは夏の日氏の作品を投下しようと思います。

  ノ
 ('A`)
 ( (7
 < ヽ

309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:25:12.43 ID:ZvkPIjS1O
合作通して、今のところ一番面白かった



310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:25:19.46 ID:oS87I5yW0
僕の立てた計画はあまりにも粗だらけで、
とてもじゃないけど褒められるようなものではなかった。

それでも、失敗する可能性は限りなくゼロに近いだろう。

きっと問題ない。
計画の欠点を補って余りあるほどの天賦の才が自分には備わっているのだから。
――――いや、これを才能と呼ぶのは少し違うな。
これは単に僕の性分であり、宿命であるのだ。
僕はただソレに従うだけだ。心配する事など、何もない。


夜が来た。

寒空の下。
昏い、闇の中で。

遠くに海の見える街。

この静謐を通り過ぎて、僕は目的の場所へと歩いていく。
ずっとずっと、歪んだ路を歩んでいく。

            ――――――――「P.B.Pのようです」


311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:25:56.90 ID:UfD4S5KSO
支援

312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:26:16.90 ID:oS87I5yW0





季節は冬。

凍るような風が吹く街をすり抜けて、
ギコは窃盗事件の現場となった宝石店に足を踏み入れた。

店内には「KEEP OUT」と刻印されたテープが張り巡らされている。
鮮やかな原色のイエローが実に目に優しくない。
ギコは心底邪魔くさそうにその結界じみたポリエチレンの網を掻い潜ると、
先立って到着していた二人の後輩たちの元に歩み寄った。

(,,゚Д゚)「うぃっす」

( ゚∀゚)「あっ、ギコさん。お疲れ様ッス」

ギコの気だるそうな挨拶に、すぐにジョルジュ長岡は明るい声で返答する。

(,,゚Д゚)「お疲れも何も、今来たばっかりだがな。
    まあ確かに外は寒かったけどよ」

そう愚痴るように言って、羽織っている着慣らしたコートの襟を正した。


313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:26:50.61 ID:oS87I5yW0
ギコは刑事であった。
歳は既に三十を過ぎ、今年で四捨五入すれば四十に達する年齢になる。


昨晩起きた事件は、はっきり言ってさほど大きなものではない。

宝石盗など彼らからすればよくある話だ。
そもそも窃盗という犯罪自体アシが付きやすく、
今回の事件も、すぐに解決できるだろうとギコは考えていた。


(,,゚Д゚)「どうよ、何か分かった事はあったか?」

割れたショーウィンドウを見ながらギコは長岡に尋ねる。

( ゚∀゚)「んー、今のとこ目立つ所は特になしって感じですかね」

(,,゚Д゚)「アレはどうだ、ガードマンの消息」

( ゚∀゚)「依然不明のままッスね。
    ……ってか、もしかしたら当日出勤してないんじゃないんですかね?
    そうでもなきゃこんな簡単に警備を破られないでしょ。
    或いは、実はこいつらが犯人だとか」

(,,゚Д゚)「ふむ……」


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:27:44.81 ID:UfD4S5KSO


315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:27:59.86 ID:oS87I5yW0

ただ一つ奇怪な点があるとすればそこだった。

この店の出入口は夜間三人の警備員によって見張られていた筈であるのに、
何故かあっさり侵入を許してしまっている。

(,,゚Д゚)「サボってやがったのか、警備の野郎」

更に不可思議なのは、
その場に居合わせた筈の警備員に連絡が付かなくなっている事だ。

とは言え、強盗殺人の線も薄い。
遺体及び凶器等が発見されていないところから、そう推測できる。


( ゚∀゚)「……おっと、忘れるところでした。一個だけありましたね、証拠らしきモノ」

(,,゚Д゚)「ほう、ちょっと見せてみ」

('A`)「これです。コイツが後に残されてました」

後輩二人のうち小柄な方であるドクオが口を挟んだ。
その手には一枚の何の変哲もなさそうな紙切れが握られている。


316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:28:53.33 ID:oS87I5yW0

(,,゚Д゚)「おい、大事な資料を素手で掴むなよ……どれ」

ギコは部下の無神経さに呆れながら両手に白い手袋をはめ、
ドクオから紙を奪うようにして受け取った。


(,,゚Д゚)「……"P.B.P"?」


片側の面に書かれてあるただ三つだけの文字。
『P.B.P』。
意味不明なアルファベットの文字列に、ギコは軽く首を傾げる。

(,,゚Д゚)「おい、何だこれはゴルァ」

( ゚∀゚)「だからまだ分かってませんって。
    分からないから、こうしてギコさんに見せてるんでしょう?」

(,,゚Д゚)「……む、まあ確かにそうだな」

もう一度、ギコは残置物に目を通す。

(,,゚Д゚)「……ふーん、成程な。おし。ドクオ、これ鑑識に回しとけ」


317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:28:54.57 ID:UfD4S5KSO


318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:28:58.59 ID:32J67EBpO
さる回避

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:29:42.85 ID:oS87I5yW0
('A`)「ありゃ、そんなあっさり見切り付けちゃっていいんですか?」

(,,゚Д゚)「構わねぇよ。どうせ意味なんて理解できないだろうしな。
    それよりだ、肝心なのは『犯人があえて手掛かりを残していっている』って事だよ」

( ゚∀゚)「どういう事スか?」

(,,゚Д゚)「警察への挑戦だろ、これ」

言いながら、ひらひらと紙を振ってみせる。

(,,゚Д゚)「普通だったらこんな証拠になりそうなモノは残していかねぇ。
    それも、この紙切れはわざと置いていってやがる。
    小説の真似事かは知らないけどな、犯人は怪盗になったつもりでやってんだろう」

('A`)「って事は、また盗みを犯す可能性が高いですね」

(,,゚Д゚)「だろうな。ったく、こういうのはガイジンがやるから様になるんだろうに。
    ……つかコレ書いた奴馬鹿だろ。何で手書きなんだよ。
    やるんなら印刷してやれよな、最悪筆跡鑑定だけで特定されんぞ」

ギコはそう呟いて、雑な字で『P.B.P』と書かれた紙をビニール袋に詰め込んだ。
筆跡は重要な犯人の特徴の一つ。
こうしたところから犯人の正体へと繋がっていく。


320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:29:45.59 ID:0/+5n3Zf0
しえん

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:30:20.39 ID:oS87I5yW0

( ゚∀゚)「……となると、今度はどこが狙われるんですかね」

長岡がメモを取りつつ訊く。

(,,゚Д゚)「そりゃお前、もう一度ここに来るだろうさ。
    盗まれた宝石は等級で言えば二番目の価値の物らしいからな。
    俺の勘だと、犯人は一等級の物を盗みに来るに違いねぇ」

この宝石店で最も高価なダイヤは、どういう訳か無事だった。
それをギコは不自然に思っていた。どうして一番の物を盗んでいかなかったのか。
――――恐らくは、「次はソレを盗む」という犯人からの伝言だろう。

確証がないにも拘らず、妙に自信を持ってギコは答える事が出来た。
彼の長年の経験からくるものなのか、はたまた単なる直感か――――。
それはギコ自身も分からない。
分からないが、不思議とそうだろうと思えたのだ。

( ゚∀゚)「はぁ。しかしまあ、何でそんな見え透いた事をするんですかね」

(,,゚Д゚)「いい加減分かれよ、これは犯人からの『挑戦』なんだぜ?
    大方、警察の目を欺く事に喜びを見出してんだろうよ」

そういうもんですかね、と長岡は眉唾気味に応えた。


322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:30:25.17 ID:UfD4S5KSO


323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:30:48.64 ID:32J67EBpO
さる回避

324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:31:09.17 ID:oS87I5yW0
ギコは構わずに舌を一度鳴らして続ける。

(,,゚Д゚)「なぁに、大した事はないさ。そう簡単に欺かれて堪るか。
    長岡、ドクオ、今晩からこの店で張り込むぞ」

('A`)「うへっ、今日からですか?」

ギコの言葉にドクオは露骨に嫌そうな顔をする。

(,,゚Д゚)「当たり前だゴルァ、毎晩行わなきゃ張り込みの意味ないだろうが」

( ゚∀゚)「うわぁ、そりゃあちょっとキツいッスよ」

(,,゚Д゚)「アホか、大体お前ら若いんだから余裕だろ。
    俺なんか中年に片足突っ込んでんだぞ、それを考慮しやがれ」

( ゚∀゚)「片足どころか、両足突っ込んで……げぼぉっ!?」

(,,゚Д゚)「ん、どうかしたか長岡? あァ?」

(;゚∀゚)「いや、何も言ってないでス、ハイ」

ギコの声の調子は柔らかかったが、
その固く握られた拳は見事に長岡の腹に突き刺さっていた。


325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:31:43.41 ID:UfD4S5KSO
しえん

326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:31:45.94 ID:rCc97aTP0
これが噂の新人合作か……

327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:32:03.01 ID:32J67EBpO
感謝支援

328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:32:09.66 ID:oS87I5yW0
(,,゚Д゚)「とにかく、だ」

軽く咳払いをしてから、ギコが二人に指示を出す。

(,,゚Д゚)「店の閉店は確か……午後十一時か。
    よし、じゃあそれまでにここに集合な。ちゃんと飯は食っとけよ」

('A`)「えっ、この後ギコさんが飯に連れてってくれるとかないんですか?」

(,,゚Д゚)「あるワケねーだろ、ボケ」

('A`)「今日もまた、スーパーのタイムサービスを待つ仕事が始まるお……」

( ゚∀゚)「持ち場はどうすんですか?」

(,,゚Д゚)「そうだな。俺が二階のガラスケース周辺を見張るから、
    長岡は一階表口を、ドクオは裏口の監視を頼む」

ギコは区画を指差しながらそれぞれの持ち場を振り分ける。
自分に割り当てた場所は、最も窃盗犯の標的に近い所。

――――そこを守るのは自分しかいないと、ギコは知らず決意していた。


329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:32:49.51 ID:oS87I5yW0

('A`)「あー、みなみけの予約しとかないと……」

ドクオと長岡の二人は顔ををしかめ、見るからに不満気にしていた。
ただ、先輩のギコが率先して此度の事件に当たっているのだから、
後輩である自分たちが与えられた任務を怠る訳にはいかない。

( ゚∀゚)「分かりました、三十分前にはこっちに着くようにします」

やむを得ないといった感じで渋々ギコの命令を承知した。


ギコが時計を確認すると、とっくの昔に短針は六の数字を通過していた。
外は既に夜の帳が下りつつある。
もうじき本格的な夜が到来するだろう。

(,,゚Д゚)「……あー、そうだ」

思い出したようにギコが手をぽんと叩いた。
最も肝要な事を忘れるところだったと、間伸びした表情にモロに表れていた。
それを隠すため、大袈裟なぐらいに神妙な顔つきを作って後輩たちに告げる。


(,,゚Д゚)「拳銃、忘れんなよ」


330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:33:11.53 ID:UfD4S5KSO
支援

331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:33:53.09 ID:oS87I5yW0



「へきしっ!」


全ての照明が落とされた室内で、一際大きなくしゃみの音が響いた。

(,,-Д-)「うぅ、さみー」

果たしてその轟音の主はギコであった。
右の人差し指で鼻を擦りつつ、しかし決して警戒は緩めない。

(,,゚Д゚)「クソッ、いつになったら来やがるんだ」

張り込みを開始してこの日で九日目。
犯人が侵入してくるどころか、その気配さえもない。

ギコは内心焦っていた。自らの推理が外れているのかも知れない、と。

閉店後の店内はやはり暗く、懐中電灯なしには歩く事さえままならない。
ギコは一等級ダイヤの入れられたケースを照らした。
僅かな光でさえ屈折させて美しく煌く金剛石を、ギコは心から綺麗だと思えた。


332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:35:28.18 ID:32J67EBpO
あ、修正し忘れてた・・・
長岡が裏口、ドクオが表口です
脳内補完お願いします

333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:36:17.96 ID:oS87I5yW0
人としての年輪を重ねたせいでギコの体力は歳相応に衰えていた。
少し走っただけで息が絶え絶えになってしまう。

(,;゚Д゚)「ハァ……クソッ、誰かいるのか!」

それでも両目だけはライトで照らし出した先を見据えている。
叫び声にも熱気がこもっている。

ギコは嫌な予感しかしなかった。
銃声がしなくなったという事は、交戦が終わったという事。
即ち、発砲した人間と対象になった人間の、どちらかが事切れたという事。

――――しかし、二人の返事はない。


(,#゚Д゚)「ゴルァ――――!! 出てきやがれぇ!!」


精一杯の胆力を込めて、ギコは怒声を店内に響き渡らせる。
だが返ってくるのは相変わらず残響のみ。
虚無感だけが漂う。


334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:37:21.68 ID:oS87I5yW0
(,,゚Д゚)「……んっ?」

何かに気づき、ギコは足を止める。
これまで特に気に止めてはいなかったが、不意に嗅覚に違和感を覚えたのだ。
ふとした思いつきで、
そして同時に絶望しそうな心境で、彼は恐る恐る大理石の床に懐中電灯の光を当てる。


血痕があった。
目眩がするほどくっきりとした血の痕だった。


(,;゚Д゚)「――――っ!」

ギコはハッっと息を呑んだ。
言葉にならない声を叫びそうになるのを、ぐっと喉の奥へと押し込んだ。

目を凝らせば、幾つもの血痕が点々と床に落ちているのが分かる。
まるで一本の道を暗示しているかのように。

ギコは最悪の結果を考えたくなかった。
そして非情な事に、その結果である確率が最も高い。
その事も頭では嫌々ながら理解していた。吐き気が込み上げてきた。


335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:39:02.28 ID:32J67EBpO
>>331>>333の間、抜けてますよ

336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:39:29.09 ID:0/+5n3Zf0
しえん

337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:40:41.66 ID:oS87I5yW0
けれど、そんな心の余裕はすぐに放棄した。
――――正確には、放棄せざるを得なかった。

一階から銃声が聴こえてきたのだ。


(,;゚Д゚)「んあぁっ!?」

思わず驚駭の声を上げる。

(,,゚Д゚)「な、下で何かあっ――――」

二言目を言い終わる前に、二発、三発と銃弾が放たれる音が耳に飛び込んでくる。
続いて四発目。少し遅れて五発目の音。
――――そこで銃声は止んだ。
急激に静けさが閉鎖的な空間を支配し始めた。

(,,゚Д゚)「おいっ、どうした! 長岡、ドクオっ!
    ……おいっ、返事しろってんだ、おめぇら! ゴルァ!!」

ギコは耐えかねて、一気に階段を駆け下り一階のフロアへと向かった。


338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:41:43.88 ID:oS87I5yW0

(,;゚Д゚)「……はぁ……はァ……」

最早悪寒しかしない。
ギコは覚悟を決めて拳銃を握りしめ、その朱色の道標をなぞっていく。

(,;゚Д゚)「で、出てきやがれ、ゴルァ……!」

部下を失った事への憤怒。
それに対して何も出来なかったという自責。
言いようのない恐怖。

さまざまな感情が入り混じったまま、ギコは紅が示す通りに進んでいく。


(,;゚Д゚)「何だこりゃあ……ただの宝石盗じゃなかったのかよ……」

徐々にギコの足取りが鈍っていく。
心のどこかで躊躇いたくなるような畏れを感じているからだろう。

血痕は歩を進める度により濃くなっていった。
懐中電灯の眩い光は床と前方を交互に行き来している。


339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:42:15.28 ID:UfD4S5KSO
支援

340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:42:34.83 ID:oS87I5yW0
そして、ようやくライトは不吉の正体を捉えた。
店奥にある用務室の手前に犯人と思しき人影が佇んでいた。
一見すると、意外と平凡な容姿の男だとギコは思った。

(,,゚Д゚)「貴様、よくm――――」

先制攻撃とばかりに、ギコは即座に三十八口径のリボルバーを構える。


――――だが、相手は微塵も平凡などではなかった。
ギコが引き金を引くよりも早く、恨みのこもった啖呵を切るよりも早く、
男は獣のような速さで彼へと飛びかかったのだ。

(,;゚Д゚)「なっ――――!!」

男は突進の勢いでギコの手から拳銃を弾き飛ばした。
そのままギコを床に押し倒し、馬乗りになって相手の顔を凝視する。
絶大すぎる威圧感。
ギコは思わず懐中電灯をも手放してしまった。
そのせいで、暗がりに紛れている男の動作を正確に把握する事が出来ない。

けど、ギコにも一つだけ分かる事があった。
――――死ぬ気で足掻かなければ殺されてしまう、と。


341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:43:12.24 ID:UfD4S5KSO
えん

342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:43:26.94 ID:oS87I5yW0
(,;゚Д゚)「やめろっ、やめろぉぉ!」

ギコの必死の懇願は男の耳には届かない。

男の手にした何か刃物のようなモノによって、ギコの左胸は引き裂かれた。
心臓の破裂する音が、今度はギコの耳に入る。
一体その凶器が何であるか、ギコには最後まで判断が付かなかった。
その前に意識が深淵へと堕ちていったのだから。

大量の鮮血が盛大に飛散する。
壊れたスプリンクラーみたいに噴き上げて、宝石店の清らかな内装を汚していく。


(,, Д )「あああアああァァァぁぁぁぁァあああアあっ!!」


刑事の断末魔の叫びが虚しく反響する。
十数秒間びくんと痙攣した後、ギコはすっかり動かなくなった。
絶命していた。

ギコの返り血を浴びながら、男は満足げに右の口角を釣り上げた。
ひどく歪んだ微笑みだった。


343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:43:27.43 ID:32J67EBpO
支援

344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:45:20.59 ID:UfD4S5KSO
支援

345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:46:40.77 ID:oS87I5yW0



時刻は午前一時半。
僕は目的の宝石店に到着した。
辺りは光まで吸いこんでしまいそうなほどの深い暗闇に包まれている。
その漆黒を置き去りにして、僕は店の中へと入っていった。

裏口の鍵は前回侵入した時に細工を施してあり、
細い棒を刺して少々動かすだけで簡単に開ける事が出来る。


早速扉をくぐると、中は予想通り外以上に暗かった。

けど、僕の網膜には人よりもずっと多くの桿体細胞が含まれており、
色の区別が付かない事を除けば昼間同然に周囲を見渡す事が出来る。
つまりは異常体質だ。

そして僕は長く闇夜の中を歩いてきた。
目は完全に暗順応している。
僕にとって、こんな環境など何の問題もない。


346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:48:46.87 ID:32J67EBpO
さる回避

347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:50:06.05 ID:0/+5n3Zf0
しえん

348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:54:06.17 ID:w2b8j/twO
支援

349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:54:54.54 ID:32J67EBpO
さる回避

350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:55:06.49 ID:oS87I5yW0

入ってすぐのところに誰か男が立っていた。
手にしているライトは見当違いの方向を照らしていて、
幸いな事に、まだ僕の存在に気が付いていないようだった。

僕は音を立てないよう慎重に、かつ迅速に男の背後に回り込んだ。


「っ!?」


助けを呼ばれないよう、左の掌で男の口を塞ぐ。
そして、右手に持ったコールドメスで男の喉元を一突き。

「――――っ! ――――!?」

男は声になりそうもない悲鳴を漏らすが僕はソレを無視。
突き刺したところからメスを素早く下に引いて、喉を完全に切開する。
そのまま刃を胸に這わせて、心臓の辺りに達した所で力を込めて先端を刺し入れた。
僕はその感覚に酔いしれた。
この上ない快感だった。


351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:56:35.90 ID:oS87I5yW0
(´・ω・`)「…………ん?」

僕は愉悦に浸るのをやめると、
男がぎこちない手つきで何やらごそごそと腰の辺りを漁っているのに気付いた。

――――まだ、生きている……?

少しだけ僕は狼狽する。
男はそこから拳銃を取り出し、一発、宙に向けて発砲した。
その後でぐったりとして動かなくなった。どうやら、やっと息絶えたようだ。


(´・ω・`)「しまった……油断した」


成程、声を出せないのなら何でもいいから音を出せばいいのか。
そんな手段なんか頭の片隅にもなかった。
僕は人知れず後悔する。

だけど、遅かった。

もう一人の警備員らしき人物がこちらに駆けつけてきた。


352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:57:06.36 ID:32J67EBpO
さる回避

353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:57:23.80 ID:oS87I5yW0
そいつは震える声で怒りをぶつけてくる。

(;'A`)「て、てめぇ……長岡を……長岡に何を……!」

つい先程殺した奴よりも若干背の低い男だった。
唯一大きく違う点といえば、彼の手には回転式拳銃が握り締められている事だ。
その銃口は確かに僕へと向けられている。

――――でも、やはり何の問題もい。

相手はあまり射撃に慣れていないのか、両手で銃を握っている。
そのために貴重な光源であるライトを放り捨てていた。

(´・ω・`)「そんなんじゃ、狙いなんかマトモに定められないよ」

普通の人間には不可能だ。
明かりのない中でターゲットに照準を付ける事など。
まして、僕の眼前に立つ男は明らかに怒りと怯えから平静を欠いている。
思った通り、男が放った二発の銃弾は僕の脇すらかすめずにどこかへ流れていった。

思わず嗤ってしまった。


354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:58:18.42 ID:32J67EBpO
支援
ホントありがとうございます

355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:58:35.82 ID:oS87I5yW0
僕は男の様子を観察した。
じっとりと冷や汗をかいて、今にも泣き出しそうな顔をしている。

(´・ω・`)「そんな事しても無駄だよ。弾もそうだし、君の命もだ」

僕は視る事まで出来る。
相手は見る事さえ出来ない。

(;'A`)「くそっ……チクショウ……!!」

男はヤケになったのか今度は僕に向かって急接近してきた。
多分、近寄れば当たるとでも思っているのだろう。
けれども、そんなのは甘い考えだ。距離なんてものはこの場合さして重要じゃない。
必要なのは強い意志だ。
そんな揺らいだ意志じゃ、命中なんてさせられる筈がない。


(;'A`)「うわああああああああア!!」


やはり、当たらなかった。


356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 20:59:54.62 ID:oS87I5yW0
僕は冷静にさっき死んだ男の手から拳銃を拾い上げて、構える。

(;'A`)「っ!」

男が息を呑み込む様子がよく分かる。
あくまで落ち着いて、ジグソーパズルの最後の一ピースをはめるような心持ちで。

僕はゆっくりと引き金を引いた。

けたたましい銃声と共に弾丸は男の眉間に命中した。
声もなく男はその場に崩れ落ちる。
即死を確信した。
瞬く間に男から生の気配を感じ取れなくなってしまったからだ。
痙攣さえしていない。


(´・ω・`)「――――ふぅ」

床に転がった死体を俯瞰する。
片や喉から胸に掛けて大量に流血し、片や頭部を無残に撃ち抜かれている。
僕はその二つの屍を人目に付かない場所へと運んだ。
これからコレを処理しなければならない。


357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:00:23.93 ID:0/+5n3Zf0
しえん

358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:00:33.53 ID:oS87I5yW0

――――僕は以前、外科医をしていた。

今はもう辞めてしまったが、病院に務めている間はそれなりの地位と収入を得ていた。
何故退職したのかというと、
手術中に摘出した臓器を食べてしまったからだ。

どうやら、僕はカニバリズムを好む性分であるらしい。

そのせいで僕は病院から追われる事となった。
まあ、当然だろうな。
第一ずっと食人癖を隠していた訳で、その場の気の迷いなんかではないのだから。
一度やってしまったら、その後は執刀の度に僕は人体部位を食べ続けていたに違いない。
このままだと院の名誉に傷が付くと病院側も判断したのだろう。

ああ、でも今となってはあの時の僕の選択は間違ってなんかいないと断言できるよ。
自分の好きなように生きて、自分の好きなように食べられる。
それはなんと幸せな事か。
真っ当な職を失うデメリットなんか、代償としては破格の小ささだ。


359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:01:50.01 ID:oS87I5yW0

医師免許を剥奪されてからというものの、
自由を手に入れた代わりに、危惧した通り金銭的な不具合が生まれてきた。

僕は何かいい方法はないか熟考した。
……そして、一つの妙案を思い付いたのだ。

二年ほど前から僕はそのアイディアを実践している。
――――そう、怪盗だ。
自分の才を十分に生かす事が出来る。しかも趣味と実益を兼ねているときた。
ある意味天職なのかも知れない。


(´・ω・`)「うん、どっちも問題ないな」

かつて医者だった事もあって、こうした生死の判別には長けている。
両者共に確かに死亡している。
そう判断を下した時だ。背後から乾いた足音が聴こえてきた。

(´・ω・`)「……ああ、でも、どうやら別の問題が出てきたようだね」

人の気配を察知して振りかえる。
僕の顔を照らす懐中電灯の白い光がそこにあった。


360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:01:50.02 ID:32J67EBpO
支援

361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:02:32.67 ID:UfD4S5KSO
支援

362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:02:49.12 ID:oS87I5yW0
「貴様、よくm――――」


光を放っている主は、見たところ先程殺した男たちよりも年配の、
そして恐らく僕よりも年長の男性だった。
考えるに、この男は二人の先輩格に当たる人物だろう。

だが呑気に思考している暇はない。

彼は片手でリボルバーを握っている――――さっきとは、違う。

決して発射させてはならない。
いつの間にか、僕は反射的に体全体のバネを使って男へと飛びかかっていた。

「なっ――――!!」

無心で男の右手から拳銃を払いのけた。
疾駆の勢いそのままに男を床に組み伏せ、マウントポジションを取る。
その際に懐中電灯も男の手から離れたようだ。
――――ああ、実に好都合だ。自分は本当に運がいい。
きっと、僕は天に愛されているのだ。


363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:03:45.50 ID:oS87I5yW0

相手の顔を睨み付けた。
……脅えている。きっと、僕の殺気に直に触れているからだろう。


(,;゚Д゚)「やめろっ、やめろぉぉ!」


懸命な表情で頼んでくる。
何としても生きようとする意志が感じられて大変よろしい。
そこに『揺らぎ』なんて全くない。

でも――――そんなくだらない願いを、僕が叶えるとでも思ったかい?

