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( ^ω^)ブーンは、春がくるたび戸惑うようです

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:00:08.08 ID:dJWZd+4k0
というわけで、最初から投下。
長丁場になりそうです、のでこの時間からー。

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:02:29.66 ID:dJWZd+4k0
初恋は、実らない。


悔しいけれど、その例にもれず、僕の初恋も失恋に終わった。

と言っても。ふられたとか、はっきりどうこうなった訳ではなく、
何だろう……うーん、自然消滅? になるのだろうか。


まだ、僕がこーんなに小さい頃のこと。


僕には、幼馴染になる"はず"だった女の子が居た。


「ま、まってお!」

「はやくきなさいブーン!」


その子はいつも強気で、目がつりあがってて、活発で元気な子だった。
反面、僕はその……控えめというか、身体が弱く、彼女についていけなかった。


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:03:33.21 ID:dJWZd+4k0
「うう……いたいよ…」

ξ# )ξ「あーもう、ちょっところんだくらいでなかないでよ!」


名前は……ツン、と呼んでいたことだけは覚えている。

なめらかで、ボリュームのある金色の髪と、くるくる回ったツインテールがチャームポイント。
僕はそんなツンが大好きだった、なぜかよく怒っていたけど、それでも大好きだった。
どんなに酷い事をしても、泣いてる僕を絶対に放っておいたりはしなかったから。


「だって……ひっく……」


「しょうがないわね、ほら……いたいのいたいのー…」



「ぶつりてきにとんでいけ!!」

「ぎゃーーーー!!!」


「どう? あしとあたま、どっちがいたい?」

「すごく……あたま、です……」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:04:31.11 ID:dJWZd+4k0
……そんなツンの世話の甲斐あってか、僕は今ではずっと逞しくなりました、合掌。


うん、まあそれはともかくとして、ツンと僕は当然のように一緒に居たんだ。
家も隣だったし、園でも隣に居た、家に居たって隣に居た。
黄ばんだアルバムも、どれほど同じ時間を過ごしてきたかを教えている。


日差しを反射するゴムプール、水しぶきがキラキラしていた。

紅葉が萌える草原で、枯れ木にとまった赤とんぼに指をさしている。

銀世界の中でも、あったかそうな服を着て、傘をさして寄り添っていた。



いつもいつも一緒だった、ずっとずっと一緒だと思っていた。

けれど、そんな信じて疑わなかった日々は。

"お引越し"の言葉の意味を知ると同時に、もろくはかなく、崩れ去った。

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:05:32.18 ID:AUsRV8CYO
どれどれ

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:06:18.07 ID:dJWZd+4k0
「いやだ、いやだお!!」


季節は春。


桜がピンクに染まって、ざざざ、と揺れる。

おあつらえ向きの別れの日だった。


はっきりと、全てを覚えているわけじゃない。
ただ、漠然と自分がどういう行動をしたか、だけは覚えている。


そんな子供の頃のお別れは、なかなか鮮明で、そして辛いものだった。
もしかしたら、本当は子供なりに、わかっていたのかもしれない。

これは一生のお別れになるのだと。

大人と違って、子供は連絡したり、会いに行ったりなんて出来ないから。
わかっていたのかもしれない、だから僕はあんなに必死だったんだろうなぁ。


どう必死だったかと言うと、思い出すとちょっと恥ずかしいのだが、
要はほら、あれだ、伝えられなかった想いをこう…。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:08:41.74 ID:dJWZd+4k0
「ほんとに、もうあえないのかお……?」

ξ )ξ「……そうよ、ずっととおくにいくんだから」


「どうしても行っちゃうのかお、どうしてだお」

「ごめんね、ブーンちゃん…」


「……ツンちゃん」

ξ )ξ「……なによ」


「ぼくはツンちゃんがすきだお、だいすきだお!!」

ξ )ξ「……え」


それで、とにかく同じことを言いまくってた気がする。
そしたらツンちゃんが、もう会えないもん、みたいな事を言った気がする。

そして。

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:10:26.42 ID:dJWZd+4k0
そして。


ξ;凵G)ξ「ブーン、ラブユーフォーエヴァー!!」


って、言ったかどうかは知らないけど。
とにかく、両思いになったような気がする。


いやごめん、やっぱうそ、正直このへんよく覚えてない。
何せ子供のころの思い出だ、美化脚色されていてもおかしくない。

うん、まあ、とにかく、二人で泣きながらバイバイしたんだよ。


それで確か……その時に、何かを約束したと思う。

多分、もう泣かない、とかそんなの。


だけど、その翌日。


変わらぬ景色が教えてくれたのは、一つだけここに足りない物。
いつもの場所、と決めていた公園で、僕はいつまでも泣いていた。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:11:03.88 ID:aVpfBB8fO
春なの〜に〜♪

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:11:20.64 ID:dJWZd+4k0
それからも、季節が巡って近づくたびに、いくつも別れがあった。
花は桜、嫌いじゃないけど、あんまり綺麗で泣きたくなる。


あの頃に戻りたい、と願っているかもわからぬまま、
何時までも開かないつぼみのように、春に迷う。


僕の心は。






     春がくるたび戸惑うようです。






11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:12:07.80 ID:dJWZd+4k0
   ;;;   :::: ...        ::::: ::;;;:::.....
;;;; ,,, 、、   ,i'            :;;::.,,:  丶;;:;;:
      ヾヾ              ゞ  ```
ゞゝ;;;ヾ  :::,r'  `  `          i、;;;ヽ;;;  ヾ;;;
i;;;::::′~^        `    `        ;;; ″~  ~
ii;;::iヽ /      `               ゞ:,,,:: ヾ 〃::;:
iii;::i `           `     `          ii;;;;::: ::   
iii;;::i     `@「新生活、はじめました」      iii;;;;::: ::
iiiii;;::i      `               `      iii;;;;::: ::
iii.,ii;;:i,                          iii;;;;::: :::
iiiii゚i;;:i            `        `      iiiii;;; :::::
iiiiiii;;::i                         ||iiii;;;;::::
iiiiiii;;::::ヽ;;,,';;"'';;";;""~"`"`;.";;""'"~"`~"'';;,,,   /iiiiii;;;;o;;;
iiiiiii;;::;';;"                    `;;/i:ii iii;;;;;::::

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:13:49.58 ID:dJWZd+4k0
≪間もなく、VIP、VIP≫


≪お忘れ物に、ご注意ください、お出口、右側、だょう≫


( ^ω^)「…お?」


物思いにふける僕を、アナウンスが呼び戻した。
人もまばらな電車内では、目的地到着を告げる声につられて、人が立ち上がる。

僕も同じように、大きなショルダーバックをひっかけ立ち上がった。
腰と尻がしびれている、アナルを掘られたら、こんな感じかもしれない。

窓の外は、まだ早朝なので薄暗い。
けどそれ以前に、中の暖かさのせいで窓は曇っている。


駅に到着すると、人がぞろぞろ歩き出して、僕もおろおろ電車を降りた。
ホームの階段を下ると、あまりに広くて困惑しながら、人の波に乗って出口へ向かう。

あ、外だ。

なんて思っていると、冷たい風が入り込んできて、身をすくめる。

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:15:11.17 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「うは……まだ全然寒いじゃないかお」


季節はもう春になるのだが、どうにも寒い、寒すぎる。
これが、地球温暖化によるものなのだろうか。

( ^ω^)「さて、とりあえず行くとするかお」

駅を出ると、立ち並ぶビル群。
僕は歩きながら、とりあえず見上げてみた。


(;^ω^)「うーん、やっぱ凄いなぁ……都会って感じだお」

僕が今まで住んでいた場所も、別に田舎というわけではないが、
高層の建物は存在しなかったから、物珍しい。


( ^ω^)「えーと……地図では、あ、あの看板かお」

本当は、着いたら連絡するようにと言われているのだが。
せっかく来たんだし、少し自分で歩いてみたいので、歩くのだ。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:17:25.03 ID:jBkGUT5n0
期待 保守

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:17:38.89 ID:dJWZd+4k0
はてさて、どこへ行くのかと言うと。

それは、僕がこれから居候させてもらう、流石さんの家。
家を失くし、遠くの学校に通うことになった僕は、たった一人でやってきたのだ。


分かり辛いかな……うーん、こういう説明するのって苦手なんだよね。

えーと、つまりね、産業でいうと。


・事情があって家を失くした僕、遠い親戚の家に居候することに。

・学校……実はもうずっと行ってないんだ…。

・じゃあ近所に学校あるから、中途入学しなさーい。


というわけ。

というわけで、僕は駅のまえに広がる街並みを歩いているのだ。

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:19:09.71 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「おお……すごいお、店がどこも閉まってない」

