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ローゼンメイデン百合ンピック開幕

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 21:10:30.47 ID:lYw8udmj0
ここはローゼンメイデンの百合妄想スレです。
絵師、文士求む。
雑談や一文字レスは保守代わりなので、気にせず、流れぶった切ってガンガン投下してください

エロ、グロ、鬼畜などは事前に注意書きをお願いします。

荒らし、煽りは構ってちゃんなのでスルー。
いい保守代わりなので生暖かい目で見守りましょう。



ローゼンメイデン百合アーノ パー速詰所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1208357096/

ローゼンメイデン百合スレまとめ@wiki
http://www11.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/1.html

VIP過去スレ一覧
http://rozen-thread.org/series/yuri/



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 21:17:16.43 ID:lYw8udmj0
落ちてた

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 21:33:44.19 ID:lYw8udmj0
オリンピックはじまったよー^^^

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 21:34:31.46 ID:0oRhbTBOO
いちおつ!
オリンピック盛大だ〜!

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 21:48:17.00 ID:rsBSfaNaO
いちもつ
保守ミスった

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 22:06:02.66 ID:rsBSfaNaO


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 22:21:02.44 ID:0oRhbTBOO


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 22:21:42.02 ID:rsBSfaNaO


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 22:33:41.12 ID:rsBSfaNaO


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 22:34:12.40 ID:O4iH3m9eO
ほし

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 22:44:25.85 ID:vGiBR21d0
ユリンピックキターーーーー

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 22:45:46.97 ID:duXRzm8NO
手伝ってくれよ。
誰も見た事の無い糞VIPを一緒に作ろうぜ!

☆VIPに糞スレ乱立させてカオス化しようぜwww
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1218198474/

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:04:14.01 ID:rsBSfaNaO


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:19:04.45 ID:rsBSfaNaO


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:29:59.10 ID:rsBSfaNaO


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:30:31.39 ID:0oRhbTBOO


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:44:06.77 ID:lYw8udmj0
百合ンピックなげぇ

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:45:19.70 ID:+75pksDW0
蒼「百合ンピック…それなら僕が金メダル間違い無しだ!!」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:54:15.90 ID:rV8e8+UNO
翠「オリンピック始まったですね!」
蒼「そうだね、日本応援しなきゃ!」
翠「オリンピックと言えば、スポーツですぅ」
蒼「?…まぁそうだね」
翠「という訳で、2人でレスリングをするですよ!」
蒼「はぁ!?ちょっ、何でそうなる…って組み伏せないで、痛い痛い!」
翠「ひっひっひ、隙あらば急所攻撃ですぅ!」
蒼「ふぁっ!?い、いきなり胸揉まないで…んんっ…」
翠「ほらほら、もっと喘ぐですぅ!」
蒼「うぅっ!…き、君だって…!」
翠「ひゃあぁ!?な、なな何胸揉んでやがるですかぁ!」
蒼「さっきまで君もしてたじゃないか、攻守逆転だね、翠星石」
翠「くぅ…絶対負けねーです…こうなったら…」
蒼「んああぁぁっ!…そ、そこは…んうぅっ!」
翠「下のお口こそ、最大のウィークポイントですぅ…ふああぁぁ!?」
蒼「ん、くぅ!…き、君だって…そこは、がら空きだよ…ひゃあっ!」
翠「やあぁっ!…う、うるせー…ですぅ…んうっ!」
蒼「はぅ…ま、負けられない…んあぁっ!」
翠「やあぁ…こ、こっちだって、ですぅ…ひゃあぁ!」

レスリング関係ないや、そんな保守

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/08(金) 23:54:28.59 ID:lYw8udmj0
水銀燈「じゃあ銀メダルは私ねぇ」
蒼星石「///」
水銀燈「なによぉ?」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 00:03:31.16 ID:ren9Ky5b0
>>19
これはいいレスリング

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 00:05:09.01 ID:YSJHxoQ/O
>>19
翠「ハァハァ…ハァハァ…」
蒼「ハァハァ…ふぅ…次はどの競技をする?…」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 00:10:59.85 ID:IepfdkCd0
よし今度は柔道(寝技オンリー)だ

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 00:22:30.01 ID:ren9Ky5b0
うわ、百合ンピックどころかロシア・グルジア戦争かよ

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 00:36:20.98 ID:YSJHxoQ/O
うお

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 00:40:21.50 ID:PAK5efMN0


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 00:52:09.00 ID:YSJHxoQ/O
ガチじゃん
やばくね?

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 01:04:23.41 ID:IepfdkCd0
マジかよ、大丈夫か…?

っと、これはスレチか

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 01:27:56.36 ID:IepfdkCd0
SS書きながら保守

ただいつ出来るか不明

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 01:36:13.46 ID:YSJHxoQ/O

期待してる

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 02:01:40.81 ID:IepfdkCd0
眠くてなかなか書けないから寝る。
明日には意地でも完成させてやる。

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 02:25:01.53 ID:IepfdkCd0
mouikkaineruho

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 02:27:50.21 ID:/bg0YGV5O
蒼「僕達がレスリングしている間に…」
翠「戦争が始まってるなんて…ですぅ」
蒼「翠星石…でも、まだ始まったと決まった訳じゃ…」
翠「死傷者がもう出てるみたいですから、同じようなもんです…」
蒼「翠星石…」
翠「もうアリスゲームのような、無惨な戦いなんて…見たく、ないです…」
蒼「…優しいんだね、翠星石は」ギュッ
翠「そ、蒼星…石…」
蒼「僕達は…ずっと、ずっと一緒だよ?」
翠「蒼星石…!遂に、遂に言ってくれたですね!」
蒼「…うん、僕達はずっと……へ?」
翠「これで蒼星石は翠星石とずっと一緒ですぅ!蒼星石は翠星石のものですぅ!!」
蒼「ちょっ、さっきまで泣いてたのに…!?」
翠「ひっひっひ、あんなの演技に決まってるですぅ(ちょっぴり昔思い出してマジ泣きしてましたけど)」
蒼「そ、そんな…折角心配してあげたのに…」
翠「さて!そうと決まれば早速おっ始めるですぅ!」
蒼「え、それは…少し不謹慎だと思…んうっ!」
翠「いいんです、ここは百合する場所なんですから。
ホレホレお姉さんがおっぱい揉んでやるですよ〜?」
蒼「ひゃぁ…や、やめて…翠せ…ふあぁぁっ!」

なんかシリアス?まぁいっか

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 03:28:25.29 ID:IgoR07Uw0


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 04:56:03.75 ID:byNgW+KV0
         ,.- '´  ̄ ̄ `  - 、
        r'   _,. -―-- .、  ヽ
       l r '´        `ヽ  l
       l'.......-―.:::::: ̄ ̄:::::::::::‐.`L.._
     ,-:::´::::::::::-::‐ ''  ̄ ̄  ‐-、:::::::::::::ヽ
   r':::::::::::::::::::/          lヽ:::::::::::::::i
  .i'::::::::::r:、:::::l   _       i:::::::::::::::::::::!
  .l::::::::::i:rヽヾ  ri't:Tヾ、 ;::::- 、 !:::::::::::::::::::/
    ヽ:::::lヽ.、     ̄ノ :.'`-'ヽ`ir' )::::::::::;r'
     ` ヽニ:.      ,.   ::.`   'i:.r'::;;-'´
        l::.   ,,..--`-:く   /'-' ´
        イ :.  "'''''''"';;;;:ミ .!
    r:::'::::::l  :..      `/
 ,.-:':::::::::::::::::!ヽ   、.    i'
':::::::::::::::::::::::::::i ヽ    ̄ /!ヽ、
::::::::::::::::::::::::::::::i,.--ヽ._,〃´l:::::::::ヽ、
::::::::::::::::::::::::::::::l  _/_i_l   ,!、:::::::::::::::ヽ

     ホッシュ [Sred Hossu]
     (1875〜1934 イギリス)

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 06:00:49.10 ID:pV7kmH4IO


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 07:34:38.35 ID:AO0KuhBzO
おはほ

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 08:00:11.64 ID:YSJHxoQ/O


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 08:27:39.94 ID:pV7kmH4IO


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 09:13:55.11 ID:ren9Ky5b0
>>33
>蒼星石は翠星石のものですぅ!!
このセリフなんかすごくえろいな

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 09:37:17.64 ID:ren9Ky5b0
やべえ暑い
クラーつけても暑い

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 10:34:00.72 ID:YSJHxoQ/O


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 10:34:06.55 ID:IepfdkCd0
ho

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 11:13:05.55 ID:IepfdkCd0
保守

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 11:41:12.21 ID:IepfdkCd0
ほ   自分しかいない予感!!

