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(,,゚Д゚)ギコと从 ゚∀从ハインと学園都市のようです

1 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 20:57:37.64 ID:a28KdYqV0
立ったら投下する
ダメだったら来週から本気出す

2 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 20:59:43.74 ID:a28KdYqV0

――――断章

            『光の標』―――――――




         全ての原因は過去から
         全ての結果は現在に
         全ての望みは未来へ





3 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:01:37.20 ID:a28KdYqV0
暗闇に音が響いていた。
靴が足元を叩く音と、荒い吐息による小さな声だ。


誰かが、この闇の中を歩いている。


もうどれほど歩き続けただろうか。
体力は限界近くまで削られ、既に足の感覚は薄い。

(   )「はぁ、っ……ッ」

ふと気付けば、吐息に白色がついていた。
どうやらかなり深いところまで来ているようだ。

酸素を求めて肺を動かす度、凍えるような冷気が身体の中を走っていく。

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:02:12.04 ID:6NiNR82GO
これは期待

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:02:51.01 ID:Z+8p/6nqO
支援

6 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:03:19.88 ID:a28KdYqV0
周囲、光はほとんどない。
あるのは手や足に来る、岩のような感触だけだ。

時折、光の粒のようなモノが浮いているのが視界に入るが、
これが現実なのか幻覚なのか、既に何時間も暗闇を歩いてきた者には判断出来なかった。
ただ、己の感覚を頼りに深淵部を目指すのみだ。

(   )(しかし、これがもし現実の……そしてあの光ならば……)

そう願わずにはいられない。
何しろ、この光の発生源こそが目的なのだから。
この目的の達成のために金も、地位も、名誉も、そして命をも削ってきたのだ。

目的がある以上、原因もある。
そして、その原因を断ち切るために必死に足を動かしていた。

既に記憶は朽ちかけている。
長い年月に劣化を重ねていき、今はもう思い出せることの方が少ない。

それでも、忘れない想いがあった。

ちぐはぐで歪になってしまった記憶の中、しかし自分が果たすべきことを忘れることはない。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:03:31.85 ID:wxmWPFK50
新大学生みたいな作品かと思ったら……ダークヒーロー的?
続きに期待する

そんな支援

8 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:04:48.57 ID:a28KdYqV0
(   )「……ッ……っく」

ふと不安が広がった。
自分の求めているモノがここに無かったら、と。
最悪な結果を予想する頭を、払うように振る。

と、その時だ。

(   )「!」

一瞬、光が見えた。
幻覚かすらも解らない小さなものではなく、はっきりと。
思わず目を擦り、そこで自分の手がぬめった液体で汚れていることを自覚。
しかし意識は、先に見えたはずの強い光ばかりを探していた。

行く。

自然と足が前を目指した。
何度も躓き、倒れそうになりながらも、一直線に。
そして、

(   )「……!」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:05:32.33 ID:r50O6M9V0
btcm系の続編かな?それとも新作?

10 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:06:14.16 ID:a28KdYqV0
一気に光が増した。

まるで昼間のような強い光だ。
視界が一気に白色に染まり、思わず腕を目の前にかざす。
ややあって目が慣れた頃、改めて眼前の光景を見た。

(   )「ぁ……――」

声が漏れるのを抑え切れない。
広がる光景が、自分の理想と寸分の狂い無く同一だったからだ。
安堵によってか、身体から力が抜けそうになるのを何とか堪える。

(   )「これで……これで、この世界は変わる……」

しかし、

(   )「!」

見る。
目的としたそれの奥に、隠れるように何かがあることを。
気付いた時には遅かった。


【――――】



11 :両翼の左 ◆L/R2spuLPM :2008/09/01(月) 21:06:37.78 ID:PwpexHU8O
(゚A゚)予想外!
   支援。

12 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:07:50.63 ID:a28KdYqV0
(   )「がっ!?」

頭を強く殴られたかのような感覚。
鈍痛が響き、思わず身体がよろめいた。
数歩下がったところで足を止め、今起きたことを冷静に考える。

この脳に直接響くような訴えは、

(   )「『感情』、か……!
    成程……確かに、この場に留まっていたのは妥当な判断だな」

震える息を吐き、だが、と続け

(   )「それは私がここに来るまで、だ……!
    安心しきって根まで張ったのはやり過ぎだったな」

右手が素早く動いた。
腰に引っかけられた機械を取り、口に近付ける。

(   )「シナー……控えさせていた隊をここへ。 大至急だ」

返事が来る。
素早い応答は肯定を示しており、その速度に満足げな笑みを浮かべる。

視線は終始、広い空間の奥にいる何かに向けられていた。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:09:02.68 ID:honv3vuNO
最近映画とか小説とかさ

○○と○○と○○〜

って題多いよね

14 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:09:24.66 ID:a28KdYqV0
対する動きはない。

様子を窺っているのか、単に身動きがとれないのか。
どちらにせよ、自分がここにいる時点で勝負は決まっているようなものだ。


(   )「始めよう。
    断片化した過去を繋ぎ、全ての約束と責任を果たすために。
    たとえ廃れた記憶だろうとも、今、私の胸にある想いは決して偽物ではないのだから」


さぁ、と言い


(   )「今こそ、久しい続きを――!!」




15 :両翼の左 ◆L/R2spuLPM :2008/09/01(月) 21:09:35.03 ID:PwpexHU8O
('A`)学園都支援

16 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:10:51.26 ID:a28KdYqV0


――数十年後。


その日、人々の頭上にある全天は晴れを示していた。
青色パレットに白い雲が浮かび、軽い熱を持った光が地上を照らす。

いつも通りで、清々しい天気だ。

直下。
広い大地がある。
地平線の向こうまで広がる大地は、豊潤な緑に覆われている。


山があり、森があり、草原があり、谷があり、川湖があり、滝があり、海があり、島がある。



そして、一つの都市があった。





17 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:13:00.13 ID:a28KdYqV0
大地の中に都市がある。

ほぼ円の形を持つ都市だ。
それは遠くからでも解るほど、活気に満ち溢れていた。
だが、普通の都市とは異なるであろう点がある。

人々の大半が若者である、という点だ。

少年少女に見える者から、青年と呼べる者がほとんどを占めている。
彼らは皆して同じような服装に身を包み、希望と自信に溢れた表情で都市を行く。



――武装学園都市VIP。



ここは、都市でありながら『学園』の名を冠する、活気に満ちた街都。
学び、競い、何かを得るために若者が集い、去っていく通過点。


今日もまた、誰もが高みを目指していく――

18 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:14:26.11 ID:a28KdYqV0

――――第一話

            『ワケありのギコ』―――――――






               Get Set




19 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:16:15.43 ID:a28KdYqV0
様々な建物が並ぶ、学園都市の南側メインストリート。
人々が歩く広い道から少し逸れた先、脇道がある。
そこには、いくら人が多く活気に溢れていようとも、必ず光の当たらぬ場所がある。

怪しいスポットの代名詞、裏路地だ。

日の光があまり届かないそこは、どんよりとした空気が溜まっている。
そして裏というからには良くないイメージが付き物なわけだが、現状で言えばその通りであった。

『あーあー。 そこの生徒、大人しくしろー』

路地に声が響く。
微かなノイズが混じった声は、機械を通して拡大された音声だ。
狭く薄暗い路地に反響し、消えていく。

| () ()|「…………」

声が向けられる先には一人の若者がいた。
路地の暗がりから、こちらを覗きこむように顔を見せている。
少し摩れたブレザーを着ている彼は、一見すればどこにでもいそうな若者である。


だが、その手には刃物が握られていた。

20 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:17:57.19 ID:a28KdYqV0
刃といっても短剣程度だが、それでも上手くやれば人を殺せる。

虚ろな目をした若者の左手にナイフという、誰がどう見ても穏やかではない状況。
そんな中を、先ほどから拡大音声が通り抜けている。

『あれ? 聞こえてないのか?
 あーあーテステス、Tes.Tes.……これ壊れてんじゃね?』

問いかけの言葉に返事が来た。
それは女性のもので、問いの声と同じ方向から。

『壊れているわけないでしょう。
 我々、学園生徒会が用いる備品です』

| () ()|「…………」

『どういう理屈だ。 生徒会が持ってりゃ完璧なのかよ』

| () ()|「…………」

『当然でしょう。
 学園生徒会とは、曲者揃いの学園生徒をまとめる組織なのです。
 どんな備品やアイテムだろうと周期的に整備点検しているのです――科学技術学部の方々が』

