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ニートすぎて変なロボット拾った

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:23:34.05 ID:R3Bux4mo0
僕の親が死んで、たくさんの遺産が転がり込んできた
見たこともないような親戚がたくさん押しかけてきて、僕を養子にしたいと言った
僕は誰にも「うん」といわず、小さなアパートの部屋を借りて一人で住むことにした

高校は辞めた
何もせずに生きていくには多すぎる金があったからだ
一日中部屋に篭って過ごす日々が始まった
ゴミが溜まると外に出るし、おなかがすけばコンビニに行く
僕の世界はそれだけになった

一年が過ぎて、誰も僕のことを思い出さなくなった頃だった
どこかの偉い博士が、人間そっくりのロボットの開発に成功した
毎日うるさいくらいニュースになって、たくさんの企業がこぞって
製品として販売し、開発が進んだ

僕が18になる頃には、競争の激化が進んで、携帯と同じような値段で
誰でもそのロボットを手に入れることが出来るようになっていた
でも、相変わらず僕は一人で、孤独だった

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:25:03.80 ID:UsTqb8C5O
ちょびっツ始まるよ

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:26:23.17 ID:R3Bux4mo0
雨の日だった

なくなった食料の買出しに、コンビニまで出かけた
近頃では、生鮮食品まで売っているが、買うのはインスタント食品
それにパン、弁当に飲料品

帰り道で、僕は奇妙な物にでくわした

それは、粗大ゴミ置き場に置かれた、たくさんの人の姿をした物だった

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:27:27.19 ID:KdMm501n0
早くまんまんのスイッチを押すんだ

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:28:01.78 ID:mKfHPaA80
ほう

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:29:30.13 ID:R3Bux4mo0
最初はもてはやされたロボット達も、今では飽きられてしまった
性風俗に駆り出されるか、老人介護に使われるか、さもなくば軍事用か
維持費のかかるオモチャに飽きた人々は冷たかった

雨に濡れ、もう二度と動くことのないロボット達は哀れだった
僕にどこか似ていた
もう誰にも必要とされない
かつてはされていた、物

その時、歌が聞こえた

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:29:33.78 ID:jVsGIn6HO
let me be with you〜♪

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:30:15.45 ID:tlM29TDa0
ちぃか

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:31:03.50 ID:B9cYqKeLO
ダイアポロンか

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:32:31.30 ID:u6mwMPEpO
アフロダイAか

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:33:10.31 ID:R3Bux4mo0
聞いたことのない歌だった

僕の目の前に、小さな女の子型のロボットが横たわっていた
雨に濡れたせいか、動く気配はない

壊れかけたスピーカーのように、とぎれとぎれの歌が彼女の口から流れていた
ぼんやり開いた口から漏れる、電子音のような、肉声のような声に僕は聞惚れた

気づくと、しゃがんで彼女を背負っていた
何を考えていたのか、よくわからない

とにかく、このままにしておけないと思った

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:35:30.38 ID:jVsGIn6HO
ロボットって切ない。

13 :以下、名無しに かわりまして VIPがお送り します。:2007/12/07(金) 05:36:07.57 ID:pI8AOebD0
( ゚毒゚)< ほぅ。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:36:10.84 ID:B9cYqKeLO
メガンダーロボだったか…想定外だわ

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:37:34.17 ID:R3Bux4mo0
背負いあげてみると、驚くほど彼女の体は軽かった
肌はまだ少し温かく、やわらかい

肩に製造Noとバーコードがなければ、人間にしか見えなかった
メーカーは記されていない

ぐったりとした彼女を部屋に連れて帰った僕は
何をすればいいかわからず、とりあえず彼女の体を拭いた

女の子に久しぶりに接した僕は、相手がロボットにも関わらず緊張した
目を閉じて手探りで服を脱がせ、なるべく意識しないようにタオルでそっと体を拭った

どこもかしこも柔らかかった
何年も忘れていた、やわらかさだった

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:39:10.38 ID:jVsGIn6HO
それでそれで?