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 12:22:17.66 ID:IepfdkCd0
保守

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 12:26:49.55 ID:YSJHxoQ/O
診察中に保守
漢方ってすげえな

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 12:44:08.28 ID:ren9Ky5b0
翠星石「漢方煎じてきたですぅ!のむですぅ!」
蒼星石「うっ、すごいにおい・・・イヤだよ」
翠星石「飲まんとなおらんですぅ!死んでしまうかもしれないですぅ!」
蒼星石「死なないよ大袈裟だなぁ」
翠星石「飲むですぅ!!!!!!!秘儀口移し!!!」
蒼星石「うわぁ」

翠星石「うぇえええ苦いですぅ・・」
蒼星石「うぇえええ苦いよぉ・・」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 13:08:16.64 ID:YSJHxoQ/O
乙ww
確かに匂いが凄い

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 13:32:48.17 ID:IepfdkCd0
保守

シャワー浴びてさっぱりしたからSSの続き書き始めるかな

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 14:07:46.51 ID:YSJHxoQ/O
のり「蒼星石ちゃんを私の部屋に連れ込んで、っと」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 14:34:55.14 ID:IepfdkCd0


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 14:53:28.78 ID:sOFLWzsL0
ぬるぽ


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 15:07:42.36 ID:ren9Ky5b0
>>53
ガッ

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 15:10:21.58 ID:ren9Ky5b0
oh
半角ミスった

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 15:34:54.44 ID:ren9Ky5b0
hoo

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 15:53:43.75 ID:AO0KuhBzO
暑いほ

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 16:30:05.75 ID:IepfdkCd0
推敲中ほ

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 16:46:57.63 ID:ren9Ky5b0
hohoho

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 17:08:05.44 ID:IepfdkCd0
パー速とかでちらつかせてたのり×めぐ長編出来たので投下します。
長いので途切れたら猿さん喰らったと思ってください。

61 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:09:29.75 ID:IepfdkCd0
「のりの花丸ハンバーグ、やっぱり美味しいのー」
「うふ、ありがとうねヒナちゃん」
「チビ苺のハンバーグ、私に寄こすですぅ」
「やーなのー!」
「こら翠星石ちゃん、ちゃんと自分の分で我慢しなきゃダメでしょ?」
「まったく騒がしいわね、食事ぐらい静かに出来ないの?」
 いつも通りみんなで囲む賑やかな夜の食卓。いつもと何ら変わらぬ光景だ。
 だが、そんな中でのりに変化が現れた。
「い、痛…!」
 今までなんともなかったのりが顔を苦痛に歪めてテーブルに突っ伏した。
 いきなりの事でみんな慌ててのりに駆け寄る。
「のり! どうしたの!?」
「…お…お腹が痛い…の…」
 顔中に脂汗を浮かべて腹を摩りながらそれだけ搾り出すように言うと視界は薄れていった。
 このまま死ぬのだろうか…あまりにも早すぎる死の訪れに、心の中で泣きながら意識を失った。

「まったく、盲腸だなんて人騒がせだな…」
「ごめんね、驚かせちゃって…」
 それから目を覚ますと、次の日の昼ぐらいになっていた。
 意識を失っている間に病院に運ばれて手術は終わり、明かされた病状はただの盲腸。
 勝手に死を覚悟していた自分が何だか恥ずかしく思えてみんなに申し訳ない気持ちだ。
 のりはベッドで上半身を起こし、シュンとした目でジュンを見る。
 そんなのりに、ジュンはやれやれと言った様子で口を開いた。
「退院までは一週間ぐらいだってさ。それまでゆっくり休んどけよ」
「でも…みんなのご飯とかは…」
「ん…まあ何とかなるだろ。家の事は気にするな」
 澄ましたようにそう言うジュンに、のりは嬉しくなってテンションが上がってきた。
「ありがとう、ジュン君大人になったわねー! 退院したら赤飯よー!」
「大人しくしてろ! 傷口が開いて入院延びたらどうすんだ!」
 そんな訳で入院する羽目になったのりだった。

62 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:09:52.79 ID:IepfdkCd0
―※―※―※―

 それから数日後の夕方、のりはホールに食べ終えた病院食の器を返しに来た。
「明後日には退院か。もうすぐこの食事ともお別れね」
 お世辞にもそう美味しいとは思えない病院食だが、もうすぐ食べられないとなると何となく名残惜しい気がする。
 そう思いながら食器を片付けていると、隣で残飯入れバケツに食べ残しを無造作に捨てている女の子に気が付いた。
 それを見てみると、ほとんど口を付けていないように思える。
 少し驚いてその少女を見つめていると、のりに気が付いて不審そうにこっちを向いてきた。
「…何?」
 いきなり話しかけてきた事に戸惑いつつ、のりも気まずげに返事をする。
「い、いや…ほとんど残してるからどうしたのかなーって…」
「別にいつもの事よ。こんなゲロみたいな食事、食べても元気にならないもの」
「げ、ゲロみたいって…」
 さも当然の様に言い、唖然とするのりを尻目に空になった食器類を片付けていく女の子。
 その女の子に、今度はのりから話しかけた。
「でも、食べないと体に悪いわよ?」
「言ったでしょ? こんなの食べても元気にならないって。もっと美味しいのじゃないと…」
「そうだけど…」
 話している間に片付け終わり、それで話は終わりと言わんばかりに背を向け女の子はさっさと病室へと戻って行った。
 のりは何となく彼女の事が気になってこっそりとあとをつけていく。
 やがて彼女が病室に入っていくと、そのネームプレートを見た。
「三一六号室…柿崎めぐちゃん…って言うのね…」
 それだけ確認すると、のりは自分の病室に戻って行った。

63 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:10:24.17 ID:IepfdkCd0
 その晩、のりはめぐの病室を訪ねに来た。
 病室の扉をノックすると、しばらくしてから中から「どうぞ…」と気の無い返事が聞こえてきてドアを開ける。
 ベッドに横になっていためぐはのりの姿を確認すると、物憂げな表情は驚きと呆れに変わっていった。
「あなた、来たの…」
「うん。おなか空いてると思って差し入れ持ってきちゃった。…って言っても貰ったやつだけどね。リンゴ食べれる?」
 笑顔で差し入れのリンゴを掲げて見せ、そのまま病室に入っていった。
 マイペースなのりにめぐは体を起こし、その笑顔に追い出す気も失せて手短にあったイスを差し出す。
「まあ…食べれるけど」
「良かった。ちょっと待っててね、すぐ剥いてあげるから」
 イスに腰掛けるとズボンのポケットから果物ナイフを取り出しリンゴの皮を剥き始めた。
 途中で千切れる事無く皮を剥いていくのりをめぐは興味深そうに見つめる。
「器用ね、あなた」
「家じゃいつも料理作ってたから。これぐらい大した事じゃないわ」
「へぇ…」
 その間にも皮を剥いていき、あっと言う間に皮の無い薄黄色のリンゴになった。
 それを切り分けようとしてあることに気付く。
「あ…しまった、お皿が無いと切りにくいわね…」
「お皿ならここにあるわ」
 めぐは立ち上がり、床頭台から小皿を一枚取り出すとベッドの上に置いた。
 のりは部屋にお皿が常備してあることに少し驚きつつも、その上にリンゴを置き切り分け始めた。
「ありがとね。はい、出来たわよ」
「じゃあ頂きます」
 めぐは切り終わったリンゴを一つ摘まんで食べた。
「どう? 美味しい?」
「ええ…美味しいわ」
 笑顔で聞いてくるのりに、めぐも少し笑って答える。
 それを聞いてのりは安心したように笑った。