僕の故郷では、こういう繁華街の店は閉まってるのだらけだった。
とても新鮮です、凄いです、感動です。

こんな場所を一人歩く僕って、もう都会っ子でしょうか。
そんな事を考えていると、ついつい顔がにやけてしまう。


( ^ω^)(これから、お洒落な友達ができて…一緒にここを歩いたりするのかなぁ)


想像するのは、なんだかおっしゃれーな服を着て、
すてきな友達と、煌びやかな道を歩く姿。


(* ω )(それでそれで、こう、喫茶店とかも入っちゃったりして……)

(*^ω^)「……いいなぁ、それ」

よおおし、この都会で、素敵な友達をつくるぞおおおお!!
とか、なんとか妄想しながら、意気揚々と歩いていたんだけども……。


( ^ω^)「ところで、ここは何処だ」



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:21:06.68 ID:dJWZd+4k0
なんだか、閉まっている店がちらほら現れてきた。

一言で言うなら、さびれている。

どうにも見慣れた感があるが、それどころじゃない。
迷ってしまった、いやまあ、本当は来た道を戻ればいいんだけど。


( ^ω^)「線路があそこだから、こっちかな」


都会にはいくつも路線がある事を、考慮にいれない判断をした結果。
それから3時間にわたって歩き回る羽目になっちゃった。


(;^ω^)「疲れたよパトラッシュ……もう電話してもいいよね」

( ^ω^)「あ、携帯の電池切れてる……」

しょうがないので、充電器を買いにコンビニへ行く。
都会のコンビ二はなんと、地下にあるのだ、とんでもないな。


( ^ω^)(うーん、都会のコンビニは、もう百貨店くらい広いかと思ったけど
       逆にやたら狭いんだなぁ、僕んちの近くの半分もないお)

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:24:00.69 ID:dJWZd+4k0
(*゚ー゚)「ありがとうございましたー」


(;^ω^)(でも、さすが都会……すごいお洒落な子が店員してるお…)

僕の近所のコンビニでは、じっちゃんばっちゃんが経営していて、
そのせいか、年配の方の集合所と化している場所すらあるというに。


( ^ω^)(……僕も、ああなりたいお)


( ^ω^)「電池ふっかーつ」


すると、携帯がメールの受信を始めた。
僕はギョッ、とした。

受信中の数字には、4/22と書かれていた。
その9割方は、とある知人によるものだと、そう確信した。

(;^ω^)(……高岡め)

そして随分待たされて、ようやく受信完了。
必要な二つのメール以外、中身は確認せずにすべて消した。

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:26:06.68 ID:dJWZd+4k0
残る二つを開くと、そこには、いまどこ、的な意味合いの本文が。

(;^ω^)「うーん、心配されちゃってるお、はやく電話しなきゃ」

さっさと履歴から電話をかける。
呼び出し音、ならぬ呼び出し曲が流れるなり、すぐに誰かの声がした。


≪内藤か? やれやれ、やっと電話に出たな≫

(;^ω^)「すみませんお、ちょっと迷ったり電池切れたりしてて……」


≪まったく、何かあったのかと思ったぞ……それで、今どこにいるんだ?≫

( ^ω^)「駅のそばのエターナルフォースコンビニですお」


≪おk、実はもう近くまで来てるから、すぐに行くよ≫

( ^ω^)「わかりましたお、お願いしますお」


( ^ω^)「ふぅ……ん?」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:27:12.79 ID:7Ct1m3O90
待ってた^^
支援

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:28:19.98 ID:dJWZd+4k0
ちなみに僕は、道端で一人、電話を片手にぺこぺこお辞儀をしまくっていた。
ふと見れば、さっきのコンビニのお姉さんがこっちを見ていた。


(*゚ー゚)クス


……恥ずかしい。


しばらくすると、黒い車がぼくの前に停車した。
車種はBB、車に興味ないから、どうでもいいけど。


( ^ω^)「弟者さん、こんにちわですお!」

(´<_` )「ああ、よく来たね内藤君」

僕がこれからお世話になる家の、流石弟者さんだ。

促されるままに車のドアを開けば、綺麗に片付いた車内はいいにおいがする。
ふと、弟者さんを見る。ジーンズに、紺のカーディガンからは白いシャツが覗いていた。

普通だ、普通の服装なのに、なんだか品を感じる。
僕はおもわず恐れおののいた。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:30:26.14 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)(都会オーラおそるべし)

(´<_`;)「ほら突っ立ってないで、早く乗りな」

(;^ω^)「は、はい! 失礼しますお!」


(;^ω^)(あ、どうしよう、靴はたいた方がよかったかな…)


(´<_`;)「荷物じゃまだろ? うしろ置けば?」

(;^ω^)「い、いいんですか?」

(´<_` )「何が駄目なのかわからないが、構わないよ」

(;^ω^)「で、では失礼して…」

( ゚ω゚)「そおい!!」

大きな荷物をむりやり後ろへ投げ込む。
その途中、弟者さんに思いきりぶつけてしまった。
必死に謝ったら、なんだか笑って許してくれた、ええ人や、ええ人やで……。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:32:42.79 ID:dJWZd+4k0
やがて、ウィンカーをかちんかちん言わせて発車した。
どうも落ち着かなくて、ついその辺をキョロキョロ見てしまう。

( ^ω^)(あ、あのアクセサリーかっこいいなぁ……)

(´<_` )「学校は明日から?」

( ^ω^)「そうですお」

(;^ω^)(高そうだなぁ……高いんだろうなぁ…)

(´<_` )「じゃあ、ちょっと場所だけでも見に行こうか?」

( ^ω^)「あ、ぜひお願いしますお」

(´<_` )「りょーかい」


弟者さんは、僕と4つくらいしか変わらない……はずなのだが、
なんかこう……桁違いに差を感じるのは、何故なんだろう。

そして、聞いたことのない曲が流れる車内から、ふと横を見た。
景色はどんどん移り変わり、繁華街を抜け、住宅街へと進み、更に行く。
ふはは、見ろ、街並みがゴミのようだ。

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:34:05.17 ID:dJWZd+4k0
(´<_` )「ほら見えた、あれだよ」

(;^ω^)「ど、どれ?」

(´<_` )「あの凱旋門みたいなやつ」

( ^ω^)「わかりましたお」


ゆるやかな振動、明るい曲に混ざる駆動音。
僕は遠くに見える建物を、食い入るように見つめていた。

(´<_` )「どう、これからあそこに通うわけだけど、感想は?」

(;^ω^)「うーん……あまり実感わきませんお」

それから、学校の近くと聞いていただけあって、
すぐに流石さん宅へと到着した。


まず驚いたのは、車が4台は置けそうな大きな車庫。
シャッターが自動で開いて、弟者さんは慣れた様子で狭い中へ駐車した。

(;^ω^)(それにしてもでかい家だお……)

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:36:30.76 ID:dJWZd+4k0
なんだか、入り口から玄関までに入り組んだ道があって、まるで要塞のようだ。
けど、プランターに花があったり、ちょっぴりファンシーな飾りがあったり、家庭的だ。


(´<_` )「行こう、ラオウの元へ……」

僕は壁面につけられた、おびただしい拳の跡を見つけて、
ドキドキしながら弟者さんの後を追い、玄関まで歩いた。

そうして要塞を抜け、たどりついた玄関口。
すると、ガチャッ、と扉は開かれて。


 @@@
@#_、_@ 
 (  ノ`)「待っていたぞ、ホライゾン」 


現れたのは、腕を組んだラオウの如き母者さん。
なんだか凄い迫力だなぁ、目が光って見えたのは気のせいか。
何にせよ、僕はバトルボーナスをゲットしたようです。

( ^ω^)「こんにちわですお、相変わらずたくましそうで安心しました」

(´<_`;)(うーん…相変わらずぜんぜん怯まないんだなぁ)

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:38:36.37 ID:dJWZd+4k0
 @@@
@#_、_@ 
 (  ノ`)「ほう、やはり耐えたか」 


(;^ω^)「え?」


(´<_`;)(たいがい気当たりして倒れるのに、鈍いのか、強いのか…)

( ^ω^)「えと、これから、どうぞよろくお願いしますお」


 @@@
@#_、_@ 
 (  ノ`)「あーはいはい、いいからとっとと入んな、もう疲れたろう」 


(;^ω^)「あ、はいですお」


そして、中に連れられ、僕の部屋へと案内されてほいほい着いていく。
靴を脱いだらちゃんと揃えて、つやつやしたフローリングの廊下をわたり、
階段をのぼって、また廊下、ながい、でかい、凄いなぁ……。

僕はなかば呆けながら、前を行く母者さんの後を追う。

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:40:34.50 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)(さて、どうなるか……)

僕はあくまで居候の身、やはり、ほこりまみれの屋根裏部屋だろうか。
それでなくても、どんな部屋でも、受け入れよう、それが居候魂だから。

そもそも、しばらく野宿していた身としては、屋根さえあれば…くくく。
とか思っていたのだが、いざ辿り着いてみれば……。


(´<_` )「着いたよ」

(;^ω^)「え、あれ…屋根裏部屋は…?」

(´<_`;)「は、屋根裏?」

(;^ω^)「え、だってこんな広い、え?」

あまりの事に、思わずきょどってしまった。

白い壁とふわふわ絨毯の敷かれた床。
ベランダを隔てる大きな窓、綺麗なカーテン。
ベッドには布団がもう敷いてあって、おっきなテレビまである。

まるで高級ホテルみたいだ、こりゃ凄い。
ていうか、これ、僕の部屋?