メスを男の心臓部へと刺し込んだ。
病院にいた頃に横領したモノだが、これが中々どうして使い勝手がいい。
自宅にはまだ何本ものストックがある。ここで折れてしまっても全然構わない。
だから、折れてしまいそうなほど強い力で僕は銀の刃を突き立てた。

ポンプから勢いよく血が噴出される。
ぶしゅう、ぴちゃりぴちゃりと毒々しい音を立てて。
当然僕の体にもかかってしまうが……まあ、この際いいだろう。
どうせ夜中のうちに仕事は済ませてしまうのだから。


364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:04:24.36 ID:32J67EBpO
支援

365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:04:27.99 ID:UfD4S5KSO
支援

366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:04:52.10 ID:oS87I5yW0

心臓が完璧に張り裂けた。


(,, Д )「あああアああァァァぁぁぁぁァあああアあっ!!」


……うるさい。
僕は一層メスに力を込める。

しばらく男は跳ねるように痙攣していたが、ある時を境に動かなくなった。
死んだのだろう。
僕はゆっくりとメスを引き抜いて、粘っこい血液をを男のワイシャツで拭った。


死体は三つに増えた。

只今の男があれだけ大声で叫んでいたのに救援に誰も来ないという事は、
多分これで警備の人間は最後なのだろう。
僕は安心して死体の処理に専念する事が出来た。

さあ、早く食べてしまおう。


367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:05:09.20 ID:knRJ1erZ0
おお、すげえ盛り上がってる
今北支援

368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:05:27.07 ID:oS87I5yW0

解体用に準備したメスで丁寧に人体をバラしていく。
幾つかのパーツに分けたら、あとは咀嚼して飲み込んでいくだけ。

――――ああ、もう限界だ。

僕は夢中で人肉にかじりついた。

まずは左腕、次いで左足。
人間の肉は固くて生臭い上に、骨やら臓器やらまで食べなければならない。
そうしなければ痕跡が残ってしまうからだ。

だけども、僕にとってヒトを食べる事は最高の娯楽だった。
ちっとも苦痛に感じない。
これ以上ない快楽であり、また背徳的な行為だからこそ、ますます興奮する。

肉を軒並みしゃぶり尽くした後は、今度は骨を噛み砕いていく。
ひどく硬いが自分にはさほど関係ない。
がりがりと豪快にかじり、砕けた骨が喉に刺さらないよう注意を払って呑み込んだ。

一方、臓器や脳は柔らかくて食べやすい。
僕はそれらを最後に食す事にしている。

最後に潰した睾丸を胃に収めて、一人目の処分が完了した。


369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:06:06.45 ID:32J67EBpO
支援

370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:06:18.02 ID:oS87I5yW0
生まれつき、人の肉を噛み千切れる歯を持ち、
生まれつき、人の骨を噛み砕ける顎を持つ。

生まれつき、咀嚼した人肉を嚥下できる喉を持ち、
生まれつき、血の味を厭と思わない。

生まれつき、禁忌を犯す事に抵抗がなく、
生まれつき、ヒトを食べる事を生き甲斐とする。


――――そう、僕は生まれた時から歪んでいたのだ。
人体構造も嗜好も、何もかも逸脱している。
これは僕の性分だ。
性分に沿って生きなければならないのは、僕に与えられた宿命なのだ。

かと言って異常者なんかではない。
自分は異常なのだと自覚しているのだから、それには当てはまらない。


僕は生来の怪物。
正真正銘のフェノメノだ。


371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:06:51.90 ID:oS87I5yW0
三つ全ての死体を食べ尽くして、僕は立ち上がり次の作業に移った。

まだ若干胃袋には余裕がある。
どうも僕の胃液は酸が非常に強いらしく、あっという間に食物を消化してしまう。

(´・ω・`)「面倒くさいなぁ、まったく」

店内の到る所に血が付着しているので、それを舐め取らなければならない。
壁に飛び散ったものから、床に零れ落ちたものまで。
血の痕が完全に消えるまで僕は赤い溜まりをすすっていった。


(´・ω・`)「……これでよし、と」

やっとの事で遺体処理と証拠隠滅が完了した。
時刻を確認すると、現在午前三時前。

(´・ω・`)「さて、ゆっくり盗みをさせていただきますか」

二階に上がり、ショーウィンドウを拳で叩き割る。
警報が鳴っているようだが、この店の内部には僕しかいないのだから意味がない。


372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:07:11.77 ID:32J67EBpO
支援

373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:07:13.98 ID:UfD4S5KSO
顎強すぎるだろwww

374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:07:30.65 ID:oS87I5yW0
持ち上げたダイヤモンドの指輪を宙に掲げ、そのコンディションを調べる。
照明が落ちているので輝き等は分からない。
ただ、形からしてかなり良い物なのだろうと推し量れる。
……とは言え、あまりコレ自体に興味はない。金になりさえすればいいのだ。

(´・ω・`)「一等級のダイヤ、確かにいただきましたよ」

呟きながら僕は一枚の紙切れを取り出して、割れたケースの中に差し入れた。

証拠というものは少々は残していくべきなのだ。
怪盗が怪盗たる所以はそこだ。多少はヒロイックな面が必要なのである。
僕の存在が少しずつ世間に広まっていく―――――ああ、なんて愉しい事だろうか。

紙に書かれた『P.B.P』の文字を見て、思わず僕は笑顔になってしまう。
自分を表現するのに、これ以上に相応しい言葉はない。


『Phenom Became Phantom(怪物から怪盗へ)』。




            ――――――――「P.B.Pのようです」    終


375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:08:19.66 ID:oS87I5yW0
あとがき



読んでいただきありがとうございました
合作本編とは真逆の雰囲気で書いてみました。疲れた。俺乙


元ネタ

MLBの投手ドワイト・グッデンの凋落を記した特集記事のタイトル
「From Phenom to Phantom(怪物から怪盗へ)」から


イメージソングのようなもの
http://www.youtube.com/watch?v=lYYhtqPVlk4&feature=related



合作はまだまだ続きます。楽しんでいってくださいな

==============================


夏の日さん乙でした!!!!!!!

376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:09:00.70 ID:UfD4S5KSO
乙乙

377 : ◆zS3MCsRvy2 :2007/12/05(水) 21:11:49.11 ID:32J67EBpO
代理ありがとうございました!
>>331>>333の間に>>337を挟んで読んでください
お疲れさまでした

378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:17:58.05 ID:0/+5n3Zf0


379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:18:24.46 ID:WXglxuK00
乙でした

380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:19:08.28 ID:oS87I5yW0
本当に乙です。
続けて今度は自分の作品を投下しようと思います。
地の文がないので頭休めにどうぞ。

381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:20:11.30 ID:oS87I5yW0





今日は、人生で1番輝く日のようです






382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:21:10.85 ID:32J67EBpO
支援

383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:21:44.40 ID:oS87I5yW0
はいカメラ回してー

撮影いきまーす





ξ゚听)ξ「ほっとHOTらうんじ! 
     このコーナーでは、地域の心温まるニュースをお届けします!」


ξ゚听)ξ「…というわけで今日は、ラウンジ第三小学校に来ておりまーす」


「「「「わーー!!!」」」」


⊂ニニ( ^ω^)ニニニ⊃「うわ゛ァァアアアアアーーーーー!!!!!!!!!!」

( ^ω^)「う゛あわああ゛ぁああ゛っぁああああっあ゛あ゛あ゛!!!!」

ξ゚听)ξ「元気だねーキミ! 何年生かな?」

( ^ω^)「6年生だお!」

384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:23:51.97 ID:oS87I5yW0
ξ゚听)ξ「ありがとう! 体育館に集まってるのは、みんな6年生かな?」

( ^ω^)「そうだお!」

( ´_ゝ`)「私が先生です」

ξ゚听)ξ「先生! 子供たちは何の練習をしているんですか?」

( ´_ゝ`)「劇ですね。今週末に学芸会があるんです」

( ^ω^)v「そのためにれんしゅーしてんだお! ぴーすぴーす!!」


ξ゚听)ξ「なぁるほど! キミは何の役かな?」

( ^ω^)「通行人A」

ξ゚听)ξ「…」

( ´_ゝ`)「…」




ξ;゚听)ξ「れ、練習がんばってねー! それでは!」

385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:24:15.59 ID:32J67EBpO
支援

386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:31:59.37 ID:32J67EBpO
支援

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:32:01.52 ID:oS87I5yW0



ξ゚听)ξ「校長のモナーさんです」

( ´∀`)「もなー」

ξ゚听)ξ「この学校には、毎月不思議なお手紙が届いているという情報を聞いたのですが…」

( ´∀`)「こちらをご覧下さいモナー」

ドサッ

( ´∀`)「”くせ字おじさん”が今まで本校にくれた手紙の一部ですモナ」

ξ゚听)ξ「こ、これで一部なんですかー!?」

( ´∀`)「はいモナ、大小合わせたら、あともうちょっとありますモナ」

ξ;゚听)ξ「うわぁ…」

( ´∀`)「お手に取ってどうぞご自由にお読みください。モナ」

ξ゚听)ξ「それでは手前にあったこの茶色い便箋を…」

388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:39:48.86 ID:32J67EBpO
支援

389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:40:31.32 ID:oS87I5yW0
第三小学校のみなさんへ。

月日の流れは早く、もう九月の下旬に近付いております。

今月の頭にあった運動会はどうでしたか? 

大事なのは勝ち負けではなく、その行事を笑顔で楽しめたかどうかだと、おじさんは思います。

おじさんもコッソリ影からみなさんを応援したかったのですが、残念。

今年も仕事が入って見に行けませんでした。

最近冷えてきました。昼間は暖かい日もあるのですが、夜は非常に寒いです。

風邪も流行っているらしいので、どうかお気をつけて。


追伸

今回は2冊の絵本を一緒に送らせて頂きました。
「まんじゅうぶーん」と「カカシのどくお」の2冊です。是非読んで見てください。




くせ字のおじさんより

390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:46:54.67 ID:0/+5n3Zf0


391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:47:40.58 ID:oS87I5yW0
ξ゚听)ξ「ぜ…ひ…よんでみて… ください」

ξ゚听)ξ「クセ字のおじさんより」


ξ゚听)ξ「ぷはー! やっと読み終えました」

ξ゚听)ξ「この方… 凄い達筆ですよね」


( ´∀`)「アハハハ。だから子供たちの間じゃ”クセ字おじさん”と呼ばれているのですモナ」

ξ゚听)ξ「なぁるほど、この方はどこのお住みで?」

( ´∀`)「差出し人の欄を見てみれば分かりますモナ」


ξ゚听)ξ「いや、でも書いてないですよ」

( ´∀`)「そうなんですモナ」

ξ゚听)ξ「え?」

392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:48:01.61 ID:iyeifWH+O
かかしはともかく、まんじゅうはwwww

393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:49:10.53 ID:oS87I5yW0
ξ゚听)ξ「差出し人不明で、住所は分からないんですか?」

( ´∀`)「そうなんですモナ」

( ´∀`)「ハガキや封筒には、宛先しか書いていないんですモナ」

ξ゚听)ξ「謎ですね…」

( ´∀`)「はいモナ。現在6年生の子供たちが入学した年から」

( ´∀`)「月に必ず2通は送ってきてくれるのですモナ」

( ´∀`)「たまに、児童書なども一緒に…」

ξ゚听)ξ「学校の子供たちを気遣う”クセ字おじさん”とは一体誰なのでしょうか?」

( ´∀`)「さっぱり見当がつきませんモナ。さしずめ卒業生の父兄の方なんでしょうかねえ」

ξ゚听)ξ「なるほど」

394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:52:11.38 ID:32J67EBpO
支援

395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:52:13.59 ID:oS87I5yW0



ξ゚听)ξ「図書館です! こちらをご覧ください」

ξ゚听)ξ「クセ字おじさんの蔵書による、”おじさん文庫”のコーナーです」

ξ゚听)ξ「…すごいですねー」



ξ゚听)ξ「そこのぼくー、おじさんの本は、面白い?」

( ゚∀゚)「マジおもしれえ!!!!!!!」

ξ゚听)ξ「クセ字おじさんは好き?」

( ゚∀゚)「だいすき!!!!」


どわっ


ξ;゚听)ξ「あらら! 児童たちが一斉に押し寄せてきました」

396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:52:57.70 ID:UfD4S5KSO
支援

397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:53:35.06 ID:oS87I5yW0
「ぼくもすきー!」

「あたちもー!」

「あのねー! きょうのきゅうしょくねー! デザートねー!」

「おじさんがりんごおくってきてくれたのー!!」

ガヤガヤ


ξ゚听)ξ「と、いうわけでおじさんは児童から大人気のようですね!」

ξ゚听)ξ「ねえねえ、おじさんの正体、気になる?」

( ゚∀゚)「…えっ?」

( ゚∀゚)「あー、うーん…? べつに」


ξ゚听)ξ(あら意外だわ)

398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:55:03.25 ID:32J67EBpO
支援

399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:55:22.98 ID:0/+5n3Zf0
しえん

400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:57:21.86 ID:kSFSScoEO
この投下おわったら自分も行きます!!


支援!!

401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:57:38.67 ID:oS87I5yW0
( ´∀`)「子供たちはおじさんに不思議や疑念は、何も求めていないのですモナ」

ξ゚听)ξ「なるほど…」

( ´∀`)「ただ」

ξ゚听)ξ「ただ?」


( ´∀`)「色々なものを贈ってくれたり、丁寧に手紙をくれたりで」

( ´∀`)「児童たちはおじさんに一言”ありがとう”と伝えたくてたまらないのですモナ!」


ξ゚听)ξ「でも、伝えたくても、伝えようがないですよね」

(;´∀`)「そうなのですモナ。こんなにこの学校に尽くして頂いているのに」

(;´∀`)「どこの誰だかも分からなければ…  モナッ」

402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:58:37.03 ID:dGkG/dmE0
東大目指す話のまとめどこー?

403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:58:41.20 ID:UfD4S5KSO
支援

404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:58:52.79 ID:oS87I5yW0



( ´_ゝ`)「よーし、みんな今日の練習はこれまでー」

「あー! またカメラがきたよー」

( ´_ゝ`)「そのまま! そのままステージにいるんだ」



(´・ω・`) 「ああ〜 朝の会で言ってたアレをやるんだね」

(*゚ー゚)「おじさん… テレビ見てくれてるかなあ」

( ^ω^)「大丈夫だお!」

405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 21:59:52.19 ID:32J67EBpO
支援支援

406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:00:04.70 ID:oS87I5yW0
(´・ω・`) 「クセ字のおじさぁああーーーーん!!!!!」



「「「「「学芸会に、きてねーーーー!!!!!」」」」

⊂( ^ω^)⊃「だおーーーーー!!!!!!」




===============================

「はいオッケイ!」

ξ゚听)ξ「収録は以上ですー。有難うございました!」

( ´_ゝ`)「いえいえ。テレビの向こう側にいるおじさんに届けば幸いです」

( ^ω^)「本番はタマシイのえんぎをするお!!!」



( ^ω^)「台詞1個だけだけど」

407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:02:46.83 ID:iyeifWH+O
>>402
>>3にあるサイトから見れる

408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:02:50.48 ID:oS87I5yW0


















    |                                      \
    |  ('A`)           クセ字おじさん… 不思議な人ですねー
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄        当日には、おじさんが顔を見せてくれるといいですね!/

409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:06:13.91 ID:oS87I5yW0
('A`)「なぁにがおじさんだいすきでぇ」

('A`)「行ったところで俺がおじさんだとは、誰も信じてくれないだろうな」

('A`)「まぁ別にいいんだけどよ」

('∀`)「見てくれこの醜い顔!」

('A`)「心ももちろん醜いぜ」

('A`)「手紙なんて… 」

('A`)「俺はただ… ただ…」

('A`)「ただの自己満足なんだっ!! こんなもん!!」





( A )「…」

410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:07:31.01 ID:UfD4S5KSO
支援

411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:07:52.04 ID:32J67EBpO
支援

412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:08:01.98 ID:oS87I5yW0
彼は醜かった。

死相を浮かべているような暗い頬の色。

突き出た前歯。

だらしなく垂れ下がった眉尻。



彼は恵まれなかった。

その外見によって周囲は彼を避け、

彼もまた周囲との関わりを自然に拒んでいった。

心も狭くなっていく。よくあるダメな人間。



同じような毎日が、

毎日毎日続いた。

413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:09:14.49 ID:oS87I5yW0
働きに出て数年が経ったときだった。

彼の周囲は皆、家庭というものを持っていた。

彼には無縁の言葉。

しかし、一つ奇なる事柄があった。

彼は子供が好きだったのである。


人は自分の持っていないモノを持っている存在に憧れる。


子供たちは自分が持っていない全てを持っていた。

輝く将来、綺麗な瞳、真っ白な心。


とある日、下校する子供たちを見て、彼は気紛れにふと思いついた。



('A`)(このままただ死んでいくのなら)

('A`)(―――うん)

414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:11:17.91 ID:UfD4S5KSO


415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:12:28.01 ID:oS87I5yW0
最初は本当に気紛れのつもりだった。

だがしかし段々とクセになっていった。



('A`)「来月はどんな絵本送ってやろうかな…」



良いことをするのも、悪くないと思った。



('A`)「仕事場でもらった果物、子供たちに食わしてやろうか」





('ー`)「ふふっ」

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:12:53.85 ID:32J67EBpO
支援

417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:14:13.65 ID:0/+5n3Zf0
しえん

418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:15:58.40 ID:oS87I5yW0







( ´∀`)「さてさて、学芸会が始まりましたモナ」

( ´∀`)「みんながどんな素敵な踊りや劇を見せてくれるのか非常に楽しみですモナ」

( ´∀`)「ここで一つクイズです」

( ´∀`)「先生や、君たちの親じゃなくて、この学芸会を楽しみにしている人がいます」

( ´∀`)「さて誰モナ?」


「えー? だれー?」

「わかんねー」


( ´∀`)「ふふ」

「わかった!! 手紙をくれるおじさんだ!!!」

419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:16:18.58 ID:+vgKJv2X0
支援

420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:19:05.46 ID:RATjFnFy0
( ´∀`)「当たりモナ!」

( ´∀`)「昨日、手紙が届いたのですモナ」

( ´∀`)「ちょっと読んでみるモナ」



小学校のみなさんへ

先日のテレビ見ました。皆さんがそんなに私を好いてくれるとは、全然知らなかったです。
手紙を書いている今、非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。
今度の土曜日は空いています。間に合うかわかりませんが、行ってみようと思います。


おじさんより



( ^ω^)「やったお!」

(*゚ー゚)「見てくれたんだね!」

(´・ω・`) 「うん!」

421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:19:27.93 ID:aZ5HkuG20
支援

422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:19:51.78 ID:Hv3WwkrR0
支援

423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:21:42.22 ID:RATjFnFy0


('A`)「行くか…」

('A`)「それとも…」

('A`)「仕事はない…」

('A`)「でも…」





「4年生の劇 ”ももたろお”でした」


( ^ω^)「さあー、迫ってきたお!」

(*゚ー゚)「ねえ、おじさんいるみたい?」

(´・ω・`) 「わからないよ〜 だって顔も何も知らないんだもん」

424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:24:41.39 ID:RATjFnFy0
( ^ω^)「あのハンサムな人だお!」

(*゚ー゚)「えっ、だれだれ?」



( ・∀・)



(´・ω・`) 「人良さそうだし、そうかもしんない!」




⊂(・∀・)⊃「パパ―」 (・∀・ )「おう、頑張ったな」



(*゚ー゚)「違うじゃない!」

(;^ω^)「不覚・・・」

425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:25:14.11 ID:UfD4S5KSO


426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:26:37.02 ID:RATjFnFy0
('A`)「――よし、行こう」


がらっ


ξ^ω^ξ「わっ!」

('A`)「あ… すいません」

ξ^ω^ξ「キャー 目が合っちゃった。今日の運勢天中殺だわっ・・・ げろげろ☆」


(#'A`)「…」




('A`)「いや、そんなことより、急ごう」


427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:27:43.31 ID:iyeifWH+O
ドックン可哀相

428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:29:59.65 ID:BVD4IGsD0
しえぬ

429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:31:13.16 ID:RATjFnFy0
「15人の少年少女たちは、無人島に流れついたのでした」



(´・ω・`) 「もう無理だ!!! 僕たちみんな死ぬんだーー」

(*゚ー゚)「あきらめちゃダメよ! まずは食べ物を探しましょ」




(´・ω・`) (やばー。もう劇始まっちゃった)






(´・ω・`) 「嫌だね! 僕はここにいるからね!」

( ^ω^)(僕の出番はまだかお)







430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:31:27.66 ID:32J67EBpO
支援

431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:35:13.12 ID:RATjFnFy0
人で埋まった入り口をすり抜けるように、
醜い男は体育館に入った。
息を切らし、汗で髪がじっとりと額につき、何年も着込んでいる古いジャンパー姿
人々の何人かは、彼をいぶかしげな視線で見つめた。

ステージの上では、劇が続いていた。




( ^ω^)「それは 木 です!!」




スタスタ・・・



( ^ω^)(ふっ、決まったお)



川;ω;)「ブーンちゅわあああん!! 名演技よぉん!!」


('A`)(よかった・・ 今が最中か)

432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:36:47.37 ID:Hv3WwkrR0
誰か支援してやれよ!
自演

433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:38:09.57 ID:UfD4S5KSO
支援

434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:38:21.96 ID:RATjFnFy0
(´・ω・`) 「ブリアンの馬鹿ヤローーーー!!!」

( ゚∀゚) 「なにをーーー!!」




('A`)(・・・・・・・)


彼は一度だけ学校の周辺に赴いたときがある。
手紙を送り始めた年だ。
ちょうど1年生が親と帰っていくところだった。
あのときのチビたちが、こんなにこんなに大きく成長したなんて。

俺は何一つ変化していないのに。


彼の心に熱いものがこみあげた。

435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:40:13.24 ID:kSFSScoEO
しえん

436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:42:37.21 ID:RATjFnFy0
――劇は終わりを迎える。



( ゚∀゚)「ぼくたちの!」

(´・ω・`) 「未来に向かって!」



「みんなで生き抜いていこう―――!!!!」




華々しく拍手が巻き起こり、
ステージに子供たちが集まってくる。
役を演じた子供だけではない。

合唱隊や、楽器隊や、ナレーター。
ちょうどひと学年分くらいが集まったようだった。

437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:44:35.40 ID:RATjFnFy0
('A`)「…? 何が始まるんだ」


主役を演じていた子供が、一歩前に出て、
ステージを見まわして、叫んだ。



(´・ω・`) 「せーーーの!!!」




『おじさん!!!!!!!!!! ありがとう!!!!!!!!!!!!!!』



体育館にいた全ての子供が、
その言葉を口にした。 建物が揺れるほどに、その声は轟く。
そして、彼の心に突き刺さった。

438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:44:40.49 ID:Hv3WwkrR0
うう、何かこのスレ臭いお( ^ω^)ぺっぺっ自演

439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:44:50.55 ID:kSFSScoEO
ドクオ頑張れ!!

440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:47:18.26 ID:UfD4S5KSO
('∀`)

441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:47:44.01 ID:wJtXd7cdO
      (´・ω・)
      ハ¶ し¶
..    / ̄ ̄ ̄\   
   //       \
  /   ●      ●\   _ 
  |      (__人__)  .| ≡_)_    支援してやんよ
  \          ./=_) ≡_)     
   /_        _ =_) ≡_)∧_∧  
  (___)        ≡_) =_)   ( ・ω・)=つ≡つ 
   |        ノ            (っ ≡つ=つ
   /  ___  (      ババババ /   ) ババババ

442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:49:40.28 ID:RATjFnFy0
( A )「あ、あ…」



パイプ椅子に座った父兄の面々が、皆にこやかな表情をする中、

入り口付近に突っ立っていた一人の男が、嗚咽を漏らす。

特大の涙の粒を落としながら。

口を大きく開き、鼻水も垂れ流し、青白かった頬を真っ赤に紅潮させて。





しかし、不思議とその顔はいつもの彼のように醜くは見えなかった。

―――――ステージの上の子供たちから見ても分かるくらいに、輝いていた




(おしまい)

443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:50:14.49 ID:UfD4S5KSO
乙乙

444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:51:27.58 ID:wJtXd7cdO
ありゃ、終わっちまった(´・ω・`)

乙です

445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:51:47.19 ID:kSFSScoEO
結局ドクオは子供達と会わなかったのかな……


乙!!

446 : ◆ps3CKPkBXI :2007/12/05(水) 22:52:28.35 ID:RATjFnFy0
お目汚しすいませんでした

スーパーモンキーモンキータイムになりながらもなんとか最後まで投下できました。
引き続き合作をお楽しみください。

447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:53:53.25 ID:u/WLrF/00


448 : ◆IgPB3k.W/o :2007/12/05(水) 22:54:16.85 ID:kSFSScoEO
では次ぎいかせてもらいます


('A`)がアルバムを捲るようですin新人合作!!

449 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/05(水) 22:54:34.97 ID:BVD4IGsD0
乙でした

このいい空気をぶち壊していい&誰もいないなら投下しますが宜しいですかね?

450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:56:13.40 ID:UfD4S5KSO
アルバムktkrwww

451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 22:56:32.46 ID:BVD4IGsD0
おっと、では支援に回ります

452 : ◆IgPB3k.W/o :2007/12/05(水) 22:57:30.31 ID:kSFSScoEO
自分はまだまだ起きているんで後でも構いませんが?

453 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/05(水) 22:59:27.38 ID:BVD4IGsD0
あ、じゃあ申し訳ないですが、先にやらしてもらって宜しいでしょうか?
自分のは10レスあるかないかぐらいなんですぐ終わりますが……

454 : ◆IgPB3k.W/o :2007/12/05(水) 23:03:02.25 ID:kSFSScoEO
すいませんwwではいきます。 


※注意※ この作品は
('A`)がアルバムを捲るようです 

のサイドストーリーの様なものとなっています。

読んでない方でも楽しめるようにしようと書き始めましたが……へぼ作者でなかなか巧くいきませんでした。 

一応まとめを載せておきます。 

( ゚д゚)つhttp://vipmain.sakura.ne.jp/360-top.html

455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:03:04.14 ID:UfD4S5KSO
YOU達どっちか投下しちゃいなよ!

456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:03:57.37 ID:kSFSScoEO
書くのに手間取りましたorz 

支援!!