『……それ控え目に言っても生徒会関係ないよな?』

『うるさいので黙りなさい馬鹿後輩。
 貴方は与えられた仕事をこなしていればいいのです』

21 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:19:45.29 ID:a28KdYqV0
『や、だからこうやって呼びかけてんだけど……』

『貸しなさい。
 貴方に任せるのは不安ですから』

『って、あ――』

が、という大きなノイズを残して声が途切れる。
裏路地に元の静けさが戻った。


| () ()|「…………」


ただ一つ、大きな問題をほったらかしにしたまま。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:19:46.80 ID:A3g0OVb/O
期待

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:21:01.92 ID:P0vP/+oz0
うひょー 支援

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:21:29.53 ID:qEGcmfjKO
新作だと……期待

25 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:22:23.09 ID:a28KdYqV0
若者が往来するメインストリートがある。
学園都市VIPの南側――つまり『生活区画』に位置するここは、
今の時間帯、最も人の行き来が多くなる場所だ。

授業から解放された生徒達が、食料やアイテム、武具、情報を求めて歩き回っている。

「――――」
「〜♪」
「――!」
「……?」

談笑の声があり、世間話の声があり、真面目に話す声もある。
誰かは立ち止まり、誰かはベンチに座り、誰かは誰かと歩きながら。
広い道の両側には店舗が並び、やはり若者が店員として忙しく働いていた。


活気に満ちている。
若さ特有の瑞々しい活気だ。


そんな道の隅、裏路地への入る小道の前で、二人の男女がコソコソと話し合っている。

(,,゚Д゚)「どうよ?」

(゚、゚トソン「……ううむ」

活発そうな少年と、利発そうな少女だ。

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:23:37.65 ID:DKzWTEWy0
期待

27 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:23:51.50 ID:a28KdYqV0
少年の方は、先ほど裏路地へ放った声の持ち主である。
少女の方は、腰に二枚の曲刃のようなモノを吊っている。

先ほどのナイフを持つ若者と同じブレザーを着ている二人は、ラッパに似た機械を手に頭を傾げていた。
ややあって女の方が、ラッパのような機械を裏路地に向け、

(゚、゚トソン『あーあー……どうでしょう?』

(,,゚Д゚)「…………」

(゚、゚トソン「…………」

裏路地からの返事はない。
機械を手に、彼女は諦めたかのように首を振る。

(゚、゚トソン「応答がありませんね」

(;゚Д゚)(問いかけの内容がまずいと思うんだが、面倒だから黙っておこう)

(゚、゚トソン「つまりこれは――」

うん、と頷き

(゚、゚トソン「――ギコ、貴方が全て悪いということですね」

(;゚Д゚)「なんで!?」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:24:32.87 ID:V7/+JKHsO
キター!支援

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:25:49.62 ID:wxmWPFK50
btkmの人なのか

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:26:26.22 ID:PZX/UoseO
しえーん

31 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:26:46.83 ID:a28KdYqV0
思わず聞き返した先、少女が無表情に告げる。

(゚、゚トソン「貴方の手にはギコ菌というそれはもう汚らわしい菌が繁殖しているので触れただけで人生最悪です」

(;゚Д゚)「意味が解らん!
     あとトソン先輩、アンタ相変わらず俺のこと嫌いだよな!」

(゚、゚トソン「何を当たり前のことを言っているのですか貴方は」

(;゚Д゚)「ちょっと無駄に行動力があるくらいで、そんな……」

(゚、゚トソン「行動力のある馬鹿ほど扱いにくい存在はいないのですよ。
     そして何より、私が気に入らない理由は――」


| () ()|「…………」


(;゚Д゚)「「っ!?」」(゚、゚トソン

瞬間、二人は同時に跳んだ。
通りの真ん中に着地すれば、今の今まで往来していた生徒達が何事かとざわめく。
しかし二人は、まったく気にかけることなく裏路地の方を注視。

| () ()|「…………」

そこには、先ほどまで路地の奥に隠れていた生徒が立っていた。


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:26:50.72 ID:P0vP/+oz0
福田支援

33 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:29:22.59 ID:a28KdYqV0
手に相変わらずナイフが握られているのを確認し、トソンは小さな舌打ちを一つ。

(゚、゚トソン「まったく……これ以上好きに動かれると、
     他の生徒に危険が及ぶ可能性があります」

(,,゚Д゚)「この都市に限って言えば、まさに万が一の可能性だけどな」

トソンは無視。
代わりとして、懐から一枚のカードを取り出した。

(゚、゚トソン「仕方ありません。
     未だ許可は出ていませんが……
     現場の判断により武装を解放し、力ずくで取り押さえます」

言った直後、トソンは左手に持ったカードを腰へ。
腰にあるのは彼女の武具で、それはホルダーに固定されている。

トソンは慣れた手つきで、ホルダーにある細い溝へカードを差し込み、そして一気に引いた。

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:29:52.67 ID:V7/+JKHsO
支援

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:30:40.41 ID:V7/+JKHsO
支援

36 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:31:31.76 ID:a28KdYqV0
一瞬の発光。
次の瞬間、空気が抜けるような音と共にホルダーのロックが解除される。
解放された武具が、トソンの左手に握られた。

流れるような動作で、構える。

武具を持つ左手を前方へ。
すると二枚の刃のようなパーツが広がり、その両先端が光の線で結ばれる。

それは、一般に『長弓』と呼ばれる武具だった。

(゚、゚トソン「学園生徒会実働隊員が一人、
     2ndクラス『遠距離弓類(ロングアーチ)』――トソン=シティビレッジ。
     『ヤミツキ化』した一般教養学部二年生のコリンズの制圧を開始します」

(,,-Д゚)「なんというか、まぁ、律儀なことで……」

そう言うギコは、何のアクションもとらなかった。
彼の腰にもまた小さなホルダーが二つあるのだが、カードすら取り出さない。
ギコの『無』という行動に、トソンは溜息を一つ。

(゚、゚トソン「相変わらずですね、貴方は」

(,,゚Д゚)「悪いな、先輩」

(゚、゚トソン「だから気に入らないのです。
     ほら、動かないならば動かないなりにすべきことがあるでしょう」

無感動な言葉に、ギコは苦笑を返した。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:32:03.45 ID:Xmte+S05O
おお来た

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:33:03.33 ID:PZX/UoseO
ほうほう

39 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:34:41.32 ID:a28KdYqV0
| () ()|「…………」

(゚、゚トソン「さて……」

コリンズと呼ばれる生徒に動きはない。
正面で弓を構えるトソンからも、動きが消えた。

周囲は既に観戦モードだ。
コリンズを知る者や、トソンのファン、そして単純に興味を持った者達が集まり、
裏路地への入り口――つまりギコ達――を中心に半円を作り上げ、勝手に盛り上がっている。

野次馬と化した生徒達の一部は、ギコやトソンと同じように腰や肩、背や腕にホルダーを装備していた。

「手伝おうかー?」
「トソン先輩、頑張ってください!」
「ギコは氏ね」

(,,゚Д゚)「あーはいはい、生徒会の仕事だからね。
    こっから入らないでー……って今『氏ね』って言ったヤツ出てこい!」

(゚、゚トソン「…………」

トソンの目は真剣そのものだ。
おそらく既に周囲の声や音は耳に入っていないだろう。

左手に弓を、そして大きく引いた右手に光の矢を生み、虚ろに立つコリンズを見据える。


40 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:36:36.15 ID:a28KdYqV0
動きは直後。
起点はコリンズだった。

| () ()|「――ね」

(゚、゚トソン「!」

| () ()|「氏ね……氏ね……氏ね……!」

呟きは更に重なり、

| () ()|「氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね――!!」

コリンズが動いた。
ナイフを腰だめに構え、走る。
向かう先は、コリンズへ弓を向けるトソンだ。

(゚、゚トソン「愚直ですね」

そう呟いたトソンの行動は早い。
矢を構えたまま、足腰の力だけで右方向へステップを一つ。
すぐ脇をコリンズが走り抜けていき、半自動的に彼の背後を位置取る。

(゚、゚トソン「――穿ちます!」

瞬間、矢が走った。
光に満ちる一本の線が放たれ、コリンズとトソンを結ぶ。
まさに一瞬の出来事だ。

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:36:52.23 ID:DKzWTEWy0
やっぱりコリンズか、あんまりブーン系でコリンズって使われないよな?