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:42:30.65 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「こ、こんな凄い部屋に……」

(´<_` )「これから長い事すむんだから、不自由させちゃ悪いと思ってね」

(;^ω^)「そ、そんなそんな…」

(´<_` )「あれ、気に入らない?」

(*^ω^)「すっごく嬉しいですお!」

(´<_` )「そりゃよかった」

 @@@
@#_、_@ 
 (  ノ`)「送られてきた荷物も、もう全部運んでおいたからね」 


(*;ω;)「いやもう、何から何まで、本当にありがとうございますお」

あまりの人の暖かさに涙がちょちょぎれる。
都会の人間は、心が冷たいと聞いていたけど、ありゃ嘘だ。

(;^ω^)(ん、ってこれ、全部一人で……?)

(;^ω^)(…まさか、ね…)

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:44:06.12 ID:dJWZd+4k0
それから、僕はとりあえず荷物の整理と確認をはじめた。
二人は、用があったらインターホンで呼ぶように、と残してどっかに行った。
しかし部屋にインターホンとか、それにしても凄まじい家だな。

( ^ω^)「えーと、これは使うからこっちへ…」

そして、作業を進めること、一時間ほどだろうか。
正面のおおきな窓の外、つまりベランダで、何やら物音。

ん? と顔をあげると、女の子が窓にはりついて、じーーっとこちらを見ていた。

( ^ω^)「あ……」

从*・∀・ノ!リ「!!」

目が合うと、少女はぴょんぴょん飛び跳ねた。
どうやら喜んでいるらしい。大興奮でジャンプするたびに、
セミロングの髪の毛と、スカートがふわふわ浮き上がる、後者は色々もろ見えだ。

しばらく見ていると、いや、下な意味じゃなく。
窓越しに籠もった声が聞こえてきた。

从*>∀<ノ!リ『あけてほしいのじゃー!!』

( ^ω^)「はーい、今あけますおー」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:45:45.14 ID:dJWZd+4k0
鍵を開けると、すぐに側にやってきて、僕の手を取った。
そしてぶんぶん振り回した、この子は妹者、言うまでも無いが、弟者さんの妹さんだ。

从*・∀・ノ!リ「今日からって聞いて、ずぅっと待ってたのじゃ! 」

( ^ω^)「うん、今日からお世話になるお妹者ちゃん」

从*・∀・ノ!リ「任せるのじゃ、ないとーの世話は妹者がしてあげるのじゃー!」

両手で小さくガッツポーズをとる妹者ちゃん。
何とも微笑ましい、かわいいものだ、とりあえず撫でてあげた。
すると、えへへーって感じで、花咲くような笑顔を浮かべた。

それだけで早くも、来てよかった、と心から思った。

…思ったそばから。


「おっと、待ちな……ブーンの世話をするだと…?」


从;・∀・ノ!リ「はっ、この声は……」


どこからともなく、誰かの声が響いてくる。
妹者ちゃんは、どこか楽しそうに辺りを見回した。

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:47:32.76 ID:dJWZd+4k0
そして、ガタガタッと激しい物音。
発生源はベッド、そのまま見ていると、下の隙間から手だけがニョキッと生えた。


「あ、ごめん、ちょっと引っ張ってくれる?」

从・∀・ノ!リ「マドハンドがあらわれた!」

从・∀・ノ!リ「妹者のこうげき!!」

「いたっいたいっ! ちょ、踏まないで、あ、今なんか変な音が!!」


おお、ベッドが暴れている。

あ、今頭をぶつけたっぽい音がした。

しょうがないので、生えた手を引っ張ってあげた、
すると、ズルズル引きずられて、マドハンドから人間が生えた。

(;^ω^)「で、兄者さん……そんなとこで何してるんですかお?」

( ´_ゝ`)「いやまあ何だ、驚かそうと思ったんだがね」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:49:27.11 ID:XcLU3dXh0
しえん

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:49:27.80 ID:dJWZd+4k0
( ´_ゝ`)「あとこれ、はい」

(;^ω^)「え? なんですかこれ、木の板?」

( ´_ゝ`)「取れちゃった」

(;゚ω゚)「壊すなぁ!!」


こちらは、白黒ジャージ姿の兄者さん。

流石家長男にして、こう言うのも何だが、わりとイケメンお兄さんだ、
顔だけみれば、かなりモテそう……なのだが。


( ´_ゝ`)「くく、かかったなアホめ、嘘に決まってるだろう」

( ^ω^)「そんな嘘をつく必要性はあるんですかお……」

( ´_ゝ`)「いや、だってほら、折角住むんだし、サプライズを」
( ^ω^)「やめてくださいですお」

( ´_ゝ`)「んー? 久しぶりに会ったっていうのに随分じゃない?」

(;^ω^)「いえ、そんなことないですお」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:49:46.80 ID:iIK1iFqAO
支援

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:51:28.19 ID:dJWZd+4k0
(*´_ゝ`)「でも、そんなブーンちゃんがす・て・き…」

( ^ω^)「すいません、生理的嫌悪感がとまらないので、
       頬をすり寄せてこないでくださいですお」

(*´_ゝ`)「素直に気持ち悪いと言っても、 い い の よ」

変人で、何考えているのかわからない人だ、ちなみに重度のヲタクで有名。
何故か知らないが僕が大層お気に入りらしく、会う度に擦り寄ってくるこの始末。


( ^ω^)「ていうか、できれば、あまり近寄らないでほしいお」

(*´_ゝ`)「ふふ…素直になれよ、今日から俺たちは兄弟、なんだからさ」

(;^ω^)「いや、そこで何故服を脱ぐんだお」

( ´_ゝ`)「寒いから」

(;^ω^)「意味がわかりませんお……」

(*´_ゝ`)「さあ兄弟よおーーー! お前も脱げ、今こそ人肌のぬくもりをおおお!!」

( ;ω;)「いやああーーーーーーーーーー!!」


从*>∀<ノ!リ キャ

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:53:13.16 ID:dJWZd+4k0
ちなみにその後、僕は裸にひんむかれ、
よくわからない流れのまま、何故か三人で仲良くお風呂に入ることに。

流石なお風呂は、一斉に入っても余裕があるくらいの、もはや浴場、ってサイズだった。


( ´_ゝ`)「はぁ…いい湯だな、っと」カポーン


( ^ω^)「流すお、目をつよく閉じてー」

从;>∀<ノ!リ「うー……」

( ^ω^)「はい、終わり」

+从・∀・ノ!リ+「ありがとなのじゃ!」

( ^ω^)「おっお、シャンプーハットなくても大丈夫じゃないかお」

从*・∀・ノ!リ「えへん、じゃあ今度はないとーを妹者が洗ってあげるのじゃ」

(;^ω^)「え、いや僕は…」

( ´_ゝ`)「よし、俺も手伝おう」

(;^ω^)「手伝うって、ちょ、なんで羽交い絞めに!?」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:54:34.92 ID:dJWZd+4k0
( ´_ゝ`)「妹者、今だ!」

从・∀・ノ!リ「りょうかいなのじゃ!!」

(;゚ω゚)「ぶっ、い、いきなり前かお」


从・∀・ノ!リ「ごしごしごしー、どうじゃー?」


(;゚ω゚)「ぎえっ!? ちょちょちょ、なんか尻に! 尻に熱を帯びた肉質的な硬さのナニかが!!
      ナニかがめっちゃ当たってるんですけどーーー!!」

( ´_ゝ`)「ふふふ…」

(;゚ω゚)「うわぎゃーーーーーーーーー!!」


从;・∀・ノ!リ「おろ?」


( ´_ゝ`)「案ずるな、これは妹者に反応しただけだ」

(;゚ω゚)「それはそれで大問題だ!!」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:55:00.80 ID:7Ct1m3O90
紫煙じゃ
早く前回の続きが見たい+(0゚・∀・) + ワクテカ +

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:56:55.54 ID:dJWZd+4k0
从#・∀・ノ!リ「むー…無視されてるのじゃ…」