64 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:10:52.26 ID:IepfdkCd0
「よかった、そういう顔も出来るんだ。夕方の時から暗い顔だったから心配だったのよ」
「そりゃ人間だから、こういう顔だってするわよ」
「そうよね、ゴメン」
 そこで二人とも緊張が解けて笑い合い、のりもリンゴを一つ摘まむ。
 改めて病室内を見てみると、あらゆる生活用品が揃っているのに気が付いた。
「色々揃ってるのね。私の病室とは大違い」
「ええ。だってほとんどの人生をここで送ってるから」
「え…そうだったの…」
 遠い目をしてそう言うめぐを見て、のりは触れてはいけないことに触れてしまったのでは無いかと思った。
 のりは気まずく感じて目をめぐから窓の外の夜景に移し、リンゴを一口かじる。
「気にしないで。なんとも思ってないから」
「…ごめん」
「ううん。…私、心臓の病気でね、あまり長くないって言われてるの」
 ポツリポツリと、夜景を見ながら呟く様にめぐは語り始めた。
 のりは何も言わず、それを真剣に聞いていた。
「移植しなければもう何年も生きられないだろうって…昔から言われてた。そう言いつつ、もう十年以上生きてるけどね」
「そう…」
 まるでドラマみたいな話だ。そんな人がすぐ近くにいるなんて思いもしなかった。
「最近はもう親も顔見るのが辛いみたいで全然来てくれないし…時々、生まれてこなければ良かったって思う時もあるわ」
 話を聞いてのりは何も言えなくなってしまった。
 健康な自分が彼女に掛けられる言葉なんて、何にも思いつかない。ただただ俯くだけだ。
 それに気が付いて、めぐはふっと微笑んだ。
「…ごめん。湿っぽい話はやめ。そう言えばあなたの名前って聞いてないわ。何て名前? 病室はどこ?」
 めぐに尋ねられて、のりはまだ自己紹介してないことに気が付いた。
 のりは気持ちを切り替え笑顔になると自己紹介をし始めた。
「そういえば自己紹介忘れてた。私は桜田のり。三一三号室に入院してるの」
「のりって言うのね。私は柿崎めぐよ。よろしくね」
「こちらこそよろしく」

65 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:11:20.79 ID:IepfdkCd0
 のりが手を差し出し、それにめぐも手を差し出し握手をした。
 そこで、のりがめぐの指にはめられている指輪に気が付いた。
「その指輪…」
「ああこれ? これは天子さんとの契約の証」
「天子さん?」
 不思議そうに尋ねるのりにめぐは答える。
「そう。本人はバカじゃないのって言ってくるんだけど…私には天使よ。黒い…天使」
「黒い天使?」
 更に謎な事を言い出しためぐにのりは首を傾げる。
 めぐはそこで話を区切ると宙を見て深い溜息を付いた。
「不思議ね、こんな事人に話したの初めてよ。…もうこんな時間。そろそろ戻らないと看護婦に怒られるわよ?」
 めぐに言われて床頭台の時計を見るともうすぐ消灯時間。
 確かにもうそろそろ戻らないといけない時間だ。
「本当。戻らなきゃ」
「病院は堅苦しくて嫌になるわね。リンゴ、ご馳走様」
「それじゃあ戻るね。…そうだ、明日また来て良い?」
 立ち上がってからそう尋ねたのりにめぐは笑って答える。
「ええ。待ってるわ」
「うん。おやすみなさい」
「おやすみ」
 それだけかわしてのりは自分の病室へと戻って行った。

66 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:11:45.13 ID:IepfdkCd0
 翌朝、いつも通り食べ終えた病院食の食器をホールに返しに来た。
「めぐちゃん、まだ来てないのかな…」
 めぐがいないか辺りを見回して見たが姿は見えない。
 とりあえず食器類だけ片付けようと思って下膳所に持っていくと、残飯入れにほとんど手を付けないで捨ててある病院食があるのが目に
入った。
「またこんなに残して…しょうがないわね」
 それを見てめぐは既に片づけに来た事を知り、やれやれと苦笑いを浮かべ溜息を吐いた。

―※―※―※―

「めぐちゃん、今日もご飯食べてなかったでしょう?」
「だって美味しくないし」
 昼過ぎに昨日と同じようにめぐの病室を訪ね、今はのりの差し入れのバナナを二人して食べているところだ。
 澄ましたようにそう言いながらめぐは一本目のバナナを食べ終え、更にもう一本を房からもぎ取る。
「お腹空かないの?」
「別に、元々小食の方だし」
「その割には結構しっかり食べてるじゃない?」
「う…」
 剥き終えたバナナを食べようとしたところで、いたずらっぽくのりに笑われて一瞬手が止まる。
 それからめぐはちょっと拗ねたようにバナナを一口食べた。
「…のりって意外と意地悪ね」
「思った事を言っただけよぅ」

67 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:12:26.31 ID:IepfdkCd0
 悪びれる様子も無くそう言ってのりもバナナを一口食べる。
 それから話をしているうちにバナナも全部食べ終えてしまった。
 その半分以上はめぐの胃に消えていったのだが。
「まさかこれだけ食べるなんて思わなかったわ…」
「ご馳走様。これで晩ご飯はいらないわ」
「いや、それとこれは別でしょ」
「これだけ食べれば十分よ」
「もう…」
 相変わらずなめぐにのりは苦笑いを浮かべ肩を竦める。
 そこで不意にめぐが口を開いた。
「…ねえ、そう言えばのりって何で入院してるの?」
「え?」
 そう言えば何で入院してるかまだ言ってなかった。
 それと同時に、言わなければならない事があるのを思い出す。
「盲腸で入院してたのよ…」
「盲腸? そうだったんだ」
「あの…それでね、実は明日退院なのよ」
「え…明日?」
 のりのその台詞に、めぐの表情が暗くなった。
 今になってこんな事を言ってしまった事に、のりは申し訳なくなる。
「…黙ってたわけじゃないの。言うの忘れてて…せっかく仲良くなったのに、ごめんね」
「…ううん。いいわよ、退院おめでとう。それと、相手してくれてありがとう」
 申し訳ない表情を浮かべるのりに、めぐは微笑んでみせた。
 だがその奥の寂しさまでは誤魔化しきれず、寂しい笑顔になってしまったが。
「…めぐちゃん…」

68 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:12:59.86 ID:IepfdkCd0
 それを見て余計に寂しく感じてのりは窓の外に目を逸らす。
 既に日は傾き始め、西日が部屋に差し込んできていた。
 そこでふとあることを考え付き、のりは口を開いた。
「あ、そうだ!」
「ど、どうしたの?」
 いきなり大きい声を出した事にめぐは驚き、さらにのりはさっきとは違う明るい顔でめぐの方を向く。
「退院したらお弁当作ってきてあげるわ!」
「お弁当?」
「退院して二、三日したら夏休みだから、どう?」
 どう、と首を傾げて聞いてくるのりに、めぐは嬉しそうな笑顔となり首を縦に振った。
「分かった。腕によりを掛けて作ってくるから楽しみにしててね!」
「楽しみにしてるわ。忘れないでね」
 そう約束をした頃に看護婦が検温に訪れて、それで話はお開きとなりのりは病室に戻って行った。

―※―※―※―

 翌日無事に退院し、それから数日経って終業式が終わったその翌日。
 のりは病院の面会時間が始まると同時にのりは病院にやってきた。
 看護婦に面会の手続きをし、めぐへの弁当が入った鞄を手に病室へと向かう。
「三一六号室はこっちでよかったわね」
 程無くして病室に着き、ノックして部屋の中を覗き込んだ。
 中では予想通りめぐが退屈そうに雑誌を読んでいたが、のりに気がつくと表情が明るくなった。
 のりは向こうが気付いたのを確認すると病室の中へ入っていった。

69 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:13:32.28 ID:IepfdkCd0
「久しぶり、めぐちゃん」
「久しぶり…て言っても、一週間も経ってないけどね」
「まあそうだけどね。外はすごく暑いわぁ、セミも元気いっぱいよ」
 薄っすらと浮かぶ汗をハンカチで拭いながらベッドの脇にあったイスに腰掛ける。
 めぐはのりの台詞を確かめるように窓の外を見ると、眩しそうに目を細めた。
 強烈な太陽光線が窓の外を照らし出していて、見ているだけで暑くなりそうだ。
「本当に暑そう。ここは空調が効いてるからあまり変化は無いけど」
「ちょっと歩いただけで汗が噴出してきちゃって…。そう言えば、お昼って食べて…」
 そこで一旦区切ってめぐの方を見ると、悪戯っぽく笑っていた。
 それで答えはもう分かり、やれやれと苦笑いを浮かべる。
「…ないわよねぇ。予想してたけど」
「言ってるでしょ? あんなの食べても…」
「わかってるわよ。…それじゃ、早速お約束のお弁当よ」
 そう言うと鞄に手を入れて、中から弁当の包みと水筒をめぐに差し出した。
 それを受け取っためぐは嬉しそうに目を輝かせる。
「本当に作ってきてくれた…!」
「水筒の中はお味噌汁だから、気をつけてね」
「わかった。ね、開けてもいい?」
「ええ、いいわよ」