457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:04:40.25 ID:u/WLrF/00
支援

458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:05:22.03 ID:BVD4IGsD0
支援

459 : ◆IgPB3k.W/o :2007/12/05(水) 23:10:55.72 ID:kSFSScoEO
もうgdgdですいませんorz 

自分から行きます

460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:11:51.19 ID:UfD4S5KSO
支援

461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:11:57.19 ID:wJtXd7cdO
wktk

462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:12:44.23 ID:kSFSScoEO
新人合作〜〜ゲリラ〜〜


お題:色褪せた写真




('A`)がアルバムを捲るようですin新人合作

463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:14:15.74 ID:kSFSScoEO





閑散とした部屋。

そこにいるのは、活発で今がやんちゃ盛りの男の子と、心配そうにその様子を見つめる可愛らしい女の子。


( ,,゚Д゚)「おっ、なんかみっけ!!」


(*゚ー゚)「あっ、それってお母さん達の中学時代のアルバムじゃない?」


男の子が手に取ったのは、古ぼけたアルバムだった。


―――その表紙にはVIP中学卒業アルバムと書かれていた

464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:15:12.50 ID:kSFSScoEO


( ,,゚Д゚)「うっしっし!!あの根暗オヤジが、中学時代どんな面してたか拝んでやんよ」

(*゚ー゚)「私もお母さんとお父さんの写真見てみたいな」


二人はニヤニヤと顔を見合わせる。



( ,,゚Д゚)いつまでも色褪せぬ思い出のようです(゚ー゚*)





465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:15:20.33 ID:aZ5HkuG20
しえーん

466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:16:33.97 ID:iyeifWH+O
支援

467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:16:44.71 ID:kSFSScoEO



( ,,゚Д゚)「うへぇ、それにしてもえらい埃だな、アイツ掃除くらいしろよ」


(*゚ー゚)「あー!!ギコ君、お母さんをアイツって言っちゃいけないんだー!!」


(;,,゚Д゚)「いちいちうるさい奴だなぁー、まぁ良いじゃねーか、捲るぞ!」


(*゚ー゚)「もうっ」


――二人が手に取った埃塗れのアルバム


自分達の知らぬ父と母の思い出。


二人は、アルバムのページを捲る。



468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:17:11.00 ID:UfD4S5KSO
支援

469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:17:30.43 ID:wJtXd7cdO
しえん

470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:18:11.94 ID:kSFSScoEO


  ―――◆―――


(;゚ー゚)「……入学式だね……」


( ,,゚Д゚)「んなもん見りゃわかんだよ。ってかこいつ等真面目に撮る気あんのか?」

(;゚ー゚)「ははは……」

少女の口から乾いた笑いが漏れる。

( ,,゚Д゚)「なんでポーズ決めてんの?」

(*゚ー゚)「……わかんない」

( ,,゚Д゚)「あっ、なんか書き込んでんじゃん」

(*゚ー゚)「どれどれ」



471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:19:06.54 ID:UfD4S5KSO
なんかえっちだ

472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:19:40.74 ID:kSFSScoEO


そこには丁寧な文字で、こう書かれていた。



『最高の子達、最高の思い出』


( ,,゚Д゚)「誰の字だ?」


(;゚ー゚)「わかんない」

( ,,゚Д゚)ο彡゚「ったく、名前ぐらい書いとけよな」

(;゚ー゚)「ちょっとwギコ君!!真似しないでよ!!」


( ,,゚Д゚)「はいはいw次いくよー」

(*゚ー゚)「……もう」


473 :投下終了後に一レスだけ入れさせてください:2007/12/05(水) 23:22:14.53 ID:kSFSScoEO


二人は捲る、一ページ、一ページ、確実に。


父と母の思い出を紐解いていく。


( ,,゚Д゚)「なんだこりゃ?」

(*゚ー゚)「なんだろ?」


( ,,゚Д゚)「……泣いてるな」

(*゚ー゚)「泣いてるね」


( ,,゚Д゚)「もう、わけ分かんねーや。どうして卒アルにこんな写真載せんだよ」



474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:22:47.55 ID:0/+5n3Zf0
しえん

475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:24:00.05 ID:kSFSScoEO


写真に写っているのは、目を泣き腫らした巻き毛の女の子と、スーツ姿の男性。

一緒にご飯を食べながら、泣いている。


入学式の写真同様、走るように踊った文字が書き込まれていた。


『ツン、良かったね。ボク達は、いつも貴女の味方だよ』


(*゚ー゚)「この女の子って、もしかしてツンおばさん?」

( ,,゚Д゚)「そうっぽいな」

(*゚ー゚)「なんで泣いてたんだろうね」

( ,,゚Д゚)「そんなのわかんねぇぞ!!ゴルァ」

476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:26:08.90 ID:wJtXd7cdO
しえしえ

477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:26:31.63 ID:kSFSScoEO


二人には分からない。写真に写る女の子が、何故泣いているのか。


それは彼らの思い出ではないから。


思い出とは、それを共有する者同士の宝物。


今の彼らには、まだわからない。


次のページを捲ると、そこには教壇に立つ男の子が写っていた。


(*,,゚Д゚)「おぉ、この眉毛はショボおじさんだぞ!!」

(*゚ー゚)「……お父さん」


478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:27:21.73 ID:u/WLrF/00
sien

479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:29:13.85 ID:UfD4S5KSO
えん

480 :さるくらっちまったorz:2007/12/05(水) 23:34:38.18 ID:kSFSScoEO


( ,,゚Д゚)「おじさんの眉毛ってこの時から垂れてたんだなぁ」


(*゚ー゚)「ギコ君たら!!
ほらっ!!お母さんも写ってる!!」


( ,,゚Д゚)「本当だ!!お前本当にお母さん似なんだな」

少年は、見比べるため少女の方を振り返る。


(*´゚ー゚`)……


( ,,゚Д゚)……


( ,,^Д^)「はははww何やってんだよwwww」


(*//-/)「そんな笑わないでょぅ……真似しただけなんだからねっ!!」

481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:36:38.38 ID:UfD4S5KSO
ハアハアしぃハアハア

482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:39:03.65 ID:iyeifWH+O
支援

483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:39:06.86 ID:aZ5HkuG20
支援なんだよぉ

484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:39:48.91 ID:kSFSScoEO


( ,,^Д^)「にしてもその眉wwねーよww」


(*゚-゚)「もうっ!!ギコ君なんて知らない!!」

(;,,゚Д゚)「ちょ、すまん、椎、拗ねんなよ!!」

(*゚ー゚)「しーらない!!次捲っちゃうよ!!」

( ,,゚Д゚)「待てよ!!まだ、なんて書いてあんのか見てねーだろ!!」


『ショボン君、君の夢はボク達の夢。
いつか君のお店で飲める日を楽しみに待ってるよ』


(*゚ー゚)「いったい誰なのかなぁ?」

( ,,゚Д゚)「わかるわけねーだろ、次いこーぜ」

485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:43:47.57 ID:kSFSScoEO
次々と捲られていく色褪せた写真。

その一つ一つに丁寧にメッセージが書き込まれていた。


(*゚ー゚)「あっ、これピザおじさんじゃない?」


( ,,゚Д゚)「どれどれ……あぁ、そうだな!!ツンおばさんに抱きついてんじゃん」
(*゚ー゚)「……」

( ,,゚Д゚)「……どうしたんだ、椎?」

(*゚ー゚)「だって羨ましいじゃない、中学時代に好きな人を今でもずっと愛し続けてるんだよ」

( ,,゚Д゚)「んなもんかねー」

(*゚-゚)「ギコ君には……わからないの?」


( ,,゚Д゚)「あー、いや、ちょっと羨ましいかも」

(*゚ー゚)「そっ?よかった」

486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:44:25.20 ID:0/+5n3Zf0
支援

487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:48:01.07 ID:kSFSScoEO

少女は、どこか嬉しそうに微笑む。

少年は、その笑顔に頬を赤らめる。


写真に写る男の子と女の子も嬉しそうだ。


其処には

『二人の幼い愛に心からの祝福を……』



心暖まる、温かみを帯びた丸字でそう書かれてあった。


488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:49:15.73 ID:iyeifWH+O
支援

489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:50:39.32 ID:kSFSScoEO


( ,,゚Д゚)「ボロボロだな」

(;゚ー゚)「そうだね」

( ,,゚Д゚)「ケンカは負けちゃ意味ないんだぞ!!」

(*゚ー゚)「そんなことないよ!!立ち向かうことに意味があるの!!」

( ,,゚Д゚)「見解の相違だな」

(*゚ー゚)「ギコ君はちょっと乱暴過ぎるんだよ」

( ,,゚Д゚)「あー、あー、聞こえなーい」


写真に写るはボロボロの二人。


でも二人の顔はどこか満足気だった。


『今回は大目に見てやるんです』



490 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:52:03.04 ID:BVD4IGsD0
支援

491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:53:53.48 ID:32J67EBpO
支援

492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:54:51.52 ID:UfD4S5KSO
しぃ

493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:55:25.03 ID:0/+5n3Zf0
支援

494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:55:39.85 ID:kSFSScoEO

( ,,゚Д゚)「まったく、普通の写真はないのか」


(;゚ー゚)「はははー、まぁお母さん達の中学時代だしねー」


  ―――◆―――


(;'A`)「どうしたんだよ、ビロード、いきなりお前から写真を撮らせろだなんて」

( ><)「僕も思い出が欲しいんです!!いつもツーさんに振り回されてばかりじゃ割りに合わないんです!!」

(;゚∀゚)「わーったって、だからそんな引っ張んなよ」

ξ゚听)ξ「一体どうしたのかしらね」

从;'ー'从「わかんないよー」

(*゚∀゚)「もう卒業だろ、ビロードとは離れるんだから、少しくらい我儘聞いてやろうじゃないか」


(´・ω・`)「やれやれ、困った先生だね」

495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:57:49.11 ID:kSFSScoEO
( ^ω^)「あいあいおー」


( ><)「……これが僕の撮る最後の写真なんです……」

――だから……

先生は言葉を続ける。

――――最高の笑顔で写ってほしいんです!!


  ―――◆―――


(*゚ー゚)「わぁ、皆楽しそうだね!!」

( ,,゚Д゚)「……あぁ、そうだな」

其処には満面の笑みで写る、知った顔が並んでいた。

('∀`)从'ー'从(*゚∀゚)ξ゚ー゚)ξ( ^ω^)( ゚∀゚)(´・ω・`)

496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:59:48.09 ID:0/+5n3Zf0
支援

497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/05(水) 23:59:49.54 ID:UfD4S5KSO
しえん

498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:00:42.69 ID:dVM+S8OCO





『ありがとう』


最後の写真には一言だけ、そう書かれていた。








499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:01:53.11 ID:dVM+S8OCO


「こらー!!また勝手に持ち出して!!駄目じゃない!!」

(;゚ー゚)「ヤバい!!お母さんだ!!」

(;,,゚Д゚)「まずいぞ!!椎の母さんはおっかないからな!!」



『ポロッ』


アルバムから一枚の手紙が落ちる。


少年は拾おうとしたが、止めた。


( ,,゚Д゚)「……この手紙は読んじゃ駄目な気がする」

(*゚ー゚)「うん、そうだね。思い出はその人たちの物だよね」

500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:03:50.89 ID:dVM+S8OCO


( ,,゚Д゚)「よし……じゃあ逃げるか?」

(*゚ー゚)「うん!!」







501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:05:28.35 ID:dVM+S8OCO


「ねぇ、ギコ君」


「ん?なんだ?」


「私達もあんな思い出、一杯作ろうね」


「……勿論だぞゴルァ!!」




色褪せた写真。


色褪せた手紙。


されど、何時までも色褪せぬ思い出。

502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:06:46.62 ID:dVM+S8OCO


二人は誓う。


母さん達に負けぬ、素晴らしいアルバムを創ろうと……



新人合作〜〜ゲリラ〜〜


お題:色褪せた写真



( ,,゚Д゚)いつまでも色褪せぬ思い出のようです(゚ー゚*)

('A`)がアルバムを捲るようですin新人合作

503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:07:30.70 ID:y7BWoL2vO
乙!!

504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:07:40.83 ID:Q8z+keXgO
乙!

505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:07:42.57 ID:+JRL2C3r0
しえ

506 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:07:50.69 ID:IX5Xpm4a0
超乙!

507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:09:13.36 ID:QWVXRXZBO
参加者はもっと支援してやれよ

お前らが支援しないと誰も支援しないスレなのに、わざわざゲリラ書いてくれた部外者に感謝とかないのかよ

508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:10:40.85 ID:QWVXRXZBO
>>505
とか釣りでもひどいだろ

内容は見ないで、ただ流れ作業支援か?

509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:11:08.72 ID:pTRjOPAJ0
何で見てないってわかるんだ?

510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:13:27.02 ID:QWVXRXZBO
>>509
作品終わってるのに、支援するから

終わったの気づいてないからだろ?

511 : ◆IgPB3k.W/o :2007/12/06(木) 00:14:05.09 ID:dVM+S8OCO
これでゲリラ投下は終わりです。 
作者の皆さん、支援者の皆さん、本当に乙です。

今読み返してみると、大分イミフな作品となってしまいましたorz 


『物』は色褪せても、色褪せない『モノ』はあると思います。 

もうそれを見付けた方、貴方は非常に幸運な方だと思います。 

まだ見つからない方、探してください。必ずあります。 

この合作が参加者の方にも読者の方々にも、色褪せぬアルバムの一ページとなることを祈っております。


では微妙な空気ですが……ツン世話さん、後の処理は任せたww

俺の屍を越えて行け!!

512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:14:36.16 ID:pTRjOPAJ0
>>510
リロ忘れっていう可能性もあるけど
他の可能性が0って時にだけ決め付けるべきだと思うよ

513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:15:16.38 ID:LHI8dGVOO
>>511
お前みたいに殊更マメにリロードする人間ばかりじゃないのさ

514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:15:40.29 ID:QWVXRXZBO
>>512
ちゃんと疑問系つけてるだろ

515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:16:11.80 ID:y7BWoL2vO
>>511
( ;∀;)イイ言葉ダナー

516 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:16:36.19 ID:pTRjOPAJ0
疑問符、ね

まぁネットで真相云々はナンセンスだし、決め付けた方が勝ちな空気ではあるけど
で、それが事実だとして君はどうするんだい

517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:17:03.13 ID:QWVXRXZBO
>>512
ちゃんと疑問系にしてあるだろ

の間違いな

518 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:17:14.42 ID:+JRL2C3r0
お疲れ様でした。それでは空気読まずにはじめます

519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:17:32.01 ID:IX5Xpm4a0
>>513
その安価ミスもなかなかひどいw

てかここでぐだぐだやってんなよ

520 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:17:47.68 ID:+JRL2C3r0
長い間、ずっとしまってきたこの手紙。
色がすっかり褪せたボロボロの紙、それが今僕の手の中にある。

( ^ω^)「そろそろかお……」

冬もすっかり深まり、木々は黒に近い茶色しか出していない。
その貧相な物の下で僕は彼を待っている。

実に会うのは10年ぶりぐらいだろうか。

夢を追いかけ、遠くへ行ってしまった友人。
守ってくれるだろうか、10年来の約束を。

いや、守ってくれるだろう。必ず。
僕は彼を信頼している、それが何よりの証拠だ。

521 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:17:54.32 ID:dMt/EIR/0
疑問符に付いてるってことは同意求めてるってことだよね

522 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:18:47.60 ID:1m01f87hO
行け行けツン世話

523 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:19:25.78 ID:+JRL2C3r0

( ^ω^)「さみいお、早く来てくれないと凍死してしまうお」


すると、遠くの方に見慣れた影が。

遠くに行ってしまった、と言う割に小奇麗な顔。
それとは対照的に、使い古されたボロボロのコート。
そして、今でも煌きを失わない子供のような瞳。

やっぱり、来てくれた。



( ・∀・)「……久しぶりだね」

( ^ω^)「だお」

524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:19:30.81 ID:y7BWoL2vO
ポルノ支援

525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:20:14.51 ID:QWVXRXZBO
参加者ファビョるなよ
ほら、ツン世話やってんぞ
得意の支援してやれよ

支援

526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:21:21.12 ID:pTRjOPAJ0
果たしてID:QWVXRXZBOは、ちゃんと作品を読んでいると言えるのだろうか

527 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:21:29.46 ID:+JRL2C3r0
( ・∀・)「こんなとこじゃ凍え死んでしまいそうだからどっかに入ろうか」

( ^ω^)「領空領土了解だお」

(;・∀・)「未だにそのギャグ言ってるのか……」

( ^ω^)「勿論、今でもマイホビーだお」


多少噛み合っていない会話(勿論僕の所為ではないと思いたい)も懐かしい、ああ彼は帰ってきたのだ。
そこらへんにあった、ちょっとアンティークな感じの店。
今の僕達にはぴったりの雰囲気だろう、と目で合図して中に入っていた。



528 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:22:48.83 ID:+JRL2C3r0
( ^ω^)「いきなりだけど、ここ10年で何があったか教えて欲しいお」


横に来た店員さんに、コーヒー二つ、とだけ告げモララーに話しかけた。
よく見ると、彼の瞳は昔のままだが、顔には幾つもの皺が刻まれている。
苦労の証なのだろうか、年の割にはかなり老けて見えてしまうほどだ。

( ・∀・)「いやー、大変だったよ。何せ掘っても掘っても出てこないんだからね」

( ^ω^)「気がつけば、もう10年たったのかお」

( ・∀・)「全く持ってその通り、未だに当たりは来ず。人生簡単じゃないのさ」


彼から聞ける話は、都会で普通の会社員として暮らしている僕には新鮮そのものだった。

燦々と照りつける太陽。
そしてその光が齎す灼熱地獄。
過酷な労働を毎日毎日。おかげで逞しくなった、と彼は微笑んでいた。

時には砂漠の蜥蜴を食おうともしたことがあったとか。

529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:22:49.68 ID:1m01f87hO
支援です!

530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:24:10.70 ID:QWVXRXZBO
>>526
投下始まったのにまだお話したいのか?

煽りが上手なこって
某スレに意味不明な書き込みはやめてください

読んだほうが赤面しちまうよ

531 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:24:37.71 ID:+JRL2C3r0
( ^ω^)「おっおっおっ、随分波乱万丈だお」

( ・∀・)「小学校からそうだっただろ?」

思えば、昔から破天荒な奴だった。

小学校では、野菜を育てるはずなのに化け物トマトを作ったり。
中学校では、ポケモンマスターになるといって学校にサト○の服を着てきたり。
高校では、一年間祈祷師キャラになったり……。
大学に行くと思えば、いきなり夢ができたといって姿を眩ませたり。

そして高校卒業以来、10年ぶりにあったという次第だ。


( ・∀・)「……久々のコーシーはいけるね、苦いのは苦手なんだが、ここのは美味いね」

( ^ω^)「ここはなんか頼んでもよさそうだおね、すいませーん!」


そう言って、メニューにあった適当なものを頼んでみる。
ちょっと頼みすぎたか……まあいいや。

532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:25:43.94 ID:y7BWoL2vO
支援

533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:26:11.08 ID:pTRjOPAJ0
>>530
アフロに謝れ!!

534 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:26:51.97 ID:+JRL2C3r0
ちょびちょび頼んだものが来た頃、僕は彼に一つ尋ねた。


( ^ω^)「ところで、いつ帰るんだお?」

( ・∀・)「もう明日には帰るよ、仕事が山積みなんだ」

( ^ω^)「そうかお……」

( ・∀・)「残念かい? まあ今度からはこまめに手紙を送るさ」

( ^ω^)「おっおっ、それだけでもありがたいお」

( ・∀・)「一週間に一回は送るよ。さてそろそろ帰らんとまずいかな……」

( ^ω^)「おっ?もうかお?」

( ・∀・)「お前が食い終わるまで待ってやるよ」

( ^ω^)「おっ、ありがたいお」


これを食べ終わったら帰ってしまう。
それを聞いて、僕の箸のスピードが少し緩んだ。

それに彼が気づいていたかは定かではない。

535 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:27:45.98 ID:+JRL2C3r0
無事食べ終わると彼は急ぎ足で帰ってしまった。
その遠くなる背中を、僕は寂寥を感じながらずっと眺めている。
何か、彼が違う意味で遠くに行ってしまう気がして目を離せなかった。










それから数ヶ月、数年経ち、十数年経った。
彼の名前が新聞に載った。

「苦節二十数年、油田発掘に生涯を捧げた男」

その記事を見ながら僕は、古い彼の手書きの文字、それが書かれた手紙を握り締めた。
まるで自分のことのように、僕は喜びの感情を顕わにした。

fin

536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:28:13.28 ID:pTRjOPAJ0
支援!!





あ、乙でした^^

537 : ◆PORNOqm4Ug :2007/12/06(木) 00:28:22.63 ID:+JRL2C3r0
投下してると感じますが案外短いものですね、自分の作品はこれで終わりです。
ありがとうございました。

538 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:28:24.10 ID:y7BWoL2vO
乙乙

539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:29:13.05 ID:QWVXRXZBO
>>533
まさかあれはアフロ神のお言葉・・・?

失礼しやした

540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:29:53.47 ID:IX5Xpm4a0


541 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:29:56.05 ID:QWVXRXZBO
>>536
支援

542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:30:01.46 ID:1m01f87hO
乙!

543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:30:19.38 ID:pTRjOPAJ0
>>541
安心しなよ・・・もう俺もお前もNGされてるからよぉ

544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:30:44.99 ID:QWVXRXZBO
ツン世話の次は誰なんよ?

545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:31:45.08 ID:dVM+S8OCO
ツン世話さん、乙です!!

546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:32:04.82 ID:QWVXRXZBO
>>543
まじか

妥当な判断だな

547 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:45:06.56 ID:Scj6uKu4O
大喜利はもう終わり?

548 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:56:48.98 ID:ozoidCvh0
今からでも間に合うのならゲリラやろっかな。
見てる限りお題とかあるっぽいんだけどどこでもらうの?

549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:57:36.25 ID:syl5Lxw40
>>548
お題は色あせた写真じゃなかったっけ?

550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 00:59:40.98 ID:Scj6uKu4O
>>548
お題は>>3
今日(12/6)は予備日みたいだから今日中に投下出来るならやってみれば?

551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:00:55.12 ID:ozoidCvh0
おーけぃ。間に合ったら投下します。みんなサンクス

552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:05:31.06 ID:Scj6uKu4O
>>551
あ、ごめん>>3は合作参加者用のだた..orz
kwskは>>3のまとめサイト見てください
期待してます

553 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:07:06.47 ID:tFIBd4Pq0
投下してもいいのかな

554 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:09:46.92 ID:tFIBd4Pq0
   | \
   |Д`) ダレモイナイ・・トウカスルナラ イマノウチ
   |⊂
   |

555 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:13:00.29 ID:tFIBd4Pq0
                       @@@               /\  /ヽ
                      ε´・ω・`)3       ヽ、 lヽ'   ` ´   \/l
                    ,ノ      ヽ、_,,,      ヽ `'ー         /
                 /´`''" '"´``Y'""``'j   ヽ     |  ー  /   シ   l
                { ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l     .l   _ノ    ョ   |
                '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ      l    ヨ    ・   |
                 ヽ、,  ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/     ヽ.    |   ・   .|
                  `''ゞ-‐'" `'ヽ、,,、,、,,r'       |.   ─┼─   ・    レ
                    ,ノ  ヾ  ,, ''";l         |   /  |  \      l
                   ./        ;ヽ       .|.     |          l
                  .l   ヽ,,  ,/   ;;;l       |   ー /        |
                  |    ,ヽ,, /    ;;;|      .|.   _ノ         |
                  |   ,' ;;;l l ;;'i,   ;|      |.    ー┼‐       |
                  li   /  / l `'ヽ, 、;|      /     | ゝ       l
              /⌒ l jヾノ ,ノ  ヽ  l  ,i|     /      \        ヽ
                 ( ^ωl`'''" ヽ    `l: `''"`i     `l    /         l
             旦那→(つ l ,. i,'  }     li '、 ;;' |       |   /          ヽ
               |  l ; j / _, -― ' ̄ ̄`ー‐-、_   |  //し        /´
           ,, .--、,,__,,-' ̄;;"`´ ;; __  __, -―- 、;; ̄`l ┌┐┌┐       |
        , '" ;;  ,__   ;;'    r ' ´;;; ヽ_ゝ_;;|    lヽ, / .| | .| |       |
      /l ;;, -‐Y´| l  __  /`'| |   | l  l;|     l ヽ l └┘└┘      /
     /|;;;;ヽ/  .| | |.;;l_,-'l | V | |.l .|   .|    l  i i   | ;lヽ| ○  〇      l
     |;;;|;;;i | /|.| ''.|/ l  |;;;| | | | ;|  |   | ;l l| i ;;;; l | l     _/ヽ  /
     |;;;;|;;.. l ;;  | i /   .il /| |.| |  |   i  |   | l i  '`i l / ̄\/    ヽノ
 __/"|;;|;;l;;  .|   .|;.i |   | ;;|| |l .|  |l     .i | ;|;      |/ヽ/`''l
´ ;;_,- | |;; |  |   l;;l;|   | l|| | |; | |i   i   | |;;/|      .| l ,l  |
  .|;;;;;;| l, | / ' ' |i | ,  i |l | |;;l. | .| i . |l   l/ l ljヽ、   /l | .l  |

556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:14:41.87 ID:Scj6uKu4O
寝ようと思ったら何かキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

ショボン一家だっけ?wktk支援

557 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:14:44.85 ID:tFIBd4Pq0
                 / ̄ ̄\
               /  ヽ_  .\
               ( ●)( ●)  |     ____
               (__人__)      |     /      \
               l` ⌒´    |  / ─    ─  \
              . {         |/  (●)  ( ●)   \
                {       / |      (__人__)      |
           ,-、   ヽ     ノ、\    ` ⌒´     ,/_
          / ノ/ ̄/ ` ー ─ '/><  ` ー─ ' ┌、 ヽ  ヽ,
         /  L_         ̄  /           _l__( { r-、 .ト
            _,,二)     /            〔― ‐} Ll  | l) )
            >_,フ      /               }二 コ\   Li‐'
         __,,,i‐ノ     l              └―イ   ヽ |
                     l                   i   ヽl
      う   ち   と    おんなじね     な か よ し ね
     
      