42 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:38:18.01 ID:a28KdYqV0
| () ()|「氏ね氏ね氏ね氏――っ!?」

びくり、とコリンズの身体が震える。
いきなり身体の挙動を止めた彼は、そのまま崩れ落ちるように倒れた。
突然のことに、しかしギコは大きく頷く。

(,,゚Д゚)「流石はトソン先輩。
    その銀弓から放たれる光矢は高速にして、如何なるものをも穿つ、か」

(゚、゚トソン「いえ、非殺傷モードなので貫通はしていません」

(;゚Д゚)「言葉のあやだっての」

ともあれ仕事は終わった。
トソンの華麗な一撃を見届けた野次馬は解散し、元の喧騒に戻っていく。

いきなりという状況での戦闘。
しかし、この学園都市では大して珍しいことではない。

『武装学園都市』の名が示す通り、この都市においては闘争など日常の範囲内なのだ。

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:39:00.63 ID:Xmte+S05O
のっけから中二全開ですね
たまりません

44 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:40:56.95 ID:a28KdYqV0
(,,゚Д゚)「む」

と、不意に内ポケットが振動した。

震えているのはギコの持つ携帯端末だ。
手のひらサイズの機械で、画面の下にいくつかのボタンがあるだけの簡素なもの。
取り出して適当に操作すれば、メールが一件届いている。

ボタンを叩くと、画面から一つの『四角』が飛び出した。

可触の三次元ウインドウだ。
目の前に展開した四角いそれは、青をメインとした半透明という色を持っている。
携帯端末の画面の真上に浮遊するウインドウには、

『武装の解放を許可する』

という文字列が記されていた。
簡潔な一文に、ギコは再び苦笑。

(,,゚Д゚)「ちょっと遅かったなー」

(゚、゚トソン「? 会長からですか?」

45 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:42:28.99 ID:a28KdYqV0
(,,゚Д゚)「見るかい?」

ウインドウの隅を指でつまみ、トソンの方へ『投げ寄越した』。

彼女も携帯端末を取り出してキャッチ。
端末にウインドウを収納してから、画面上に表示する。

(゚、゚トソン「まぁ、無理もありませんね。
     事件発覚から現場の確認、情報伝達、そして情報を吟味した上での判断……時間が掛かるのは当然。
     そしてだからこそ、現場の判断という先行的な権力行使が許されているのです」

(,,゚Д゚)「でも毎回のように行使してりゃあなぁ」

(゚、゚トソン「絶対に行使しない馬鹿後輩に言われたくありませんね」

(,,゚Д゚)「はいはいわろすわろす」

(゚、゚トソン「まったく……」

呆れたような視線を受けていると、慌ただしい足音が聞こえてきた。

ノパ听)ノシ「おぉーいッ!!」

大きな声。
見れば、トソンを同じブレザーを着た少女だ。

遠くからでも解るほど真っ赤な髪をたなびかせながら、こちらへ走り寄ってくる。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:42:49.22 ID:/Hqv1Il2O
福田が会見してるのにいいの? 世間知らずなの?

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:43:40.00 ID:v3Z9KlajO
キター━━━(゚∀゚)━━━!

48 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:44:03.99 ID:a28KdYqV0
(゚、゚トソン「早い到着ですね、ヒート」

ノパ听)「はいッ!
     実は居ても立ってもいられなくて、連絡受ける前に飛び出してましたッ!」

びしっ、という効果音が聞こえてきそうなほどの敬礼を決めるヒート。
背筋を伸ばし、キラキラと輝いた目で先輩であるトソンを見ている。
まるで褒めてほしくてたまらない犬のようで、きっと尻尾があれば勢いよく振られているだろう。

(゚、゚トソン「己の暴走を素直に報告するのはどうかと思いますが、
     その思い切りの良さは好ましいですよ」

ノハ*゚听)「あ、ああありがとうござみあすッ!!」

(;,,゚Д゚)「ござみあす……」

ノパ听)「おうッ! ギコもいたかッ!」

(,,゚Д゚)「いたよ。 俺だって一応は実働隊員だからな」

そっかー、と頷いたヒートは、倒れているコリンズへ目を向ける。
背中にトソンの矢を食らった彼は、先ほどから微動だにせず地面に転がっていた。

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:45:46.93 ID:P0vP/+oz0
コリンズ細くね?

50 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:46:41.79 ID:a28KdYqV0
ノパ听)「今年に入ってからのヤミツキ第一号かッ」

(,,゚Д゚)「一号とか、そんな言い方は止めとけ」

軽くヒートの頭を叩くと、彼女は頬を膨らませてギコを睨む。
しかし自分の言い方が悪いのは理解出来ているので、それ以上何も言うことはなかった。
そして興味はすぐに別の方、つまり倒れているコリンズへと戻る。

先ほどまで狂気にも思える空気を纏っていた生徒は、うつ伏せのまま動くことはない。
その背には微かなコゲ痕のようなものがついている。

目敏く見つけたヒートは、その赤い瞳を輝かせ

ノパ听)「背後からの一撃必倒……流石はトソン先輩ッ!
     その銀弓から放たれる光矢は高速にして、如何なるものをも穿つ、ですねッ!!」

(,,゚Д゚)「あ、それ俺が言っといた」

ノハ;凵G)「ちくしょおおおおおおおッ!!」

仮にもヒートは女の子である。
それでいて放つ言葉が『畜生』であることに、ギコは毎度のことながら呆れた。

彼女と知り合って一年が経つが、こればかりは未だ馴染めない。

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:46:53.60 ID:V7/+JKHsO
支援

52 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:49:03.71 ID:a28KdYqV0
そんなことを思いながら肩をすくめるギコの横。
腕を組み、何やら考えているトソンがいる。

(゚、゚トソン「しかし、春季休暇の最終日……。
     つまり来年度直前にヤミツキ、というのは今までにないことですね。
     今年は例年に比べて忙しくなるかもしれません」

(,,゚Д゚)「まぁ、見えない未来の心配をしても仕方ねぇさ。
    っつーか俺、まだ二年が使う講義室とかの確認終わってねぇから、早く自由になりたいんだが」

(゚、゚トソン「そうですね。 私も仕事が残っていますし。
     ヒート、ここを任せても良いですか?」

ノパ听)ゝ「はいッ! コリンズを保健室へ運びますッ!」

(゚、゚トソン「今までの例を考えればあり得ませんが……。
     もしまた暴れ始めた場合、被害が出る前にまた気絶させて下さい」

ノパ听)ゝ「はいッ!!」

何とも素直で元気の良い返事である。
これがヒートという生徒を語る上で、まず出てくる要素だった。

(゚、゚トソン「同じ時期に入ってきた誰かさんとは大違いですね」

(;゚Д゚)「うっさい!」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:49:59.25 ID:DKzWTEWy0
btkmの人だったか、ドクオに期待だなww

54 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:50:52.05 ID:a28KdYqV0
事後処理を行なうヒートと別れた二人は、都市の中心区画へと向かっていた。

この都市は、綺麗な山型という形を持っている。

つまり中心へ向かうためには、どの方角から行っても坂を上らなければならない。
ギコは、これもまた身体を鍛えるため、と自分に言い聞かせながら道を歩く。

周囲、人の数が少し減っている。
昼時という自由な時間が終わったためだろう。
先ほどまでに比べて静かになった道を歩きながら、トソンが呟く。

(゚、゚トソン「……皆、努力しているのですね。
     若いですから、うかうかしているとすぐに追い抜かれますよ」

(,,゚Д゚)「先輩も充分に若いし、強いと思うけど」

(゚、゚トソン「当然です。
     そして、今の話は貴方に言っているのですよ」

(;-Д-)「…………」

今回はこちらの負けのようだ。

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:52:37.30 ID:QBz9/nFs0
支援

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:52:58.39 ID:honv3vuNO
川 ゚ -゚)はkじゃない

57 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:53:12.61 ID:a28KdYqV0
(,,゚Д゚)「でもま、これでしばらくは平和かな。
     アホが勢い余ってケンカとか始めない限りは」

(゚、゚トソン「それでも問題は山積みですがね。
     ここは若者が集う学園都市……未熟な部分は無数に存在します。
     生徒の陳情や問題の処理、イベントの企画進行、都市の管理計画――」

(,,゚Д゚)「まぁ俺は根っからの実働隊員だから、そういうのは関係ないけどな。
    事務も兼任してるトソン先輩は大変だろ?」

(゚、゚トソン「有能な友人がいるので大丈夫です。
     むしろ、扱いにくい後輩と共に行動する今の時間の方が大変です」

(,,-Д-)「言ってくれるね……。
     いつか先輩とはガチでやってみたいもんだ」

(゚、゚トソン「別に今でも構いませんよ?」

トソンの目がギコを見る。
微かな怒気と本気を含んだ視線は、嘗めるな、ということだろう。

下級生が上級生に挑むには、相応の覚悟と実力が要ることをギコも知っている。


――それ以前に、彼には一つの問題があるのだが。



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:53:46.78 ID:v3Z9KlajO
支援

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:54:09.48 ID:PZX/UoseO
支援

60 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:54:59.34 ID:a28KdYqV0
(,,-Д-)「……止めとくよ。 『理由』が無い」