70 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:14:41.10 ID:IepfdkCd0
 のりに許可を得て、いそいそと弁当の包みを解いて蓋を開ける。
 その中を見ると、めぐは感嘆の溜息を吐いてしばらくそれに見入ってしまった。
「すごい…これ本当にのりが作ったの?」
「もちろんよ」
 弁当の中身は得意の花丸ハンバーグにポテトサラダ、ウィンナーに小さなオムレツ、そしてご飯というものだった。
 それに見入って動かないめぐに、のりは声を掛ける。
「ね、食べてみてよ」
「あ、うん。それじゃあ頂きます」
 箸箱から箸を取り出し、花丸ハンバーグを一口大に切り取るとそれを口に運ぶ。
 しばらくそれを味わうように租借し、飲み込むと満面の笑みでのりの方を向いた。
「美味しい…凄く美味しい! こんな美味しいの食べた事無いわ!」
 それを聞いて乗りも安心して微笑んだ。
「よかったぁ。そう言ってもらって嬉しいわ」
 めぐはそれから一つ一つ味わって食べていき、弁当の中身が見る見るうちに減っていく。
 のりもその様子を嬉しそうに眺めていたが、めぐの手が途中で止まって俯いてしまった。

71 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:15:08.27 ID:IepfdkCd0
「…めぐちゃん?」
 不審に思ったのりがその顔を覗き込むと、肩を震わせて両目から涙を流しているのに気が付いた。
 いきなり泣き出した事に驚き、のりは思わずめぐの肩を持った。
「ど、どうしたの!? ひょっとして、不味いのを我慢して食べてたとか…」
「ううん、違う、違うの…」
「何か嫌いな食べ物があったの? 好き嫌いとか分からなかったから…」
 めぐは首を横に振ると口を開いた。
「…こんな…」
 震える声で喋り始めためぐにのりは黙って耳を傾ける。
「…こんな愛情がこもった料理、ずっと食べてなかったから…嬉しくて…」
「めぐちゃん…」
「ずっと…ずっと、こういうご飯が食べたかった…! 憧れだった…!」
 のりはそこでめぐがずっと愛に飢えていた事を知り、何も言えなくなってしまった。
 どれほど辛い時を過ごしてきたんだろうと考えると、胸が詰まる想いだ。
 それからしばらくしてめぐが落ち着きを取り戻すと弁当を食べ終え、のりへと弁当の包みを返した。
 その目は泣いたせいで少し赤くなっていたけれど、本当に嬉しそうだった。
「ごちそうさま。凄く美味しかったわ、こんなにしっかり食べたの久しぶりよ」
「喜んでもらってよかった。また作ってきてあげるね」
「本当? 嬉しい、楽しみにしてるね」
「ええ。楽しみにしてて」
 二人とも微笑み合って約束を交わし、それからは前と同じように話をして時を過ごしていった。

―※―※―※―

 以来のりは部活が無い日は弁当を持ってめぐへお見舞いに行くのが日課になっていた。
 話をするのも楽しいし、何より作った弁当を嬉しそうに食べてくれるめぐを見るのが好きだった。

72 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:16:01.32 ID:IepfdkCd0
「…それでめぐちゃんも美味しいって言ってくれて、私も作り甲斐があるわぁ」
「ふぅん…なぁのり」
 そんなある日の夜、みんなで夕食を食べて話をしているとジュンが口を開いた。
「なに?」
「最近、そのめぐって子の話題が多いな」
「そう?」
 ジュンに言われてのりは首を傾げたが、真紅達もジュンと同じ気持ちで口を開く。
「そう言えばそうね。最近よく聞くわ」
「それにその話をしてるとき、のりはすごく楽しそうな顔してるのよ」
「ええ、そんな顔してる?」
 のりはそう思ったことは無いが、みんなは同意したようにうんうんと首を縦に振った。
 そこで翠星石があることに気付き、悪戯っぽく笑ってのりの方を指差した。
「わかった! のりはそのめぐってやつに恋してるですぅ!」
「なっ、こ、恋ぃ!?」
 指摘されると一気に顔が熱くなったのを感じた。
 それを見透かされ、翠星石は更に続けていく。
「い、いや、恋って、そんなんじゃ…」
「そうとしか考えられねえですぅ。私には全部バレバレですよぉ」
「ち、違うわよぉ。ただめぐちゃん一人で寂しいだろうなとか、美味しい物食べさせてあげたいなとか、話がしたいとか一緒にいたいとか可愛いなとか…ああ何もう言ってるのよぅ」

73 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:16:29.73 ID:IepfdkCd0
 恥ずかしさと動揺で混乱してきて、自分で何が言いたいのか分からなくなってきた。
 その慌てっぷりに翠星石は面白がって意地の悪い笑みを浮かべる。
「そこまで来たら恋ですよぅ。だって水銀燈を見る真紅と同じ目をして…」
「ちょっと翠星石! 何でいきなり私の名前を出すのよ!」
 いきなり引き合いに出された真紅は顔を真っ赤にして翠星石に食って掛かった。
「だって真紅は水銀燈の写真を幾つも鞄の中に…」
「なっ! そ、そんな訳無いでしょう! デタラメ言うんじゃ…」
「あ、水銀燈が窓から覗いてたですぅ」
「えっ?」
 翠星石が指差した方を真紅は見たが、そこは既にカーテンが閉められていて外が見えるわけが無い。
 はめられた事を真紅は知って、方がわなわなと震えだした。
「引っ掛かったですぅ。やっぱ水銀燈の事が…」
「翠星石!! からかったわね!!」
「やっぱ二人とも恋してるですぅ。熱いですねぇ」
「翠星石、いい加減にしなさい!」
「こ、恋だなんて、そんな…」
 一気に騒がしくなった食卓、そんな中で今度はジュンの肩が震えてきた。
 それに雛苺が気付き、耳を塞ぐと同時にテーブルを叩き付けた。
「うるせぇー!! 飯ぐらい静かに食わせろー!!」

―※―※―※―

 のりは夕食の片づけをしてから部屋に戻ると、ベッドの上でクッションを抱いてさっきの話を思い返していた。
「…めぐちゃんに恋…?」
 翠星石に恋だと指摘されてから胸の高鳴りが一向に収まらない。
 それどころか、めぐの姿を思い出すと余計に高鳴って顔が熱くなる。
 まさかとは思うが、一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせるともう一度考えてみる。

74 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:17:02.07 ID:IepfdkCd0
 めぐは可愛いし話をしてると楽しいし、美味しそうに弁当を食べてくれると心の底から嬉しく感じる。
 でも時々見せる寂しそうな目を見ると、心の底から辛くなるし、一人だと心配で溜まらない。
 今一人で寂しいんじゃないか、体の様子は大丈夫なのか、そんな事ばかり気になってめぐの顔が浮かんで…。

「…嘘…本当に恋…?」
 こうやって思い返してみるとあらゆる心当たりが浮かんできて胸が高鳴っていく。
 こうなると、やはりめぐに恋してるんじゃないかと思えてきた。
「…翠星石ちゃんの言う通りみたい…めぐちゃんの事が…」
 めぐの名前を呟くとまた胸がときめき、一人照れくさそうに笑みを浮かべた。
 こうなると、これはもう恋してるんだと思わざるを得なかった。

―※―※―※―

 翌日、いつものようにめぐへの弁当を持って病院へと向かっていた。
 道すがら感じられる暑さは変わらないが、八月半ばになった事もあって少しずつ風に秋の気配が感じられる。
「…もうすぐ出会って一ヶ月か…。何かお祝い考えないと」
 めぐと仲良くなってからはあっと言う間に感じられた一ヶ月だった。
 その間にずい分親しくなって、そして今ではめぐに恋をしている…考えてみると不思議なものだ。
 ちょっと前まではまったくの赤の他人だったというのに。
 一ヶ月のお祝いの事を色々考えていると、あるアイデアが浮かんだ。
「そうだ…一ヶ月の日に告白しよう。この気持ちを全部めぐちゃんに…」
 そう決意したと同時に病院に着き、のりは高鳴る胸を押さえて慣れたように受付を済ませてめぐの病室へと向かった。