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:40:56.61 ID:R3Bux4mo0
彼女に僕のシャツを着せたのは、しばらく経ってからだった

ようやく目を開けて彼女を見ると、若い女の子の姿をしていた
白い肌に薄く栗色がかった髪をしている
顔はまだ幼く見えた

連れて帰ったものの、どうすればいいかわからなかった
ただ、この家に変化が起きたのは初めてだった

僕以外に、人がいるのも初めてだった

僕は、話しかけてみることにした

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:42:52.30 ID:R3Bux4mo0
返事はなかった

久しぶりの会話は、ぎこちなかった
何度も舌を噛みそうになって、その度に恥ずかしくて溜まらない気持ちになtった

彼女は目を瞑ったまま、動かなかった
いつのまにか、あの歌は止んでいた
壊れてしまったのだろうか

僕はスイッチを探して彼女の全体をくまなく探した
服の上からではよくわからないが、どこにもそういった部分は見あたらなかった

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:43:14.16 ID:g/EV5MMWO
『セクロスはサービスに入りますか?』

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:44:16.26 ID:jVsGIn6HO
エロに走っちゃうの?

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:46:32.08 ID:R3Bux4mo0
僕は困惑した

機械の知識には、自信がなかった
部屋にあるのは、汚れたベッドと机、冷蔵庫、型の古いPCが一台
タンスには引越しの際にまとめて買った服が詰まっているだけだ

工具の類は一切ない

彼女の体をもう一度手で探ってみようか――

手を伸ばしかけて、僕はやめた

彼女の顔が、とても安らかに寝ているようで、何もできなかった
このまま寝かせてあげたい、と僕は思った

機械だって、眠る時くらいは何もかも忘れていい、と僕は思った

その日、僕は久しぶりに他人と寝た
彼女はベッドに寝かせて、僕は床で寝た

不思議と、よく眠れた

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:48:10.84 ID:jVsGIn6HO
ほむほむ。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:49:09.44 ID:fgFBXgEy0
まーた眠れない夜が始まった

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:49:46.15 ID:R3Bux4mo0
―― っ  て ―― く  ――

朝、僕の意識がゆっくりと戻ってくると、どこからか綺麗な音が聞こえた
鳥が鳴いているような、鈴が鳴っているような、不思議な音だった

僕はその音を気持ちいいと思った

―起きてください―

はっきりと聞こえると、僕は目を覚ました

目の前には、昨日のロボットがいた
僕が着せたダボダボのシャツのままだった

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:51:16.43 ID:jVsGIn6HO
ちぃ+Dグレのララみたいな。

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:52:59.33 ID:QraD1GybO
なんというちょびっツ

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:52:59.91 ID:R3Bux4mo0
おはよう、と答えた僕は、変な顔をしていたと思う
声も、ちゃんと出せたか心配だ

彼女はうなずきもせずに、黙って立ち上がった
そして、静かに部屋の隅に座って目を閉じた

僕のベッドは、綺麗にセットされている
彼女がやったのだろうか

目線を投げかけても反応はない

結局、そのまま彼女は僕が何をしても反応はしてくれなかった

28 :以下、名無しに かわりまして VIPがお送り します。:2007/12/07(金) 05:53:04.38 ID:pI8AOebD0
( ゚毒゚)< なんだ ラノベか。

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:53:47.00 ID:QzsTlVCa0
なんかミクで脳内イメージしてる俺がいる

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:54:02.04 ID:jVsGIn6HO
成る程成る程。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:54:27.55 ID:u6mwMPEpO
>>29
よう俺

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:56:09.65 ID:FbNzq6NxO
今日も寝れないな

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:56:34.91 ID:IXZSyhfBO
スターウォーズの3POがイメージされた

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:57:29.84 ID:M4nSumDUO
なんだ劣化ちょびっツか

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:58:40.62 ID:yg1GM1l20
ミクは腕にレーザーみたいの持ってるから恐い。

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 05:59:34.37 ID:R3Bux4mo0
その日から、僕と彼女の共同生活が始まった

部屋の隅に動かない彼女を、夜ベッドに運んでふとんをかける
僕は床で毛布に包まる
朝、彼女に僕が起こされる

それだけの繰り返しの毎日だった

彼女は何も食べず、飲まなかった

何年かぶりに本屋へ行った
そこで、彼女のことを少し知った

太陽の光で充電されること
プログラムされた行動しか取らないこと
人に危害は加えないこと

カタログを見ても、どの製品とも違っていた
メーカー特有のロゴや特徴がなかった

どのメーカー製品よりも、人間に似ていた

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:01:46.56 ID:4QQK8Z2U0
管理人さんはまだか

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:02:25.19 ID:R3Bux4mo0
僕は暇だった