(゚、゚トソン「『理由(ワケ)ありのギコ』……流石、そのあだ名に違わぬチキンっぷりですね」

(;゚Д゚)「チキン言うなっつーの。
    ってか誰だよ、そんなふざけたあだ名を考えた馬鹿は」

(゚、゚トソン「さぁ?」

(,,-Д゚)「いつか絶対に見つけ出して後悔させてやる……っと」

そうこうしている内に学園前に到着していた。
中心区画を範囲としているのは、学園都市の目玉である『教育区画』だ。

今、ギコ達は、その入り口である――白と黒のコントラストを持つ――大きな門の前に立っている。

(,,゚Д゚)「いやー、しかしよく出来てるよな。
    学園に辿り着くまで、必ず坂道を通らなきゃならんもん。
    嫌でも足腰が鍛えられるってわけだ」

(゚、゚トソン「そういう目的のために作られた、というのが一般的な説ですね」

(,,゚Д゚)「? 違うのか?」

61 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:58:13.62 ID:a28KdYqV0
問いに、トソンは小さく頷いた。
そして周囲を見渡し、誰もいないことを確認してから

(゚、゚トソン「……この学園都市に地下があるのは知っていますね?」

(,,゚Д゚)「もちろん」

それは流石にギコも知っていた。
『教育区画』内にいくつかある、地下への入り口を潜ることで入れる区画だ。

第一階層には『図書館』や『独房』などがあり、
更に、その下の第二階層には『ゲート』なるものが存在する、と。
それら全てを総じて『地下区画』と呼ばれている。

(,,゚Д゚)「で、それがどした?」

(゚、゚トソン「地下区画とは言いますが、実は地中ではありません。
     この学園都市は、中心が盛り上がって……つまり山に似た形を持っています。
     それを考えれば地下区画とは、その山の中に存在していることになります」

(,,゚Д゚)「だろうな」

頷くギコに、トソンは人差し指を立て

(゚、゚トソン「しかし、そうなると……中心部の高さ的に考えて、
     第二階層にある『ゲート』よりも、更に下に階層が存在する可能性があるのです」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:58:27.63 ID:8DR56nsK0
今北

って、btcmの人じゃないか!!

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 21:59:51.99 ID:QBz9/nFs0
支援

64 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 21:59:53.88 ID:a28KdYqV0
(,,゚Д゚)「……可能性って、学園生徒会にも解ってねぇのか?」

(゚、゚トソン「えぇ、とりあえず私にはまったく」

真面目で学園想いの彼女が知らないとなれば、よっぽどである。
三年生でありながら、この学園のほとんどを頭にインプットしているような生徒だ。

逆を言えば、彼女ほどの人物ですら知りえないよう、『秘匿されている』と考えるのが妥当だろう。

(゚、゚トソン「つまり、この中心部が盛り上がっているという都市の形は――」

(,,゚Д゚)「成程。
    盛り上がっている地形に都市を作ったんじゃなくて、逆に……ってことか。
    でもこれ、触れない方がいい話題なんじゃないか?」

(゚、゚トソン「でしょうね。
     あまり深くまで知ろうとすると、身の危険を覚悟しなければならないかもしれません」

(;゚Д゚)「そんなアッサリと……」

(゚、゚トソン「しかし、知らないことがあると知りたくなります」

(;゚Д゚)「……アンタ、早死にしそうだよなぁ」

(゚、゚トソン「真実を知って死ねるのなら本望かもしれませんね」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:00:21.43 ID:jXxl3X3D0
マジでがんばれえええええええええええええええええええええええええ


66 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:03:47.00 ID:a28KdYqV0
そう言って笑みを浮かべるトソンに、ギコは彼女の真意を測ることは出来なかった。
冗談か本気か解らない調子の言葉を吐いた彼女は、ふと足を止める。

(゚、゚トソン「到着です」

(,,゚Д゚)「おーっす」

ギコ達の前に一つの建物が姿を見せる。
学園都市の中心、教育区画――つまり学園の敷地。

その一番奥に構えるは、学園生徒会が使用する二階建ての施設だ。

(゚、゚トソン「さて、まだまだ仕事は残っていますよ?」

(;-Д-)「あー……はいはい、手伝えってことね。
     解ったよ」

仲が良いのか悪いのか。
微妙に凸凹な関係の二人は、軽い足取りで建物へと入っていった。

67 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:04:32.81 ID:a28KdYqV0
一話終わり
二話行く前にちょっと休憩

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:06:37.31 ID:ITxkk3xR0
おおお待ってた!
支援

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:08:32.65 ID:7SfMH2GSO
きてた

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:09:47.97 ID:YsXZH+K1O
wktk

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:10:36.38 ID:O88dWNbwO
支援

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:11:16.86 ID:9345udlq0
銀色は更新してないのか

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:11:41.76 ID:QBz9/nFs0
支援

74 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:12:33.11 ID:a28KdYqV0
あ、「ここイマイチ解らん」みたいなトコがあったらどぞ

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:18:28.53 ID:P0vP/+oz0
連続・・・だと?
つーかワケありってそー言う意味かよw

76 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:19:21.09 ID:a28KdYqV0

――――第二話

            『編入生』―――――――






              GO




77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:20:00.20 ID:V7/+JKHsO
支援

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:20:07.64 ID:KTr5kj4SO
なんか劣化してない?

まだ1話だからかもしれんが
正義と同じ道に行きそう

79 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:20:45.08 ID:a28KdYqV0


武装学園都市VIP。


大陸中から、前途ある若者が集う都市だ。


武術や魔法などの戦うための力。

機械技術や魔術、錬石術などの創造改変する力。

彼らを支えるための知識という力。


それらを求め、若者は期待と希望、そしてほんの少しの誇りを持ってやって来る。


だが、所詮は若輩者の集まりだ。
彼らだけで都市を管理運営をこなすには限界がある。
そのため学園都市の名を持ちながらも、全人口の内の二割ほどが大人なのが現状だ。

しかし、その大人達が若者を統制できるか、という問いついては微妙なところである。


そこで発足したのが、『学園生徒会』と呼ばれる組織だった。



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:22:03.53 ID:ITxkk3xR0
支援!

81 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:23:54.86 ID:a28KdYqV0
学園生徒会とは、
厳しい試験を合格した生徒が集い、学園のために奔走する組織である。

陳情の処理に始まり、迷える生徒の相談を受けたり、
イベントの企画運営、学園の治安維持など、
『大人でも出来るが生徒にも出来ること』を主な仕事としている。

で、

(,,゚Д゚)「ただいま、と」

(゚、゚トソン「言われなくとも解ります」

(;,,゚Д゚)「……トソン先輩って冷たいよね」

(゚、゚トソン「表現に誤りがありますね。
     私は単に冷たいのではなく、貴方限定で冷たいのです」

ヤミツキの処理から帰ってきた二人は、
都市の中心である『教育区画』――つまり学園の更に奥まった場所へとやってきていた。

彼らの前には、一つの建物がある。
質実剛健をそのまま表現したかのような建物だ。

飾り気も何もないこの施設の看板には、やはり飾り気もなく『学園生徒会』と刻まれていた。

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:25:30.56 ID:V7/+JKHsO
支援

83 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:26:13.41 ID:a28KdYqV0
(゚、゚トソン「ただいま帰りました」

(,,-Д-)「あー、なんか無駄に疲れた気分だ……」

扉を開いて中へ入る。

まず彼らを迎えたのは清潔な玄関だ。
中は照明によって明るさを保っており、決して悪いイメージを受けることはない。

目線を前へ向ければ、左側には二階への階段が、右側には一階の奥へ続く通路がある。

一階の通路を歩く女子生徒がこちらに気付き、慌てて深く一礼。
その生徒はトソンと同じブレザーを着ており、腕章を見る限りはどうやら同級生らしい。
ギコ達も挨拶を返した後、階段で二階へと上った。

階段を上り切れば、正面に少し長い通路が姿を見せる。
その左右には扉がいくつか並んでおり、プレートには『第一会議室』や『資料室』などと記されていた。

真っ直ぐ行く。
通路の一番奥に、ギコとトソンの目的地があった。


『学園生徒会室』


その扉には、そんな文字が刻まれたプレートが掛けられていた。

84 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:27:46.08 ID:a28KdYqV0
(゚、゚トソン「――ん?」