      
    ____
  /∵∴∵∴\
  /∵∴∵∴∵∴\
 |∵∴(・)∴∴.(・)∴|     

558 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:16:19.33 ID:tFIBd4Pq0
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵/ ̄ ̄\∵∵∵∵(・)∵∵∵(・)∵∵∵
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵/      \∵∵∵∵∵●∵∵∵∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵(        |∵∵∵____∵∵∵∵∵∵( ●)
∵∵∵∵(・)∵∵∵∵∵(          |     /      \∵∵∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵ l        |  /         \∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵●∵∵∵ {.         |/             \∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵ {       / |                 |∵∵∵∵
∵∵(・)∵∵ ,-、   ヽ     ノ、\             ,/_∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵ / ノ/ ̄/ ` ー ─ '/><       ┌、 ヽ  ヽ,∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵/  L_           /           _l__( { r-、 .ト∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵   _,,二)     /            〔― ‐} Ll  | l) )∵∵∵
∵∵∵∵∵∵   >_,フ      /               }二 コ\   Li‐'∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵__,,,i‐ノ     l              └―イ   ヽ |∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵            l                   i   ヽl∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵(・)∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
tanasinn...もショ∵∵さん∵∵∵あなたも∵∵∵∵tanasinn∵∵∵∵∵∵∵

559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:16:35.06 ID:dVM+S8OCO
今夜のさるは強力だ 

何も言わずこれでも使いな 

つ支援

560 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:18:21.34 ID:tFIBd4Pq0

    ∧_∧       ∧_∧ 
   (  ゚д゚)      (゚д゚  ) 
    ( ⊃ ⊂)      ( ⊃ ⊂) 

わーらう こえまで   おんなじねー


  ァ  ∧_∧       ∧_∧  ァ
 ,、'` (*´∀`)      (´∀`*) ,、'`
  '`  ( ⊃ ⊂)      ( ⊃ ⊂)  '`







    ∧_∧      ∧_∧ 
    ( ゚д゚ )     ( ゚д゚ ) 
    ( ⊃ ⊂)     ( ⊃ ⊂) 

    お  ん  な  じ  ね

561 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:19:48.90 ID:tFIBd4Pq0
(以下、何事もなかったかのようにゲリラ)

J( 'ー`)し「この棚、もういらないかしら」

(´・ω・`)「いいんじゃないかな。大分痛んでるみたいだし」

川 ゚ -゚)「この粗大ゴミはどうしようか」

(´・ω・`)「ああそれね。業者さんに引き取りに来てもらうから」

川 ゚ -゚)「分かった。じゃあ持ち運びやすいようにバラしておく」



川 ゚ -゚)「……さて、まずは」






川゚−゚)彡「耳から行くか」

(゚A゚)「恐ろしい事を言うな!!!!!」

562 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:20:59.48 ID:tFIBd4Pq0






     J( 'ー`川 ゚ -゚)'A`)・ω・`)ショボン一家は今日も愉快なようです

     番外編全然書けないから勝手にゲリラ  年末と言えば大掃除




     

563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:22:35.71 ID:Scj6uKu4O
支援

564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:23:11.32 ID:rVg9ADvGO
自分で支援

565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:24:06.91 ID:dVM+S8OCO
支援

566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:24:10.25 ID:rVg9ADvGO
支援

567 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:24:17.24 ID:tFIBd4Pq0

J( 'ー`)し「ドックン、自分の部屋はもう終わったの?」

('A`)「終わった」

(´・ω・`)「ウソつけ。さっきチラっと見たら全然片付いたように見えなかったぞ」

('A`)「分かるように置いてるんだからいいんだよ」

川 ゚ -゚)「じゃあ私の部屋から勝手に持っていったフルーツバスケットを持ってこい」

('A`)「えっ」





('A`)「ちょっとブックオフ行ってくるわ」

川 ゚ -゚)「ふざけるな」

568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:25:00.59 ID:rVg9ADvGO
支援

569 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:25:26.25 ID:tFIBd4Pq0
('A`;)「じゃあ新品買ってくるからさ。それでいいじゃん」

川 ゚ -゚)「『部屋を片付けろ』と暗に言ってるんだ」

('A`)「マンドクセ」

J( 'ー`)し「一年に一回くらいはお掃除した方がいいと思うの」

('A`)「えー」

川 ゚ -゚)「じゃあ私が代わりにやってやろうか? 高いぞ。パソコンとか」

Σ(゚A゚;)「捨てるつもりか!!」

川 ゚ -゚)「? そのつもりだが?」

('A`)「事も無げに言うなよ……」

川 ゚ -゚)「大事なモノが詰まってるんだろ? 大方イヤらしい写真とかだろうがな」

('A`;)「ギクーーーッ、な、なんの事だかさっぱり分からんね」

570 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:25:30.45 ID:Scj6uKu4O
ブックオフwww

571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:26:06.06 ID:rVg9ADvGO
支援

572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:27:37.07 ID:rVg9ADvGO
さるった支援

573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:28:38.56 ID:Scj6uKu4O
しえしえ

574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:28:51.56 ID:rVg9ADvGO
支援

575 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:28:57.32 ID:tFIBd4Pq0
川 ゚ -゚)「ふん、この変態が」

(゚A゚)「斧戦争に勝った喜び、プライスレス!!」




(゚- ゚ 川⊂(;A;))))「ああっ待って! 行かないで!」




川 ゚ -゚)「……返事は?」

('∀`)「だがでっていう」


川 ゚ -゚)プチ




(´・ω・`)「おーい、面白いモノを……ん? なんだこりゃ」

川 ゚ -゚)「たった今出たゴミ」

((((メメメメメメメメメメメAメメ))「スンマヘン……エロウスンマヘン……」

576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:29:23.08 ID:Scj6uKu4O
支援

577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:30:36.25 ID:rVg9ADvGO
支援

578 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:31:01.93 ID:tFIBd4Pq0
J( 'ー`)し「面白いモノって?」

(´・ω・`)「ああ、古いアルバムだよ」

J( 'ー`)し「あら懐かしい」

川 ゚ -゚)「随分ボロボロだな」

(´・ω・`)「ほら、これが生まれたばっかのクーだよ」

┌───────┐
│              |
│   ルパーン     |
│    (っ(゚-゚)     |
│    (^^/    |
└───────┘

579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:31:16.79 ID:rVg9ADvGO
支援

580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:31:21.79 ID:Scj6uKu4O
支援

581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:32:27.10 ID:rVg9ADvGO
支援

582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:33:09.90 ID:rVg9ADvGO
支援

583 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:33:18.98 ID:tFIBd4Pq0
川 ゚ -゚)「ああ、そう言えば昔見た事あったな」

(´・ω・`)「可愛い顔してるだろ? でもこれ、うんこしてる最中なんだぜ」

;:゙;`('ж`)「ブフォ!!」



川;゚ο゚)「な、な、な……」

(´・ω・`)「写真取り終わったら異臭がするから何事かと思ったらな」

川;゚Д゚)「ウソだっ!!!!!」

J( 'ー`)し「そうそう、まだオムツさせてなかったから大変で──」

川;゚Д゚)))「ううううウソだウソだウソだっ!!!」

(((( ∀ ))))「腹がっ……死ぬっ……死ぬ……もうやめ……!!」

584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:34:33.85 ID:Scj6uKu4O
wwwwww

585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:35:22.60 ID:Scj6uKu4O
支援

586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:35:25.48 ID:rVg9ADvGO
支援

587 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:36:32.64 ID:tFIBd4Pq0
ざわっ


('∀`)(´・ω・`;)J('ー` )し


ノハ# )「よくも……こんな屈辱……」



三( ´・ω・`)「すたこらさっさだぜ」

三J( 'ー`)し「三十六計逃げるに如かずね」


ノハ#゚听)「許さんぞおおおおおおおお!!!!!!!」


('∀`)

──後に、弟であるショボ沼ドクオはこう語っている。

588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:37:18.93 ID:Scj6uKu4O
支援

589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:38:08.78 ID:rVg9ADvGO
支援

590 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:38:44.61 ID:tFIBd4Pq0
『ええ、いつもは見た目派手にやられたように見えても、実際のケガは何て事はないんですよ』

 
三ノハ#゚听) ('∀`)


『いやあ、走馬灯って本当に見えるもんなんですねえ』


ノハ#゚听)ニつ)`)


『ええ、かなり効きましたね。しばらく記憶が飛びましたよ』


ノハ#゚听)ニつ    ;:゙;`     =ニ三(`*')







(´・ω・`)「五分後、そこには元気に走り回るドクオの姿が!」

(三)<もう姉貴を笑ったりしないよ

591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:38:59.16 ID:rVg9ADvGO
支援

592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:39:53.26 ID:rVg9ADvGO
支援

593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:40:59.82 ID:rVg9ADvGO
支援

594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:41:16.06 ID:Scj6uKu4O
しえん

595 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:41:28.75 ID:tFIBd4Pq0
J('ー`)し「分かりにくいけど包帯でグルグル巻きになってます」

(´・ω・`)「いいテーピングだっ!!!」

(三)<呼吸がし辛い件



川 ゚ -゚)「はっ、私は今まで一体何を……」

(´・ω・`)「大丈夫、もう終わったんだ。君は何も気にしなくていい」

川 ゚ -゚)「そうか……」


(;´・ω・`)(いきなり顔変わるからお父さん驚いちゃったよ)

J( 'ー`)し(新人合作でまさかのマジギレね)

596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:42:01.21 ID:rVg9ADvGO
支援

597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:42:07.48 ID:Scj6uKu4O
しえん

598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:42:50.93 ID:Scj6uKu4O
しえん

599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:43:35.92 ID:rVg9ADvGO
支援

600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:43:35.96 ID:Scj6uKu4O
しえん

601 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:43:47.47 ID:tFIBd4Pq0
(´・ω・`)「いやあ、色々写真あるねえ」

J( 'ー`)し「あら、コレは……」

┌───────┐
│  ッ        │
│ (゚-゚)        │
│ ( )ヘ(・a・)    │
│  | |  ( )`    │
└───────┘

(三)<何の写真?

川 ゚ -゚)「小さい頃の私とお前の写真だ」

(三)<あっそう

602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:44:43.59 ID:Scj6uKu4O
写真かわいい

603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:45:24.50 ID:rVg9ADvGO
支援

604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:45:35.55 ID:Scj6uKu4O
しえん

605 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:46:07.84 ID:tFIBd4Pq0
(´-ω-`)「この頃はまだ仲が良かったんだけどねえ……」

J( 'ー`)し「ドックンってお姉ちゃん子だったのよ? いつでも後ろを付いて回ってて」

(三)<それこそ嘘じゃね?

(´・ω・`)「嘘じゃないよ。よく泣かされてたけどな」

(三)<それは覚えがある

川 ゚ -゚)「なんだ、今と変わりないって事か」

(三)<竹刀と真剣くらいの差があるんだけど


川 ゚ -゚)「いい加減包帯を取れ」

('A`)+「完治」

(´・ω・`)「完治しても酷いツラっすねwwwwwwwwwwwww」

('A`)「うるせえチンポコフェイス」

(´゚ω゚`)「なるほど……息子さんは整形をご希望のようだ」

606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:46:28.57 ID:Scj6uKu4O
しえん

607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:47:06.22 ID:rVg9ADvGO
支援

608 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:47:16.82 ID:tFIBd4Pq0
(゚A゚)「死線を潜り抜けた俺に怖いモノなど何もない!!」

(((´゚ω゚`)))「見せてやんよ、本物の恐怖ってヤツをなあ!!!」

J( 'ー`)し「はいはーい、写真撮るから集まって」


(´゚ω゚`)(゚A゚)「じゃかあしい!!!!!」











J( 'ー`)し「はい、並んで並んで」

:(#)A(#)::(´*ω*`):「前が見えねぇ」

川;゚ -゚)「うわあ……」

609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:47:27.46 ID:Scj6uKu4O
しえん

610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:48:05.25 ID:Scj6uKu4O
母ちゃんwww

611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:49:08.14 ID:Scj6uKu4O
しえん

612 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:49:35.33 ID:tFIBd4Pq0
『ちゃんと収まってるか?』

『大丈夫よ』

『どけぃ』

『コラ、押すなよ』

ジー  パシャ!


┌────────┐
│                |
│J('ー`)し (´・ω・`)   |
│ 川゚ー゚)つ)'A`) )  |
│ /  )つ</ />    |
└────────┘



J( 'ー`川 ゚ -゚)'A`)・ω・`)ショボン一家は今日も愉快なようです ゲリラ編 おしまい

613 : ◆AXQl/ELPPk :2007/12/06(木) 01:51:13.18 ID:tFIBd4Pq0
この時間帯に何かすいませんでした
ID:Scj6uKu4Oさん居なかったら涙目でした

それではまたどこかで!お疲れ様でした!

614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:53:02.64 ID:Ya7bVr2U0


615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:53:28.91 ID:0uta4X00O


616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:53:47.92 ID:Scj6uKu4O


617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:55:15.86 ID:515O3ic70
乙><

618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:56:36.65 ID:Scj6uKu4O
さるさんうざす

>>613
おつかれー、面白かったよ

619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 01:58:18.33 ID:tFIBd4Pq0
ちょwwwwwwwwなんという潜伏数wwwwwwww

620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 02:23:55.97 ID:Hwz7ORk30


621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 02:25:56.48 ID:515O3ic70


622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 02:31:16.49 ID:6+UAcar3O
ショボン一家は本当にAAの使い方が上手い

623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:19:24.23 ID:Scj6uKu4O


624 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:33:12.92 ID:Hwz7ORk30
保守代わりに……保守代わりに……

625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:34:59.59 ID:Scj6uKu4O
水酸素ktkr!!!

626 :水酸素 ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:35:22.23 ID:Hwz7ORk30
お久しぶりです。
深夜だしゲリラだし、いいよね。
水酸素読んでくれてないとさっぱり分からないけどいいよね。



ちょっとだけ、あの後の話を聞いてください。

627 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:36:43.43 ID:Hwz7ORk30





   ( ^ω^)は、水も酸素もなくては生きられないようです
             ゲリラに乗っかって番外編 ――色あせた写真について言えば――











――あれから、何十年経ったろう。

628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:37:32.81 ID:Scj6uKu4O
      (´・ω・)
      ハ¶ し¶
..    / ̄ ̄ ̄\   
   //       \
  /   ●      ●\   _ 
  |      (__人__)  .| ≡_)_    支援してやんよ
  \          ./=_) ≡_)     
   /_        _ =_) ≡_)∧_∧  
  (___)        ≡_) =_)   ( ・ω・)=つ≡つ 
   |        ノ            (っ ≡つ=つ
   /  ___  (      ババババ /   ) ババババ

629 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:38:21.76 ID:Hwz7ORk30
――268番村・野球場――


揃いも揃って、今日も今日とてみんなで野球だ。
ホントによく飽きないものだな、と思うのだけれど。

――まぁ、ヒトのことは言えないか。かく言うわたしだって、今こうしてショートに立っているのだから。


( ´_ゝ`) 「今夜はよぉ……久々に復活するぜぇ……1番ショート・石井琢朗がよぉ……」

川 ゚ -゚) 「……懐かしいな。はじめてみんなで野球をしたとき以来か。
      ならばわたしも、今夜封印を解こう。全盛期の川村の球――身をもって知るがいい」


全盛期、か。
思えば、あの頃がわたしたちの全盛期だった。

わたしだってそうだし、クーの体もそうなはずだ。
もういい加減、体の節々にガタが来ている。演算素子のメンテも限界が近い。

フサギコ村長、あなたが言ってた「タガが歌う」っていうの、どういうことなのか、ちょっと分かりました。
劣化した端子が、ヘンな雑音を拾うんですよね。



クーが振りかぶる。ゆったりとしたワインド・アップで。

――白球が、走る。

630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:39:23.40 ID:Scj6uKu4O
しえん

631 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:40:35.55 ID:Hwz7ORk30



(*゚ー゚) 「クーさんばっかり、ズルいですよぉ!」

川; ゚ -゚) 「……え?」

(*゚ー゚) 「わたしにも投げさせてください、ちょっと肩は自信がありますよ?」


スコアボードの6回裏に「1」が書き加えられた辺りで、しぃがそんなことを言い出した。


(*゚ー゚) 「ピンチの時には、中継ぎに交代するものです。それが理論的です。……でしょ?」

川; ゚ -゚) 「あ、う、うん、いやまぁ、そうだが……」


なかなかマウンドを下りようとしないクーに、ちょっと笑ってしまった。
まったく、いい歳して。何を大人げないことしてるんだ。


ξ゚听)ξ 「いいじゃない。変わってあげようよ。リャンローパーズの不動のエースも、世代交代しなきゃ、そろそろ」

川; ゚ -゚) 「うー……仕方ないな。そ、その代わり、点を取られたら交代だぞ。次は全盛期の盛田をやるから」

ξ;゚听)ξ 「(……そこまでしてピッチャーやりたいんだ……)」

(*゚ー゚) 「やたっ! 分かりました、もう1点も取らせませんからねっ!」

632 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:43:09.31 ID:Hwz7ORk30
しぃと交代だから、つまり、クーの新ポジションはサードだ。


ξ゚听)ξ 「お願いね? 大事なポジションなんだから」

川 ゚ -゚) 「……そういえば、この数十年間、サードを守ったことはないな。驚くべきことに」

ξ;゚听)ξ 「……ホントにピッチャー一筋だったんだねぇ、クーは」

川 ゚ -゚) + 「ふふふ。若輩者にそう簡単に譲れるか」

ξ量゚听)ξ 「ストラーイク、バッターアウトー。はぁ、あたしもすっかり審判が固定ポジションね……。
          まぁ、他のポジションなんてできないけどさ……」

川; ゚ -゚) 「……むう。なんとキレのいい球。ダルビッシュか」

ξ゚ー゚)ξ 「ほらね。もー若くないんだから。若い子に任せて、年寄りは見てる方がいいんだよ」

从 ゚∀从 「なぁに気合の足りねーこと言ってんだよ」

ξ;゚听)ξ 「あわっ、工場長っ!」

从 ゚∀从 「オメーな、そんなんじゃブーンが報われねーぞ。キアイだキアイ、あんときのブーンはよぉ……」

ξ;゚听)ξ 「またあの日の話ですかっ! もういいですから! 充分聞きましたから!」

从 ゚∀从 「ばっか、いい話ってのは何回聞いてもいいモンだろ? 何度でも聞かせてやるよ!」

川; ゚ -゚) 「(……このヒトって劣化してるのかな……なんかわたしたちより若々しくないか……)」

633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:44:20.51 ID:Scj6uKu4O
しえんしえん

634 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:44:28.17 ID:1ghaseIWO
支援

635 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:44:50.62 ID:Hwz7ORk30
結局。
しぃはその後、9者を連続三振に抑えて、クーの出番が帰ってくることはなかった。


( ´_ゝ`) 「…………おつかれー…………」

(´<_` ) 「全打席三振だからってそんなに落ち込むなよ、兄者」

( ´_ゝ`) 「……石井も波留も鈴木尚もローズも三振だぞ……何だこのシケたマシンガン打線は……」

( ∵)  「大丈夫、現実のマシンガン打線も、98年以降はそんな感じだから」

( ´_ゝ`) 「納得いかねーっ! だいたい、途中からしぃ如きに完全試合なのが納得いかねーっ!」

(*゚ー゚) 「ふふん。兄者さんたちの時代は終わったのです。これからは、わたしとかギコくんとかシューちゃんとかヒーちゃんの時代ですよっ!」

(# ´_ゝ`) 「うがー! まだまだ若いヤツらにゃ負けてらんねーんだよ!」


兄者が吼えて、逃げるしぃを追い掛け回す。

――かつての荒巻長老やフサギコ村長のような威厳なんて、あったもんじゃない。

でもまぁ、それでいいのかな、とも思う。

こういうものこそが。この、わたしたちの中の不変の何かこそが。
あの人が、わたしたちにくれたものなんじゃないかな、と。そういう気がしている。


ξ゚听)ξ 「それじゃみんな、行こうか」

636 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:46:23.00 ID:Scj6uKu4O
しえん

637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:46:24.97 ID:1ghaseIWO
支援するが、これホントに読んでねぇと分からねえなwww

638 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:46:25.39 ID:Hwz7ORk30
――「カラス」格納庫――


( ><) 「あ、ショボンさん、村長から連絡来ました。10分後だそうです」

(´・ω・`)  「ん、了解。――コックピットの方は大丈夫かな?」

从'ー'从 「ふええっ、だっ、大丈夫ですぅっ! きっとうまくやりますぅっ!」

(;´・ω・`)  「(……イマイチ不安なんだよねぇ……この前も車輪折られちゃったし……)」

从'ー'从 「あれぇ? これ、何のスイッチでしたっけぇ?」  (パチッ

(; ><) 「うわ!? ワタナベちゃん、それオールパワーアップなんです!」

从;'ー'从 「はわわ〜っ!? エンジン出力が上がっていくよぉ〜っ!?」

(´・ω・`)  「いけない、すぐに臍線切断! 必要最低限を残して起動シークエンスキャンセル! ビロード、離れて!」

(; ><) 「わ、わかったんです!」



甲高いエンジン音を轟かせて、カラス4号機がゆっくりと姿を現す。
真っ白な機体に、ところどころ赤と金のライン。慶事のときはそうするんだよ、と、ブーンが言っていたカラーリング。

機体に躍る文字は、共用語でなく、人間の言語で。

「寿」と、ただ一文字だ。

639 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:47:41.74 ID:1ghaseIWO
しえ

640 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:47:56.25 ID:Hwz7ORk30
――グレイブヤード――


工場区画秘蔵の鋼材の、それも一番いいところだけを削りだした特級品のイシブミと。
真っ黒な翼が1枚、地面に突き立っていた。


オハカ。

そういう名前だったよね、ブーン。


ノパ听) 「うおおおおお、いつ来ても不思議なところだああああ! ここだけ気温が低いように感じるううううう!」

( ∵)  「ヒート、気持ちは分かるけど静かにね」

(,,゚Д゚) 「? どうしてですか?」

川 ゚ -゚) 「……ここは、特別な場所だからな。大事な人が眠っているのさ。わたしやツン村長や、みんなのね」

lw´‐ _‐ノv 「……それは一大事……」

(´<_` ;) 「(……よく分からんな、この子は……)」


工場長が、一歩前に出た。


从 ゚∀从 「よぉーっす、ブーン。元気してっかよ?」

641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:48:58.81 ID:Scj6uKu4O
しえん

642 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:49:48.22 ID:Hwz7ORk30
(*゚ー゚) 「……いつも不思議に思うんですけど」

ξ゚听)ξ 「? 何?」

(*゚ー゚) 「工場長もみなさんも、どうしてあの『イシブミ』に語りかけるんですか?
      その、ブーンってニンゲンさんは、とっくの昔に機能停止しちゃったんでしょ? 意味ないじゃないですか」

ξ゚听)ξ 「……あ、うん、それはね、」


答えようとした瞬間に、クーに割り込まれた。


川 ゚ -゚) 「……わたしも、最初はそう思っていた。これは、ニンゲンの習慣なんだそうだ。
       ニンゲンたちは忘れてしまう。ブーンはそう言っていた。だから、補助記憶としてこんなものを造る」

(*゚ー゚) 「……ニンゲンって、残酷なんですね」

川 ゚ -゚) 「…………。ああ、そうだな。そう思っていた、わたしも。でもな、しぃ。ニンゲンは……優しかったよ。
      ブーンに届くような気がするのさ。こんな声がね」


そのとき、頭上に甲高いエンジン音が聞こえてきた。
格納庫から飛んで、ぐるりと旋回してきたカラスだ。予定より少し早いけれど。

視界の隅に現れたカラスは、あっという間に大きくなる。
主翼2枚にカナードのついた、アレは、ブーンが一番乗りやすいと言っていた4番機。

643 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:50:46.04 ID:1ghaseIWO
しえ

644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:51:12.42 ID:rVg9ADvGO
水酸素までwww支援

645 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:51:26.44 ID:Hwz7ORk30
――カラス・機内――


从;'ー'从 「ふええええっ、速いよぉ! 怖いよぉ! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!」

(;´・ω・`)  「(何でパイロットやってるんだろうなぁ、この子……)」

从'ー'从 「ひんっ! もう予定地点ですかっ!? え、えっと、煙幕を出すボタンはどれでしたっけ!?」

(;´・ω・`)  「あ、ぼくがやるから、キミはスイッチは触らないで……、」

从'ー'从 「……これかなー?」  (ポチッ


――地上――


低空飛行でグレイブヤード上空に侵入してきたカラスが、凄まじいエルロンロールとともに、花火のようにフレアを撒き散らした。
――は? フレア?


ξ;゚听)ξ 「みっ、みんな、伏せてっ!」


そして、その場にいた全員は、わたしがそんなことを言う前に、蟻の子を散らすように地面に身を投げていた。
……もちろん、死者の眠る静謐な墓地に降り注ぐ、焼夷弾が如きフレアから身を守るために。

全員が伏せたのを確認してからわたしも伏せようと思っていたのに、ひとりだけ、ぼーっと突っ立っているヒトがいた。
工場長だった。

646 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:52:40.39 ID:1ghaseIWO
しえ

647 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:52:41.63 ID:515O3ic70
支援

648 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:52:57.85 ID:Hwz7ORk30
――カラス・機内――


从 ゚∀从 【ひゃっほぉ! お前らサイコー! さっすがワタナベ、アタシが見込んだだけはある!
       お前ロックだよ! サイコーにロックだよ!】

从'ー'从 「ひゃいいぃぃぃ、ありがとうございますぅぅぅ……」

(;´・ω・`) 「あ、この子、工場長が見込んだ子なの。なるほど」

从 ゚∀从 【そーだよ! ブーンの後を継ぐのは、やっぱワタナベしかいねーよ!】

(;´・ω・`) 「……まぁいいや……とりあえずエルロンロールを抑えて、機首を上昇させて……」



――地上――


降り注ぐ火の槍の中、工場長は悠然と腕を組んで、高笑いしている。
――演算素子がイカれちゃったのかなこのヒト?
まあいい、ともかく今は、


ξ;゚听)ξ 「伏せてくださいってばっ!」

从 ゚∀从 「何言ってんだ。今いいトコじゃねえか! 見ろよ、ほら!」


びっ、と、工場長が空を指す。

649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:54:21.36 ID:1ghaseIWO
しえ

650 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:54:30.13 ID:Hwz7ORk30
ようやく機体の制御を取り戻したか。
カラスが、今度こそはっきりと意思を持った機動で、空を飛び回っている。

機体の後部からはもうもうと煙幕が噴出されていて、空に引かれた白い線は、あっという間にヒトツの形を作り上げた。


( ^ω^)


川 ゚ -゚) 「……うん、うまいものだな。ショボンは」

ξ゚听)ξ 「毎年上手になるねぇ」


ノパ听) 「すげえええええ! 毎回思うがやっぱすげええええええ!」

(*゚ー゚) 「はー、ナベちゃんすごいなぁ」

(´<_` ;)  「……あのな、しぃ。夢を壊すようで悪いんだが……」

(; ´_ゝ`) 「……アレはどう考えてもワタナベの操縦じゃないよなぁ……絶対ショボンさんだぞ……」

( ∵)  「まぁ、この前も村長屋敷に墜落しそうになってたしね」



――ねえ、ブーン。

みんな、キミのこと忘れてないよ。
この空は、ブーンの空。ちゃんと、見えてるかな?