从#・∀・ノ!リ「なら、こうじゃ!!」

(; ω )「はうっ……!?」




「ちょ待っ……そこは………あああ」

「これは……おお、たくましい…」

「おろ?? なんか、ここだけ硬いのじゃ!」

「や、やめてーーーーーー!!」


………。



僕、汚されちゃった。

やって来て早々、肉体的にも、精神的にも。

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:57:20.32 ID:XcLU3dXh0
あwwwwwwにwwwwwwwじwwwwwwwゃwwwwww

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:58:07.51 ID:dJWZd+4k0
今夜は枕を濡らすでしょう……。
うう、あんな小さい子相手に……。


(;´ω`)(もう、立ち直れないお……)


そう思っていた頃が、僕にもありました。
歓迎、なんて言われてご馳走を振舞われると、すっかり忘れちゃったから。

そして、就寝前。


( ^ω^)「……うん、準備おっけーだお」


鞄の中身を確認すると、壁にかけた制服を眺めて、明日を思う。
どんな所なんだろう、怖さと楽しみなのが入り混じって、とにかくドキドキする。

これじゃ緊張して眠れないかも、どうしようかな。
まあ、それで寝ないで遅刻、なんてテンプレをする訳にはいかない。
無理にでも寝よう、うん、そうしよう。


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 15:59:44.87 ID:dJWZd+4k0
( ^ω^)「おやすみなさーい」


さあ、寝るぞ、目がさえてるけど、寝るぞ。

羊がいっぴきー、羊がにひきー。

そういえば、羊を数えるのって、元は英語のシープとスリープをかけた、
つまりギャグなんだよね、だから羊を数えても意味ないんだよね。

なら何を数えればいいんだろう……。

うーん……。


……。


( -ω-)「ZZZ……」


………。



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:01:40.44 ID:OYVgLiPY0
支援

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:02:01.13 ID:dJWZd+4k0
< コケコッコー


早朝、僕は小鳥のさえずりで目を覚ました。
なんか違かった気がしないでもないが、まあ起きればそれでいいのだ。

少しだけ肌寒さを感じる、けど思いきって布団を跳ねのけ立ち上がる。
よーし、と背筋を伸ばして欠伸をひとつ。

いやもう、眠れないかもー、なんて考えていた自分が馬鹿みたいだ。
すっきり爽快です、よく眠れました、しゃっきりしてます。
早く学校に行きたいなぁ、そして、都会の友達を造るんだ……。


きっと、色々なお店を知ってるんだろうなぁ……。
すごいなぁ、かっこいいなぁ……。

そんな妄想をしている内に、すっかりテンション・フォルテッシモ。
綺麗でまっさらなシャツの長袖に腕を通して、片足立ちでズボンをはく。
はい、これで制服バージョンへウェイクアップ完了です。


(´<_` )「あれ、早いな」

( ^ω^)「おはようございますお!」


いそいそと洗面所へ向かうと、弟者さんが居た。

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:02:19.94 ID:7Ct1m3O90
まだまだ支援

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:03:33.74 ID:dJWZd+4k0
並んで歯を磨いて、ドライヤーで髪をセットする様を見て興奮したりして、
朝ごはんにパンを食べて、いってきます、と家を出た。


( ^ω^)「んー、朝日が気持ちいい」


昇ったばかりの、柔らか日差しが僕をてらして、心地よい。
まだ星の見える空は、雪解けに咲く花のように煌いて見える。

あたりに人は全然居ない、なにせ本来出る時間より一時間も早いのだから、当然といえば当然か。


( ^ω^)「さあ、それじゃ……行くとしますかお」


早く出たのは、ただ興奮してるだけじゃない。
この辺りの地理を把握し、一番ちかい裏道を見つける為でもある。


そして、希望を胸に歩き始めること……二時間弱。


(;^ω^)「まずい……完全に迷ってしまったぞ……」



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:05:01.84 ID:dJWZd+4k0
いつの間にか、迷い込んだ見知らぬ住宅街。
もう、どっちに行っても同じに見える。

ていうか同じだろこれ、まあ屋根の色はちがうけど。
何だかRPGでよくある、色の順番どおりに進め的な物に見えてくる。

実際、適当に進んでいると、行き止まりだったりするから手に負えない。
誰かに電話するべきだろうか、いやしかし……。


:::(;^ω^):::「お゛お゛お゛お゛」


そんな事を考えていると、ポケットの携帯が震えだした。
常にマナーモードで、着信音なんか全然聞いてない携帯が震えだしたのだ。

慌ててディスプレイを見る、流石宅、と表示されている。
なんか、すごい、嫌な予感がしてきたんだですけども。
どうしよう、出なきゃ駄目かな、駄目だよね、でも怖いな、やだな。


(;^ω^)「……うう、もしもし」

≪ホライゾン、今どこにいるんだい?≫

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:07:12.45 ID:dJWZd+4k0
電話の主は、母者さんだった、どうやら学校から連絡がきたらしい。

とりあえず、やけにドスの利いた声に、僕はすくみあがった、
恐怖のあまり、目の前にあった表札を読み上げてしまった


(;^ω^)「は、はい、西川さんちの前…ですお…」

≪西川……? ああ、あいつか≫

(;^ω^)「知ってるんですか!?」


そんな西川さんは。

( ( ^ω^) :西川ホライゾンさん  )

どこか、僕に似ていた。


そんな彼の協力の甲斐あって、とうとう念願の学校へたどりついたぞ!


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:09:35.10 ID:8fC+OZ7E0
>>48
どうでもいいかも知れんが
実は西川ホライズン

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:09:35.24 ID:dJWZd+4k0

(;^ω^)「おー……」

遠く喧騒が響く正門前で立ち止まり、棒立ちで見入ってしまう。
まず、なによりでかい、桁違いに色々でかい。

校舎へ辿り着くのに体力を使い切りそうな、巨大なグラウンド。
その奥にそびえる10階建ての四角い校舎には、大きな半円の穴が開いている。


形を表現するなら、凹←これを逆さにした感じ、つまり凱旋門だ。


意を決して正門をくぐり、ふと見上げれば監視カメラと目があった。
内心で悲鳴をあげた、ひぃい、僕なにもわるいことしてないよ、遅刻してるけど。


そうして、ビクビクしながら校舎への道を行く。
何処からか、運動をする生徒達の声がして、ちらっとグラウンドを見る。

<ぅぉぉぉぉぉぉぉ

赤い髪の女の子が、叫びながら走っていた。
うーむ、やたら速いなぁ……あ、また一人周回遅れにしたぞ。


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:09:56.89 ID:VOkk3M8KO
めっちゃ好きだ。こういうの
支援

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:10:25.46 ID:7Ct1m3O90
支援するのじゃ

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:10:56.65 ID:1xj0v7810
読点が多めだからか独特のリズムがあるな
支援

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:12:48.06 ID:dJWZd+4k0
グラウンドの反対側には、大きな森がある。
木がいっぱい生えてる、もしかしたら庭園と言うのかもしれない。


( ^ω^)「お?」

今、その木々の奥に誰かいたような…。

紫色をした、髪の長い女の子だったような、
ってまあ、そりゃあ居るか、学校内だもの。


( ^ω^)「学校……うん、学校だお…」


なんとなく、遠い目。

正直、もう通うことは無いだろうと思っていたから。
こうして騒がしい喧騒の中に居ると、感慨深いものがある。


ほらまた、背の小さな女の子が、誰かを追いかけ、包丁片手に駆けて行く。


(;^ω^)「えっ!? ちょ、今のなに! 今の何!?」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:14:13.38 ID:dJWZd+4k0
もしかしたら、ここは怖い所なのかもしれない。
そもそも学校のくせに、あまりにでか過ぎるじゃないか。
童貞ドーム何個分なんだ、いやそもそも、童貞ドームを見てみたいぞ。


そんなこんなでいぇい、こちらスネーク、校舎内部の潜入に成功した。

(;^ω^)「けど、何処に行けばいいんだろう……」

やっぱりというか、内部もでか過ぎて、場所がさっぱりわからない。
ああ、この地に降り立ってからというもの、僕は迷ってばかりだ、迷い人だ。


仕方ないので、キョロキョロ見回し歩いていると、やがて案内板を見つけた。
ロリコンは病気です、のポスターが貼ってあるだけで、あまり意味はなかった。


(;´ω`)「うう……職員室はどこなんだお…」


( ・∀・)「あれ、わからないの?」


へにゃーっと呟いてみたら、なんだか反応が返ってきた、僕はマジでびびる。
見れば、僕と同じ制服を着た男の子が立っていた。

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:16:18.32 ID:dJWZd+4k0
しかもよく見たら、すごい美形だ!びけいだ!ビケイダ!・・イダ!
たまらずスクライド的なエコーがかかる、なんか清潔感あるし、なんかアイドルみたいざますわよ。