(,,゚Д゚)「? どした?」

先に部屋へ入ろうとしたトソンが動きを止める。
そして、おもむろにギコの正面から身体を退けた。
次の瞬間、

「――わっ、わわわっ、そこにいたら結構危ないですよ!?」

声に乗るようにして多量のウインドウが殺到してきた。
生徒会室の中から流れ出るように、つまり入口で立ちすくむギコの下へ。

(;,,゚Д゚)「え? ちょ、おま――」

避ける暇はなかった。

(;,, Д )「がふぅ!?」

快音連打。
大小様々なウインドウが顔面に激突した。
弾けるような痛みが頬や額に突き刺さり、ギコはその勢いを受けて倒れこむ。

(゚、゚トソン「あらら」

(;,, Д )「な、なん、なんだ……?」

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:29:15.53 ID:P0vP/+oz0
支援

86 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:29:47.11 ID:a28KdYqV0
後頭部を床にぶつけて悶えるギコ。
それを見下しながら観察するトソン。

すると、生徒会室から慌てて走り寄って来る音がある。

ミセ;゚ー゚)リ「だ、大丈夫!?」

(゚、゚トソン「見ての通りです」

ミセ;゚ー゚)リ「あぁ、良かった……無事なのね。
      親友である貴女にぶつけちゃったりしたら、私どうしようかと……」

(゚、゚トソン「どうしようもこうしようも心配いりません。
     その程度で私達の関係が壊れるなど、あり得ませんから」

ミセ*゚ー゚)リ「私、トソンの友達で良かったぁ……」

(;,, Д )「お、お前ら……こんな扱いしてると、あとで後悔するぞ……」

足下からの声にミセリは、ひぃ、と身を震わせた。
ようやく、自分のせいで倒れていると気付いたらしい。

87 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:31:54.96 ID:a28KdYqV0
ゆらり、とゾンビの立ち上がるギコを前に、彼女は身を震わせながら

ミセ;゚ー゚)リ「あ、あぁ……なんてこと……こ、これはもう――」

一息入れ、


ミセ#゚ー゚)リ「――すっきりしたぁーっ!!」


(;゚Д゚)「えぇ!?」

ミセ;゚ー゚)リ「きゃあっ!?
      悪霊退散悪霊退散! せめて地獄へ落ちて戻ってこないでー!」

(;゚Д゚)「何気にひでぇ!!」

(゚、゚トソン「落ち着きなさい、二人とも」

やれやれ、と肩をすくめたトソンが、混乱しかけたギコと少女を止める。
激突の拍子に散らばってしまったウインドウを拾い、少女へと手渡した。

(゚、゚トソン「……生徒の陳情をまとめたデータファイル群ですか。
     それがどうして、私達の方へと飛んで来たのです?」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、いや、それが……ファイルをまとめ終わったから、
      会長にチェックしてもらおうと思って投げたら――」

ああなったらしい。


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:33:36.07 ID:ITxkk3xR0
マイナーなAAが沢山出てくるね
支援!

89 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:33:49.07 ID:a28KdYqV0
だが、その説明にはおかしな点があった。

(;゚Д゚)「ミセリ先輩。
    アンタの言う通り、会長の方へとウインドウ投げたんだとしても……」

(゚、゚トソン「えぇ、おかしいですね。
     その場合だと、この出入り口に飛んでくるわけがありません」

ミセリと、生徒会長の席と、ギコ達のいる出入り口。
三点を線で繋げると、見事な三角形が完成した。

その事実に気付いたミセリは、周囲を見渡し、己の手を見て、ギコを見て、もう一度周囲を見た後、

ミセ;゚ー゚)リ「や、やっぱりサイドスローは無謀だったかな……?」

(;゚Д゚)「そういう問題じゃNEEEEEEEEEEE!!」

ミセ;゚ー゚)リ「え、あ、そ、そうだよね! い、いくら欲しいの!?」

(,,;Д;)「うわーもうやだこの子!」

爪'ー`)y‐「まぁまぁまぁ、そこまでにしておこうか」

割って入る声が一つ。
男性の声だが、随分と柔らかい色だ。

90 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:35:41.44 ID:a28KdYqV0
(,,゚Д゚)「フォックス副会長……」

爪'ー`)y‐「特に怪我はなかったんだろう?
      ミセリ君もとりあえず謝ったんだし、それで手打ちといこうじゃないか。
      それにほら、ミセリ君の突拍子もない暴走は今に始まったことじゃないし」

(;゚Д゚)(あれ? ミセリ先輩に謝られたっけ……?)

口から一本の短い棒を出した男が椅子に腰かけている。
その姿は妙に様になっており、風格だけで言えば大人顔負けだ。

しかしこれでも彼――フォックスは、れっきとした学園の生徒である。

(゚、゚トソン「先輩」

そんな彼にトソンが声をかける。
視線は、フォックスが口にくわえている棒へ向けられていた。

(゚、゚トソン「ここは禁煙ですが……?」

爪'ー`)y-「え? あ、これ? ははは、大丈夫大丈夫」

白い棒を掴んで口から出し、

爪'ー`)y-○「これ飴だから」

91 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:37:41.73 ID:a28KdYqV0
からかうような笑みに、トソンは溜息を一つ。

(゚、゚トソン「まったく、人をからかうのもいい加減にして頂きたいです」

(;゚Д゚)(っていうか飴でけぇー……)

爪'ー`)y-「トソンちゃんは真面目だね。
       まぁ、だからこそ僕達が楽できるってものだけど……ねぇ、会長?」

のんびりとした視線が送られる先。
学園生徒会室という空間において最奥に位置する場所。

そこには、他の机に比べて一際大きなデスクや椅子が置かれており、


川 ゚ー゚)「――そうだな。
     良い後輩を持って幸いだ、私は」


凛々しい顔を持つ黒髪の女性が、笑みを浮かべてこちらを見ていた。

92 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:39:29.05 ID:a28KdYqV0
ご、という低い音が連鎖し、地響きに似た一つの重音となっている。

音は広がり、消え、しかし無くなる前に次の音に掻き消されていく。

決して広いとは言えない空間がある。
頑丈な素材で囲まれたそこには何十人かの人がいた。
備え付けられた椅子に座る彼らは、時間を弄ぶように各々、暇をつぶしている。

左右にある壁には、いくつかの窓があった。
そこから見える景色は青に染まっている。

空だ。
雲を織り交ぜた青色は、突き抜けるような彩りを持っている。

視線を下へ落とせば緑色。
草原と森林が魅せるグリーンカーペットがある。
これらの情報を合わせて考えるに、

从 ゚∀从「飛んでるんだよなー……」

窓際の席に座っている少女が呟いた。

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:40:35.32 ID:adp6LYNjO
支援
わかりやすいタイトルwww

94 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:41:15.49 ID:a28KdYqV0


人々を乗せる空間が空を飛んでいる。


先ほどから聞こえる低い轟音は、航空するための機構が唸りを上げている証拠で、
ほんの十数年前までは考えられもしなかった技術の集合である。

从 ゚∀从「航空魔道艇、ねぇ」

N| "゚'` {"゚`lリ「おや、お嬢ちゃん。
         その若さで航空魔道艇に興味があるのかい?」

从 ゚∀从「あ?」

隣を見れば、知らない男が座っていた。
少女より年上だが老いているわけではなく、それよりも身体が大きさが目立つ男だ。
体型に対して微妙に合わないイケメンな彼は、爽やかな微笑を浮かべて言葉を続ける。

N| "゚'` {"゚`lリ「ここ最近の技術進化は目を見張るものがあるね。
         特に四十数年前に発見された『魔粒子』を用いる『魔術』なんか、その最たる例だ」

今まで黙っていたくせに饒舌に喋る男。
どうやらその筋の人間らしく、彼女が航空魔道艇に興味を示したのが嬉しいのだろう。

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:42:06.52 ID:ITxkk3xR0
いい男wwwwwww

96 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:42:43.79 ID:a28KdYqV0
N| "゚'` {"゚`lリ「魔術によって機械科学の方も影響を深く受けた。
         煙を吐き出しながら、大きな音を立てて走るような列車を作る程度の技術が、
         鉄鋼の塊を空へ飛ばすほどのレベルへ、しかもたった十数年で発展……。
         まさに革命だと思わないかい?」