651 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:55:20.71 ID:Scj6uKu4O
しえん

652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:55:47.59 ID:1ghaseIWO
しえん

653 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:56:00.46 ID:Hwz7ORk30
ξ゚听)ξ 「……おかげさまで、みんなはまだまだ元気です。マジだよブーン。
        ツンさんと、仲良くね。きっと天国に、水も酸素もありますように……と」


手を合わせて、目を瞑って、呪文のようにそう呟く。
作法はブーンに教えてもらったことだけれど、何年間も変えていないこの文句は、わたしの考えたオリジナルだ。


lw´‐ _‐ノv 「――スキあり」


いきなり、地獄の底から響くような声がした。


ξ;゚听)ξ 「え? あ、って、シューちゃん!?」

lw´‐ _‐ノv 「くけけけ、イシブミの裏にヘンなもの発見っ!」

ξ;゚听)ξ 「うあっ、それ剥がしちゃダメだってばあっ!」

lw´‐ _‐ノv 「ぺりっとなっ!」


遠慮も躊躇いもなしに、イシブミの裏に貼り付けられていた写真を剥がしやがった。

――そう。それは、写真だ。あの頃の。


(*゚ー゚) 「シューちゃんなになに? ……うわ、何ですかこれ?」

654 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:56:09.85 ID:rVg9ADvGO
支援

655 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:56:46.98 ID:Scj6uKu4O
しえん

656 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:56:55.84 ID:1ghaseIWO
しえん

657 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:57:07.90 ID:Hwz7ORk30
ξ;゚听)ξ 「ああもう……ダメだってば、それ取っちゃ。それはね、シャシンっていうんだよ」

(,,゚Д゚) 「……。画像アーカイブを紙メディアに転写したもの……ですか?」

( ∵) 「……right。その通り。よく気づいたね」

(*゚ー゚) 「その割には、ちょっと色とかがヘンなような……」

( ∵)  「デジタルデータが元じゃないからね。
     光学的に収集した光をフィルムに焼き付けて、ハイドロキノンやメトールや氷酢酸を使って像にしたから」

ノパ听) 「うぉぉぉぉぉ、なんかカッコいいぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

(*゚ー゚) 「……この、分厚い服を着たニンゲンさんが、ブーンさん、なんですか」

ξ;゚听)ξ 「あれ? ブーンの映像アーカイブって渡してなかったっけ?」

(*゚ー゚) 「ええ、戴いてませんよ。わたしたちは」

ξ゚听)ξ 「……そっか、ごめん。うっかりしてた」


(*゚ー゚) 「……。この、後ろに映ってる黒いのは、」

从 ゚∀从 「2代目のカラスだ! いやー、翼を限界まで増やしてみたら、空中分解しやがってよぉ!」

ξ゚听)ξ 「しやがってよぉ、じゃないですよ。大変だったんですから」

(*゚ー゚) 「…………」

658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:57:16.76 ID:rVg9ADvGO
支援

659 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:57:59.36 ID:rVg9ADvGO
支援

660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:58:11.65 ID:1ghaseIWO
支援

661 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:58:17.12 ID:Scj6uKu4O
……rightwww

662 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:58:39.17 ID:Hwz7ORk30
(*゚ー゚) 「昔のこと、教えてください。いい機会ですから」

ξ量゚听)ξ 「ダメダメダメ絶対にダメ」

川 ゚ -゚) 「なんだ、キミいたのか」

ξ量゚听)ξ 「そりゃもう、そこの監視サイトからバッチリ見てるわ聞いてるわ言ってるわよ。ダメだからね、絶対ダメ」

( ´_ゝ`) 「そりゃーあんたは聞かせらんねーよなぁ、何しろ、」

ξ量゚听)ξ 「ダメだって言ってるでしょーがっ!」



ξ゚ー゚)ξ 「……大丈夫だよ。もうみんな、ちゃんと知ってるもの」

ξ量゚听)ξ 「でも、」

ξ゚ー゚)ξ 「そろそろ教えてあげよ? ブーンは、ウソはダメだって言ってたんだし」

ξ量゚听)ξ 「隠すことは別にウソじゃ、」

ξ゚ー゚)ξ 「だめ。みんなにホントの自分を知ってもらうの、大事だよ?
        それに、この子たちにもブーンのこと教えてあげなきゃ。オハカの意味もなくなっちゃう」


ξ量゚听)ξ 「――ああもうっ、好きにしてよっ!」

663 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 03:59:22.38 ID:Hwz7ORk30
――さぁ。


今こそ語ろう。


それはまだ、この世界の空に、神さまがいた頃の。
そしてまだ、この村の北に、あの高い高い『塔』が立っていた頃の。

あの『開かずの扉』の向こうにあった、硬くて冷たいコールドスリープカプセルから始まる、そんな話。


グレイブヤードのイシブミの下に眠る人の話を。

今でもツンの家にある、でっかい酸素供給器が動いていた頃の話を。



「マジ」にまつわる物語を。


この星をニンゲンから引き継いだわたしたちが、ずっと語りついでいくべき物語を。

664 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 03:59:29.87 ID:rVg9ADvGO
支援

665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 04:01:29.99 ID:rVg9ADvGO
支援

666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 04:01:44.70 ID:Scj6uKu4O
しえん

667 : ◆JTDaJtyHNg :2007/12/06(木) 04:01:45.70 ID:Hwz7ORk30
……すいません、ただ「保守」と書き込むよりはまだ気が利いてるかな、というのと。
あと、せっかくお祭なんで自分もなんかやろーかなー、とそんな気持ちでぱっぱか書き上げました。

さるでも食らいながらやろうと思っていたんですが。
予想外に支援までいただいてしまいました。
スレ汚しすみませんでした。

明日は予備日ですが、多分まだ投下する人いますよね。
というわけで。

明日は、実力派作者さんたちの力作をお楽しみください!

668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 04:04:25.06 ID:rVg9ADvGO
最後の行がなんかやらしいぞwwww乙

669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 04:05:04.60 ID:1ghaseIWO
乙。
まぁ、深夜にちょっといいもの見せてもらったってことでw

670 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 04:05:15.50 ID:Scj6uKu4O
これが本編に続くわけか・・
面白かったぜ、乙!

671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 04:05:59.61 ID:syl5Lxw40
もう全然色褪せた写真関係ないな

672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 04:09:58.82 ID:1ghaseIWO
>>671
確かにw

まぁいいんじゃないの。
空気読めないしな水酸素

673 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 05:45:00.89 ID:1ghaseIWO
保守そして寝る

674 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 06:23:56.94 ID:Scj6uKu4O
ほす

675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:39:56.18 ID:syl5Lxw40
       ̄ ̄ ̄
     ____
    / ⌒  ⌒  \
  ./( ―) ( ●)  \
  /::⌒(_人_)⌒:::::  | チラッ
  |    ー       .|
  \          /



676 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:43:45.92 ID:syl5Lxw40
   ____  
   /      \
  /  ─    ─\ 
/    (●)  (●) \  
|       (__人__)    |   1時間もレス無いんだ・・・
/     ∩ノ ⊃  /      こりゃ投下チャンスだな
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |  
  \ /___ /

677 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:46:42.53 ID:syl5Lxw40

三人で写真を撮影するときには真ん中にいてはいけないという。


真ん中で写真に写ってしまうと不幸になり、場合によっては死んでしまうのだ。


こんなものただの都市伝説に過ぎない。


信憑性もない。


標準的な知能指数があれば分かる。


もしそれが本当なら、毎日何万人の人間が不可解な死を遂げるのか。


変死事件のバーゲンセールで警察は大忙しにつき来年度の採用人数は例年の10倍です。


就職浪人大喜びだな。


678 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:48:19.98 ID:1ghaseIWO
支援だけどごめん誰?

679 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:49:13.31 ID:syl5Lxw40

数十万、もしかしたら数百万か。


一日にカメラがフィルムに切り取るこの世の断片。


・・・何?デジカメにフィルムなんかない?


あげ足取るなって。


じゃ、本題に戻ろう。


考えたことはないか?


こういう都市伝説の類はどうして無くならないか。


本当にあるからだよ。



680 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:50:02.23 ID:syl5Lxw40
ドキィッ!!






















退魔・・・・・・

681 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:51:37.19 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「本当にな・・・」




頑張ろう新人合作


(´・ω・`)ショボンは退魔師稼業のようです

       
         ショボンは都市伝説に挑むようです
            ――色褪せた写真――



682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:52:08.16 ID:1ghaseIWO
おお久しぶりだなおい

悪いトリ忘れつつあった
しえ

683 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:54:00.27 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「ちょっとマジ暇だし。お腹空いたし。ブーン居ないし 」

うー、暇暇。
今暇を持て余して全力で脱力してるオレは、バーを経営するかなり良い男なナイスミドル。
強いて本当の顔をあげるとすれば、妖怪変化の類をぶち殺す退魔師ってとこかナ・・・・・・
名前はショボン。

そんなわけで、面倒な雑用は全部ブーンに押し付けて、ぐうたらしているのだ。

(´・ω・`)「お?」

ふと見ると、入口を開けて一人の良い男が入ってきた。

N| "゚'` {"゚`lリ「・・・・・・」

(´・ω・`)(ウホッ!!濃い男ww)

そう思っていると、突然その男はオレの見ている前で上着のボタンを外し始めたのだ・・・!!

N| "゚'` {"゚`lリ「お仕事・・・お願いしてよろしいかしら」

(;´・ω・)(お前、女かよ!!)

濃い男、改め濃い女はふわりとテーブルに上着を置くと、優雅なそぶりで座った。
この顔で女なんて、本当にかわいそうなのだ(爆)


684 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:54:30.80 ID:y7BWoL2vO
起きたらいっぱい来てるwwwみんなすげえwwwww

685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:54:30.69 ID:Hwz7ORk30
支援

686 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:55:22.33 ID:syl5Lxw40

N| "゚'` {"゚`lリ「どうなのかしら?お受けしていただけるの?」

(;´・ω・)「え、ええ、いいですとも!!」

濃い女にペースを奪われたオレは、言われるままホイホイと仕事受けちゃった。
まだ内容も聞いてないのに。

彼・・・じゃなかった、彼女・・・
ちょっとセレブっぽい骨董品屋店主で安部高子と名乗った。
レズ・セックスもやりなれてるらしく、イケメンのオレには全く興味無いんだって。
やっほい♪

安部さんはオレの返事を聞くなり、テーブルに一台の古ぼけたポラロイドカメラを置いた。

N| "゚'` {"゚`lリ「良かったのかしら、ホイホイお仕事受けて。私は難しいお仕事を持ってきた人間ですのよ?」

(´・ω・`)「こんなこと初めてだけどいいんです・・・・・・。
       オレ・・・阿部さんみたいな人の恨み買うの嫌ですから・・・」

下手に断ると大変そうだしね。

N| "゚'` {"゚`lリ「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。そんなに攻められたらとことん喜んじゃうわ 」

阿部さんはMだった。


687 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:57:03.53 ID:syl5Lxw40

N| "゚'` {"゚`lリ「ところでこのカメラを見て。こいつをどう思う?」

(´・ω・`)「すごく・・・やばそうです・・・」

言葉通りに、それは凄まじい妖気を放っていた。
オレはと言うと、全身に感じる負の波動に、安請け合いした事を多少後悔し始めていた。

(´・ω・`)「・・・面倒だな。こんな物、一体どこから掘り出してきたんですか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「何でも先代店主のとき、あぁ、私のパパだけど、どうしても手放したいって言う人から買ったらしいわ。
         足元を見て、二束三文で買い叩いたらしいけど 」

(´・ω・`)「そうでしょうね。この禍々しさは素人でも分かる。あなたの父親もよく買い取ったものだ 」

N| "゚'` {"゚`lリ「だってこれ、名のあるメーカーのアンティークカメラよ?ホイホイ買っちゃう気持ちも分かるわ 」

(´・ω・`)「で、オレにどうして欲しいと?」

N| "゚'` {"゚`lリ「呪いを解いてもらいたいの 」

(´・ω・`)「呪い・・・ね 」

阿部さんによると、何回か売れたこのカメラは、買った客が必ず売りに戻ってくるらしい。
その度に同じ事を言われるんだと。


688 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:58:04.00 ID:Hwz7ORk30
支援

689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 07:58:39.06 ID:y7BWoL2vO
すごく……阿部さんです……

690 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 07:58:58.69 ID:syl5Lxw40










「このカメラで写真を撮ると、真ん中に映った人間が不幸に合う」











691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:00:58.22 ID:1ghaseIWO
しえ

692 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:01:34.06 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「真ん中ねぇ・・・。1人で写ったらどうなるの?はい、チーズ 」

オレは何の気無しにカメラを手に取ると、阿部さんに向けてシャッターを切った。

N| "゚'` {"゚`lリ「な・・・!!」

顔を作る暇もなかっただろう。
オレの不意打ちに阿部さんはご立腹のようだ。
でも思うに、こういう時にこそ思い出に残る表情が生まれ・・・

N| "゚'` {"゚`lリ「テメェ!!何するんだコノヤロウ!!貸せっオラッ!!テメェも撮ってやる!!」



(´・ω・)v+キラーン「スマートに撮ってね 」



N| "゚'` {"゚`lリ「フハハハハッ!!撮ってやったわ!!これでテメェも私と運命共同体よ!!」

それだけは勘弁願いたい。
オレはスリムで背が高くて、サラサラロングヘアーの女が好みなんだ。
こんなガチムチ女は嫌だ。

693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:02:09.52 ID:y7BWoL2vO
支援

694 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:02:39.91 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「申し訳ありませんが、オレには心に決めた人が・・・」

べっ、別にクーの事言ってるんじゃないんだからねっ!!

N| "゚'` {"゚`lリ「違うわよ!!いい事!?このカメラで撮った写真の真ん中に写った人には不幸が訪れる 」

(´・ω・`)「フムフム 」

N| "゚'` {"゚`lリ「1人で写ったら死ぬ!!オケー!?」


外へ出ようぜ・・・

久しぶりに・・・

キレちまったよ・・・・・・


(#´・ω・)「キサマ!!ぶち殺す!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「自業自得よ!!あなたも死にたくなかったらこのカメラの呪いを解きなさい 」

そしてオレと阿部さんの旅は始まった・・・・・・


695 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:02:45.47 ID:Hwz7ORk30
女にガチムチって使う人はじめて見たww

696 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:03:36.21 ID:syl5Lxw40


伊豆――

(´・ω・`)「井戸の底で永遠に眠るが良い!!」

川д川「ギャァー!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「ナイスよショボン!!これで呪いのビデオテープの悲しい死のらせんは断ち切られたわ!!」



697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:03:46.41 ID:y7BWoL2vO
その前に女じゃ阿部さんのアイデンティティーがwww

698 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:04:32.00 ID:syl5Lxw40



佐伯家――

(´・ω・`)「このショボン、親子といえども容赦せん!!」

川゚д゚)(●_●)「「ギャァー!!」」

N| "゚'` {"゚`lリ「グッドよショボン!!これで呪われた家の浄化に成功したわ!!」




699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:06:10.20 ID:y7BWoL2vO
浄化てきとうだなwwww

700 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:07:02.21 ID:syl5Lxw40

台湾――

(´・ω・`)「電波に潜む卑怯者め!!極楽にイカせてあげるわっ!!」

从゚;;-゚从 「ギャァー!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「エクセレントよショボン!!これで誰も死の予告電話に震える事はなくなったわ!!」




701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:08:17.84 ID:Hwz7ORk30
テラフリーダムwwwww

702 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:09:33.43 ID:syl5Lxw40

数々の呪いを解く旅・・・
オレと阿部さんの間には奇妙な友情が芽生えつつあった。

男女の間に友情は生まれない?
違うね。
共通の目的を持つ者同士であれば、性別を超越した繋がりが生まれるんだ・・・・・・

(#´・ω・)「って、一番肝心な自分の呪いを解いてねぇぇぇぇぇー――――っ!!」

バーボンハウスに戻ったオレは叫んだ。

N| "゚'` {"゚`lリ「なんだ。やっと気付いたの 」

(#´・ω・)「ぶち殺すぞ!!呪いで死ぬ前にオレがぶち殺すぞ、お前!!分かってんなら早く言えよ!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「だって・・・あんたと居ると私の女がじゅんじゅん来るんだもん 」

これはマズイ・・・

あぁ、そんな潤んだ目でオレを見るな。

本当に


 コ ロ シ タ ク ナ ッ チ ャ ウ ヨ 



703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:09:33.40 ID:1ghaseIWO
退魔テラ自由www

704 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:10:57.65 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「こういう呪いの類にはタイムリミットがあるはず。あとどれくらいだ?」

N| "゚'` {"゚`lリ「ん〜。お客さんから聞いた話をまとめると、後5〜6分ってとこかしら?」

(´・ω・`)「ふぅ〜。それを聞いて安心した 」

オレはホッと胸を撫で下ろした。
十分だ。
5〜6分もあれば十分だ。

(´・ω・`)「さて、このカメラだがな 」

オレはおもむろにカメラを取り上げ、フィルムを全て取り出す。


705 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:13:04.05 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「やっぱりな。あれだけの妖気を垂れ流してたんだ。中に潜んでると思ってたよ 」

そう言って、数枚の真っ黒なフィルム群の中から取り上げたのは一枚の色褪せた写真。
そこには憤怒の形相でこちらを睨む、1人の老女が写っていた。

N| "゚'` {"゚`lリ「え?私がフィルム入れ変えた時はこんな写真無かったのに・・・」

(´・ω・`)「そりゃそうだ。コイツはこのカメラの中に自分の巣を作ってそこに潜んでたんだからな。
       阿部さんみたいな一般人が見つけられるはずが無い 」

写真の老婆は噛み付くような顔で睨み続けている。

見てると気分が悪くなる。
コリャもう悪霊とかその辺のレベルを超越しちゃってるな。
人を殺し過ぎて呪いそのものになってる。


706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:13:46.77 ID:Hwz7ORk30
支援

707 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:14:19.69 ID:syl5Lxw40

N| "゚'` {"゚`lリ「ショボン、もう時間が無いわよ!!」

阿部さんが不安げに叫ぶ。

やめろよ。
ちっとも可愛くない。
むしろキモい、死ね。

(´・ω・`)「まぁ、見てなって 」

オレはスタイリッシュな手付きでフィルムを1枚だけカメラに戻し、レンズの正面に老婆の写真を翳した。

(´・ω・`)「阿部さん、牛の刻参りって知ってる?」

N| "゚'` {"゚`lリ「藁人形に釘を打つアレ?」


708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:14:28.09 ID:Scj6uKu4O
しえん

709 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:15:27.52 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「そうソレ。あれにはね、釘を打ってる間は人には見られちゃいけないってルールがあるんだ 」

N| "゚'` {"゚`lリ「見られたら呪いが自分に返ってくるからでしょ?」

(´・ω・`)「right。その通り。よく分かったね?」

N| "゚'` {"゚`lリ「横文字使われたら正直濡れるわ 」

阿部さんはオレより少しだけ写真の呪いにかかった・・・
と言う事は、オレより先にこのブスが死ぬはず。
こいつが死んでから呪い解こうかな・・・

(´・ω・`)「呪詛返しってヤツでね。返された呪いは、本来より遥かに強力な呪いとなる 」

オレはそう言ってシャッターを押した。
古臭いストロボがバーボンハウスを照らす。


710 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:16:22.69 ID:1ghaseIWO
二作品連続rightwwww

711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:17:18.79 ID:y7BWoL2vO
阿部きめええぇえぇええ

712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:21:39.13 ID:Hwz7ORk30
さるの予感

713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:25:47.34 ID:Scj6uKu4O
支援

714 :さるでした ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:29:00.89 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「今回の呪いのルールは単純。このカメラで1人で写った者は死ぬ。
       たった今、この写真の老婆は1枚の写真の主役になった 」

ポラロイドカメラは、まるで自身の舌のようなフィルムを1枚吐き出した。
オレはそれを手にとってパタパタと乾燥させる。
しばらくそうしていると・・・出てきて出てきた。
良く撮れてるじゃないか。

(´・ω・`)「ホラ、見なよ 」

出来た写真を阿部さんに渡す。

N| "゚'` {"゚`lリ「ぬわー!!」

阿部さんはまるで頼りになるお父さんの断末魔の様な悲鳴を上げた。
それも仕方のない話だ。

そこには自分の呪いで縊り殺された、老女のグロ画像が写ってるんだからな。

(´・ω・`)「これで今回の仕事は終わりだ 」

本気で阿部さんを見殺しにしようかとも考えたけど、まぁ、それはお茶目心って言う事で。
それに依頼人が死んだら報酬も貰えないしね。

     ・     ・     ・     ・     ・


715 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:31:31.19 ID:Hwz7ORk30
最後の一行が黒いw

716 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:34:39.04 ID:syl5Lxw40

     ・     ・     ・     ・     ・

オレは呪いの解けたカメラを大事に抱えた阿部さんを見送る。
阿部さんは弾けるような笑顔でオレに礼を述べた。

もう日が高い・・・

太陽の光は阿部さんの顔を明るく照らす。
ちっとも可愛くない、死ね。

N| "゚'` {"゚`lリ「ありがとう、助かったわ 」

(´・ω・`)「報酬はこの口座に入れてくれ。金額は・・・、こんなもんだな 」

N| "゚'` {"゚`lリ「余裕よ余裕。このカメラがキチンとした評価で売れれば、その何倍のお金が入ってくるんですもの 」

少しだけ多めに請求したんだが問題はないようだ。
だったらもう少しボれば良かった。

あ、オレの精神的苦痛に対する請求を入れ忘れた。



717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:35:16.13 ID:Hwz7ORk30
支援

718 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:36:48.70 ID:Scj6uKu4O
テラパパスwww

719 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:36:58.31 ID:syl5Lxw40

N| "゚'` {"゚`lリ「ところでショボン、ものは相談なんだけど 」

(´・ω・`)「断る 」

N| "゚'` {"゚`lリ「話くらい聞きなさいよww。私の――」

(´・ω・`)「断る 」

N| "゚'` {"゚`lリ「もう、せっかちさん♪悪い話じゃないわ。私のセフ――」

(´・ω・`)「断る 」

N| "゚'` {"゚`lリ「セフレ――」

(´・ω・`)「断る 」

N| "゚'` {"゚`lリ「・・・・・・」

(´・ω・`)「・・・・・・」

N| "゚'` {"゚`lリ「性欲を持て余す 」

(´・ω・`)「死ね。出来るだけ長く苦しんで死ね 」

阿部さんを叩き帰すと、バーボンハウスに再び静寂が訪れた。


720 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:38:35.88 ID:Scj6uKu4O
しえ

721 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:39:14.70 ID:1ghaseIWO
だめだwwwwこれは吹くwwwwww

722 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:39:23.65 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「ちょっとマジ暇だし。お腹空いたし。ブーンまだ帰ってこないし 」

うー、暇暇。
再び暇を持て余して全力で脱力してるオレは、バーを経営するかなり良い男なナイスミドル。
強いて本当の顔をあげるとすれば、妖怪変化の類をぶち殺す退魔師ってとこかナ・・・・・・
名前はショボン。

そんなわけで、未だに帰ってこないブーンをどうお仕置きしてやろうか、なんて考えているのだ。

(´・ω・`)「お?」

ふと見ると、入口を開けて一人の若い男が入ってきた。



723 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:43:13.62 ID:Hwz7ORk30
支援

724 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:43:43.78 ID:Scj6uKu4O
しえ

725 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:43:58.66 ID:syl5Lxw40

    |┃三 ガラッ
    |┃  ____
    |┃/⌒  ⌒\
    |┃(○)  (○) \
――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\  助けてくれお!!
    |┃  |r┬-|     |⌒)ベッドの下に鎌持った男が居るんだお!!
    |┃   `ー'ォ     //
    (⌒ヽ・    ・ ̄ /
    |┃ノ       /
    |┃   つ   <
    |┃  (::)(::)   ヽ
    |┃/    >  )
    |┃     (__)


よっぽど怖かったんだろう。
その男は目は虚ろ、そして全裸で駆け込んできた。
せめてパンツくらい穿いて来いよ・・・
よくここまでパクられずに来れたな・・・

オレは相手に分からないように1つ溜息をつき、笑顔を作った。
営業スマイルも良い男の嗜みだ。
こういう細かい気配りが出来てこそ、事業は円滑に回り出すってものさ。


726 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:45:15.89 ID:rVg9ADvGO
やる夫www

727 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:46:49.11 ID:syl5Lxw40

(´・ω・`)「伺いましょう・・・。あ!!ちょっとそこでオシッコしないで!!」



(´・ω・`)ショボンは退魔師稼業のようです

       
         ショボンは都市伝説に挑むようです
            ――色褪せた写真――終


728 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:47:17.74 ID:Hwz7ORk30
お疲れさまです

729 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 08:48:15.86 ID:Scj6uKu4O
乙!