75 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:17:40.82 ID:IepfdkCd0
 通い慣れためぐの病室のある三階に着き、エレベーターを降りると何か物音が聞こえて来た。
 何だろうとエレベーターホールから通路に出ると、その音はめぐの病室がある方から響いているようだ。
「何だろう…」
 早足でめぐの病室の方へと向かうと、中から激しい物音と悲鳴じみためぐの声が聞こえてきた。
 今まで聞いたことのないような音とめぐの声にのりの足が一瞬竦みその場に立ち尽くす。
『うるさい!! のりの事を馬鹿にするのは許さない!!』
『馬鹿になんかしてない、ただお前の体を心配して…』
『パパなんかに心配してもらいたくない!! 出てけ!!』
『めぐ、いい加減に…』
『たまに出てきて偉そうな口利かないで!! 私にはのりがいるからあんたなんか要らない!! もう来るな!!』
 それと同時にドアに何かが叩き付けられる様な轟音がして、しばらくすると落胆した様子の男性が出てきてのりの横を通り過ぎて行った


 のりは立ち尽くしたままその男性の後姿を見送ると、恐る恐るといった様子で病室の中を覗き込む。
「…めぐ、ちゃん…?」
 病室の中は荒れ果て、花瓶やプラスチックの破片等が床じゅうに散らばっていた。
 そしてベッドの上では、めぐがベッドに顔を埋めて声を押し殺して泣いている。
 のりは床に散らばっている破片を避けながらベッドサイドにあるイスに腰掛けた。
「…めぐちゃん、どうしたの…?」
「…のり…」

76 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:18:35.21 ID:IepfdkCd0
 改めて声を掛けるとそれでのりに気が付いたようで、めぐはゆっくりと顔を上げてのりの方を見た。
 さっきまで泣いていて息は乱れていて目は赤く、涙の後が頬に残っていた。
「…さっきの人って、ひょっとしてあなたの…」
「…ええ…私のパパよ…」
「何があったの? あんなめぐちゃん、初めて見たわ…」
 のりが尋ねると、めぐは憎憎しげに口を開いた。
「…久々に来たらやたらと父親ぶって説教しちゃって…ずっと姿見せないと思ったらこれだもの」
 思い出すのもウンザリした様子で溜息を吐くと、悔しそうにベッドのシーツを握り締めた。
「看護婦からのりがお弁当作ってきてくれてるの聞いたのよ。そしたらなんて言ったと思う?“そんな物”食べてないで病院食を食べろって…」
 シーツを握る手が振るえ、めぐの目からまた涙が溢れ出した。
「のりのお弁当をそんな物って…! のりの事が馬鹿にされた気がして、許せなかった…!!」
「…でも、お父さんはきっとめぐちゃんのことを思って…」
「そんな事無い! ただ…ただ単に外面を気にしてるだけよ…私のことなんて…。それに、のりの事を馬鹿にするのは許せない…!」
「そんな、考え過ぎよ。きっと大切に思ってるわ。あなたが大好きだからそういうこと言うのよ。…そうに決まってるわ」
 めぐを諭すように優しくそう言うと、めぐは何も言わずに俯いた。
 少しは落ち着いてくれたかなと、のりは安堵して溜息を吐いた。
 だが、それから発せられたのは予想外の言葉だった。

77 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:19:03.86 ID:IepfdkCd0
「…結局、同じか…」
「え?」
「…結局、のりも看護婦と同じ事を思ってたのね…! のりだけは分かってくれると思ってたのに!」
 いきなり激昂しためぐに、のりは唖然として何も言えなくなってしまった。
 ただ分かった事は、自分は失敗してしまったという事だけだ。
「今まで来てたのもただの見せ掛けの同情だったのね! ちっとも私の気持ちを分かってくれてない!!」
「め、めぐちゃん、そう言う訳じゃ…」
 違う、と言いたいのにめぐの剣幕に押されてその言葉が出てこない。
 そうしていると、不意にめぐが枕を持ってのりへと大きく振りかぶった。
「のりの馬鹿! 大っ嫌い!!」
「きゃあっ!」
 投げ付けられる、と思って身構えたが、いつまで経っても何も飛んでこなかった。
 恐る恐る目を開けめぐの方を見ると、振りかぶった体勢のまま体を震わせている。
 やがてめぐはそれをベッドに叩き付けるとのりとは反対側を向いて俯いた。
「…帰って…もう誰とも話をしたくない…」
「…めぐちゃん、私は…」
「いいから帰って…! 顔も見たくない…!」
「めぐちゃん…」
 もう何を言っても無駄だと判断し、のりは鞄から弁当を取り出すとそれを床頭台の上に置いた。
 それから落胆したように立ち上がり、めぐの後姿に声を掛ける。
「…お弁当置いておくから、お腹空いたら食べてね。…ごめん…」
 それに返事は無く、のりは力無く病室を後にした。

78 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:19:33.07 ID:IepfdkCd0
―※―※―※―

 いつもより早く家に帰ると、のりは部屋のベッドに倒れこんだ。
 そのまま目を閉じると、さっきのめぐの様子が目の前に浮かんで来る。
 あの怒りと絶望に満ちた表情を。
(…嫌われた…めぐちゃんに嫌われた…)
 せっかく好きだという気持ちに気付いた矢先にこんなことになってしまった。
 何であんな軽々しい事を言ったんだろう、もっと深く考えて上げられなかったんだろうと、いくら悔やんでも悔やみきれない。
 そんな自分が情けなくて、のりの両目から涙が溢れ出した。
「めぐちゃん…めぐちゃん…! うわああぁぁ…!!」
 枕に顔を埋め、大声を出して泣き出した。初めての恋がこんな最悪な形で終わるなんて思いもしなかった。
 ただただ後悔するばかりで、自分をひたすら責め続けた。

 それからはお見舞いに行くのがためらわれて行っていなかった。
 ジュン達の前では元気そうに振舞っていたものの、どうしても無理しているのは隠しきれずみんなに察されていた。
「…のりのやつ、最近元気ないな…」
「お見舞いにも行ってないの…」
「こりゃふられたですねぇ。もしくはそのめぐってやつはもう…」
「翠星石、縁起でもない事を言わないで頂戴」
 四人がコソコソ話をしていると、のりが気付いて笑顔でやってきた。
「なになに、何の話?」
「へ、い、いや…今日の晩ご飯の話をしてたんだよ、な、みんな?」
 慌ててジュンがその場を誤魔化すと、三人ともうんうんと頷いた。
 それを見て、のりは元気良く指を立てる。
「今日の晩ご飯は特大エビフライよぅ! 楽しみにしててね!」
 そう言うとのりはエプロンを着けてキッチンに戻っていった。
 その無理に元気を出している姿を見て、四人とも居た堪れなくなった。
「…部屋に戻るぞ。僕達がいたら無理してなきゃならないからな…」
「そうね…こっちも辛いわ」
 真紅がそう言ってから四人はのりを残して部屋に戻って行った。

79 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:20:38.15 ID:IepfdkCd0
 残されたのりは夕食のエビフライの準備に取り掛かる。
 慣れた手つきで背わたを取り除いていると、不意に気配を感じた。
「真紅ちゃんかしら? どうした…の…?」
 真紅かと思って振り向いたがそこに真紅はおらず、代わりに黒いドレスを着たドールが立っていた。
 突然現れたドールに驚きながらも、どこか見覚えがあるように感じられる。
「…あなた、えっと…」
「私はローゼンメイデン第一ドール、水銀燈よぉ。とりあえず、初めましてってところかしらねぇ」
「水銀燈…そうそう、確かそんな名前だったわね」
 そこで水銀燈の事を思い出し、納得したように首を振る。
 だが次に新たな疑問が浮かび上がった。
「…何の用? 真紅ちゃん達なら二階に…」
「今日は真紅に用があって来たんじゃないわぁ。あなたに用があって来たのよぉ」
 真剣なその眼差しに、のりはコンロの火を消して水銀燈と向かい合う。
「めぐがよく言ってたのりってあなたの事だったのねぇ。どおりでどこか聞いたことのある名前だと思ったわぁ」
「めぐちゃん…あなた、知り合いなの?」
「知り合いも何も、めぐは私のミーディアムよぉ。指輪、見たでしょう?」
「指輪…じゃあ、あなたが黒い天子さん…」
 初めて会ったときにそう言っていたのを思い出し、水銀燈を見てその謎が解けた。
 水銀燈は飛び上がって流し台に腰掛けると、目を閉じて話を続ける。
「めぐの所に行くと、その度にあなたの話をしてたわぁ。嬉しそうな顔でね」
「そうなんだ…」
「あんな嬉しそうな顔、見たの初めてよぉ。…あなたのおかげだったのねぇ、ありがとう」
「そんな、好きでしてたことだし…」