从 ゚∀从「あーはい、思いますです」

少女の言葉に、男は笑み。
更に気を良くしたようだ。
しかし、少女は口を閉じずに続ける。

从 ゚∀从「――だけど、問題がないわけじゃねぇ」

N| "゚'` {"゚`lリ「うん?」

从 ゚∀从「確かに魔術によって、俺達の持っている技術は急激な発展を遂げた。
      でも、それは利だけを呼ぶものではないよな?」

語尾の調子を上げて問えば、男は笑みを緩める。
眉を僅かに立てた表情は、疑念の二文字を表現していた。

97 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:44:08.96 ID:a28KdYqV0
从 ゚∀从「魔術は人々の生活を豊かにしてる。
      魔道列車も、高度なコンピュータ技術も、錬石術も、この航空魔道艇も、その恩威だと俺も思う。
      けど逆に……人を傷つけるような技術だって発展しちまってんだ」

N| "゚'` {"゚`lリ「ほぅ」

从 ゚∀从「魔術の源となる魔粒子は『術式』……つまり魔法に。
      更には、物質の存在概念にメスを入れる『錬石術』にも使われてる
      こういう技術は、武器や兵器を強力化することの出来る技術でもあるから――」

N| "゚'` {"゚`lリ「戦争や犯罪にも使われ、そして今までよりも更に多くの人命が失われる、か」

从 ゚∀从「そういうこった……が、かと言って魔術や魔法を否定する気はねぇけどな。
      今もこうやって、その恩威を受けてるんだし」

N| "゚'` {"゚`lリ「成程。 面白いね、お嬢ちゃん」

从 ゚∀从「お嬢ちゃん言うな。 あと今のは受け売りだよ」

N| "゚'` {"゚`lリ「それはますます興味深い。
         ……っと、そろそろ到着のようだ」

空調の効いた客室に、女性のアナウンスが流れる。
目的地である『武装学園都市VIP』への到着を知らせる内容であった。

98 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:45:40.49 ID:a28KdYqV0
N| "゚'` {"゚`lリ「良い退屈しのぎになった。 また君とは話してみたいものだ」

从 ゚∀从「……ところでアンタ、どうして学園都市に?」

学園都市へ行く者の大半は若者である。
学園の名を冠しているのだから当然だ。
VIPへ向かうための航空魔道艇に乗っていても、何の不自然はないだろう。

しかし、大人はそうはいかない。

学園都市での大人の存在は、若者達を下から支えるための職員であることがほとんどである。
しかしその職員や教師の募集は、少女が知る限りではとっくの昔に終了しているはずだった。
つまり目の前にいる男は、それ以外の目的で学園都市へ入ろうとしている、ということで

N| "゚'` {"゚`lリ「それを知ってどうする気だい?」

从 ゚∀从「特に何も。 ただの興味さ。
      この時期に学園都市へ向かう理由ってのを知りたいだけ」

男は少女の目を覗き込むように見た。
冷ややかな視線を受け、そして少し考えた後、

N| "゚'` {"゚`lリ「……やれやれ、勘違いで怪しまれても面倒だから仕方ないか」

肩をすくめ、諦めの吐息を一つ。

N| "゚'` {"゚`lリ「魔王退治、と言ったら驚くかい?」

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:45:44.10 ID:8DR56nsK0
名前欄直すの忘れてた

>>レザード
「……そういやぁよう。
元に戻るときはどうすりゃいーんだ?」

多分戻れないんだろうなぁ
そして重い……

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:46:17.16 ID:8DR56nsK0
誤爆サーセン

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:47:44.45 ID:ITxkk3xR0
支援!

102 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:47:58.55 ID:a28KdYqV0
从;゚∀从「…………」

N| "゚'` {"゚`lリ「良い感じの引いた視線だ。 たまらない」

从;゚∀从「えー、あー……仮に魔王退治だとして何のために?」

N| "゚'` {"゚`lリ「あるモノを取り返すため。
         それは俺にとって一番大切な……そうだな、俺が俺であるための『とある感情』さ」

そう言って男は立ち上がった。
未だに航空魔道艇は着陸すらしていないが、勝手にキャビネットから荷物を取り出してしまう。
大きなアタッシュケースを二つ手に持ち、男は去って行った。


……今の俺は俺じゃないんでね。


男が少女へ向けて放った最後の言葉はそれだ。

从;゚∀从「……何だったんだ?」

結局その後、学園都市へ到着してからも男に会うことは出来なかった。

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:49:13.25 ID:V7/+JKHsO
支援

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:50:05.46 ID:ITxkk3xR0
支援!

105 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:50:13.58 ID:a28KdYqV0
川 ゚ -゚)「ギコ」

(,,゚Д゚)「あ、はい。 何すか?」

学園生徒会長の声が掛かったのは、帰ってきて半刻ほど経った時だった。
コリンズの件を報告し終わり、事務作業の手伝いを行なっていたギコは
いきなり呼ばれたことに肩を震わせる。

会長の席へと行ってみれば、彼女は周囲に浮く大量のウインドウを処理しつつ、

川 ゚ -゚)「実は今日、航空魔道艇で編入生が来ることになっていてな。
     そろそろ到着時間だから、君が迎えに行ってくれないか?
     ついでにこの都市を軽く案内して、私の下へ連れてきて欲しい」

(,,゚Д゚)「編入、生……?」

川 ゚ -゚)「あぁ、次期二年に編入だ。
     同い年である君かヒートに頼もうと思っていたのだが、ヒートは今いない。
     というわけで君に頼む」

(,,゚Д゚)「別に構わないっすけど……編入生かー」

ぼやくような声に、フォックスが頷いた。

爪'ー`)y-「珍しい話だねぇ。
      この学園の性質上、途中編入してもデメリットしかないのに」

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:53:31.05 ID:ITxkk3xR0
支援

107 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:54:02.37 ID:a28KdYqV0
学園の成績は、授業や試験、模擬戦などで得られる『武績』というポイントの総量によって定められる。

『武績』は、
授業を多く受ければ受けるほど、試験で高得点を取れば取るほど、
模擬戦で勝利すればするほど多く与えられるもので、同じ一年間でも努力によって差が出るようになっていた。

よって、この数値=個人の評価と言い換えても差し支えないだろう。
『武績』が少ない者は即ち、努力を怠っているか、単純に才能がないか、のどちらかなのだから。

そして『武績』は、一年から五年までリセットされることはなく一貫して蓄積され続ける。

これが編入のデメリットに大きく影響していた。
途中編入する生徒には、前年度までに稼いだであろう『武績』が与えられるわけだが
それは進級できるギリギリの値であった。

その頃には、既にその二倍〜三倍の『武績』を得ている生徒もいる。
編入してから追いつくまで、それこそ人の何倍もの努力が必要だろう。

デメリットとは、そういう意味である。

そして武装学園都市VIPは全寮制だ。
入学した者は、例外なく全員がこの都市で生活している。
つまり『近くの町に引っ越してきたから』という理由での転入はあり得ない。
となると、

(,,゚Д゚)「……どういうこった?」

爪'ー`)y-「そうだなぁ。 どこかの金持ちが娘を無理矢理入れたい、とか言い出したか……。
      何にせよ、あんまり良いイメージはないね」

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:54:44.02 ID:QBz9/nFs0
支援

109 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:57:07.90 ID:a28KdYqV0
(゚、゚トソン「会長、その編入生は何処から来るのですか?」

川 ゚ -゚)「む」

一つ唸りを入れた生徒会長は、デスクの上にあるPCからウインドウを一つ取り出した。

川 ゚ -゚)「『チャンネル・チャンネル』から、となっているな。
     理由は……ふむ」

会長の唇が動きを止めた。
しばし資料に目を通していた彼女は、一つ頷き、

川 ゚ -゚)「……これは個人的なことなので私が知っていればいい、か。
     ともあれ、チャンネル・チャンネルから編入生が来るのは事実だ」

チャンネル・チャンネルとは、この大陸を統治する国家の名である。

首都は学園都市からかなり遠い位置に存在しており、
件の転入生が、航空魔道艇を利用してやって来るのは当然と言える。

ミセ*゚ー゚)リ「つまり『本国』から、だよね?」

爪'ー`)y-「よほど将来有望なのかもしれない。
       他生徒達との一年分の差を埋められるほどに、ね」


110 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 22:59:14.25 ID:a28KdYqV0
ミセリが『本国』と呼んだのには理由があった。
この学園が、『チャンネル・チャンネル』の計画によって生まれた都市だからだ。


広い大陸中から集められた若者を育成し、
輩出するための教育機関――それが武装学園都市VIPなのである。


川 ゚ -゚)「まぁ、私達がここで何を言っても変わらない。
     学園生徒会とはいえ、ただ生徒を護り、仕事をこなしていくだけの自治組織だからな。
     そして手続きが完了している以上、その転入生も学園の生徒……我々の仲間だ」

(゚、゚トソン「ですね」

ミセ*゚ー゚)リ「どんな人なんだろう?」

爪'ー`)y-「可愛い女の子だったらいいねぇ」

トソンとミセリの拳が飛んでくる。
ひょいひょい回避するフォックスを横目に、

(,,゚Д゚)「……りょーかい。 んじゃ、行ってきます」

「「いってらっしゃい」」

複数の声に見送られながら、ギコは生徒会室を飛び出していった。


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 22:59:29.52 ID:P0vP/+oz0
支援

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:00:01.13 ID:KTr5kj4SO
やっぱつまんね
btcmに固執しすぎたな
もう自分のblogかなんかで投下しなよ
チラシの裏レベルだこれは

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:00:25.98 ID:ITxkk3xR0
支援!