部屋にはテレビがない
新聞も取っていない
本も読まない

型遅れのPCで、毎日時間を食いつぶしているだけの毎日だった

彼女は僕がPCに向かって居る時も、静かに目を閉じて座っていた

ある時、サイトを開いたら音楽が奏でられた
オルゴール調の、懐かしいメロディーだった

数年前に流行ったポップス
どんなサイトだったかは覚えていない

彼女は、その音に合わせて歌いだした

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:06:34.69 ID:R3Bux4mo0
歌詞は、当時のアイドルが歌ったものと同じだった

失恋ソング
若いカップルの、出会いと別れを歌っていた

彼女は辛そうな顔も悲しそうな顔もせず、ただ丸い瞳で何かを見つめる
ようにして、淡々と歌い上げていた

僕はそれを黙って聴いていた

歌っている彼女は、とても綺麗だった

胸に手を当てるしぐさ、ぽてっとした唇からこぼれるメロディー、震える白い喉
見慣れた部屋が、小さなステージに変わったようにも思えた

歌い終わると彼女は、また静かに目を閉じて、座り続けた

僕は、ずっと彼女を見つめていた

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:07:44.91 ID:lzd+5RWNO
こんな朝から何をしているんだい(=ω=.)

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:08:07.82 ID:IXZSyhfBO
3POからバズライトイヤーになった

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:09:10.18 ID:R3Bux4mo0
それから何度か、僕は音楽を探してはPCから流して彼女を見つめた

古い曲なら大抵彼女は歌うことが出来た
ただ、新しい曲は歌えないようだった

メロディーが流れても、彼女は目を開いて、その時だけは困ったような顔をした
そして、じっとそのまま曲が終わるまで目を開いていて、終わると目を閉じた

僕は、彼女がいつ作られたのかを、それで知ることが出来た

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:13:27.89 ID:R3Bux4mo0
彼女が知っているのは、2年ほど前までの曲のようだった

僕が彼女について知ったのは、2年前に作られたことと
簡単な家事ならできることだけだった

毎朝、彼女は僕が起きる前に目覚めて、部屋を片付けてくれる
それから風鈴が鳴るみたいに綺麗な音で、僕を起こしてくれる

彼女が好きなのは、僕の部屋の角
昼は日が当たって、風が吹き、夜は月明かりがぼんやり差し込む場所だった
僕には、彼女が好んでその場所を選んだように思えた

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:16:25.14 ID:R3Bux4mo0
そんな生活が続いた
毎日が平凡で、何も起きなかった

ただ、このロボット達は定期的にメンテナスをしなければならなかった

僕一人が過ごすには申し分のないお金があったが
彼女を養うには少し足りなかった

僕は、彼女をメンテナンスに出すことが出来なかった

それに、彼女をメンテナンスに出すことで、何か大切な空気のような
漠然としたものが損なわれる気がした

それは、浅はかな考えだった

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:17:45.86 ID:4QQK8Z2U0
ケーキ屋さんのあれか

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:18:18.60 ID:foDkF2+LO
あぁ…気になる……

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:19:13.04 ID:R3Bux4mo0
僕が起きると、もう昼だった

彼女はいつもの部屋の隅で、瞼を閉じて眠っているように思えた
僕は、彼女がついに寝坊をしでかしたのかと思った

むしろ、そうであればいいと思った
そうなれば嬉しい、と思った

いつものようにおはよう、と声をかけて、返事のないままPCを立ち上げた

お気に入りに入っているサイトから、気に入った曲を流す
僕は彼女を見つめて、歌を待った

その日、彼女が歌うことはなかった

僕は、彼女の歌を永遠に失った

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:22:47.43 ID:R3Bux4mo0
何日も彼女の歌を、起きてくださいを待ち続けて、ようやく僕は彼女を
街の電気屋に持ち込むことにした

背中に背負った彼女は、とても冷たかった
出会った日に感じた温もりは、どこにもなかった
僕は、そのことを考えないようにした

久しぶりに発した僕の声は、他人にはとても変に聞こえたようだった
何度も顔をしかめて唸りながら、初老の店主は話を聞いてくれた

彼女を宝物のように僕が差し出すと、優しい店主は僕と同じように彼女を
持ち上げて、店の奥に連れて行った

僕は、一人になって、少し泣いた

49 :神崎士郎 ◆kvjQF3uzTU :2007/12/07(金) 06:23:24.10 ID:AxeShdm80
さるさん阻止

50 :糞:ドライブ ◆DRiVE.2I2s :2007/12/07(金) 06:23:52.71 ID:/7zZuWo+0 ?2BP(4505)
支援なんてしてあげないんだから!