80 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:21:19.24 ID:IepfdkCd0
 のりに頭を下げる水銀燈に、のりは微笑んで返す。
 だが、その顔もすぐに陰りを帯びた。
「…でも、私はめぐちゃんに…」
「…めぐ、あの日ずっと泣いてたわぁ。あなたに酷い事言ったって」
「めぐちゃんが…?」
 予想外な水銀燈の話に、思わず聞き返した。
 もう完全に嫌われたと思い込んでいたのに、そんな事を言っていたとは思いもしなかった。
「彼女、ヒステリックな所があるから…思わずあなたにも向けちゃったのねぇ…。ずっと後悔してるわ、嫌われたって…」
「そんな! 私は嫌ってなんかないわよ!」
 思わず大きな声で言い返すと、水銀燈はジロリとのりを見た。
 のりは一瞬たじろいだが、水銀燈はすぐにフッと微笑んだ。
「良かった。嫌いって言ったらジャンクにしてやろうと思ってたわぁ」
「ジャンクって…」
「そう言う訳だから、めぐの所に行ってあげて。…あの子にはあなたが必要なのよぉ」
「…分かった。明日にでも行くわ」
 縋るような目の水銀燈に力強く頷くと、自嘲気味に笑って流し台から飛び降りて廊下へと向かう。
「…私もヤキが回ったわねぇ。こんな事をお願いするなんて…」
「ありがとう、伝えに来てくれて」
「どういたしまして。それじゃ、真紅と話でもして帰るとするわぁ」
 水銀燈はのりに手を振りキッチンから出て行った。
 残されたのりはまだ嫌われていないことを知って、明日にはしっかり謝ろうと決意した。

―※―※―※―

81 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:21:47.10 ID:IepfdkCd0
 次の日、約一週間ぶりに病院へ行ってめぐの病室に向かうと、何やら病室の前が騒がしかった。
 それを見て前みたいにめぐが暴れているのだろうかと一瞬思ったが、何やらそれとは雰囲気が違う。
 聞こえてくるのは看護婦や医者の声ばかりで、めぐの声はまったく聞こえてこない。
「…何があったの…?」
 嫌な予感を感じ、駆け足で病室へと向かうと、中は看護婦と医者がめぐのベッドの周りに集まっていた。
 その隙間から青白い顔を苦しそうな表情して目を閉じているめぐが見え、何かで殴られたような衝撃が体を襲う。
 それで手から力が抜け、弁当が入った鞄が床に音を立てて落ちた。
 何か大声で看護婦達が話をしているが、何を言っているのかまったく頭の中に入らない。
(…嘘…めぐちゃん…?)
 目の前の光景が悪い夢のように見え、手の次は全身から力が抜けてその場に崩れ落ちそうになる。
 ふらついた体を支えようと壁に手を付くと、ストレッチャーを押してきた看護婦達が入ってきた。
 それからのりの目の前でめぐをストレッチャーに移すと、そのまま看護婦達は駆け足で病室を出て行った。
 そこでのりは意識を戻し、傍らを通り過ぎようとした看護婦の手を掴んだ。
「めぐちゃんは、めぐちゃんは大丈夫なんですか!? ねぇ!!」
 看護婦の顔を見て泣き叫ぶようにそう問い掛けると、看護婦は笑顔を作ってのりを見る。
「大丈夫、発作が起きただけよ。適切な処置をすれば大丈夫なはず」
「本当ですか…!? めぐちゃん、死んだりしませんよねぇ…!!」
「…大丈夫、私達に任せて」
 そう言うと看護婦はのりから手を離し、先に行った看護婦達の後を追いかけた。
 のりも居ても立ってもいられなくなり、その後を追いかけ救命救急室へと向かった。

82 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:22:30.73 ID:IepfdkCd0
 当然救命救急室には入れてもらえなかったものの、その前のベンチに腰掛けただひたすらめぐの無事を祈り続ける。
 まだ謝ってすらいないのに、これでお別れなんて絶対嫌だ。
(神様、私はどうなっても良い、私の心臓をめぐちゃんにあげても良い…。だからお願い、めぐちゃんを助けて…!)
 涙を流して手が白くなるほど両手を握り、そう祈った。

 それからどのくらい経っただろうか、不意に中から医者が現れてのりは思わず駆け寄った。
「めぐちゃんは…」
「もう大丈夫。落ち着きましたよ」
「はぁ…よかった…」
 大丈夫という言葉を聞いて緊張の糸が切れ、そのままベンチにへたり込んだ。
 祈りが通じたのかどうか分からないが、今ほど神様に感謝した事はなかった。

 それからめぐは眠ったまま病室のベッドに戻され、何事も無かったかのように静かさが病室に戻った。
 めぐはまだ少し苦しげなまま眠っていて、その腕には点滴が繋がれているけれど。
「…めぐちゃん…」
 眠っているめぐの手を取り、両手でそっと包み込む。
 そうするとめぐの表情から少し苦しみが和らいだように見えた。
「大丈夫、私はここにいるわよ。…元気になったら、またお話しようね」
 めぐの手をギュッと握り、のりは優しく微笑んだ。
 時計の秒針が動く音だけが静かに病室に響く。
 そうして時間だけが過ぎていき、いつの間にかのりは手を握ったままベッドにもたれかかって眠ってしまった。

83 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:22:55.45 ID:IepfdkCd0
 やがてのりが目を覚ました時には、窓の外が薄っすらと明るくなってきていた。
「いけない、いつの間にか寝ちゃってた…」
 のりは眠気を払おうと頭を振ってからめぐの顔を見る。
 苦しげな表情は無くなり、今は安らかに寝息を立てている。
 しばらくその寝顔を眺めていたが、不意に瞼が動いた。
「ん…」
「めぐちゃん…?」
 名前を呼ぶと、それに反応してめぐの瞼がゆっくりと開いた。
 呼ばれた方を見てのりがいるのが分かると、驚いたような表情を浮かべる。
「のり…来てくれてたんだ…」
「うん。来ちゃった」
「私、どれくらい寝てたんだろ…今何時?」
 言われて、携帯電話を取り出しディスプレイを見る。
「もうすぐ朝の六時よ。昨日の夕方からずっと寝てたわ」
「昨日の夕方からって…一晩中傍にいてくれたの?」
 驚いた表情のめぐにのりは静かに頷き、優しく微笑んだ。
 めぐはそれを知って、目に薄っすらと涙を浮かべて笑みを浮かべた。
「…ありがとう…あんな事言ったから、もう来てくれないと思ってた…この前はごめんなさい…」
「ううん、私の方こそ。無神経な事言っちゃって…」
「いいのよ。…よかった、のりに謝る事が出来て」
 めぐは体を起こし、視線を宙に移すと静かに話しはじめた。
「…うなされてる時、のりに会いたい、のりに謝りたい…ずっとそれだけ考えてた」
 ゆっくりと、けどしっかりと話すめぐの話を、のりは黙って聞いている。