114 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:00:49.26 ID:a28KdYqV0
学園を出たギコは、真っ直ぐ『ステーション』を目指すことにした。

ステーションとは魔道列車や航空魔道艇を迎えるための交易施設だ。
このステーションを介さない限り、都市の出入りは基本的に不可能である。
学園都市VIPには北東・北西・南の三ヶ所存在しており、その内、航空魔道艇の発着場は一つしかない。

『教育区画』から四方へ伸びる四つのメインストリートの内、ギコは南を選んだ。
その先に、航空魔道艇を迎えることの出来る発着場がある。

(,,゚Д゚)「さて、と」

特に何事もなく到着したギコは、ステーションの入り口で足を止めた。

正面、人の流れがある。
ほとんどが学園の制服を着た生徒達だ。
春期休暇は今日で終わりのため、続々と帰省先から帰ってきているのだ。

その流れに逆らうようにして、ギコはステーションの中を進む。

中は賑やかの一言だ。
人々の声もそうだが、ステーション内部を彩っているのは数々の宣伝ウインドウ。
青だけでない様々な色を持つウインドウが、ふわふわと浮いたり飛んだりして視覚に飽きを与えない。

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:01:30.88 ID:QBz9/nFs0
支援

116 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:02:36.10 ID:a28KdYqV0
視線の先には大きな階段が二つ。
地下への階段と、上への階段だ。

(,,゚Д゚)「えーっと……確か航空魔道艇の発着場は上だったよな」

案内板を確認し、上りの階段を目指そうとした時だった。

ξ゚听)ξ「――あら、ギコじゃない」

(,,゚Д゚)「ん?」

( ^ω^)「おっおっ、本当だお! 久しぶりだお!」

そこには二人の生徒がいた。
縦にロールした金髪が目立つ女子生徒と、人の好さそうな笑みを浮かべる男子生徒だ。

それぞれ大きな手荷物を背や肩に担っているということは、帰省先からの到着直後らしい。


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:04:06.32 ID:ITxkk3xR0
支援だあああ!!

118 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:04:12.24 ID:a28KdYqV0
(,,゚Д゚)「よぉ、ツンにブーンじゃねぇか。
    何? お前ら一緒の列車に乗ってたんだ?」

ξ゚听)ξ「あのね、私とブーンの故郷は同じよ?」

( ^ω^)「そうだお。 一緒にいるのは当然だお」

(,,゚Д゚)「あー……そうだったっけ」

ξ゚听)ξ「で、アンタは何してんのよ? 実家に忘れモノでもしたの?」

(,,-Д゚)「馬鹿言え、そもそも帰ってすらねぇよ。
     春期休暇はずっとここで生徒会の仕事やってたっつーの」

( ^ω^)「お? 帰らなかったのかお?」

(,,-Д-)「どうせ帰っても殴り合いの喧嘩になるだけだ。
     ここに入学するために街を出る時もアレだったし、今年はちょっとな」

ξ゚听)ξ「……ふーん」

ツンは何か言いたそうだったが、口には出さずに呑み込んだらしい。
隣にいるブーンは『なるほどー』などと呟いている。

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:05:19.92 ID:V7/+JKHsO
支援

120 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:05:34.90 ID:a28KdYqV0
自分と父親の関係をあまり知らない彼らは、それ以上踏み込んでくることはなかった。
その心遣いに感謝しつつ、ギコはステーションへ来た目的を掻い摘んで説明する。

(,,゚Д゚) カクカクシカジカ ギコギコハニャーン

( ^ω^)「おっおっ! 編入生かお!
     しかも僕達と同じ二年生……是非とも会ってみたいお!」

ξ゚听)ξ「迎えの後は学園の案内もするって言ってたわよね?
      じゃあ、荷物を寮に置いた後で合流することは出来るけど……」

(*^ω^)「マジかお!?」

ξ゚听)ξ「あ、でも今日は買い物が――」

(*^ω^)「明日出来ることは明日に回すお!
     転入生にVIPを案内するのは今日しか出来ないお!
     というわけで僕とツンは、急いで寮に帰ってギコ達と合流するんだお!」

拳を握って力説するブーンの目はキラキラと輝いている。
彼はそのまま荷物を抱え、ステーションの出口目指して駆け出した。

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:05:54.83 ID:KTr5kj4SO
まぁ新作の中では面白いかな
だけどあなたは大御所だしもうちょっとなんとかして欲しいわ
まず地の文がわかりづらい。これに付きるね


122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:06:34.05 ID:ITxkk3xR0
支援

123 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:06:48.79 ID:a28KdYqV0
(*^ω^)「ツーン! 早く来るおー!!」

ξ;゚听)ξ「……はぁ」

(;゚Д゚)「なんか、その、すまんかった」

ξ゚听)ξ「何が」

(;゚Д゚)「えーっと……アイツと買い物に行く予定だったんだろ?
    調子乗って余計なことまで喋っちまった」

ξ゚听)ξ「いいわよ、別に。 それに私だって余計なこと言ってるし」

そういえば『寮に帰った後で合流』という意見はツンが出している。
黙ってれば良かったんじゃないか、と問えば、

ξ゚听)ξ「それだと不公平じゃない……私、そういうの大嫌いなの」

という返事が返ってきた。
この言葉こそ、彼女がツン足り得る要素の一つである。
経緯はギコも知らないが、彼女はとことん正々堂々なのだ。

(*^ω^)「ツーンー! まだー!?」

ξ#--)ξ「あぁもう人の気も知らないで……はいはい、すぐに行きますよーだ!」

またあとで、と言葉を残したツンが小走りでブーンの下へ向かう。

彼女の後ろ姿を眺めながら、ギコは何となく味わい深い気持ちになったりしたのだが
その感覚の正体を知るのはまだ先の話であった。

124 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:09:08.98 ID:a28KdYqV0
ツン達と別れたギコは、その足でステーションの上階へ向かった。
階段を上り、少し長めの通路を抜けた先にある扉を開けば、

(,,゚Д゚)「おぉー」

視界が一気に広がる。
正面から壁が消え、上を見れば深い青空が展開した。
今まであった閉塞感の代わりに、開放感が身体を包み込んでいく。

ここは、ステーション上部に作られた航空魔道艇の発着場だ。

(,,゚Д゚)(こういう広い場所に来ると走りたくなるよなー。
     まぁ、前にヒートがマジ走りして発着場から落ちかけたんだけど)

あれは本当に焦った。
昨年、入学したばかりの自分とヒートが、学園の案内を受けていた時の事故である。
ギリギリのところで助け出された彼女は、後に『衝動が抑え切れなくてな!』と嬉しそうに語っていた。

阿呆にも程がある。
思わず頬をつねったのは言うまでもない。

そして、今では笑い話で済んでいるが、
笑顔で足を踏み外して落ちかけるヒートを目の当たりにしたギコには、多少のトラウマが刻まれていた。
あの日以降、ヒートが何かする度に目で追ってしまうという変な癖がついてしまっている。

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:10:21.53 ID:QBz9/nFs0
支援

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:10:46.75 ID:KTr5kj4SO
まず一気にキャラクター出し杉だなぁ
僕が思うにキャラクターは1話に多くても五人ぐらいにして欲しいよ
ブーン系は小説と違ってわかりづらいんだから

それともまたアルファみたいに人物テンプレでも作るのかな?
あははそれがいいね

127 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:10:55.44 ID:a28KdYqV0
(,,゚Д゚)(ったく、なんであんな能転気なアイツが会長の……)