( ・∀・)「よければ、僕が案内するけど?」

しかも優しいようです、ああっ、歯が白い、うおっ眩し。
僕はしっぽがあったらぶん回す勢いで、お願いした。

ちなみに道がてらにも、彼は見ず知らずの僕にあたたかく接してくれた。

( ・∀・)「転入生なんだー」

(;^ω^)「はいですお」

( ・∀・)「え、もしかして二年?」

(;^ω^)「そうですお」

( ・∀・)「あ、じゃあ同い年なんだ」

対する僕は、緊張してそれどころじゃなかった。

ろくに返事もできない僕は、愛想笑いもひきつっているだろう。
でも、いいんだ、全ての僕のようなろくでなしの為に、この星はグルグル回るのだから。

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:18:29.51 ID:dJWZd+4k0
そんな不貞腐れた僕だけど、彼は笑顔を崩さなかった、優しそうだった。
ええ人や…しかも何かね、あれなんだよ、オーラが出てるよ、やばい。

( ^ω^)(……友達になりたいなぁ)

もしこんな格好いい人と友達になれたら、それはもう素敵な学校生活が待ってるに違いない。
そうなれば、いろいろ大変だったけど、僕の人生オーシャンは順風満帆に違いない。

(;^ω^)(よ、よし…言おう、いやでも、まずは名前から……)

(;^ω^)「ぁの」
( ・∀・)「はい、ここが職員室ね」


( ・∀・)「え?」

(;^ω^)「あ、いや……」


(;^ω^)b「ありがとうございました、ですお!」

( ・∀・)「あはは、気にしないで、困ったときはお互い様ってやつだよ」

しかし、結局なにも言えずに到着してしまった。
とりあえずやけくそでお礼を告げた、なんか爽やかに返された、なにこの差。

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:21:07.50 ID:dJWZd+4k0
ほら、しかも普通ここでお礼を言うべきだろう。
だってのに先走って言っちゃったから、今何を言えばいいのかわからない。


(;゚ω゚)「はっ、え、お、お疲れ様でしたあ!!」

(;・∀・)「ええ!? う、うん……」

出てきた言葉は、バイト時代で習慣になった挨拶。

そうして、彼は去っていった。
さようなら……僕の友達になってほしかった人。

まあ気を取り直そう。
むしろ、都会のレベルの高さを垣間見たと思えばいい。

…おっと、こんな事言ってるとまた……。

从; ∀从(お前は都会を何だと思ってるんだ)

とか言われてしまう。


(;^ω^)(気をつけよう…)


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:22:44.00 ID:dJWZd+4k0
( ^ω^)「失礼しますお」

今度こそ、気をとりなおして職員室へ。
そこには灰色の机と、スーツやジャージを着た人がたくさん。
こういう部分は変わらないんだな、とホッとしつつ、自分が無視されていると気付く。

そりゃそうか、他の生徒がふつうに出入りしてるし。
とっとと誰かを捕まえて……えーと、その場合は……。

(;^ω^)「あ、あのー……」

( ><)「なんですか?」


( ^ω^)「……」

( ><)「……?」


( ^ω^)「……いえ、すいません、何でもないです」

(;><)「え?」

この人は、絶対に人選ミスだと僕の勘が言っていた、返される言葉が想像できた。

言いそうだもの、わかんないです、って、勘だけど。
ってなわけで、それっぽい人を探してみる事にした。

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:24:11.75 ID:dJWZd+4k0
まあ、スネーク的に考えるならば……。


……。


まず、後ろからこっそり近づき、あんたがジェイムスだな、と問いかける。

これですぐに僕の担任の先生が見つかるはずだ、我ながらナイスな作戦。

早速2人ほど実践してみたが、え? と普通にふりかえるばかり、
それっぽいと思ったのに、おかしいなぁ、と更に僕は続ける。
4人目の後ろをほふく前進していると、突然、上からの強力な圧迫。

(;^ω^)「ごえ…」

从'ー'从「あれれ〜、なにか踏んだよ〜」

( ^ω^)「顔をあげると、まだ若そうな女性教員が居た、なんとパンツが丸見えだ」

从;'ー'从「ええ〜〜!?」

おっと間違えた、こっちだこっち。
顔をあげると、まだ若そうな女性教員が居た、なんとパンツが丸見えだ。
僕は早速、パンツに向かって話しかけた。


……なんて事になったら大変なので。
前もって聞いていた担任の名前を、入り口の近くに居た教員に訪ねてみよう。

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:25:10.46 ID:XcLU3dXh0
しえん

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:26:15.54 ID:dJWZd+4k0
( ^ω^)「あ、すいません、杉浦先生はいらっしゃいますかお?」

( ФωФ)「ん、それは俺だが……あ、内藤君?」


ビンゴだった、ていうか。

(;^ω^)(え、なにこの、なに、やく○の方……?)

めっちゃ顔こわい、スーツでオールバックに、両目に傷とか、
あんた教師やってちゃ怖すぎますよ、いえ、まずくはないですけど、こわいよう。
だって僕、遅刻してるんだもん、どう考えても怒られちゃう、だめぇ。

( ФωФ)「たく……やっと来たか」

(li^ω^)「も、申し訳ございませんでした!!」

( ФωФ)「そうそう、心配したよ、けどまあ迷ってるって話は聞いたから
       無事ついたみたいで良かった」

と思ったら、意外といい人っぽい。
見かけで判断しては駄目ですね、先生ごめんなさい。

そして、僕は自分の学び舎へと案内された。
どんだけ歩くねん、と思わず内心突っ込みをいれるくらい歩いた。
階段つかれるよ……ていうか、もう疲れたよ…。

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:28:55.90 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)(パトラッシュ……なんか乱舞技っぽい…)

静寂につつまれる廊下を抜けると、やがて辿り着いた、一つの教室。

ドアの上に張られたプレートには、2−D、と書かれている。
当然ながら授業中らしく、教師の声だけが聞こえてくる。

あ、緊張してきた、やばい、胸ばっばく。

(;゚ω゚)(あわわわわ……)

気を抜くと、呼吸も忘れてしまう。
それくらいドキドキしていた。


(;゚ω゚)「……」


しかし、まだ入らないのだろうか、焦らされると余計に……。


(;゚ω゚)「先生、あの……」


Σ(;゚ω゚)「って居ねえ!!」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:30:35.73 ID:dJWZd+4k0
もう限界、と隣を見る、そこに居るべき教師の姿は無かった。
代わりに廊下の奥のほうに、あの男の背中が見えた。
まさか、ほんとに案内しただけなのか。


(;゚ω゚)(え、ええーー……?)

普通あれじゃないの? こう、転入生の内藤君でーす、みんなよろしくにゃん♪
みたいな教師からの紹介があって、そこで僕が、うふんよろしくねんってするんじゃないの?

なに、普通にこのまま入っていけってこと?

そんな無茶な。

ていうか授業中じゃん。

え?

なにこれ、羞恥プレイ?


(;^ω^)ポツーン

けれど、ふと見渡せば僕一人。
ただでさえ見知らぬ、こうも居心地のわるい場所に居るのはきつい。
精神的に、なんか泣きたくなってくる。

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:33:11.06 ID:dJWZd+4k0
これはつまり、放置プレイと羞恥プレイを選べという事か。


……そ、そりゃあ…どっちが良いかって言ったら…その、見られる方がげふんげふん。

……行くしか、いくしかないのか…。

(;^ω^)「ごくり…」

息をのみ、後ろのドアに手をかける。
あ、胃がキリキリしてきた、うおお、これは死ねる。

ドアは意外にも、スムーズに開いた。
音も、ほとんどしなかったと思う。

すごい数の人の頭がずらーーっと並んでいる光景に、思わず立ち止まる。
どうやら、まだ大半は気付いていない、気付いているのは教師と、すぐ先にいる女の子。

どちらも、怪しい物を見るかのように見てくる。

教師の言葉がいきなり止まって、何事かと、他の生徒もちらほら僕を見る。

視線が痛い、いたいいたい、見ないで、みんといて。
でもそれ以上に、沈黙が耐え切れない。


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:35:18.17 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「す、すいません、お……遅れました」

ぶるぶる、ぼくはわるいホライゾンじゃないよ。
ていうか悪いホライゾンって何だ、ポケモンカードか。

从;'ー'从「え、えーと……君は、誰かな〜?」

まだ若そうな教師は、困惑しながら問いかけてくる。
ええい、もうこうなればやけだ。


(;^ω^)「今日からこのクラスで一緒に勉強する事になりました、内藤ホライゾンです!」


(;^ω^)「わからないけど色々教えてやってくだださいおです!!」


かんだ。

室内が、一斉にざわめく。

ていうか。

あああああああああ、何言ってるのちょっと僕これ。
いやさ、なんでこんな教師が紹介する感じの言い方なのさ。

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:35:32.95 ID:4q3Xyj3k0
【政治】姫井由美子議員「藤川市議が水着写真集を出すんだから、私もヌード写真集を出したい」民主党幹部困惑

http://society6.2ch.net/test/read.cgi/river/1223013318/



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:36:41.67 ID:dJWZd+4k0
あ、そっか、さっきこれをシュミレートしたから…。