84 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:24:22.05 ID:IepfdkCd0
「死ぬんだったらせめてのりにちゃんと謝ってから…そうじゃなきゃ死に切れないわ」
「そんな、死ぬなんて…」
「忘れてないでしょ? 私は長くないって…だからもう、いつ死んでもいいの。のりのおかげで楽しい時間も過ごせたし」
 暗い内容の台詞とは裏腹に、めぐはのりに明るい笑みを浮かべた。
 のりはその笑顔を見て、心が酷く痛んで何も言えなかった。
 それからめぐは少し俯いて話を続ける。
「…大体、私は誰からも必要されてないから、生きてる意味無いのよ」
「そんな…」
「前にも見たでしょ? 看護婦さんにもあんなヒステリー出したり、逆らったり…向こうもウンザリしてるはずよ」
「違う! そんな事無い!」
 めぐの言った事に声を荒げて言い返すものの、涙を流してシーツを握り締めるめぐには何の効果ももたらさなかった。
 自棄になってきためぐは涙を拭わず、口調も叫ぶようになっていた。
「いいえ、そうに決まってるわ! パパも私のことお荷物としか思って無いだろうし、誰も私のこと何か必要と思ってないのよ!」
「ちょっとめぐちゃん落ち着いて!」
「もう消えちゃえばいいのに…! 私なんか生きてる意味無いんだからさっさと死んじゃえばいいのよ!!」
「…っ!! めぐちゃん!!」

85 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:24:51.23 ID:IepfdkCd0
 その瞬間、のりは思わずめぐの頬を思いっきり引っ叩き病室に乾いた音が鳴り響いた。
 めぐは一瞬何が起きたか分からない様子だったが、目に涙を浮かべて立ち上がっているのりを見て叩かれた事を理解した。
 のりはそのままめぐの肩を持つとその目をしっかりと覗き込む。
「の、のり…?」
「死んだ方がいい…!? そんな人間、いる訳無いでしょう!!」
 今まで見たことの無いのりに、めぐは押されて何も言えない。
「生きて! あなたは生きなきゃダメよ! 生きてる限り、死ぬなんて事考えないで!!」
「…のり…」
「死んで良い人なんてこの世にはいないの…みんな生きなきゃダメなのよ!」
 声を震わせ、大粒の涙をいくつも床に落としながら必死に語りかける。
 それから一度鼻をすすると、更にめぐの目をしっかりと覗き込んだ。
「あなた前、言ってたわよね…私のことを馬鹿にする人は許せないって…」
 前に訪ねたときに本人から言われたことをめぐに言うと、めぐは無言で頷いた。
「でも…そんなふうに自分を否定したら、私のこと馬鹿にしてるのと一緒じゃない…!」
「…どういう、こと…?」

86 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:25:46.08 ID:IepfdkCd0
 意味が分からないと言うようなめぐに、のりは答えるように口を開く。
「…そんな事言ったら、めぐちゃんの事を大切に…大好きに思ってる私を馬鹿にしてるのと一緒じゃない!!」
 大好き、と言われてめぐは驚いたようにのりの顔を見た。
 それからめぐを思い切り胸元に抱きしめ、嗚咽交じりな声で語りかけるように話を続ける。
「あなたの事が好き…大好きなの…! あなたがいなくなったら、私は…! お願い…もう死ぬなんて言わないで…!」
 背中に手を回してしっかりとめぐを抱きしめていると、のりの背中にめぐの手の感触が伝わってきた。
 その手はそのままのりを抱きしめ返し、お互いの密着度が更に高まる。
「…温かい…抱きしめられるのって、愛されるのって、こんなに温かいものだったんだ…」
 そうしていると、胸元の中のめぐが震えてきたのが分かった。
「…ごめん、のり…! ごめん…ごめんな…さ…うああぁぁ…!」
 途中から嗚咽で何も言えなくなり、最後にはのりの胸の中で大声で泣き始めてしまった。
 のりは服が汚れるのも気にせず、めぐが落ち着くまでずっと抱きしめ続けた。

―※―※―※―

87 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:26:35.40 ID:IepfdkCd0
 大泣きした日から数日後、二人は病院の屋上に来ていた。
 陽射しは強いものの少し涼しくなった秋の風が心地良く、柵にもたれて空を眺めている。
「手術決まったんだって? 看護婦さんから聞いたわよ」
「何だ、もう知ってたんだ。せっかく私から話そうと思ってたのに」
「病室に来る前に、佐原さんって看護婦さんからね」
「…まあいいわ。私に合う心臓が見つかったから、明後日にはもう手術よ」
「明後日? ずい分と急ね…」
 少し驚いたのりに、めぐはふっと微笑んでのりの手を取った。
「私からお願いしたの。早く元気になって、のりを安心させたかったから」
 それを聞いて、のりは嬉しそうな笑顔を浮かべた。
 めぐは屋上から見える町の光景に目を移してから口を開く。
「私、退院したら色んな所に行きたいし、色んな事をしたい。…のりと一緒にね」
 少し照れくさそうなめぐに、のりは手を自分から握り返した。
 それでめぐはのりの方を向き、お互いに見つめあう。
「ええ。色んな事、色んな所…何でもどこへでも、付き合ってあげる」
「のり…」
 めぐはそれを聞いて嬉しそうに微笑み、のりも優しく微笑んだ。
 それからお互い見詰め合っていると、のりがめぐの肩に手を置いた。
 めぐはそれに少し驚きつつも顔を赤く染めて、ゆっくりと目を閉じる。
 それを見てのりも目を閉じ、めぐに顔を近付けていった。
 やがてお互いの唇が触れそうになった時、不意に第三者の声が耳に入ってきた。

88 :心に虹が掛かる時:2008/08/09(土) 17:27:41.63 ID:IepfdkCd0
「めぐちゃーん、検温の時間だから病室戻ってきなさーい」
 それが聞こえて二人ともビクッとして思わず体を離した。
 屋上出口の方を見ると看護婦がこちらを見ていて、めぐが「はーい」と返事をすると中に戻って行った。
 のりは見られたと思って恥ずかしくなり、柵に頭を付けてその場に蹲った。
「…見られちゃったかな…」
「別に良いんじゃない? あ…でもあの人行き送れだから機嫌悪くなっちゃうかもね」
 恥ずかしさでどうにかなりそうなのりに対し、めぐは比較的平然としている。
 その様子が不思議で、のりはその体勢のままめぐを見上げる。
「恥ずかしくないの?」
「だって退院したらもう顔合わすことも無いじゃない」
「…私は恥ずかしくて顔から火が出そうよぉ…」
「気にしなくても大丈夫よ。さ、病室に戻りましょう」
 未だに蹲っているのりの手を取って立たせると、そのまま二人とも出口へと向かう。
 やがて出口の所まで来ると、めぐは立ち止まってのりの顔を見上げてゆっくりと口を開いた。
「…ずっと一緒だからね」
「ええ。死が二人を別つまで…ううん、死んでも一緒にいるつもりよ」
「…のり…」
 笑顔で言われ、めぐは嬉しくなって手に力を入れのりの手をしっかりと握った。
 それに返すようにのりも手を握り返し、屋上を後にして病室に戻って行った。
 しっかりと手を握り合ったまま、何があってもこの手を離さないと決めたように。

終わり

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 17:32:53.21 ID:IepfdkCd0
30レス近いものですんません。猿来ると思ったら来なかったな…メール欄いれたけど意味無かった。

もしかしたらこの設定引き継いでまた別のSS書くかも。

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 17:54:11.61 ID:pV7kmH4IO


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 18:03:43.98 ID:YSJHxoQ/O
キター!乙!
後でゆっくり読むぜ!

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 18:26:09.85 ID:pV7kmH4IO
保守

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 18:48:09.60 ID:pV7kmH4IO


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 19:11:18.77 ID:pV7kmH4IO
保守

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 19:37:49.38 ID:pV7kmH4IO
保守ですぅ

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 19:43:10.47 ID:/bg0YGV5O
銀「あっついわぁ〜…」
翠「暑いですぅ〜…」
蒼「暑いね〜…」
紅「暑いのだわ…」
翠「真紅…暑いなら紅茶(それも熱々)飲まないでくれです…湯気のせいでこっちまで暑いですぅ…」
紅「うるさいわね…そういうあなたもその暑苦しい髪切ったらどう?見ていて暑苦しいのだわ」
翠「な、なななんですってぇー…!?」
銀「うっさいわねぇ…黙りなさい、あんた達…暑苦しいわぁ…!」
翠「そういうお前も全身真っ黒で熱吸いまくりのドレスどうにかしたらどうです!?」
銀「はぁ?暑苦しいドレスならあんたも着てるじゃないのよぉ…!」
蒼「ちょっと、みんな…落ち着いて…」
紅「蒼星石だって、そのいやらしい帽子脱いで頂戴?暑苦しくて紅茶も飲めないのだわ」
蒼「なっ…これはお父様がくれた帽子だっ!それに真紅だって、真っ赤で暑そうなものかぶってるじゃないか!」
紅「あなたの帽子なんかと一緒にして欲しくないのだわ」
蒼「なっ…もう許さないよ、真紅っ!」
銀「あんた達も、暑苦しいから止めなさい!」
蒼紅「水銀燈に言われたくない(ね・のだわ)」
銀「あ…あんた達ぃぃー!!」
翠「キィーうるさいですぅ!こうなったらもう…」
全員「 大  乱  交 (よぉ・ですぅ・だっ・なのだわ)!!」
「まて真紅!このっ!」「ひゃっ、やったですね蒼せ…うぅっ」「んんっ!し、真紅っ…」
「双子丼にしてやるのだわ…あぁっ!」「まな板がうっさいのよぉ!」「「まな板(だって・ですって)!?」」

雛「ふぅ…やれやれなのー」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 20:06:25.03 ID:pV7kmH4IO
保守

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 20:12:45.86 ID:AO0KuhBzO
暑いのに大乱交とかワロタWWW

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 20:23:51.02 ID:bFwf/7w3P
立ってたかスレタイクソワロタwwwww
いちもつ!