思いかけ、しかし頭を振る。
今の考えが下衆じみたものであると自覚したからだ。
過程についてならまだしも、今のは結果に対する文句である。

既に出たモノに対する悪態は、ギコの中では『格好悪いもの』として認識されているため、

(,,-Д-)「あー……いかんいかん。
     どうも最近、思考が悪い方へと行っちまう」

心機一転を思う。
転入生を迎えるのに、こんな辛気臭い顔では失礼だ。
自分の頬を軽く叩いて気合を入れ直す。

と、同時に音が空から響いた。

見上げれば鉄の塊が発着場へと降りようとしている。
塊の正体は、左右に計四枚の鉄翼を持ち、今も尚、機関部から地を震わせるような重音を奏でる機械。

(,,゚Д゚)「――航空魔道艇、か。
    こんなので大陸中を飛び回れるんだよな……便利な時代になったもんだ」

着陸するのを見守りながらギコは呟いた。
彼が子供の頃には想像すら出来なかった技術が目の前にある。

ある意味、実感の湧かない現実を前に溜息を一つ。

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:11:24.25 ID:V7/+JKHsO
ヒート可愛いよヒート

129 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:12:40.31 ID:a28KdYqV0
さて、会長の話では、あの中に転入生が乗っている、とのことだが――

(;,,゚Д゚)(ううむ……そういえば身体的特徴も顔写真も確認してなかったぞ)

果たして、この少年は何をしに来たのだろうか。

ともあれ航空魔道艇の搭乗口が開く。
中から出てくるのは、少しの疲労を顔に浮かべる若者達だ。
明日から始まる授業を受けるため、帰省先から帰ってきたのだろう。

見えるだけでも五十人はいる。
あの中から、件の編入生を探さなければならない。

(,,゚Д゚)「さて、どーしたものか……」

「……あのー」

(,,゚Д゚)「ん?」

出口目指して歩く若者を一人一人チェックしていると、いきなり隣から声をかけられた。

从 ゚∀从「どもども」

見れば、自分と同じくらいの背の少女が立っていた。
セミロングに近い銀髪が風に揺れている。


130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:14:14.13 ID:ITxkk3xR0
しえん

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:15:20.60 ID:em+JGTWCO
>>126
何この上目線

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:15:32.95 ID:KTr5kj4SO
しょうがないから支援してあげるよ
一応ファンだしね

だけど今の小説は微妙だなぁ
残念だなぁ作者のこれからにまぁ期待ってところかな
もしこのまま面白くならなかったら
僕泣いちゃうかも

133 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:16:28.53 ID:a28KdYqV0
从 ゚∀从「ちょっといいかい? 少し聞きたいことがあるんだけど――」

(;゚Д゚)「あー悪い。 ちょっとやらなきゃいけないことがあってな。
     出来れば他の奴に聞いてほしいんだけど」

从 ゚∀从「やらなきゃいけないこと?」

(,,゚Д゚)「生徒会の仕事でな。
    今日、この都市にやってくる転入生を迎えにゃならんのだ」

从 ゚∀从「へぇ……」

うん、と頷いた彼女は

从 ゚∀从「じゃあ、案内してくれるかい?」

(;゚Д゚)「いや、だから俺は転入生を――って、案内?」

思わず見れば、可笑しそうな笑みを浮かべる少女がいた。
そして言う。

从 ゚∀从「明日からこの学園都市で世話になる『ハインリッヒ=ハイヒール』だ。
     とりあえずよろしくぅ」

(;゚Д゚)「……へ?」

それが、後に学園を大騒ぎさせる二人の出会いであった。

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:17:07.73 ID:P0vP/+oz0
ハイヒールて 支援

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:17:42.50 ID:adp6LYNjO
支援
多少キャラの顔ぶれが変わっても要所要所に好きなキャラ入れてるのが作者の可愛いところ

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:17:54.79 ID:KTr5kj4SO
>>131
やだなぁ、上目線なんて
僕はアドバイスのつもりで言ってるんですよぉ

137 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:18:11.73 ID:a28KdYqV0
というわけで終わり
ここまでプロローグ的な

なんか質問あったらどぞ

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:19:19.31 ID:ITxkk3xR0
乙!
これは期待

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:19:55.83 ID:2otUHwZFO


140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:21:44.95 ID:adp6LYNjO
カンケイナイケド
セッテイテキニクーイキノセカイハニジュウイッシュノウマレタセカイ?
イジュウヤニジュウイッシュハッセイ→クーイキ→イジュウヘンボウナノカ
イジュウヤニジュウイッシュハッセイ→イジュウヘンボウ→クーイキナノカキニナル

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:22:09.83 ID:XVWCFZ7cO


142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:22:27.67 ID:honv3vuNO
btcmをbtkmって言ってる奴が多いのは何でなんだぜ

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:22:32.74 ID:P0vP/+oz0
名前適当だなw

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:22:40.60 ID:QBz9/nFs0


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:23:54.54 ID:adp6LYNjO
乙を忘れてた
作者のギコ好きは異常

まさか全部キリバに殺させる伏線……?

146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:24:19.97 ID:KTr5kj4SO
なんだかんだで144レスか…そこらへんは流石ぶたくまさんだね


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:25:59.78 ID:V7/+JKHsO
乙ー、面白い

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:26:01.17 ID:5m+C99D+0


149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:27:05.53 ID:P0vP/+oz0
俺も乙を忘れてた

150 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:28:47.93 ID:a28KdYqV0
>>140
最初の質問はYES
次の質問は後者かも

>>143
咄嗟に考え出したのがこれだよ!

>>145
い、一応主人公だぜ今回・・・

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:32:27.49 ID:honv3vuNO
>>150
まだ作るかわからないけどbtcmのゲーム作っていい?

152 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:36:37.44 ID:a28KdYqV0
>>151
好きなだけやっちゃってください
もしやるなら期待させて頂きます・・・!



とりあえず週一投下を目指してみる
目指してみるけど無理だろう

次回は土曜とか日曜とか、なんかそんな感じで

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:37:42.14 ID:ITxkk3xR0
週一とな・・・!?
wktkして待ってる!

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:38:17.26 ID:adp6LYNjO
>>150
学園長クーとか……趣味だな
誰ともフラグ立たせないで作者の嫁ですねわかります

モシカシテギコクートタタカッテシンデカイゾウサレタノカ?

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:38:33.79 ID:i/sKEYdFO
乙!新作待ってたぜ!!
これからまた投下をいまかいまかと待ちわびる日々が来るのか…
ギコとミルナを異世界同位体と仮定しての話だが、ヒートはギコと絡んでるの多いなぁ。いや可愛いから許すけどね。

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:40:09.94 ID:honv3vuNO
>>152
俺は有言不実行で有名だからあまり期待はしないで待っといてね

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:44:07.20 ID:P0vP/+oz0
btcmのゲーム…? 何か聞き覚えが

158 : ◆BYUt189CYA :2008/09/01(月) 23:46:18.35 ID:a28KdYqV0
>>154
生徒会長な!解りにくくてごめんな!
改造は・・・ほら、あれだ、うん

>>155
んー・・・時代がかなり違うので同位体はどうなんでしょ
ヒートが可愛いのは同意

>>156
奇遇だな
俺もだ

>>157
奇遇だな
俺もだ



というわけで、また次回
ではでは

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:51:30.63 ID:rE7AlIm+0
またね、作者
待ってるよ

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:57:22.60 ID:i/sKEYdFO
乙!ゆっくり休んでから面白い書きためを作る作業に戻るがいいよ!

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 23:59:22.44 ID:kFi2Iws4O
間に合った!!
俺の嫁さん→ハハ ロ -ロ)ハの早期登場を期待してるぜ!!

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:02:22.00 ID:EcOqs0ASO
作者乙!阿部さんにワロタwww

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:29:57.98 ID:Qmr5ICMdO
まーた馴れ合いか

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:37:18.10 ID:Nf6CJ90GO
これbtcmと絡んでる?それとも関係無い新作?
読む前に知っときたい

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:40:13.30 ID:eAqnGm1WO

期待してる

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:01:01.91 ID:cXSrXzBvO


167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:14:49.79 ID:Nf6CJ90GO
もう作者いないか……まぁ乙
読んだ感じ関係無い新作と捉えとくよ

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:32:42.16 ID:k8MciwW70

これはいい厨二w あと地の文とか参考になる

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:45:55.83 ID:m4Xf/oq5O
よむほ

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:01:34.13 ID:aoFwCs640



171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:33:32.33 ID:/DY6qMQDO


172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:56:53.33 ID:KbG1Ywa2O

>身体が大きさが目立つ男だ。

コッサン思い出した。

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