730 : ◆FnO7DEzKDs :2007/12/06(木) 08:49:34.86 ID:syl5Lxw40
予想外に支援付いて感謝です。
皆、結構起きてるもんなんですね。

今回の合作参加者さん達はオレとほぼ同期。
マシンガンのような援護射撃のウチの一発の弾にでもなれたらと思い、さっき3時間で書き上げましたww。
現行もこれくらい早く書ければいいのにorz
猛スピードで書き上げましたので、しっかりと推敲できてないまま投下しました。
普段の現行にもまして、アイタタ・・・な感じですけど勘弁して下さい。


9月だったかな。
企画されたその瞬間を総合で見てたんですけど、完結の実績が無かったので指咥えて羨んでたんだぜ。

それにしてもさるホントに強ぇ〜orz

では一読者に戻ります

731 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 09:03:42.71 ID:y7BWoL2vO
めっちゃ乙!!

732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 09:18:04.12 ID:515O3ic70
乙カレー!

733 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 09:22:42.89 ID:JLuEiNMYO
ちょwww大麻なにしてんの?www普通にワロタwww乙!

734 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 09:39:52.42 ID:AJYInAh00
起きてみたら女の阿部さん初めて見たwww
乙ww

それにしても昨日のゲリラ豪華だったんだな
砂漠にドクオアルバムにショボン一家に水酸素に大麻か
話題になれる新人皆来てるんじゃね?


735 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 10:39:50.29 ID:Scj6uKu4O


736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 10:54:59.04 ID:uK3GRbrIO
|鬱|ω・)<一応、最近の新人なんだけど……投下しちゃっていいのかな?

737 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:17:18.68 ID:y7BWoL2vO
投下してもいいのかって思ったときには
すでに投下が完了してるんだって
誰かが言ってたよ!
ぶるべりあい!

738 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:20:56.91 ID:uK3GRbrIO
>>737
ありがとう

じゃ、人がいない間に飛び入り参加します

739 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:23:44.61 ID:uK3GRbrIO

ξ゚听)ξ「……あら、懐かしいわね」

 少女が部屋を掃除していると、一枚の色褪せた写真が出てきた。

ξ゚听)ξ「……」

 セピア色のフィルム上に焼き付かれた、3人の笑顔。
 少女はそれを見て、回想を始める。



――それは、今よりちょっとだけ昔の、とある島での物語――

740 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:25:25.56 ID:uK3GRbrIO

〜 〜 〜 〜 〜


( ^ω^)「おいすー、ツン。今日もいい天気だお」

 我が家に、1人のぽっちゃりした男の子が入ってきた。

ξ゚听)ξ「あら、ブーンじゃない。おいすー」

 見慣れたブーンの笑顔を見て、自分も自然と顔が綻ぶ。



 彼は同じ村で共に月日を過ごしてきた、いわゆる幼なじみである。



( ^ω^)「ツン、今日も可愛いんだお」

741 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:26:47.55 ID:uK3GRbrIO

ξ////)ξ「ば、馬鹿! そんな事言ったって、何も出ないんだからね!!」

ζ(゚ー゚*ζ「ハイハイごちそーさま」

 私がブーンと話していると、家の奥から可愛い女の子が出てきた。



――そう、私がブーンと同じくらいに愛する、それこそ自分の「女神」にすら思えてくる程に、可愛いがってきた妹――



( ^ω^)「デレ、おいすー」

742 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:28:00.19 ID:Scj6uKu4O
しえしえ

743 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:28:54.54 ID:syl5Lxw40
お、いいねぇ
支援

744 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:29:25.02 ID:uK3GRbrIO

ζ(゚ー゚*ζ「おいすー。ブーンおにぃちゃん、相変わらずだね」

 デレがブーンを見て無邪気に笑う。

( ^ω^)「おっおっ、ツンはいつだって可愛いんだお。だから僕はツンが好きなんだお」

ξ////)ξ「ちょ、やめてよ、デレのいる前で!」



 彼とこういった関係になったのは、いつからだろうか。

 小さい頃から一緒にいて、気がつけば互いに惹かれ合っていた。
 ブーンは私が綺麗なのと優しいところが好きだと言ってくれ、普段素直になれない私は彼のそういう正直な性格に惹かれていっていた。

――まぁ、幼なじみのカップルなんて、いつの間にかくっついていたなんて話は度々あるようだし――

745 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:31:35.20 ID:Scj6uKu4O
支援

746 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:31:46.72 ID:uK3GRbrIO

ζ(゚ー゚*ζ「おねぇちゃんも、ちゃんとブーンおにぃちゃんに好きって言ってあげればいいのに」

(*^ω^)「そうだお! 僕ばっかツンに言っていて、ツンは自分の気持ちを少しも伝えてくれないお!」

ξ;゚听)ξ「う、うるさい! 別にいいでしょ、今更私の気持ちなんか、言うまでもないモノであって……」

ζ(゚ー゚*ζ「いいえ、それはケフィアです」

( ^ω^)「right、その通り」

ξ゚听)ξ「は?」

( ^ω^)「いや、時代の流れに乗ったんだお」

ζ(゚ー゚*ζ「おねぇちゃん知らないんだ〜? 全く、いっつも鍛冶場に籠もってばかりいるから流行りも知らないんだよ〜」

747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:32:02.80 ID:y7BWoL2vO
おいすー

748 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:33:08.70 ID:uK3GRbrIO

 出会う度に私へのアプローチをし続けるブーン。

 彼を見て、まんざらではないものの、どこか踏み出せなくてはぐらかす自分。

 そんな私をからかいながら、無邪気に笑う妹のデレ。




 そうやって、昔はよく3人で仲良く騒いだものだった。



 そして、ある日の事。

749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:33:45.49 ID:y7BWoL2vO
支援

750 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:34:51.72 ID:Scj6uKu4O
支援

751 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:35:41.20 ID:uK3GRbrIO



ζ(゚ー゚*ζ「……とうとう行くんだね」

( ^ω^)「……お、みんなとはしばらくお別れだけど、元気でやってくれお」



 14歳になったブーンは、家の家計を助ける為、遠くの街へ傭兵に行く事になった。

 もともと、背も高いし体格もいい。
 考えるより先に体が動くタイプの彼には、ピッタリの仕事だ。


ξ゚听)ξ「……」

 しかし、頭ではわかっていても、どこか素直に彼の出征を歓迎できていない自分がいた。

752 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:38:07.29 ID:uK3GRbrIO

( ^ω^)「……じゃ、行ってくるお。ツン、僕が次に帰ってくるまで元気にしてるんだお!」

 彼はそう言うと、振り返りもせずに行ってしまった。



ξ )ξ「……」

ζ(゚ー゚*ζ「……おねぇちゃん……」



 私は彼の見送りの際、何も話しかけなかった。

 最初の方は、そんな私の様子に戸惑いながら、ブーンとデレが色々と気遣ってくれていた。

 しかし、それでも何も喋らないでうつむいている私を見て、デレは何も言わなくなり、ブーンは一言だけ私に声をかけて去っていったのだった。

753 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 11:39:21.41 ID:uK3GRbrIO

 ブーンがいなくなってから、私の側にはずっとデレがいた。

ζ(゚ー゚*ζ「おねぇちゃん、今日の夕飯、おねぇちゃんの好きなオムライスだからね!」

ζ(゚ー゚*ζ「おねぇちゃん、手芸の本見ながらセーター作ったよ! どうかな?」

ζ(゚ー゚*ζ「ねぇ見て見て! 窓のところにカタツムリがいるよ!」



 ブーンがいない生活に落ち込んでいた私を、妹は側でずっと支えてくれていた。


 ブーンの旅立ちの日に何も声をかけられなかったような、薄情な自分の為に、妹は励ましてくれた。


 気が利いて、利口で、可愛いい良くできた妹。

 そんな妹は私を救ってくれた「女神」。
 私の誇りであった。


 それなのに。

754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:39:31.40 ID:Scj6uKu4O
支援

755 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:44:40.72 ID:Scj6uKu4O
さるったか?

756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 11:48:06.41 ID:syl5Lxw40
最近のさるは支援挟んでも食らうからな支援

757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:03:54.42 ID:Scj6uKu4O
支援

758 :さるってました ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:14:27.92 ID:uK3GRbrIO



 ある嵐の夜だった。


 その日は雨が酷い事もあり、早めに仕事を終えた私は家に帰ると、妹と共に我が家に風対策の補強を施すと、はたして疲れていた私は早めに寝床に着いていた。




――あの時、隣りの部屋に響いた妹の悲鳴に気づけていれば――



 私の枕元に、何者かが近づいていた。

759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:17:03.60 ID:y7BWoL2vO
支援

760 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:18:15.66 ID:uK3GRbrIO

 妙な気配がして目を覚ますと、自分のベッドのすぐ側に、見知らぬ男が立っていた。

ξ;゚听)ξ「……!? だっ、誰!?」



(  Д )「チッ」

 私が気がついたのを見て、男が舌打ちをする。


……そして、私は男が何かを抱えているのに気がついた。

ξ;゚听)ξ「で、デレ!?」

761 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:20:28.84 ID:uK3GRbrIO

(  Д )「……面倒な事になったなぁオイ。本当はヤるつもりだったんだがなぁ……」

ξ;゚听)ξ「ちょ、誰だか知らないけど、デレを離しなさいよ!!
      それに、ヤるって何をよ!?」


 私がそう言ったのを見て、男がニヤリと笑った。

(  Д )「……こういうこった」

 男はそう言うと、私が見たことの無い、鉄で出来た小さな筒のようなものを私に向けと、指先の金具を引いた。

762 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:20:56.78 ID:Scj6uKu4O
しえん

763 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:23:28.97 ID:uK3GRbrIO


 乾いた音と共に。
 私の頬を、何かが高速で切り裂いていった。



ξ;゚听)ξ「……!!」

 鍛冶屋の娘の私が見たことの無いその鉄の塊、後に聞いた話では、彼らはそれを「銃」と呼ぶらしいようだった。


 そんな無知な私でも、その場でそれが殺傷能力のある武器だというのは十二分に察知できた。

ξ;゚听)ξ「……何が目的なの?」

764 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:25:57.70 ID:uK3GRbrIO

(  Д )「ほう、話しが解る奴で良かったわ。
     コイツ、お前の妹さん? お前と違って、無駄な抵抗をしてきてな、五月蝿いから眠らせて貰ったよ」

ξ;゚听)ξ「御託はいいわよ!! サッサと要件を言いなさい!! そしてデレを返して!!」

 興奮した私を、その男は鼻で笑った。

(  Д )「まぁ、落ち着けよ。
    ――要は取引だ」





 その男は私にその旨を伝えると、デレを連れて去っていった。




 翌日、久しぶりに、村にブーンが帰ってきた。

765 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:28:47.96 ID:uK3GRbrIO

(*^ω^)「おっおっ、久しぶりだお! ツン、元気だったかお?」

 彼は旅立ちの日のわだかまりなどお構いなしに、私に話しかけてきた。まぁ、そういう人間だ。

ξ゚听)ξ「……まぁね、ほどほどに」

 私がボソリと呟くのをよそに、彼は満面の笑みで私の家の中を見渡すと、ポツリと呟いた。


( ^ω^)「……デレはどこにいるのかお?」






 私は、嘘をついた。

766 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:29:20.84 ID:Scj6uKu4O
しえん

767 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:30:07.02 ID:y7BWoL2vO
せいえん

768 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:32:13.82 ID:uK3GRbrIO
〜 〜 〜 〜 〜


 手に持ってしばらく眺めていたその写真を、元の引き出しへと戻す。




 私が嘘をついたあの日、彼は私に向かってこう言った。



( ^ω^)「――デレは僕が見つけてみせるお!
      僕はいつだって、自分の愛するツンやデレ達の笑顔が消えない事を願っているお。
      だから、僕からその笑顔を奪っていく奴を僕は許さないんだお!!」



 彼なら大丈夫。
 私の愛するブーンなら、きっとどんな困難も乗り越えて、私の元へと帰ってきてくれる。



――そんな勝手な期待を彼に寄せて、私はブーンを売った

769 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:35:53.37 ID:uK3GRbrIO

 いくら妹を人質に取られたからといっても。
 愛する者を取引の為に売った自分の業の深さは、語るまでもない。



 現に、約束を果たした今でも、デレは自分の元へ戻って来てはいない。裏切られたのだから。



 しかし、やはりどう足掻いても、自分のした事は許される事ではない。
 いつか、必ずこの所業を裁かれる時が来るだろう。
 しかし、自分のやった事を棚の上に上げてでも、必ず彼女を取り戻す。


 偶然か必然か、彼の知らずに裏切ったブーンが、「神の遣い」と共に帰ってきた。

770 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:36:37.54 ID:y7BWoL2vO
支援

771 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:36:45.55 ID:Scj6uKu4O
しえん

772 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:38:31.76 ID:uK3GRbrIO

 笑えるではないか。

 神の教えに背き、裁かれるべき私の元へ、神は彼を返しに来てくれた。


 神はまだ、私がこの世でやるべき事があると言うのか。


――面白い。
 私にまだ生きろと言うならば、やるべき事は言われるまでも無く、だった1つ。



ξ゚听)ξ「……待っててね、デレ」

 私は引き出しを静ずかに閉めると、いつもの様に仕事場へと向かっていった。

〜ゲリラ特別編・完〜

773 : ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/06(木) 12:41:37.45 ID:uK3GRbrIO
人がいないのを言い事に、新人合作便乗して自分の現行の番外編などという作者オナ垂れ流しに支援くれた方、本当にありがとうございました!

1時間でこさえた文故、はしょってるとこが多々あるのは見逃して下さいまし

774 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:43:12.92 ID:Scj6uKu4O
乙!

775 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:43:57.48 ID:Wz7M765s0
乙!!!!!!!!!!!!!!!!11111111111

776 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:44:03.69 ID:Ui+t+cE70
そろそろ大御所レベルの作者こないかなぁ

777 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:47:04.82 ID:y7BWoL2vO
最近投下無かくて寂しかったんだからねっ
乙乙

778 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 12:47:55.57 ID:MI8Pr7o6O


779 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 13:12:33.11 ID:j00UEpqN0


780 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 14:28:44.39 ID:1m01f87hO


781 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 15:03:49.64 ID:j00UEpqN0


782 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 15:25:23.71 ID:HMSBOAs4O
ゲリラすげぇwww
昨日から今朝にかけてのメンツは余裕でワンコーナー持てただろ

783 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 15:40:06.67 ID:UsnEd1CSO
僕モナ以外の有望新人は全部でてきた感じだな

784 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 15:41:30.34 ID:dVM+S8OCO
地図に無い島きてた!!

くそ、なんでショボン一家で寝ちまったんだorz

785 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 16:02:04.76 ID:AeeVkflhO
>>776
>>66

786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 16:28:14.08 ID:syl5Lxw40
>>785 見るまで読んでなかったんだけど、被ってて二番煎じのオレ涙目ww

787 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 16:54:12.97 ID:HMSBOAs4O
>>786
被りなんかない
みんなが100%オリジナルなんだぜ、と言ってみるテスト

788 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 16:57:34.04 ID:rVg9ADvGO
お題ありきなら被るのも止む無しじゃね

789 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 17:08:48.02 ID:dVM+S8OCO
>>786 

同じ作品なんて存在しない。 

さぁ、早く仕上げて投下するんだ!!

790 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 17:22:23.17 ID:Ui+t+cE70
村人って大御所だったのか・・・アルファレベルすげぇ!

791 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 17:41:15.76 ID:+BMI7/CY0


792 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 17:54:49.59 ID:VEuqUq4qO
よーし、投下しちゃうよー。

793 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 17:56:46.53 ID:8eAhRL/HO
わくてか

794 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 17:58:00.72 ID:jc4PHnNCO
べべべ別に支援するつもりなんてないんだからっ!!

795 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 17:59:25.91 ID:VEuqUq4qO
それは、ふとしたきっかけだった。

俺は受験を控えた高校三年生で、それなりの夢を抱いてそれなりの大学合格を目指し、勉学に励んでいた。
もう部活動も引退し、普段は家に直帰してそのまま勉強をするのが日課になっていたのだけど、

毎週月曜日と水曜日と金曜日は、いつも一緒に登下校する友達が用事……というか塾通いなんだが……を抱えていて、
その曜日の俺は、用事のある友達の帰路沿いに建てられているという理由で、市立の図書館を利用するのが習慣になっていた。

796 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 17:59:43.58 ID:KyLYqu7qO
⊂二(^ω^ )二二二⊃

/\

797 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:00:22.62 ID:KyLYqu7qO
Orz

798 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:02:54.71 ID:VEuqUq4qO
図書館には俺のお気に入りの場所があった。
それは建物の一番隅っこに何故か一つだけ置いてある長机。

辺りは読みたがる人が果たしているのかどうか分からないようなジャンルの本が収められた本棚が並び、
それらはちょうど周りからその長机の存在を隠すような配置がされていて、
自分が望む環境を全て兼ね備えた素晴らしい場所だと言えた。

799 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:06:01.30 ID:VEuqUq4qO
だからと言って、そこで俺が集中して勉強だけをしていたのかというと、そうでもない。

あまり集中力に自信の無い俺は、たまに集中の糸が切れると、机に他愛もない落書きをする。

その内容は様々で、何と無く今使っている消しゴムを模写してみたり、何と無く学校の先生の顔をデフォルメに描いてみたり、
受験勉強に終われて頭が爆発している自分を面白おかしく描いたり、数学などで使う記号などをひたすら書き綴ったりもした。

('∀`)「フヒヒ……」

自分で描いた絵に自分で笑っているというのもかなり不気味だが、それを見ている者はいない。

ある程度落書きを堪能すると、俺はイカンイカン、とまた参考書に視線を向けるのだった。

800 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:08:08.56 ID:VEuqUq4qO
そしてある日。
忘れもしない第三水曜日。

いつも通り図書館の特等席に向かった俺は、机を見て、昨日描いた絵の脇に、
自分の筆跡では無い文字が書いてある事に気付いた。

『これは図書館の机だろう。落書きは感心しないな』

綺麗な文体で、そう書いてあった。

驚いたが、自分以外にもこんな場所のこんな机を使っている人がいることにもっと驚いた。

801 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:10:42.32 ID:VEuqUq4qO
一体誰なのだろう。

ふとした疑問が沸き起こって、俺は机に書かれた綺麗な文字を消しゴムで消すと、そこにこう書いた。

『アンタは誰?』

その6文字を見ると、何故か少しワクワクした。
この人は答えてくれるだろうか。
もし答えてくれるなら、どう答えるのだろうか、と。

802 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:11:34.19 ID:VEuqUq4qO
二日後の金曜日。

『ここの利用者だ』

机には俺の文字の代わりにまた綺麗な文字が書かれていた。

答えが来た。

それは素っ気ない返事だったけれど、
その事が何故か嬉しくて、俺は勉強そっちのけで次の言葉を考えた。

『アンタもこの机使ってんの?』

返答を見たのは次の火曜日。

『そうだ』

また返事を書いた。

『変な場所使うんだな』

803 :曜日間違えてるすみませアッー!:2007/12/06(木) 18:13:10.61 ID:VEuqUq4qO
次の金曜日。

『それはそちらも同じじゃないのか?』

『そうだな。
俺以外にこんな場所使う人がいるなんて思わなかったよ。
下手な落書き見せて不愉快になったのなら悪かった』




月曜日。

『別に絵自体は下手だとは思っていない。
下手だったら問答無用で消している。
むしろ上手いと思った。
だから、どうせ描くならばキチンとした媒体に描けば良いのにと思ったんだ』

804 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:13:41.99 ID:1m01f87hO
さる避け

805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:14:09.42 ID:IX5Xpm4a0
支援

806 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:18:11.45 ID:VEuqUq4qO
俺はニヤニヤした。

まず返って来た文章が初めて2行以上になったことにニヤニヤし、
絵を上手いと言われてさらにニヤニヤした。

もはや完全に俺と相手のこのやり取りは成立していると勝手に認識していた。

そしてニヤニヤしながら書いた。

『ありがとう。
絵を褒められたのは初めてだ』

807 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:20:00.47 ID:VEuqUq4qO
思い出す度にニヤニヤしながら返事を待っていたので、友達に気持ち悪がられたが、
気にせずニヤニヤして水曜日に図書館に向かった。

また新しい文章が書いてあった。


『それは意外だな。
正直私はかなりのレベルだと思ったが』


もうニヤニヤは止められなかった。


『あんまり人に見せないし、上手く描いてるつもりはなかったからな。
ここに書いておいたのもまさか見られるとは思わなかった』


そう書いてニヤニヤ笑っていた。

808 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:21:34.31 ID:VEuqUq4qO
次の金曜日は色々あって図書館に行けなかった。
生まれて初めて休日なんて早く終わって月曜日が来れば良いと思った。


『そうか。
そういう能力があるというのは羨ましいよ』


今、誰かが俺の顔を見たら通報するに違いない。
その時の俺は、そのくらい顔の筋肉が引き攣ったかのように、酷くニヤニヤした表情をせずにはいられなかった。


『他は能無しだけどな。
勉強も運動もからっきしさ』


それから話題は変わった。


『君は学生か?』


『ああ、受験戦争真っ只中の一兵卒さ』


『奇遇だな。私も同年代だ』

809 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:23:37.36 ID:IX5Xpm4a0
支援

810 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:24:05.42 ID:VEuqUq4qO
('A`)「!」


この気持ちを言葉にして伝えることは無理なので、上記の文章が机に書いてあったのを見た時の自分のリアクションで説明しよう。

まずニヤニヤが止まらなくなる。

次に気持ち悪いフヒヒ!と言う笑い声と共に身もだえ、机に頭をガンガンとぶつける。

それを5分×3セット行って、ようやく俺の気分は落ち着いた。



何故か俺はこの奇妙なやり取りの相手は女性だと思っていた。
多分文体とか一人称が『私』だったからだと思う。

とにかくもう俺は興奮しまくって鼻血が出そうだった。

811 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:24:14.46 ID:3AcJaLRlO
支援

812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:35:02.32 ID:G5oX+sZhO


813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:37:04.51 ID:HMSBOAs4O
元々の参加者より飛び入りの方がwktkすると言わざるを得ない

814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:45:24.02 ID:IX5Xpm4a0
しえん

815 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:49:55.82 ID:XBgsZrRV0
携帯、どうした!
何故動かん!

・・・携帯がストライキしました・・・orz
すいませんが一時停止します。
お待ちの方いましたらどうぞ。

816 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:51:12.68 ID:IX5Xpm4a0
むしろPCで書けよwww

817 :浮浪 ◆L66fmP/Ue6 :2007/12/06(木) 18:56:42.30 ID:XBgsZrRV0
携帯、どうした!
何故動かん!

・・・携帯がストライキしました・・・orz
すいませんが一時停止します。
お待ちの方いましたらどうぞ。

818 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 18:57:08.34 ID:Scj6uKu4O
( `ω´)が迫ってきてっぞwww
ガンガレ!

819 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:01:14.56 ID:1AShvzyk0
ゲリラって今日が最終日か……


どうしようかな……

820 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:04:12.64 ID:Scj6uKu4O
>>819
  、  ∩
( ゚∀゚)彡 投下! 投下!
  ⊂彡


821 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:06:52.79 ID:HMSBOAs4O
>>819
家の前で祭囃子が聞こえたらお前はどうする?

822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:20:27.63 ID:IX5Xpm4a0
保守 か

823 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:21:50.11 ID:+BMI7/CY0
もうちょいで投下するから保守

824 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:29:56.25 ID:ERp4yVbDO
投下したかったけどテスト勉強しなきゃ(´・ω・`)ショボーン

せめてほしゅするよ!

825 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:36:35.86 ID:VbXVb6CW0
自分行っていい?新人じゃないけど

826 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:40:26.67 ID:dVM+S8OCO
wktk!!

827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:40:27.56 ID:HMSBOAs4O
いけいけー!