いやそれにしたって、これは酷い、何これ、いやあああああああああああああ。


視線がそこら中からふりかかる。
痛い、痛いって、ほんとに。


ζ(゚‐ ゚;ζ「!!!!」

(li^ω^)(…う)


不意に、その内の一人と目があった。
何だか目を見開いて、やたらめった驚いた風に見つめてくる。
だからそんなに見ないでってば、穴があくよ、そろそろ。

(; ω )(…お呼びでない? 失礼しましたーー!
       とか言ってドア閉めたら誤魔化せるかなぁ……穴があったら入りたいお…)

从;'ー'从「ぁ、え〜とぉ〜……うん、聞いてるよ〜、それじゃあ席は…」

教師はしばらく固まった後、一つの空席を指差した。


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:37:49.97 ID:XnOi97Nz0
ツンキター

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:39:03.92 ID:dJWZd+4k0
从;'ー'从「クーさんの隣で〜」

(;^ω^)「あ、は、はい!」

                           ,ピシ








( ^ω^)「え?」

なんだろう、今、室内の空気が変わったような。
……気のせいだろうか、なんか張り詰めた空気って表現がしっくりくるような。

とにかく、僕は針のむしろの隙間を通り抜け、指示された席へ向かう。
クーさんとか言ったか、あ、きれーな黒髪だな。

ちょっぴり邪な思いを胸に、まずはサッと座る。
もうこれ以上、立っていたくないお……。


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:41:17.55 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「あ、よ、よろしくですお……」

とりあえず、小声でクーさんとやらに挨拶。
柔らかそうな髪の毛が背中でゆれて、クーさんがちょっとだけこっちを向いた。

(;^ω^)(うわ……これまたすごい美人さん……)

川 ゚ -゚)「……」

流石都会だ、とか思って間もなく。
クーさんは無表情で僕を一瞥すると、すぐに前を向いた。

(li^ω^)(いま、いま目が、目がマジだった!!)

もしかして、なんか怒ってる……?
どどどどうしよう……いきなり嫌われた?

隣の席の人間に嫌われてたら、いろいろ困りそうだぞ。
楽しい学園生活、いきなりピンチですか。

川 ゚ -゚)「……よろしく」

かと思えば、前を向いたまま、ポツリと言った。
何ですか、今の間はなんだったんですか。

( ;ω;)(ひぃぃ……)

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:42:41.29 ID:XcLU3dXh0
しえん

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:43:08.23 ID:dJWZd+4k0
なんかきれいだけど、怖そうな人だなぁ…それに冷たそうだ……。
これが噂に聞いた、心を失くした都会の人間ですか。
なるべく関わらないでおこう、僕はそう決意した。

あと、相変わらす視線が痛いので、僕は机を必死で睨みつけ、素数を刻んでいた。

(;゚ω゚)(ふ、ふふ……素数っていくつだ…ふふふふふ)

从'ー'从「あ、内藤君は〜教科書ないよね、クーさん見せてあげてくれるかな〜?」


しかし決意した側から、むりやり崩された。
ギョッ、てした、ギョッ、て。

ビクビクしながら横を見ると、クーさんがその赤い瞳で僕を見ている。
ゴーゴンよろしく、僕は石のように固まった。


(;^ω^)(う……)

川 ゚ -゚)「……」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:44:15.35 ID:dJWZd+4k0
川 ゚ -゚)「机、寄せて」

(;^ω^)「え゛!?」

(;^ω^)「あ、机、はいですお」

川 ゚ -゚)「書くものはある?」

(;^ω^)「あああ、あります」

川 ゚ -゚)「そう」


( ^ω^)「……」


(;^ω^)(おや?)


凄い嫌がられるに違いない、そう思ったのだけど……。
なんというか、中々どうして、自然だった。

クーさんはそれだけ聞くと、またすぐに前を向いてしまった。
そして無表情、だけど、今度は怒っているようには見えなかった。

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:46:12.36 ID:dJWZd+4k0
思い返すクーさんの表情、吸い込まれそうなその瞳は、宝石のような赤い色。
そうか、なんだか怖そうだったのは、この目のせいか。

( ^ω^)「……」

ちょっと体を傾ければ、肩が触れ合ってしまうような至近距離。
横目にちらりと移る、クーさんの横顔、緊張しきった胸が、ひときわ大きく高鳴るのを感じた。

そのとき、目下でぺらりとページが捲られた。
僕が見てない間に、進んでいるようだ。


川 ゚ -゚)「……」

(;^ω^)(……)

怖いとか、冷たそうとか思ってごめんなさい、クーさん。

僕はそっと心の中であやまった。
これじゃあ、心無い人間はよほど僕のほうだ。

こうして、海より深い反省と共に。
僕の、"新・学校生活"は、波乱の中でスタートと相成ったのでした。




                 Open your eyes for the next time――――→

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:49:06.98 ID:iIK1iFqAO
支援

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:49:18.96 ID:dJWZd+4k0
支援ありでございます、続けて2話目、こんどは更に長いです。
それでは早速、と行きたい所なのですが……。


……あ、もうすぐガンダムが始まりますね!

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 16:52:40.63 ID:v9iGVxSuO
支援兼保守

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:07:51.73 ID:1xj0v7810
これなんてエロゲ?

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:09:20.89 ID:VOkk3M8KO
ほす

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:27:21.92 ID:dJWZd+4k0
5時ちょうどに始めようと思ったら、さるって、結局ぜんぶ見てしまった……
まさか最後にOPがくるとは……。

んでは、再開しますです。

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:28:59.25 ID:dJWZd+4k0

   ;;;   :::: ...        ::::: ::;;;:::.....
;;;; ,,, 、、   ,i'            :;;::.,,:  丶;;:;;:
      ヾヾ              ゞ  ```
ゞゝ;;;ヾ  :::,r'  `  `          i、;;;ヽ;;;  ヾ;;;
i;;;::::′~^        `    `        ;;; ″~  ~
ii;;::iヽ /      `               ゞ:,,,:: ヾ 〃::;:
iii;::i `           `     `          ii;;;;::: ::   
iii;;::i    `A「手作り弁当、はじめました」   iii;;;;::: ::
iiiii;;::i      `               `      iii;;;;::: ::
iii.,ii;;:i,                          iii;;;;::: :::
iiiii゚i;;:i            `        `      iiiii;;; :::::
iiiiiii;;::i                         ||iiii;;;;::::
iiiiiii;;::::ヽ;;,,';;"'';;";;""~"`"`;.";;""'"~"`~"'';;,,,   /iiiiii;;;;o;;;
iiiiiii;;::;';;"                    `;;/i:ii iii;;;;;::::

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:30:12.44 ID:dJWZd+4k0
あの波乱に始まった新生活も、早いもので数日が過ぎました。
初日こそ、たくさん話しかけられて、質問攻めに困惑しましたが、今は落ち着いてきました。


それから、早速だけど友達ができました。


<キーンコーン カーンコーン


( ゚∀゚)「よっしゃ行くぜ内藤、遅れんなよ!」

(;^ω^)「が、がんばるお」


同じクラスのジョルジュ長岡、ちなみに、君をつけると嫌がるぞ。

出会いは、初日の購買、ご飯を求める長蛇の列をまえに途方にくれていると、
「何やってんだー、あ、買えないのか、よし待ってな」って感じで、助けてくれた。

  _
( ゚∀゚)「おいおい、水くせーな、一緒に食おうぜ」


更にはそんな発言もあって、それ以来、昼はジョルジュと一緒にとるようになった。
まだ右も左もわからない僕には、本当にありがたく、そして惜しみない愛を贈りたいと思う。

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:30:46.58 ID:7Ct1m3O90
支援

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:32:11.36 ID:dJWZd+4k0
ザワ・・・ザワ・・・

( ゚∀゚)「速攻で来たからすいてたなー」

(;^ω^)「…どこがだお」


まだ、お昼になってから5分も経っていないと言うに、
食堂である大広間は、既に人でごったがえしている。

そんな中、ジョルジュはご飯を乗せたトレーを手に、
席取っておくからゆっくり並んでなー、と言い残して人ごみに消えた。


(;^ω^)(ていうか、一緒に来たのになんであんなに早いんだ……)

軽く悪態をつく、けど、そんな自分がちょっぴり微笑ましい。
だってほら、なんかこれ、すごく友達って感じですよ、うひょー。

それに、ジョルジュは容姿的にも、実に都会の若者って感じで僕によし。

いずれはゲームセンターに一緒に行く事が、最近の僕の夢である。


というわけで、ラーメンにしました、ちなみに塩です。
トレーを持って、こぼさないようバランスを取り、席へ向かいます。


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:34:10.98 ID:dJWZd+4k0
えーと、うーんと探していると、ジョルジュを発見。
その4人用のテーブルには、相向かいにもう一人、見知った顔があった。