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:26:42.60 ID:vICYvsGP0
私怨

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:28:02.53 ID:R3Bux4mo0
一般的に、彼らの耐用年数はそう長くない、と店主は難しい言葉で言った

複雑で繊細すぎるから、と困った顔の僕に店主は教えてくれた
修理台に乗せられた彼女の色んな部位を指し示して、店主は何かを言っていた

僕にはわからなかった
高校くらい、出ておけばよかったと思った

最後に、店主は直せるよと僕に告げた

そして、そこに付け足した

ただし、彼女に蓄積されたメモリーは消えると付け足した
彼女は学習能力はない、と彼は言った
メモリーも、持ち主のお気に入りの曲を覚えておくくらいの役割しかないとも

でも僕は、彼女を直さずに連れて帰った

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:32:08.23 ID:BQw253880
クライマックスか?

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:32:17.76 ID:R3Bux4mo0
彼女の正体は、サンプルで作られた店頭ディスプレイ用のモデルらしかった

店主によれば、関係者にだけ配られた試作品で、余計な機能は一切ついていないらしかった
朝、僕を起こしてくれて、部屋が少し片付いていて、歌ってくれる。
それが彼女の全てだった。

僕は彼女を連れて帰って、服を着替えさせて、ベッドに寝かせた
とても冷たくなっていたからだった
意味はない、と思ったが、そうしたかった

その夜は、彼女の顔を見ていた
長い睫が綺麗で、飽きなかった

朝が来て、いつの間にか僕は眠った

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:33:59.57 ID:SU5fxsiQ0
ねれないyo


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:35:04.67 ID:R3Bux4mo0
夢を見た

彼女と僕は、いつもの朝を向かえて、その日の彼女は少しだけ笑っていた
僕がへたくそな歌を口ずさむと、彼女も一緒になって歌った

歌い終わると、二人でコンビニへ行って、初めて生鮮食品を買った

並んでキッチンに立ち、越してきて初めてコンロに火を入れた
シチューを作って食べ、二人でベッドに入って窓から星を見た

彼女は僕の下手糞な話に笑ってくれた

僕は目が覚めた
もう夜で、星は出ていなかった

彼女は寝ていた
冷たかった

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:36:42.61 ID:y0wfBjC1O
そんな(´;ω;`)

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:37:22.88 ID:R3Bux4mo0
僕は歌を歌った

下手糞だった
彼女のように綺麗な声は出なかった
音程が外れて、高音になると声が裏返った

歌い終わっても、彼女は眠っていた
僕は一晩中歌った

朝が来て、僕は彼女におはようと告げた
返事はなかった

僕はあらかじめそう決まっていたように、彼女を抱きかかえて部屋を出た

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:37:55.95 ID:B9cYqKeLO
(´;ω;`)メガンダーロボ…

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:39:02.94 ID:IXZSyhfBO
無限の彼方へさあ行こう

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:39:32.22 ID:BQw253880
ふむふむ

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:39:34.79 ID:R3Bux4mo0
あの店主は、僕が彼女を直して欲しいと頼むと、優しい顔をした

お代はいいよ、と彼は言ったが、僕は代金を支払った
その代わり、ひとつだけ頼みごとをした

店主は驚いていたが、ぼくの顔を見て、それから彼女を見て、頷いた
その時、僕はちょっと泣いていたと思う

彼女の顔が滲んで見えたからだ

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:39:51.28 ID:towEUuFW0
ダンシングフラワーだと思ってたわ

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:42:23.76 ID:R3Bux4mo0
あれからずいぶんと経った

僕の部屋には、本が増えた
色々な専門書から、簡単な数学の本や物理の教科書が並んでいる
床には前より増えた洗濯物が溜まり、テレビからは最新のニュースが流れる

毎朝ちゃんとコンロに火を入れて、目玉焼きを作って食べる
それから、僕は部屋を出る

僕が来ると、あの店主が優しい顔でおはよう、と告げる
僕は応える

そして、工具を持って部屋に行く

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:45:06.82 ID:R3Bux4mo0
おはよう、と僕が部屋に入ると、彼女が笑顔で答える

― おはよう ―

あの綺麗な声が、部屋に響く
僕は小さなラジカセのスイッチを入れる

初めて彼女が歌った、あのオルゴールが流れる
彼女が歌い始めると、僕は仕事をする

僕が仕事をする間、彼女は色んな歌を歌ってくれる
流行の曲も、歌える

そして、僕が帰る頃になると、さようならと言ってくれる

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:45:53.98 ID:db7xZlOj0
にじんで見える?