828 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:40:52.97 ID:VbXVb6CW0
( ^ω^)修羅場のようです



肌寒い季節は、今年も勝手に訪れた。
それでも子供は元気。パワフル。
今日も所構わず走って、転んで、擦り剥いて、少し涙目になったけれども、
笑顔で <ヽ`∀´>「ただいまー」の声が玄関に響く。

<ヽ`∀´>「カーチャン、カーチャン! ごはんまだニダー?」

ζ(゚ー゚*ζ「おかえり。もう少しでカレーが出来るから、ちゃんと手洗うのよ。
      宿題も済ませちゃいなさい。お父さんもそろそろ帰ってくるから」

良妻賢母なデレと、小三でやんちゃ盛りのニダー。
ここに会社員のブーンを加えた三人が、内藤一家だ。
念願のマイホームを手に入れて早五年、近所付き合いも良好。
まさに理想の一般家庭。

ζ(゚ー゚*ζ「今日は何して遊んだのかしら?」

<ヽ`∀´>「野球! ウリ、ホームラン打ったニダ! かっ飛ばしたニダ!」

ζ(゚ー゚*ζ「すごーい! それでこそ父さんの子!」

<ヽ`∀´>「本当は球拾いだなんて口が裂けても言えないニダ」

829 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:41:44.55 ID:Scj6uKu4O
しえん

830 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:41:57.54 ID:VbXVb6CW0
特別裕福という訳では無いが、致命的な不自由がある訳でもなし。
何よりリビングに飾られた写真立て。先日バーベキューのパーティをした時に撮った写真だ。
夫、ブーンの子供のような笑顔。
妻、デレの優しい笑顔。
息子、ニダーの少しおどけて見せたような笑顔。
幸せを物語るには十分過ぎた。

ちなみにその写真を撮ったのは、夜道を全裸で徘徊していた自称おまわりさんだが、
彼はデレの通報により捕まった。
「乳首だけなら許されると思った。気付いたら下も脱いでいた」
と証言しているが、真偽は分からない。


バーベキューの写真の隣りには、ニダーの入学祝に撮った写真。
そのまた隣りには、運動会でニダーが短距離走でゴールした瞬間の写真。
またまた隣にあるのは、幼いニダーの寝顔を撮った写真。
更にその隣りにある写真を、ニダーは手に取った。

<ヽ`∀´>「カーチャン、前から気になってたけど、この写真は何ニダ?」

イケメン……とは少し違うが、若々しく逞しい肉体の男性と、
容姿端麗で、渦巻いた金髪が特徴的な美しい女性。
水平線に浮かぶ夕陽をバックに二人でピースをしている。
多少の色褪せなど吹き飛ばすかのような笑顔を、写真の中の二人は作っていた。

831 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:43:05.34 ID:VbXVb6CW0
<ヽ`∀´>「ウリがいないニダ! それに多分だけど、この女の人はカーチャン……?」

ζ(゚ー゚*ζ「ああそれねー。お母さんと、肩組んでるのがお父さんよ。
      この頃カッコよかったなー。身体なんかムキムキでね、
      『西の鉄壁』の異名を持っていたのよ。
      『東の青龍刀』『北の大弓』『南の輪ゴム』も目じゃなかったわ
      『東南東のNINZYA』には紙一重で敗北したらしいけど」

グツグツと溶岩の如く煮え滾っているカレーを忘れて、デレは興奮し出した。

ζ(゚ー゚*ζ「あの人昔は写真とか余り撮らないタイプでね。
      もしかして二人で撮ったのは、これ一枚かも。
      パシャパシャ撮るようになったのは、ニダーが産まれてからよ。クソが」

<ヽ`∀´>「へぇ〜これ一枚ニダか」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、厳密に言うと二枚ね。もう一枚は、あの人の背広の内ポケット。
      私が若い頃、お守り代わりに身に付けておいてって言ったの。
      万が一、銃で撃たれても、写真が盾になって守ってくれるかもしれないでしょ」

<ヽ`∀´>「ねーよ」

ζ(゚ー゚*ζ「それでも律儀に持ってるのよ。そういう人なの、ブーンさんは」

832 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:44:30.49 ID:VbXVb6CW0
――――その彼は今、真剣に悩んでいた。

もし悩みが二酸化炭素に変わるなら、この瞬間南極が消滅するくらい悩んでいた。

(;^ω^)「まずい事になったお……」

一家の大黒柱、ブーンが腰掛けているのは、紛れも無く便座。純白の便座。
用は足し終えた。という事は、取るべき行動は残り一つ。
紙で、優雅に、汚れきったそのゲートを、拭う。それだけ。
だけど、だけど、悲しいほどベタな展開が彼を待ち受けていた。

紙が、無い。

ああ神よ。全能なる神よ。
ブーンは祈りを捧げる。
この愚かな私目を助けて下さいまし。
しかし変わらぬ静寂。
神もアテにならねー、なんて日頃から神仏を信じない彼はぼやく。

弾丸の如くスピードで、隣の個室へ尻丸出しで移動を試みるしかない。
……のだが、それは最早自殺行為に近い。

( ゚∀゚)「ドゥドゥッビドゥー」

社内一のお調子者、同期の長岡がかれこれ一時間も鼻歌を歌いながら髪を整えているからだ。
何でもコンパとやらに行くらしく、仕事そっちのけで外見をキメている。
コイツに目撃されたらお終いだ。噂は一日も立たず会社全体を包みこむ。
何故なら、この長岡君は他人の不幸があれば丼三杯はいけるような糞野郎だからだ。

833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:44:41.86 ID:IX5Xpm4a0
クソじゃねーwww

834 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:45:43.66 ID:VbXVb6CW0
(;^ω^)(いやだ……こいつの餌にだけはなりたくないお……)

普通に個室から出ただけでも、長岡は大爆笑する事は目に見えている。
しかし周りの社員は、そんな長岡こそ馬鹿だと嘲笑するだろう。
じゃあ何の為の大便器だよ、と。だって大人だもの。

(;^ω^)(だが汚いケツ丸出し個室テレポーテーションは、マズイ!!)

流石の大人も、それは引くわ。みたいな。

(;^ω^)(堂々と尻を拭いて、ここから出るんだおっ!)

こんな時に限ってハンカチもちり紙も無い。
何か紙の代用となる物を求め、ブーンは血眼でポケットの中を探索する。

( ^ω^)「あ」

内ポケットの中。この触感、この質、間違いない。
ペーパーだ。ブーンが最も欲していた、大秘宝である。

しかし、勿論それは……

(;^ω^)「お守りの写真だお……」

やや色褪せた、その写真。
若き日の自分とデレ。
まだまだ尻の青かった頃だ。今は顔が青い。尻は放送出来ない色に染められている。

835 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:45:54.67 ID:HMSBOAs4O
もう性格の良さそうなニダーだけで泣けそう
不思議!

836 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:47:01.96 ID:VbXVb6CW0
どうする?
自分に言い聞かす。これで拭くか?
それでいいのか? 写真の中の二人に問い掛けても、答えは返ってこない。

(;^ω^)(どうするお? こんなベタベタな展開に自分が陥るとは思ってもみなかったお。
       一番は早々に長岡が立ち去ってくれる事だけど、無駄に髪型とかに拘るアイツは
       まだまだ立ち退きそうにないお……)

( ゚∀゚)「やっぱ時代は辮髪だよな〜」

(;^ω^)(ちょwwwwラーメンマンかおwwwwwwwww
       時代先取りしまくりんぐwwwwwwwwwwwww)

( ゚∀゚)「この豹柄のゲルマスパッツもキマッてるしな!」

(;^ω^)(こいつwwwwwwwオシャレ杉wwwwwwwwww)

( ゚∀゚)「腰に装着したポケピカも中々良いアクセントになってやがるぜ」

(;^ω^)「ねーよwwwwwwwwwwwwwwww」

( ゚∀゚)「あん? おいおいおいおい、誰だよ。個室から俺の独り言を盗み聞きし、
     その癖ファッションにもケチつけやがったのは……」

(;^ω^)(しまったお!)

837 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:48:09.39 ID:VbXVb6CW0
今更になって手で口を塞ぐ。
しかし発した言葉が戻ってくる事は無い。
一歩一歩、長岡の足音が近づいていく。天国へのカウントダウンと言ってもいい。

ノブが手に触れる。

( ゚∀゚)「そこに居るのは誰だッ!」

『ガチャリ』



(´・ω・`)「何?」



( ゚∀゚)「社長……」

(;^ω^)(セ、セーフ! 長岡の奴、隣を開けたのかお! てか社長も居たのかお……)

(´・ω・`)「あんまりジロジロ見るなよ。見物料取るぞ」


838 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:49:02.47 ID:w+BbVyQD0
ショwwwボwwww

839 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:49:24.49 ID:VbXVb6CW0
( ゚∀゚)「す、すいません。今閉めます……」

( ,,゚Д゚)「ええ、絞めてやるわ。今すぐにね」

掃除用具を入れるロッカーが開き、中から長髪の男が出現した。
鋭い眼光は一瞬で長岡の動きを止める程の威圧感を放っていた。

(;゚∀゚)「な、なんだよ。義子か……驚かせんな」

( ,,゚Д゚)「聞いたわよ、またコンパに行くんですってね。私というモノが在りながら……
      他の子にまで手を出すっていうの? 小耳に挟んだけど、アンタ未成年にも
      酒飲ませて、お持ち帰りしてはズコバコしてるらしいわね。
      『西日暮里のスクリュードライバー』なんてあだ名も付いてるわ」

( ゚∀゚)「ああ……西日暮里とか行った事無いけどな……
     大体俺とお前の関係は終わったはずだろ? いつまでもストーカーみてぇに
     付き纏いやがって。そもそもお前男じゃん、姿慎めよ」

840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:50:03.57 ID:VbXVb6CW0
( ,,゚Д゚)「嘘よ! 昔、遊園地で組織を一人で追っていった辺りから、
      アンタが有耶無耶にしているだけじゃない! まだ別れるなんて聞いてない!」

( ゚∀゚)「じゃあ別れよう」

( ,,゚Д゚)「酷い! 散々遊んで、いらなくなったらポイなの?」

(´・ω・`)「まぁ待てよ、お二人さん」

( ,,゚Д゚)「黙りなさい!」

バギューン

(´・ω・`)「ぐあー」

(;゚∀゚)「馬鹿な……社長の尻の穴が三つになった……」

長岡は社長が撃たれた事より、元々肛門が二つあった事にショックを隠せないでいた。

( ,,゚Д゚)「もう一度やり直そう? ね、ジョルジュ。
      断るような事があれば、このベレッタが火を噴くわ」

(;^ω^)(一体全体、どういう事になってんだお?)


841 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:51:12.76 ID:Scj6uKu4O
しえん

842 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:51:58.76 ID:w+BbVyQD0
ねーよwww

843 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:53:37.32 ID:UGsfLqM0O ?2BP(1001)
病んどる支援

844 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:56:02.91 ID:dVM+S8OCO
もうなにがなんだかwwwwww

845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 19:59:54.07 ID:nvtJtvH+O
支援

846 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:05:52.09 ID:Scj6uKu4O
しえ

847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:06:59.08 ID:1AShvzyk0
支援ついでにお題いっこ募集。

「色あせた写真」だけじゃどうも難しい。

848 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:07:45.60 ID:VbXVb6CW0
ブーンは困惑していた。
情報は音のみ、といっても、そこが修羅場であると同時に、殺人現場となっている事は
容易に想像出来る。この状況で自分に何が出来るか、彼は考えていた。

(;^ω^)(そうだお!)

そして導き出した答えは――――

( ^ω^)(パンツを紙の代わりにするお!)

それはつまり、ノーパンで満員電車に揺られ、帰宅するという事だ。

( ^ω^)(よし、そうと決まったら、早速パンツを……)

だがここで問題が発生した。
革靴がブリーフに引っ掛かって、中々通過してくれない。
一本足で立っているブーンは、やがてバランスを失い、倒れた。

ブーンは倒れた。

個室の扉に頭が直撃した。

ここの会社のトイレの扉はすっごく脆いという設定だった。

扉はぶち破られ、外側の義子を巻き込んで、

ブーンは倒れた。

849 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:08:43.93 ID:+BMI7/CY0
支援

>>847
新着メール:1件

850 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:12:16.43 ID:Scj6uKu4O
しえん

851 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:24:22.93 ID:1m01f87hO
支援だよ

852 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:27:29.74 ID:VbXVb6CW0
( ,,゚Д゚)「くっ……やられたわ」

(;゚∀゚)「な、内藤?」

(;^ω^)「あああーっ! 長岡、これは、えと、その……」

どんな言い訳も意味を成さないだろう。
尻は汚れ、おまけにフルチンで、ずり下げられたブリーフにはビーファイターの絵が。

(;^ω^)「きょ、今日は噂の大人のちんこ祭りだお!?
       知らないの長岡? 遅れてるお! 今日は魔界で……」

( ゚∀゚)「ありがとう……ありがとう内藤。俺の危機を嗅ぎつけて、助けに来てくれたんだな。
     危うく、そこの変態に殺される所だったぜ」

下半身丸出しのブーン。
その下で伸びてる似合わないロン毛の義子
尻を向けたまま、死んでる社長。
豹柄のゲルマスパッツで辮髪の長岡。

その場には変態しかいない。

( ゚∀゚)「感謝している! 今度お前の実家に菓子織り送るよ! かみなりおこし!」

(;^ω^)「ちょwww手なんか握るなお! 気持ち悪い!」

853 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:27:48.37 ID:1AShvzyk0
支援

>>849 おk

854 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:28:19.90 ID:IX5Xpm4a0
支援

855 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:28:22.17 ID:1m01f87hO
支援

856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:28:47.69 ID:VbXVb6CW0
( ,,゚Д゚)「ぐぐっ、やりやがったわね……」

義子がゆらりと起き上がる。
そして向けられた銃口。引き金に指。
振り返る内藤。真っ青になる長岡。いい笑顔の社長。歪んだ笑顔の、義子。

( ,,゚Д゚)「死――――――」

狙うは長岡。

(;^ω^)「やめるお――――――!!」

だが視界には腕を広げる内藤が。

( ,,゚Д゚)「――――――ね!!」

直線に放たれた銃弾。
その先には内藤の身体。
貧弱なスーツの布を焼きちぎる。
しかし銃弾は停止する。
あの写真に阻まれて、止まる。
内ポケットに隠された、二人の思い出、宝石のような笑顔。

857 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:29:59.19 ID:Scj6uKu4O
( ;∀;)イイハナシダナー

858 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:31:39.89 ID:VbXVb6CW0






『万が一、銃で撃たれても、写真が盾になって守ってくれるかもしれないでしょ』



(  ω )(ありがとう……デレ……)








( ,,゚Д゚)「だがもう一発!」

バギューン

( ^ω^)「グオオオッ。微妙にポイントをずらされたせいで写真は盾の役目を果たせないッ!」

859 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:33:22.04 ID:VbXVb6CW0
銃弾はブーンの腹を貫通し、長岡の腹も貫通し、会社の壁をも突き抜け――――


('A`)「うへへ、お嬢ちゃん……パンツの色教えてよ」

ξ;゚听)ξ「キャー、やめてー! 紫よー!」

バギューヌ

('A`)「ぐああああ! 撃たれた――――! 肘を撃たれた――――!」

ξ゚听)ξ「これって、超ディライト」




その銃声のお陰で警察が駆けつけ、義子は逮捕されたのでした。

それから色々あってブーンは残業を免れ、電車に揺られて帰宅したのです、が。

860 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:34:23.23 ID:VbXVb6CW0
( ^ω^)「家が……燃えてるお……」

ζ(;ー;*ζ「ごめんなさい! 私がカレーを火にかけているのを忘れてたばかりに!
       何とかドリキャスは持ち運んだんだけど、ニダーがまだ中にいるの!」

( ^ω^)「なんだって! シーマンは持ってきたのかお!?」

ζ(;ー;*ζ「ハードだけで手一杯だった……ソフトまで頭が回らなかったわ!」

( ^ω^)「もう間に合わない……お。諦めるしかない……
       でも、この炎……あの日の夕焼けに似ていないかお?
       あの海の日の……燃えるような夕陽……」

ζ(゚ー゚*ζ「確かに懐かしいわね」

マスゴミ「はい、二人とも笑って笑ってー」

( ^ω^)「あの日の再現だお」

ζ(゚ー゚*ζ「ドキドキしてきちゃう」








「はい、チーズ!」

861 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:34:50.83 ID:IX5Xpm4a0
支援

862 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:35:13.03 ID:syl5Lxw40
何者だキサマwwwwwww

863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:36:44.42 ID:VbXVb6CW0















翌日

ζ(゚ー゚*ζ「キャー! 何よ、この顔! 心霊写真だわ!」

『<ヽ`∀´>』

( ^ω^)「アンビリバボーに出すおwwwwwwww」





864 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:38:07.25 ID:syl5Lxw40
乙!!

865 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:39:07.20 ID:Scj6uKu4O
乙!

866 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:39:24.64 ID:VbXVb6CW0
猿くらいまくりんぐでスイマセン……
迷惑かけました
次の方どうぞです

867 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:40:23.84 ID:1m01f87hO
乙wwww

868 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:41:07.48 ID:w+BbVyQD0
乙ー

869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:41:45.00 ID:+BMI7/CY0


870 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:43:02.68 ID:IX5Xpm4a0


871 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:43:10.05 ID:+BMI7/CY0
投下するよー

872 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:43:34.87 ID:1m01f87hO
こいや

873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:45:28.35 ID:+BMI7/CY0

冬の行事といえば何を思い浮かべるだろう?
クリスマス?バレンタイン?それともクリスマスイブ?

そんな時期になると二次元の女の子とケーキ食べたりしてる写真がネット上に出回るよね ^o^)/
猛者っているんだなぁ。うふふ。



874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:46:24.16 ID:+BMI7/CY0





( ^ω^) ブーンとピザまんのようです








>>873は本編とはほとんど関係のない文章です。ノイズです。



875 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:47:55.56 ID:+BMI7/CY0


(`・ω・´)「よっしゃー全員揃ったな!おはよう!そして明けましておめでとうだ!
        さーて早速始めるぞ!!」


(`・ω・´)「大!」

(`・ω・´)「羽根!!」

(`・ω・´)「つき!!!」


(#`・ω・´)「大会いいいいぇええああぁあああぁっっ!!!!」


(((;゚ω゚)))

(((;゚A゚)))

ξ;゚听)))ξ

(((;´゚ω゚`)))




876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:48:23.94 ID:y7BWoL2vO
しえんしえん

877 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:49:22.35 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「どうしたどうしたー!震えちゃったりなんかしてー!!」

(;゚ω゚)(何でこの人半そで半ズボンで寒くないんだお?つーかださいお)
     「シャキンさん、どうして羽根つきなんですかお?」

(`・ω・´)「そりゃお前、今日が元旦だからに決まってんだろ!
        おっとお年玉はやらんぞ!絶っ対にやらん!!1円たりとな!!」

(;゚A゚)(そんなに嫌か…)「それはいいですけど、今朝の天気予報は見ましたか?」

(`・ω・´)「おー見たぞ。最高気温が…華氏37℃ってとこだったな!
        ははっ、暑い暑い!!」


ξ;゚听)ξ「すいませんあたし達にも分かるよう摂氏でお願いします」



878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:51:48.02 ID:+BMI7/CY0

(;`・ω・´)「あー、まぁそのー…なんだ、ねぇ。
         世の中には知らなくても良い事があってだね」

ξ;゚听)ξ「急に言葉濁し始めたよ…」

(´゚ω゚`)「シャキン兄さんと一緒に見てたけど最高気温3℃。
       ちなみに午後の降水確率70%だったよ」

(;`・ω・´)「あっバカショボ!!余計な事を!!」




879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:53:56.61 ID:+BMI7/CY0


(゚A゚)「こんな寒いのに雨まで降るのかよ!」

ξ#゚听)ξ「冗談じゃないわ!あたし帰る!!」

( ゚ω゚)「ブーンも家でテレビ見ていいですかお?」

(;`・ω・´)「だぁーっ待て待て待て!!ちょっとタンマ!!!」

ξ#゚听)ξ「何なんですか、もう!」


880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:54:40.02 ID:Scj6uKu4O
しえしえ

881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:55:06.04 ID:1m01f87hO
支援

882 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:56:53.09 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「俺はお前達がここで帰っても一向に構わない!!」

ξ゚听)ξ「それじゃさよならー」

(;`・ω・´)「ちょちょーちょっちょっ!!人の話は最後まで聞こう!な!!」

(`・ω・´)「俺はお前達がここで帰っても一向に構わない!!
        …だがなお前ら。ここで帰ったら一生こう言われ続けるんだぞ?」

(´・ω・`) 「…なんて言われるのさ?」

883 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:58:11.16 ID:y7BWoL2vO
支援

884 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:58:44.08 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「『お前らあのシャキンさんのお誘い断ったんだってな』と!」

( #゚ω゚)「そのまんまじゃないですかお!!」

ξ#゚听)ξ「そんなの言われたってどーでもいいわよ!!」

(#'A`)「なんでシャキンさんが凄い人で断った俺達が悪者みたいなノリなんですか?」







(`・ω・´)b「そりゃお前、言いふらすの俺だから」



885 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 20:59:32.69 ID:uK3GRbrIO
しえん!

886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:00:24.13 ID:+BMI7/CY0

ξ゚听)ξ「はーい皆、今日はここまでー」

('A`)「あざーっしたー」

(;`・ω・´)「今のなし今のなし!本当ごめん、ごめんって!!」

( #^ω^)「いい加減にしないと本気で怒りますお?」

(;`・ω・´)「分かった、分かったよ!羽根つき参加してくれたらお年玉やっから!
        1人1万円ずつやっから!!それでいいだろ!な!?」

(´・ω・`) 「あれ?兄さん、随分と上からの言い方だね?」




(`;ω;´)「すいませんどうか羽根つき大会に参加してくださいお年玉も贈呈いたしますので」


887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:01:42.75 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「というわけで改めて!!」


(`・ω・´)「大!」

(`・ω・´)「羽根!!」

(`・ω・´)「つき!!!」


(#`・ω・´)「大会いいいいぇええああぁあああぁっっ!!!!」


( ^ω^) ('A`)ξ゚听)ξ (´・ω・`)「いえーい」


888 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:01:46.15 ID:y7BWoL2vO
支援

889 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:03:22.49 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「ルールは簡単!お前ら4人がトーナメント方式で羽根つきガチンコ1本勝負をするだけ!!
       敗者には俺が顔に油性マジックで落書きを」

(゚A゚)「待て待て待てえぇーい!!!」

(`・ω・´)「なんだドクオ、質問は説明が終わってからにしてもらいたいもんだな!」

(゚A゚)「色々おかしいだろ!!あんたは羽根つきしないのかとか、
    そのくせ落書きはお前がするのかとか!!」

( ;^ω^)「しかも油性マジックですかお」

ξ;゚听)ξ 「あたし女なんですけど…」

890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:06:08.07 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「そんなもん知るか!男女平等どんなもんじゃい!!」

ξ゚听)ξ「やっぱあたし帰r」

(`・ω・´)「ちなみに優勝者には賞金10万円を」

ξ゚听)ξ「さっさと対戦相手を決めましょうか」

(;'A`)(そんな金あるのにお年玉は嫌なのかよ…)

891 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:08:00.95 ID:+BMI7/CY0


そして僕とドクオ、ツンとショボンという組み合わせになった。

卓球部レギュラーのドクオとの死闘に全てを出し尽くした僕は、続く2回戦というか決勝、
ショボンに嘘のようにボロ負けした──




892 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:10:04.38 ID:+BMI7/CY0


(`・ω・´)「優勝、ショボン!!」

(*´・ω・`) 「うっひょーい!!!」

ξセイケイビジン゚听)ξ 「あーあいいなぁ、10万円」

(ドM'A`)「全くだぜ」

(テオクレ ^ω^)「少しくれお」

(´・ω・`) 「ぶち殺すぞ手遅れ」

(テオクレ ゚ω゚)「シャキンさんの落書きで呼ぶのはやめろおおおおっ!!」



893 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:12:39.88 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「さてショボン」

(´・ω・`) 「御託はいいから早く10万円くれよ兄さん」

(`・ω・´)「いやそれがな。真の決勝戦がまだ残っててな」

(´・ω・`) 「はぁ?」

(`・ω・´)「最後に俺と戦え、ショボン!
       俺に勝ったら10万円は見事お前のものだ!!」

(´゚ω゚`)「はああああぁあぁああぁ!!?」


(テオクレ ^ω^)「バラエティなんかだと良くある展開だお」

(ドM'A`)「さすがテレビ見たがってただけの事はあるな手遅れ」

ξセイケイビジン゚听)ξ 「Nice hukusen.ね手遅れ」

(#テオクレ ^ω^)「ありがとうだおドMに整形美人」

(#ドM'A`)「………」
ξ#セイケイビジン゚听)ξ「………」


894 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:14:15.11 ID:+BMI7/CY0


(`・ω・´)「さぁ戦おうぞショボン!
        血を分けた二人きりの兄弟だが、雌雄を決そうではないか!!」

(´゚ω゚`)「いやいやいやいや、雌雄を決するも何も!!これたかが羽根つきだし!
      兄さん高校でバドミントン部だったし!!!勝てるわけないし!!!!」

(ドM'A`)「あらかじめこの展開は折込済み、ってわけか」

(テオクレ ^ω^)「最悪な大人だお」

ξセイケイビジン゚听)ξ「こうはなりたくないわね」


(`・ω・´)「あ、俺が勝ったら君らに渡したお年玉もボッシュートだから☆」


(テオクレ ゚ω゚)(ドM゚A゚)ξセイケイビジン゚听)ξ(´゚ω゚`)


895 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:14:42.72 ID:y7BWoL2vO
支援

896 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:16:55.59 ID:+BMI7/CY0

(`・ω・´)「ほらほらどうした?さっさと始めるぞショボン!!」

(´゚ω゚`)(この寒空の中、僕は一体なんのために羽根つきを…)

(´・ω・`)「兄さん、その前に聞いていいかい?」

(`・ω・´)「おせちのこぶ巻きはやらんぞ」

(´゚ω゚`)「いらねぇよ!」

(´・ω・`)「…どうして急に皆を集めて、そして羽根つき大会なんだい?」

(`・ω・´)「羽根つきにしたのは知っての通り、元バド部の俺がお前らに楽に勝てるからさ!!」

(テオクレ ^ω^)「勝てばいいのかお」

ξセイケイビジン゚听)ξ「つまらない人ね」

(ドM'A`)「つーかマズいよな、こぶ巻き」


897 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:19:02.36 ID:+BMI7/CY0

(´・ω・`)「…それで。どうして僕、ブーン、ドクオ、ツンを集めたんだい?」

(`・ω・´)「いやほら、お前ら以外に友達いないし」

ξ;セイケイビジン゚听)ξ「同い年の友達いないの!?」

(;ドM'A`)「こんな性格じゃ大学でも浮くだろ」

(;テオクレ ^ω^)「何ともコメントしづらいお」

(`・ω・´)「バド部の友人は皆メルアド変えちゃってな!先輩後輩も全員音信不通だ!!
       これ以上の会話は無粋!宴を始めるぞショボン!!」

(´・ω・`)「やれやれ…愚兄賢弟とはこの事か…」




898 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:24:44.04 ID:Scj6uKu4O
しえ

899 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:25:26.43 ID:ERp4yVbDO
しえん

900 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:31:41.79 ID:y7BWoL2vO
さる?

901 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:40:15.59 ID:y7BWoL2vO
なん……だと……?

902 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:45:47.07 ID:Scj6uKu4O
しえん

903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:46:49.74 ID:jc4PHnNCO
支援

904 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:53:52.99 ID:jc4PHnNCO
パソコンがいかれたとかかな?