(´・ω・`) 「やあ」

ショボン君、別のクラスの人なんだけど、ジョルジュとは旧友で、
以前からお昼は二人で食べていたらしく、その流れで、一緒に過ごすようになったのだ。

こうして、三人でとりとめの無い事を話しながら、笑いあう。
ああ、なんという青春グラフティ、僕は頬が緩むのを止められない。


( ^ω^)「ふ……ふふ、ふ」

( ゚∀゚)(きめえwwwwww)

(´・ω・`) (いつ見ても変な子だねぇ)


('A`)「よおお前ら」

しかし、そこで同じクラスの男の子が、何故か当然のように4つめの席へ座った。
僕らは会話を中断、え? って顔で彼を見るが、彼は気にしないようだ。


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:38:07.64 ID:dJWZd+4k0
('A`)「…」

(;^ω^)「…」


はっきり言って、僕は彼が苦手である。
しかも何故か僕を見ている、どうしよう、とオロオロするばかり。


( ゚∀゚)「なんだよ、まーだ内藤にうだうだ言うつもりか?」

ジョルジュが微妙に嫌そうな表情で、牽制してくれた。

そう、あれは初日での事。

分かりやすく言うなら、僕がクーさんと席を隣り合わせ、
なおかつ、密着状態で授業を受けているのが気に触ったらしく、

色々と、嫌がらせのような物を受けたのだ。
実に都会らしからぬ奴だ、都会とはもっと崇高なる人間が集うべきだというに。


('A`)「ふ……もう、そんなつもりは無いさ」
  _
( ゚∀゚)「じゃあ何か用か?」

('∀`)「ああ、仲直りの記しにいろいろ教えてやろうと思ってな」

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:39:15.59 ID:FhFeX65F0
初めて読んだけど、これがブーン小説ってやつ?

どんなのかなーって思ってたけど完成度が高くてビックリ。一気に読んじゃったよ。というわけで期待支援

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:40:07.01 ID:dJWZd+4k0
そう言って、僕に中くらいのノートを手渡してきた。
よくわからないままに、中身を見てみる。
そこには、学校内の様々な女の子についてが、写真つきで書かれてあった。

  _
(;゚∀゚)「どれどれ……って、うわあ…」

(;´・ω・`) 「うわぁ……」

(;^ω^)「何これ……黒歴史ノート?」

僕らは揃ってドン引きした、これは素で気持ちわるい。
ああ、あれかぁ…この人、なんか女子にやたら詳しい博士なんだ…。


(゚A゚)「違う! 俺の超・情報収集能力をフルに使って作り上げた、学校内女子データベースだ!」
  _
(;゚∀゚)「あいたた……」
(;´・ω・`) 「うわあ……」

(;^ω^)「はぁ……」

でもこれ、きっと五年後くらいに見たら死ねるんだろうなぁ…。

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:42:36.64 ID:ZocteVLQ0
ドクオwwww支援

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:42:39.53 ID:dJWZd+4k0
('A`)「ふふ、さあ好きに見るがいい」

  _
( ゚∀゚)「あ、向こうの席開いたぜ」

(´・ω・`) 「うん、行こうか」


(;'A`)「まあ待て! 待つんだ! おい内藤君!」

( ^ω^)「はいお?」

(;'A`)「クラスの中で、なんか馴染めない、とか思ってないか!?」

(;^ω^)「え…」

(;'A`)「俺はその原因を知っているぞ!」

実はそうなのだ、どうもあのクラスの人は皆ピリピリしていて、
いまだに僕は馴染めてない、だからジョルジュは唯一の友達だったりする。

  _
(;゚∀゚)「なんだなんだ、何かあんのか?」

('A`)「ああ、ある……ノートの第90項目を見てくれ」

(;^ω^)「項目ありすぎだろ……えーと…あれ?」

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:46:11.33 ID:dJWZd+4k0
あったのは、やっぱり無表情なクーさんの写真。
そして彼女についてが色々書かれていた。
どうにも、人としてよくない、とは思いつつも、気にはなる。

(;^ω^)(……ちょっとだけ)


本名スナオ・クール……歳、BWHは……えーと…。

……え、そんなに?

けっこう着痩せするタイプなのか……どきどき。

あとは…。

『スナオ三姉妹が長女、才色兼備の完璧超人(候補生)』
『校内美人ランキングでも5指に入るが(以下略』

なんか、そんな事が書かれている。
下の説明はともかく、上の方はどうやって調べたんだろう…。


('∀`)「どうだ、わかるか?」

( ^ω^)「うん…(君が関わってはいけない人だってことは)わかったお」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:47:34.26 ID:dJWZd+4k0
  _
( ゚∀゚)「それで…お前がきもいのと、内藤に、何の関係があるんだ?」

(;'A`)「いや、そこじゃなくて」

(;^ω^)「はっ……もしかして、僕もきもいって事ですかお……?」

そうか、そうだったのか……。
だからたまに、クラスの人から怖い目で見られていたのか……。

やっぱり、あの初日の挨拶がまずかったのだろうか、
でもあれからは大人しくしてるのになぁ。

 _
(#゚∀゚)「てめぇ……」

(;'A`)「え、ちょ、ちが」


(´・ω・`) 「いやいや、内藤君は全然きもくないよ、大丈夫」

(*;ω;)「ショボン君……」


(;'A`)「違う! そうじゃない、クーさんの事だ!」

(;^ω^)「え、クーさん?」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 17:50:50.65 ID:lxOtEHqSO
支援

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:02:17.17 ID:dJWZd+4k0
('A`)「ああ、お前…なんか、クーさんと仲いいじゃん?」

あまりに突拍子のないことに、僕は言葉をも失った。
それくらい意外で、ハハッワロスな事だった。

そりゃあ、確かに席は隣だけど。
相変わらずいつも無表情だし、ろくに会話もしていない。

それで一体、どこが仲良しだというのだろう。

  _
( ゚∀゚)「…あー、まあ確かにな」

(;^ω^)ノシ「え゛? いやいやいや、それはないお」

まあ、とりあえずこの流れから察するに、言いたい事はおよそ理解できた。
要するに、ぽっと出の僕が彼女と仲良くするなんて、許されざるよ、って事なんだろう。

確かにクーさん、相当な美人さんだし、そうなのかもそれない。
それは納得できよう、だがしかし、僕が仲良くしている?

それは誤解だ、勘違いだ。

確かに、隣に生きる者として、がんばって話しかけてはいるが、
いつも一言で切り捨てられたりと、ほとんど相手にされてないのが現状なんだから。

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:04:16.07 ID:dJWZd+4k0
('A`)「何を言ってるんだ」

(゚A゚)「こないだなんて、クーさん笑ってたんだぞ!?」


(;^ω^)(凄い顔だなぁ……)

笑ってた、か…そういえば、あったな、一度だけ。
あれは、そう、僕がとある質問をした時だ。


………。


川 ゚ -゚)「……」

( ^ω^)「……」


( ^ω^)(あ…)


( ^ω^)「クーさん」

川 ゚ -゚)「……?」

( ^ω^)「……そうやってずーっと黙ってると」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:06:13.94 ID:dJWZd+4k0
川 ゚ -゚)「……?」


(;^ω^)「いきなり話そうとしたとき、声が掠れて変な声にならないかお?」

これは僕だけかもしれないが、
長いこと喋らないでいると、うまく声が出ないのだ。

なので、以前から綾波系のキャラという物に、疑問を持っていた僕。
ちょうどクーさんがそれっぽいので、聞いてみたんだ。


川;゚ -゚)「……」

そしたら、凛とした表情がすこし崩れて、
ちょっぴり驚いたように僕を見た。


川 ゚ -゚)「……」


川;゚ -゚)「……なる」


ですよねー。

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:08:22.81 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「あ、やっぱりかお…」

初対面から、ちょっと気になってたのだけど、
クーさんって、何故かいつも返事をするまでに微妙な間があった。

だから、もしかして…声が掠れないように、整えているとか、
そういう事なのかなー、と思ったのだ。


( ^ω^)(僕もそう……流川に憧れた頃がありました、だからわかります…)

川  - )「……っふ」

と、一人納得して満足していたのだが…その時。
クーさんが突然、ふきだすのを堪えるように笑ったのだ。


(;^ω^)「ありゃ?」

川 ゚ -゚)「っはは、いや…すまない」

川 ゚ー゚)「さすがに、それを突っ込まれたのは初めてだよ」

( ^ω^)「そうかおwww」

(;^ω^)(あれ、えと……笑うとこだったのかな、ツボがよくわからんね)