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:48:51.15 ID:R3Bux4mo0
いつものようにコンビニに行き、パンと弁当、飲料を買って帰る

通いなれた道を歩くと、たくさんのロボットが捨てられた粗大ゴミ置き場に出る
そこに彼女はいない

僕が連れ帰ったからだ

代わりに、たくさんのロボットが眠っている
僕はその横を通って、部屋に帰る
あの音楽を期待しながら

部屋に帰ると、勉強をする
今までしてこなかった分、たくさんする
疲れると、ベッドに入る

そして、部屋の隅を眺める

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:49:38.56 ID:e/aB1qY60
そうか、ジュブナイルとビッグオーを足して2で割ったような感じか

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:50:46.47 ID:IXZSyhfBO
のび太が動かなくなったドラえもんを
勉強してもの凄い科学者になって直すって話があったな

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:51:42.32 ID:Mss4dnCbO
ドロシーよりは優しいだろ

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:52:07.36 ID:R3Bux4mo0
そこに、彼女はもういない

職場に行けば、また会える
でも、それはもう彼女ではないような気がした

毎朝少し部屋を片付けて、僕を起こして、歌を歌う
それが彼女だったからだ

部屋に帰ってきても、それはもう同じ彼女じゃないような気がした
だから、僕はあの店に彼女を置いてもらうことにした


僕は、また一人になった
毎日を一生懸命に生きて、そして時々彼女のことを思い出す

名前も知らなかった、与えなかった
そう思う時だけ、少し涙が出る
そんな毎日を僕は生きている

終わり

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:53:03.59 ID:IXZSyhfBO
良くわからない

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:53:30.65 ID:vICYvsGP0


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:53:32.07 ID:y0wfBjC1O
なんかやるせない最後だな

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:54:17.78 ID:e/aB1qY60
>>1
BRAVO!

>>70
有賀ビッゴの6巻をふと思い出したんだ
それだけなんだ

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:55:26.31 ID:foDkF2+LO
たしかにやるせない…けど、何故か読んでしまう。

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:55:37.61 ID:SU5fxsiQ0


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:55:48.57 ID:4QQK8Z2U0
切ねぇ

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:56:27.59 ID:G+xDGh+JO
しかし俺はこの世界観大好きだ
うまく言葉に出来んが好きだ

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:56:51.48 ID:BQw253880
うーむ、主人公が後悔してるのはわかるけど……
これで良かったのかなぁ?って感じの終わりだな

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:56:58.26 ID:db7xZlOj0
引き込まれたのは確かだ・・・
だがよく判らないw

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:57:01.67 ID:i+JCnu3ZO
一人ぼっち具合がよく伝わる作品でした

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:57:32.20 ID:g/EV5MMWO


やっと寝れるお

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 06:57:45.94 ID:BSfDJTKn0

中々面白かったな

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 07:00:28.28 ID:SU+h77JRO
マイメリを思い出した
なんにせよニートはロボ子のおかげで少し成長出来たな
なかなか面白かったよ

86 :神崎士郎 ◆kvjQF3uzTU :2007/12/07(金) 07:01:10.74 ID:AxeShdm80
俺なんて「であります」や「なるほどなー」が口癖の金髪ロボと行動を共にしていた時があったぜ
押し倒したら指の銃口で撃たれたりフルボッコにされて死にかけたが

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 07:01:23.59 ID:Oyqo1AthO
ここがVIPなのにいい話で悔しいけどよかったよ!

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 07:05:32.76 ID:CjMjAodUO
朝からなんてスレを開いちまったんだ・・・

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 07:06:51.04 ID:IXZSyhfBO
俺には理解出来ん
俺なら声色、外見そのままに新機種にしてもらう

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 07:16:53.28 ID:Hh/En7ZC0
セックス機能はついているのかどうかはいつ教えてくれるんだ?

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/07(金) 07:33:42.26 ID:icjiaGeIO
なぜこんな時間に・・・

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