905 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:56:25.91 ID:y7BWoL2vO
もうっ
早くしないとアタシ投下しちゃうんだからねっ

906 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:57:24.19 ID:uK3GRbrIO
最近の猿さんは凄いからなぁ
しえん

907 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:57:44.70 ID:+BMI7/CY0

戦いは熾烈を極めた。
シャキンさんの猛ラッシュをなんとか拾っていくだけで防戦一方のショボン。
本来ならお年玉がかかっているので手に汗握るところだが、
僕達は1万円をくすねる事にしたのでどうでもよかった。

羽根を叩く小気味良い音が何十回と続き、
飽きた僕達がコンビニで肉まんとピザまんを買って戻ってきてもまーだラリーは続いていた。

908 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:58:38.54 ID:jc4PHnNCO
支援

909 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:59:08.99 ID:y7BWoL2vO
お帰り支援

910 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 21:59:25.53 ID:+BMI7/CY0

カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン


(#`・ω・´)「これで終わりだあぁああああぁっ!!」

カコォンッ

(#´・ω・`)「なんのっ!」

カンッ


(;テオクレ ^ω^)「まだやってんのかお」

(;ドM'A`)「10万がかかってるからな」

ξセイケイビジン゚听)ξ「あ、このピザまんおいしー」

(テオクレ ^ω^)「ピザまんうめぇwwwww」

(ドM'A`)「俺はやっぱり肉まんの方が」


コンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカン


911 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:01:23.79 ID:+BMI7/CY0

カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
ξセイケイビジン゚听)ξ「………」
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
(ドM'A`)「………」
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
(テオクレ ^ω^)「………」
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン

912 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:01:56.93 ID:Scj6uKu4O
きたきた

913 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:03:40.61 ID:y7BWoL2vO
ちかちかするんだぜ

914 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:04:27.77 ID:+BMI7/CY0

カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン

ξセイケイビジン゚听)ξ「ねぇ、カラオケでも行かない?」

カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン

(テオクレ ^ω^)「おっ、名案だお!」

カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン

(ドM'A`)「俺も行くわ」

カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン
カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン

915 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:06:11.38 ID:+BMI7/CY0

カンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコンカンコン

ξセイケイビジン゚听)ξ「空いてるかなぁ歌広」

(ドM'A`)「その前に顔の落書き落とさねぇと」

ξ;セイケイビジン゚听)ξ「あー!!そういえばあたし、この顔でコンビニ行っちゃってた!恥ずかしっ!!」

(テオクレ ^ω^)「ブーンの家に寄って除光液使うお」

(ドM'A`)「ありがてぇ」


カンコンカンコンカンコン………


916 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:07:07.51 ID:y7BWoL2vO
支援

917 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:09:17.16 ID:+BMI7/CY0

カンコンカンコン…

カンコン…

カン…

カン……?

カン






-( ^ω^) ブーンとピザまんのようです 終わり-


918 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:15:11.96 ID:Scj6uKu4O
乙!

919 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:15:22.39 ID:y7BWoL2vO
乙乙

920 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:15:53.32 ID:jc4PHnNCO
お疲れー

921 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:19:04.87 ID:y7BWoL2vO
次行っちゃうよー
10分で終わらせます

922 : ◆QGVrMyUvvQ :2007/12/06(木) 22:19:10.44 ID:+BMI7/CY0
途中のは猿でした
どうもありがとうございましたー

923 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:20:06.02 ID:syl5Lxw40
乙!!
次で1000行くかな

924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:20:37.52 ID:jc4PHnNCO
再び支援

925 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:20:39.32 ID:y7BWoL2vO


  もしもあの日
  きみに出会っていなければ


  こんなに苦しくて

  こんなに悲しくて

  こんなにせつなくて

  こんなに涙が溢れるような
  想いはしなかったと思う。

  スイーツ(悲)




     ζ(゚ー゚*ζ デレ空なようです




926 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:22:00.78 ID:y7BWoL2vO


ζ(゚ー゚*ζ「あー、ちょーお腹減ったし↑↑」


──アタシの名前はデレ。心に傷を負った女子高生。
モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪


ζ(゚ー゚*ζ「今日もばっちりね☆」


小悪魔メイクで自分らしさを演出。
これがアタシのマイブーム。

くつろぎインテリアな鏡さんに写るアタシは今日もカンペキ。


ζ(゚ー゚*ζ「ママリン、行ってきまーす♪」


スローフードをお腹に詰め込んだアタシは、かなりキテル玄関の扉を開ける。

――この時は、オモイもしなかった。
アタシに、あんなフコウが降り掛かるナンテ――




927 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:22:05.72 ID:Scj6uKu4O
支援

928 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:22:37.24 ID:jc4PHnNCO
なんか吹いたw

929 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:23:12.77 ID:y7BWoL2vO


ζ(゚ー゚*ζ「あっツン。今日もヤバいじゃん↑↑ 相当キテル☆」

ξ゚听)ξ「あら、おはようデレ♪そのキラキラ小物も、キテルわね→→」


登校の途中に会ったのは、心の親友ツン。

ツンとアタシは心で繋がってるから、登校時間がよくカサナル。
今日もアタシ達はシンパシー♪


ちりんちりん

('A`)「危ねえな!! 真ん中歩いてんじゃねえよ!!」

ζ(>ー<;ζ「きゃっ!!」


ツンと歩いてると、後ろから自転車で突っ込んでくるキモチワルイ男。



930 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:24:52.29 ID:y7BWoL2vO

男の人って、すぐ怒鳴るからニガテ。

ナンデ理由も聞かずに怒鳴るんだろ。
もっと等身大のアタシを見て欲しい。


ζ(><#ζ「もう、サイッテー!!」

ξ;゚听)ξ「デレ、大丈……!?」

ζ(゚ー゚*ζ「どうしたの、つ……!?」


アタシはワガメをウタガッタ。

(さっきの自転車を避けたせいだ……↓↓)

アタシのオキニのパンプスが――うんこに――ウンコ二ツッコンデイル――


ζ(゚Д゚#ζ「いやぁっ!! マジありえない!! かなりキテル!!」


私はビビッドなスピリチュアルの奔流をアラワにした。
プチ鬱。かなりキテル。



931 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:26:23.50 ID:Scj6uKu4O
部屋の人かww支援

932 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:26:28.68 ID:y7BWoL2vO


――デモこんなのは
頑張るアタシへの神様のイタズラの序章にすぎナカッタ――



ζ(゚Д゚#ζ「ホンットありえない!! マジキテル!!
     次あのブサメン見つけたら絶対シメル!!」


ぷんすかと煮えくり返ったアタシのお腹。かなりキテル。

女にミジメなオモイをさせる男ってサイテー。
本当に死んで欲しい。


ξ;゚听)ξ「ちょっとデレ!! あんまり近寄らないでよ!!」

ζ(゚ー゚;ζ「な、なに言うのよツン!?」

ξ#゚听)ξ「アタシにまで臭いが移るじゃない!!」




933 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:27:39.79 ID:y7BWoL2vO

――ナンテコト!!

アタシはココロの友にまでウラギラレタ。

――ウウン、チガウ。

ツンは、本当のトモダチじゃナカッタ――


ζ( ― *ζ「アタシは……孤独なニキータなのね↓↓」


理解したアタシは、一人でその場をサッタ。

傷ついたアタシを癒してくれるマイナスイオンのような人に出会うタメ。
ガラスのヨウナ友情から逃げるタメ。
等身大のアタシを認めてくれるホントウのトモダチを手に入れるタメ――


ζ(;ー;*ζ(サヨウナラ、アタシとツンの仮初でセピア色な思い出――)




934 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:28:18.46 ID:jc4PHnNCO
友情脆過ぎw

935 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:28:19.69 ID:y7BWoL2vO

   ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


イミテイションの友情すら失ったアタシは、一人ファミレス。
店員の「お一人様こちらへどうぞ」がムカツク。

学校は休んだ。
ココロのキズをデトックスするためには仕方ナイよね。


ツンと過ごしたビューティフルデイズと、その日々を頑張った自分へのご褒美に
冬色ホワイトパフェを頼む。

人生って、ツライ。かなりキテル。

それでも生きていく、ケナゲでツヨイアタシ。
まさにヒゲキのヒロイン。

――ダメダメ。泣いちゃダメよ、デレ。

可愛いお顔が台無しだゾッ☆★



936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:30:05.03 ID:Scj6uKu4O
面白いんだが、なんかイラッとするな

937 :猿さんがアタシをオソッタ…… ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:33:52.86 ID:y7BWoL2vO


( ^ω^)「お客様、冬色ホワイトパフェでございますお」

ζ(゚〜゚*ζ「遅いわよ↓↓」


注文してからどれだけの時間が経ったダロウ。
アタシより後に来た人がすでに食べ始めてイル。
アタシは世界の不条理をアジワッタ。かなりキテル。


( ^ω^)「申し訳ありませんお」


――この人もか……

男の人ってすぐ謝るからニガテ。

ナンデすぐ頭を下げるんだろう。
もっとジブンをツヨク持って欲しい。



938 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:33:57.66 ID:jc4PHnNCO
まさかもう猿?

939 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:35:56.04 ID:jc4PHnNCO
むー、厳し過ぎだろ

940 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:37:00.68 ID:Scj6uKu4O
支援

941 :1書き込みに1猿? ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:37:09.44 ID:y7BWoL2vO

そう思ったキッチュなアタシは、店員の顔をチラっとミタ。


ζ(゚ー゚*ζ(……!!)

ζ(゚ー゚*ζ(……チガウ……いままでの男とは何かが決定的に違う)


スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った。
股間が熱くなった。かなりキテル。


ζ(゚ー゚*ζ「ダイテ……♪」




942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:38:28.10 ID:syl5Lxw40
バルキスかww

943 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:38:42.26 ID:y7BWoL2vO

  男は巨根だった。
  セックスをした。
  中出しされた。


ζ(>ー<*ζ「きゃあ妊娠しちゃう☆★」


  堕胎した。
  けど男は癌だった。
  無菌室でもっかいセックスした。


ζ(>ー<*ζ「きゃあ妊娠しちゃう☆★」


  男は死んだ。
  アタシは産んだ。
  おんぎゃー。


      完



944 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:39:37.98 ID:Scj6uKu4O
展開はやっwww乙

945 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:40:23.59 ID:jc4PHnNCO
乙。色々と、ねーよw

946 :ごめんなさいこれで最後なんです>< ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:41:04.74 ID:y7BWoL2vO

   ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


ζ(゚ー゚*ζ「ていうのを原稿に書いて送ったら、出版されることになっちゃった☆★」

ξ*゚听)ξ「サスガアタシの親友♪ デレ、おめでとう↑↑」


小さい頃からの夢、小説家にアタシはなれるんだ。
セレブでロハスな夢が広がる。



    ほら、願いは叶うよ♪

      スイーツ(幸)



               おし☆まい



947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:41:50.93 ID:jc4PHnNCO
改めて乙ww

948 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:42:30.73 ID:nvtJtvH+O
乙!

949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:42:55.57 ID:Scj6uKu4O
乙w

950 : ◆b9GMyAdwDA :2007/12/06(木) 22:43:33.37 ID:y7BWoL2vO
以上で終了です、ありがとうございました!!
スレも残り少ないぞー(^o^)/

951 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:44:44.32 ID:IX5Xpm4a0


952 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:44:50.46 ID:jc4PHnNCO
じゃあ、投下する

953 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:46:02.50 ID:Scj6uKu4O
wktk

954 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:46:28.93 ID:jc4PHnNCO
日常の終わりは、意外な程にあっけなかった。


だからこそ僕はこう言うんだ。


( ・∀・)「君を最後まで守りたい」


たとえそれが、どんなに無謀だとしても。





( ・∀・) 破滅が間近なようです



`

955 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:47:53.98 ID:jc4PHnNCO
「ガアアアアアアッ!!」

叫び声をあげて飛び掛かってくるおぞましい生物。
映画「エイリアン」の表題になったそれの口元から、
長い牙を生やしたような容貌をしている。

(;・∀・)「うああああああっ!!」

恐怖で身体が動かない。
眼前に迫った牙が、僕の胸を貫こうとする。

(;゚ー゚)「危ないっ!!」

突然、誰かに横から押し飛ばされた。
僕は堪らず地面に倒れ込んでしまう。
その勢いで左頬を擦り、火傷のような熱い痛みを感じた。

「ギャアアアアアアアっ!!!」

と、鳴り響く化け物の断末魔。
見ると僕を押した人物――どうやら女性のようだ――がそいつを撃ち殺したところだった。

956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:47:57.31 ID:1m01f87hO
支援

957 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:48:02.83 ID:Scj6uKu4O
支援

958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:48:32.74 ID:3vToC0Zn0
sienn

959 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:49:15.12 ID:X7o68dwiO
ksk

960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:49:17.38 ID:jc4PHnNCO
(*゚ー゚)「モララー君、大丈夫?」

こちらを振り向いてみせた彼女は、なんと僕の元クラスメート。

化け物の深緑色をした返り血は、
彼女の赤い服と合間ってクリスマスカラーを成している。

そんな場違いなことを考えつつも、僕は命の恩人に礼を言うことにした。

( ・∀・)「椎崎さん、ありがとう」

(*゚ー゚)「どう致しまして、モララー君」

彼女の名は椎崎詩歌、日系アメリカ人。

容姿は中の上、勉学はクラスで十番前後、運動は鈍い部類の男子にぎりぎり勝てない程度。
全てが並以上で、しかし、一番になることはけっしてない。
僕の記憶の中の彼女は、そんな人だった。

( ・∀・)「驚いたよ、まさか君がこんな芸当の持ち主だったなんて」

(*゚ー゚)「えへへ、必死だったからね」

( ・∀・)「それにしても凄いって、一発でコアを打ち抜くなんて!」

コアとは、つまりは化け物どもの弱点のことだ。
やつらの両目の間に紫色の突起物として存在するそれは、
あいつらにとって余程大切な部位らしい。

それこそ、銃で打ち抜かれると即死する程に。

961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:49:52.11 ID:y7BWoL2vO
支援

だけど途中で1000いきそう

962 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:50:08.30 ID:X7o68dwiO
ksk

963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:50:25.15 ID:Scj6uKu4O
支援

964 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:50:49.60 ID:jc4PHnNCO
化け物が僕達の世界に現れたのは、今から半月程前のこと。
少し、時間を巻き戻してみようか。



「……未確認飛行物体に対し、日本政府は……」

( ・∀・)「くっだらねー」

宇宙から日本上空に円形の物体が飛来し、その場に浮かび続けてはや三日。

当初はワクワクしたこのニュースも、
やれどこの団体が調査するんだ、いやいや我々のような国こそ相応しい等という、
くだらない言い争いと状況変化の乏しさのため、僕の中では既に精彩を欠いていた。

( ・∀・)「もっとハジケた行動を起こしてくれないとな……、ポップコーンみたいによ」

そう呟き、キャラメルポップコーンを一掴みほうばる。
噛む度にコーンの香ばしい風味とキャラメルの優しい甘さとが口中に広がっていった。
やはりブライアン爺さんの店のキャラメルポップコーンは、世界最高の食い物だ。

……やたら手が粘つく点さえなけりゃあな。

965 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:52:23.15 ID:X7o68dwiO
ksk

966 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:52:23.87 ID:jc4PHnNCO
( ・∀・)「さて、どっかの局でアメフト中継やってねーかな」

テレビをスポーツ系のチャンネルに切り替えようとした瞬間、

「ぎゃああああああっ!!!」

遥々日本から実況中継をしていたキャスターが甲高い声をあげた。
直後、彼女の首が吹っ飛ぶ。

(;・∀・)「俺は映画でも見てんのか!?」

訳が分からない。
何だってこのニュース番組は、
こんなハリウッド紛いのフィクションを流し始めたんだ。

(;・∀・)「作り物……だよな?」

カメラの持ち手を失ったのか、テレビ画面の視点が落下した。
ヒビが入ったそれは、しかし映像を伝え続ける。

(;・∀・)「……んっ、こいつは何だ?」

僕は画面の奥に、黒くうごめく何かを見た。

こいつは、まさか……。

( ・∀・)「エイリアン……?」

未確認飛行物体、加えて日本に向けてミサイルの大群が放たれたのは、
それからたった一週間後のことだった。

967 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:53:04.62 ID:y7BWoL2vO
支援

968 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:53:25.56 ID:Scj6uKu4O
支援

969 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:53:52.98 ID:jc4PHnNCO
あの日、未確認飛行物体から白い粒が雨の如く降り注いだらしい。

粒の正体は化け物どもの卵。

そいつらは落下しながら羽化成長し、
地上につくころにはクロコダイルよりも迫力ある大きさになっているそうだ。

厄介なことに化け物の卵は、列島に際限なく降り注いだ。
結果日本は壊滅し、遂に我等がアメリカは、奴さんを化け物ごと焼き払うことにした。

( ・∀・)「しかし冷たい話だねぇ、頻りに核使用を主張した某国よりゃ温和だろうけどさ」

何はともあれ未確認飛行物体は、
この日をもって大陸弾道ミサイルによってぶっ潰されるはずだった。

いや、実際に日本上空のそれは粉々になった。

だがしかし、本当の悪夢はこれからだった。

970 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:54:41.96 ID:X7o68dwiO
ksk

971 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:55:12.97 ID:jc4PHnNCO
(;・∀・)「おいおいおい、これは悪い夢じゃないか?
       それとも、うちのテレビもとうとうボケが入ったのか?」

僕の視線の先にあるおんぼろテレビは、世界中にあの未確認飛行物体と同じような物が、
合わせて百以上飛来したということを知らせていた。

僕が住まうミズーリ州セントルイス市も、どうやら未確認飛行物体の笠を冠った状態らしい。

(;・∀・)「……」

全身が凍ったように冷たくなった感覚を覚える。
僕は少しでも気を落ち着けようと、キャラメルポップコーンを口に入れた。

( ・∀・)「飲み込めねー……」

いつの間にか渇いていたた口は、ポップコーンを喉に通すことを中々許さなかった。

972 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:56:23.85 ID:X7o68dwiO
ksk

973 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:56:40.86 ID:uK3GRbrIO
しえん

974 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:57:16.46 ID:jc4PHnNCO
それから更に五日後。

撃ち落としても撃ち落としてもその度飛来する未確認飛行物体と、
それらが放つエイリアンどもにより、
世界中はパニック状態に陥っていた。

電気は止まり、ガスも止まり、ついには水まで止まり。
ああ、現代社会って案外脆かったんだ。
そんな感想を抱いたのは、ほんの二、三日前のこと。

(;・∀・)「ちっくしょー」

僕はというと、現在自転車に乗って必死に草原を走っている。
腰につけたホルダーには頼りない銃が一丁、それ以外は着の身着のままだ。

975 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:57:46.58 ID:IX5Xpm4a0
支援

976 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:58:43.28 ID:jc4PHnNCO
(;・∀・)「クラムの倉庫に篭ってりゃ、バレないと思ったんだがな」

化け物がここらにのさばり出してからの二日間、
僕はクラムスクールのテキスト倉庫を隠れ場にしていた。
大学に行くために世話になった場所だったから、鍵の場所なんかは把握してたしな。

ちなみに元の家は運の悪いことに、
早い段階で化け物に目をつけられ、占拠された。

( ・∀・)「しっかし、貴重な銃弾を大分使っちまったな」

呟きつつ、腰の銃に目をやる。

侵入してきた化け物から逃れるために窓を破った際、二発。
自転車へとたどり着くまでの牽制に、三発。
銃に込めていなかった予備の弾を合わせても、せいぜい十かそこらしか残っていない。

( ・∀・)「とにかく、あいつらに見つからないような場所を探そう」

そんな場所、もはや残っていないのかもしれないけど。

977 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:59:29.74 ID:X7o68dwiO
ksk

978 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 22:59:48.84 ID:Scj6uKu4O
支援

979 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:00:00.34 ID:jc4PHnNCO
( ・∀・)「にしても、自転車にさえ乗ってりゃ、寝る時以外は安全そうだな」

あいつらは人間より余程早く走るが、流石に自転車には追いつけない。
囲まれちゃあ終了だし、いつかはそんな時も来るんだろうが、
このただっぴろい草原なら、その点安心……

バンッ

(;・∀・)「えっ?」

鈍い音がした後、徐々にペダルが重くなってきた。
これはもしや、パンク……。

(;・∀・)「うあああっ、ついてねえええええっ!!」

僕は泣く泣く自転車を手放すことにした。

980 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:00:24.60 ID:X7o68dwiO
ksk

981 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:01:17.68 ID:X7o68dwiO
ksk

982 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:01:34.16 ID:jc4PHnNCO
( ・∀・)「ちょい疲れたな」

自転車がおしゃかになってから三時間。
僕の足は、流石に限界をむかえようとしていた。

(;・∀・)「つーか、移動する意味なんざない気がしてきた」

例えセントルイス市の外、更にはミズーリ州の外、ひいては国外に行っても、
どうせ化け物がのさばってんだ。

それならばいっそ、休憩して体力温存してもいいじゃんか。

うん、そうしよう、楽だし。

( ・∀・)「どっこいしょ」

僕は座り込み、空を見上げた。

非常時だってのに、相変わらずどこまでも青い。
いっそムカつくぐらいに綺麗な……って、あれっ?

急に空が曇った?

「グルルルルル」

(;・∀・)「うわっ!!?」

空を暗く見せたのは、いつの間にか背後にいた化け物の影だった。

983 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:02:16.32 ID:X7o68dwiO
ksk

984 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:02:40.74 ID:jc4PHnNCO
(;・∀・)「うああああああっ!!」

恐怖で身体が動かない。
眼前に迫った牙が、僕の胸を貫こうとする。

(;゚ー゚)「危ないっ!!」

突然、誰かに横から――――そうして、現在に至る。



(*゚ー゚)「モララー君、私達どうなっちゃうんだろう?」

( ・∀・)「さあ、どうなるんだろうね」

(*゚ー゚)「……でもよかったぁ、最後にモララー君といられて」

小柄な彼女は、さして大柄でもない僕を見上げてニコリと笑った。
こうして見るとなかなかチャーミングかもしれない。

(*゚ー゚)「今だから言えるけど、私、モララー君のこと好きだったの」

( ・∀・)「ふーん」

素っ気ない返事をしてそっぽを向く。
赤くなった頬を見られるのは、恥ずかしいから。

985 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:03:03.16 ID:X7o68dwiO
ksk

986 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:03:38.08 ID:jc4PHnNCO
日が暮れ、辺りはすっかり黒に染められた。
寒さのため、歯の音が合わなくなる。

(*゚ー゚)「うーん」

椎崎はというと、さっきからポーチの中をガサゴソといじっている。
何か僕に見せたいものがあるらしい。

( ・∀・)「一体何なんなの?」

(*゚ー゚)「それは見てからのお楽し……」

ガサガサガサッ

周囲の草が揺れる音。
悲しいかな、風は吹いていない。

一度草の揺れる音が聞こえたのを皮切りに、音がは様々な場所から聞こえ始めた。
やつらは黒いから、裸眼じゃこの暗闇と見分けることはできない。
もしかしたら、既に囲まれているのかもしれないな。

987 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:03:47.44 ID:X7o68dwiO
ksk

988 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:04:37.62 ID:X7o68dwiO
ksk

989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:04:50.58 ID:jc4PHnNCO
(* ー )「モララー君」

椎崎が僕の胸に飛び込んできた。
彼女の震えが服越しに伝わってくる。

( ・∀・)「案外脆いものなんだね」

僕らを取り囲む全てが、僕は心の中でそう付け加える。

(*;ー;)「でも、でも……私は、確かにここにいるよ?」

草の揺れる音は、ますますうるさくなってきた。
囲まれているのは確実だな。

だけど僕の心は、不思議と椎崎の方ばかりを向いている。

"確かにここにいる"

この一言が、弱った僕の心にえらく染み入ったのだ。
どうやら僕は、椎崎に惚れたようである。

990 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:05:02.17 ID:nnNn5QsC0
過疎区

991 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:05:31.64 ID:X7o68dwiO
ksk

992 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:05:46.64 ID:jc4PHnNCO
( ・∀・)「君を最後まで守りたい」

たとえそれが、どんなに無謀だとしても。

今や椎崎は、恐らく地球上で唯一の、僕の確かな居場所だから。

(*;ー;)「嬉しい……」

椎崎はその後小さく、しかしはっきりと呟いた。

(* ー )「大丈夫、きっと助かるよ」

993 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:06:02.76 ID:nnNn5QsC0


994 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:06:20.37 ID:X7o68dwiO
ksk

995 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:06:39.72 ID:nnNn5QsC0


996 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:06:55.22 ID:X7o68dwiO


997 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:07:00.08 ID:jc4PHnNCO
昨夜草を揺らした主は、結局何もせずに遠ざかっていったため、
僕らは無事に日を越すことができた。

(*゚ー゚)「よかったね、モララー君」

笑顔でそう言う椎崎。
しかし僕は、もう笑う気にはなれない。

(*゚ー゚)「大丈夫だよ、この広い世界で、きっと私達だけは助かるから」

草の音が遠ざかる寸前、またもや椎崎はポーチに手を突っ込んでいた。

しかし、それだけなら確信には至らない。
何より決定的だったのは、今朝ちらりと見たあの光景。
寝たふりをしながら薄目を開けて見た、あの光景。




―――椎崎が、化け物のコアと同じ、紫色をした発振器らしき物をいじっていたのだ。

998 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:07:32.68 ID:nnNn5QsC0
wwwwww







(^ω^ )

999 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/06(木) 23:07:57.31 ID:X7o68dwiO
1000なら次スレは夏旅の自演の話題で持ちきり

1000 : ◆Cs058I7w36 :2007/12/06(木) 23:08:05.13 ID:jc4PHnNCO
(*゚ー゚)「どうしたのモララー君、顔が青いよ?」

(;・∀・)「……椎崎さん、君が僕に見せたかった物って一体なんなの?」

(*゚ー゚)「えー、分かってる癖にぃ!」

そう言って、抱き付いてくる椎崎。
口が開いたままのポーチから、バラバラと紙切れ――僕を写した"数千枚もの"色褪せた写真が零れ落ちた。

(* ー )「ずっと、一緒だからね……」



静かな狂気を感じ取り、僕はブルリと身を震わせた。




〜FIN〜

1001 :1001:Over 1000 Thread
.           ___
          /ノ^,  ^ヽ\
         / (・))  (・)) ヽ
        / ⌒(__人__)⌒::: l  <1000越えてやんのwwwwwどんだけwwwww
   ⊂ ̄ヽ_|   |r┬-|    |
    <_ノ_ \   `ー'´    /
        ヽ  ̄V ̄ ̄ ⌒,
        /____,、ノ /
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        ヽ__,\_,ヽ
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         / ( ゜)  ( ゜) ヽ 
        / ⌒(__人__)⌒::: l   <パート化すんじゃねーぞwwwwwwうぜぇからwwwwwwww
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        \   `ー'´    /
   ⊂ ̄\/´ ̄V ̄ ̄ ⌒,/ヽ―ヽ
     ̄ヽ_/____,、_ノヽ_/ ̄´
        /     _/               これが VIPクオリティ
       (  (   (                 http://yutori.2ch.net/news4vip/
        ヽ__,\_,ヽ
        (_/(_/

ま、これをVIPPERが落とすのは無理やね(^_^;)


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