大作も小ネタもきてるみたいねじっくりよみます乙ー

とりあえず大乱交クソワロタwww

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 20:37:33.60 ID:ren9Ky5b0
日本勝てねえええええええええええええええ!!!!
オリンピックみてたらこっちの百合ンピックも投下されてて俺歓喜www
ってことでとりあえず保守

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 20:42:20.60 ID:bFwf/7w3P
金メダルコンビは蒼翠か紅銀か

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 20:55:45.01 ID:AO0KuhBzO
判定し難いな

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 20:57:19.67 ID:ren9Ky5b0
雛金
雪薔
のりめぐともえみつ
も負けてないぜ

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 21:22:50.71 ID:IepfdkCd0
保守

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 21:33:27.91 ID:ren9Ky5b0
>>89
今読み終わったGJ
めぐとのり新鮮でよかった
水銀燈がいいやつで感動した
大作お疲れ様です


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 21:55:58.68 ID:AO0KuhBzO


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:09:04.41 ID:/bg0YGV5O
司会「さて今日のゲストは桜田ジュンさんです」
ジュン「これが事実上の決勝戦、ですね」
司会「水銀燈真紅ライバルコンビ対するは翠星石蒼星石双子コンビです
おぉーっと早速始まりました!ルールは先に両者ともイった方の勝ちとなっています」
ジュン「まずは蒼星石と真紅が攻めに回ったようですね」
司会「は、早い!両者とも、もうイかせてしまいました!」
ジュン「互いに弱点を知り尽くしていますね、無駄がありません。
しかし本番は、これから…ハァハァ」
司会「イかされて疲れている中、もう片方のペアをイかせなければいけませんからね。
おぉーっと翠星石選手、蒼星石選手を拘束しました!」
ジュン「ハァハァこれは触手プレイ!触手にやらせることで自分の疲れを影響させずに、
更に同時進行で各々のポイントを攻める事が出来る!ハァハァ」
司会「蒼星石選手もうイってしまいそうだ!勝負ありか…ん?あれは、真紅選手!?」
ジュン「ハァハァこれは羽プレイ!羽を使って拘束しつつ要所をくすぐり大ダメージを与える…ハァハァ
水銀燈にここまで攻めきる体力があったとは…!ハァハァ」
司会「真紅選手もたない!あぁっと両者同時にイってしまいました!
…これは判定になりますね、ジュンさん、お願いします」
ジュン「ハァハァ、ウッ………ドピュ」
司会「……判定により、両者引き分けです!!」
ジュン「……ふぅ………人形が百合るとかアホかと」
司会「賢者乙」

書きたくなって書いた、後悔はしてる

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:26:17.90 ID:YSJHxoQ/O
いいぞもっとや…って下さい

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:27:18.74 ID:GUstzLMGO
>>103
あーあ

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:28:10.71 ID:GUstzLMGO
>>103
うわーせっかくいい流れだったのに何の存在価値もないクズの名前出したせいで台無しだー

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:29:31.12 ID:GUstzLMGO
>>103
まースレの雰囲気悪くなるの分かってて書き込んでるんだろうから仕方ないよね

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:30:26.39 ID:GUstzLMGO
>>103
クズの信者って本当に空気読みませんよねー
ドールも信者も嫌われるわけだ

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:33:01.48 ID:GUstzLMGO
>>103
さて、望み通りスレの雰囲気悪くなりましたよー
満足しましたかー?

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:35:00.99 ID:YSJHxoQ/O
>>89
乙です
めぐいいなぁ
次回作も楽しみにしてます

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:35:41.46 ID:GUstzLMGO
>>103
何で隔離所でやらないんでしょうねえ^^

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:37:18.82 ID:GUstzLMGO
>>103
あー嫌がらせでやってるからか

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:37:56.96 ID:GUstzLMGO
>>103
これからも度々嫌がらせされるんだろうなー
あーやだやだ

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:40:12.75 ID:GUstzLMGO
どうせ>>103本人はこういう流れ見て「ざまあwwwww」とか思ってるんだろうなー

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:41:45.79 ID:GUstzLMGO
>>103
こんな流れじゃ誰も投下する気なくしますよねー

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 22:55:54.01 ID:YSJHxoQ/O
次はバレープレイですぅ

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 23:07:42.17 ID:IepfdkCd0

パワープレイ=強姦かと思った

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 23:15:22.73 ID:YSJHxoQ/O
それもアリですぅフヒヒ

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/09(土) 23:34:16.93 ID:YSJHxoQ/O
フヒフヒ

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 00:01:54.80 ID:R2I1Z/lLO


125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 00:03:05.49 ID:S8w83fAb0
蒼「暑い日はそうめんを翠星石の下のローザミスティカに浸けて食したいなあ…」

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 00:16:56.99 ID:R2I1Z/lLO
雛苺「蒼星石〜、帽子貸してなのー」

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 00:35:46.40 ID:R2I1Z/lLO
蒼星石の帽子でバレーボールするのー

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 01:02:39.46 ID:R2I1Z/lLO
ネルホ

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 01:24:34.52 ID:S8w83fAb0
俺も寝たいが寝たら落ちる予感

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 01:30:11.64 ID:baZMYnH/O
>>126
蒼「ん?いいよ、はい」
雛「ありがとなのー」
蒼「…で、これをどうするの?」
雛「真紅がいやらしい帽子って言ってたから、どんなのか気になってたの」
蒼「し、真紅…雛苺に何を吹き込んでるんだ、君は…」
雛「ふぅーん…」
蒼「…どう?そんなにいやらしいの?僕の帽子」
雛「よく分かんないの」
蒼「そう…じゃあもういいでしょ、返してよ」
雛「蒼星石もいやらしいかどうか見てみるの」
蒼「は?…う、うわっ!?」
雛「縛り付けるのー」
蒼「ぐっ、苺わだち…レンピカ!」
雛「ベリーベル、させたらめっ、なの!」
蒼「ああっ!…くそ!」
雛「危なかったの…よく頑張ったのよベリーベル!」
蒼「…離してくれないか?雛苺」
雛「うゆ…そんな怖い顔しちゃめっ、なの」
蒼「んあっ!…くぅ…も、揉まない、で…んん!」
雛「…蒼星石のうにゅー、柔らかいのね」
蒼「うぅっ!?ま、待って…下は、駄目…ひゃあぁ!」
雛「…蒼星石の声、なんかいやらしいのー」
蒼「んぅぅ…お、おね、が…い…ひあっ!」
雛「やっぱり蒼星石はいやらしかったのね」
蒼「あぅ…き、君のせい…じゃないかぁ…んあぁっ!」
雛「もっといやらしい蒼星石が見たいのー」
蒼「はぅ!…か、かき回さな…ひぐっ!んうぅ!…も…もぉ、やめてぇ!ひゃああぁぁ!」

雛苺はS。異論は認めない

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 01:34:53.67 ID:S8w83fAb0
イグザクトリィ!(その通りでございます!)

もう寝るわ

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 01:53:51.10 ID:S8w83fAb0
もう一回寝るホ

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 02:31:29.52 ID:baZMYnH/O
保守

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/10(日) 03:31:21.13 ID:baZMYnH/O
寝る保守

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