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:10:33.57 ID:dJWZd+4k0
そうそう、この一件から、僕は気兼ねなく話しかけるようになったんだった。

……と言っても、クーさんの反応はすぐに元通りだったけど、
でも、間が開く理由は明確で、それが少し微笑ましかった。


………。


(;^ω^)「いや、でも誰だって笑う時くらいあるでしょうに」

(#'A`)「あまい!!」
 _
(;゚∀゚)「あー…うん」

人間として、当然のことだと言いたかったのだが……。
ていうか、何気にジョルジュまで否定したよ。

(;'A`)「さっき彼女の欄に、完璧超人(候補生)と書いてあったろ」

完璧超人、この単語は僕も知っている。
ようはなんでも出来るすごい人だ。

(;^ω^)「はぁ……それで?」

('A`)「実は彼女には、なれない理由、唯一にして絶対の欠点がある……それは……」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:12:10.98 ID:dJWZd+4k0
彼は、言葉をためた。

しかし、誰も相槌をうたなかった。


(゚A゚)「……愛想が無いことだ! 絶望的なまでに!!」


(゚A゚)「そんな彼女が笑うなど、ありえない!!!」

('A`)「まあ、だがそれがいい、って奴も居るが…まあやっぱり話しかけても、
   愛想笑いすら返さない子の相手をするのは、多大な労力がかかる」

(#'A`)「それゆえに……皆お近づきになりたいのになれない、ジレンマを抱えていたのだ…それを!!」



(´・ω・`) 「ねえ、さっきの席まだ開いてる?」
  _
( ゚∀゚)「あー、駄目だな座られてら」

(´・ω・`) 「じゃ、どっか開いてるとこ探しにいこうか」

( ^ω^)「うん」


(;'A`)「ってあれ!? ちょ、おーい!」

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:14:20.17 ID:dJWZd+4k0
こうして、僕らは何か叫んでる変な人をおいて、
混みあう人ごみにもまれていった。

さようなら、名も知らぬクラスメイト。
せめて警察には捕まらないよう、祈っているよ。


( ^ω^)「僕は思うんだお、彼は一人でこの都会の品格を下げていると
       そして、それは決して、過言ではないと」

(´・ω・`) (うーん、この価値観はやはり興味深いな、一度もっとじっくり聞いてみたい……)

  _
(;゚∀゚)「ん? っていうか内藤、それ、持ってきちまったのか!?」

(;^ω^)「え、あ…しまったお…」

それは先ほどの、クラスメイトが持っていたノート。
どうしよう、こんなの持ってたら、それこそ色々危ない気がする。
  _
( ゚∀゚)「捨てちまえ」

(´・ω・`) 「燃やしたほうがいい」

まあ、この世から完全に消滅させるのが、確実に世のため人のためだ。
それは分かる、のだが……。

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:16:19.85 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「こんだけ手が込んでるのを見ると……ちょっとかわいそうかな…なんて」

(´・ω・`) 「甘いねぇ」

(;^ω^)「いや、でもほら…一応、なんか教えてくれようとしたみたいだし…」
  _
( ゚∀゚)「じゃあ、どうするんだ?」

(;^ω^)「うーん……あとでこっそり返しておくお」


人目につくと、あまりよろしくない、あくまでこっそりと…ね。

ああ、それにしてもこの二人は、流石に都会の品格をもっているなぁ。
だってこのノートって、普通に考えたら好奇心をそそる、なのに二人は全然興味を示さないもの。
  _
( ゚∀゚)「はっ、数値やデータなんざ関係ないね、俺には俺の目があるからよ」

(´・ω・`) 「人間、多少みえない秘密があるほうが楽しいじゃない」


(;^ω^)「おお…かっこいいお…」

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:18:14.09 ID:dJWZd+4k0
  _
( ゚∀゚)(そう、全ては見た目……大小じゃないのさ、美乳であれば……ジーク、おっぱい)

(´・ω・`) (そう、表面上に見える秘密はいらない……僕が欲しいのはもっと奥深くさ…ふふ)


二人はそろって笑った、なんだろう、笑顔の裏に、ピンクと黒の影が見える。


そして、なんだかんだでお昼は終わった。
教室に戻ると、こっそりとノートは返しに行った。


(;^ω^)「……」

('A`)「あ……」


机に仕舞おうとした時、ちょうど背後に彼が来た。
なんか気まずい空気がながれて、僕はあさっての方を向いた。

その際、視野のなかに視線を感じた。


ζ(゚、゚*ζ「……」



104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:18:59.42 ID:aNprSMNi0
支援

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:20:22.49 ID:dJWZd+4k0
ζ(、゚; ζ「!」


また、あの子だ。

ここ数日、あの子によく見られている気がする。
そして、こうして僕と目が合うとそらすのも、何度目だろう。

髪は、ふわふわしたウェーブのかかった金色。
とても小柄だけど、背筋がいつもピンと伸びていて、それを感じさせない。
物腰も穏やかながら、表情も豊かで、よく笑っているのを見かける。

なんというか、クーさんの真逆、って印象を受けた。

それに……あの子とも、髪の色はおなじだけど、まるで正反対。


最初は、ちょっとだけ、もしやと思った。

なんとなくだけど…ツンと…似てる気がして、
だから、こうして何度も目が合うんじゃないだろうか、と。

だけど見れば見るほど、違うとわかっていく。


('A`)「おや、内藤君? デレ譲にも興味がおありかね?」

(;^ω^)「え?」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:23:09.69 ID:aNprSMNi0
支援

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:33:00.98 ID:iIK1iFqAO
支……!

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:34:50.51 ID:dJWZd+4k0
('∀`)「ははははっ、うん、わかるよ、あの子はね、いわゆる新参ホイホイだからね!」

笑いながら、意味のわからない事を言わないでほしい。
そろそろ怖いよ…うう、一人でこの人の相手はしたくないなぁ…。

(;^ω^)「あ、ああ、デレ…って言うのかお」

('∀`)「そう、あの子こそ、現存する完璧超人が片割れ、デレ譲さ」

('∀`)「容姿、頭脳、運動神経、愛想、その全てをフル装備、テニス部レギュラーで教師からの人望も厚い」

('A`)「更に性格まで良しと来て、誰にでも優しく、勘違いして玉砕する者数知れず……」


 _
(;゚∀゚)(ん、まーたやってらぁ……内藤もよく付き合うねぇ)


(;^ω^)「へ、へえ……凄いんだお」

('A`)「だから、君が気にする理由はわかる、いや、みんなそうだとも!」

('∀`)「いやあ、ちょっとだけ君を理解できた気がするよ!」

(;^ω^)「はあ…もういいかな」

(;'A`)「けど…残念だったね…」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:37:22.53 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「あ、駄目ですか…」

('A`)「デレ譲には…彼氏が居るのさ、それも、とびっきりのがね」


( ^ω^)「……お」


あれ……何故だろう、僕は今。

彼氏が居るという言葉を聞いて、なおさら、違うと、心から思った。

その時点で、あの人はツンではないと確信して、
僕は今……間違いなく、ほっとした。


('A`)「男の名前は、モララー……もう一人の完璧超人だ」

(;^ω^)「…ええ!!?」


あの、ちょっと、むしろそっちにびっくりした件。

いやさ…実はこっそり調べたんだよ、
あの時、迷っていた僕を助けてくれた人を。

そして、モララー君、って人だということがわかったんだ。

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:38:02.79 ID:iIK1iFqAO
支援

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:39:55.91 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「そ、そんな……!!」

('A`)「ショックかい……ああ、わかる、わかるぞ…!」

聞いたことがある、彼女ができた男の子というのは、
そっちと遊ぶのに夢中になって、友達とは遊ばなくなるのだと。

(; ω )「そんな………」


つまり……モララー君と友達になると言う、僕の夢は……。


(;´ω`)「そっか………彼女、居るんだぁ…」

 _
(;゚∀゚)(え、あれ、今彼女って言った? あれ?)


('A`)「ああ、よおしわかった! 今日から俺たちは親友だ!」

( ´ω`)「あ、遠慮します」

(;'∀`)「俺はドク、あるぇー!?」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:40:03.65 ID:88apAEPQ0
イイ!
支援

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:42:09.32 ID:dJWZd+4k0
( ´ω`)「あ、もう授業始まるお」

(;'A`)「いやせめて名前は、あ、ちょ」


<オーイ


まあ、そんな事でしょげていても仕方ない。
ていうか、僕にはジョルジュやショボン君と言う友達がいる。

( ^ω^)(何も問題ないお)

川 ゚ -゚)「……」

しょげてる顔を上げると、クーさんが僕を見ていた。
見つめ返すと、ぷい、と前を向いてしまった。

…よくわからない。

あ、そういえば明日は、学校に通い始めてから最初の休日です。

思えば転入初日から、モウヤダイベント満載だったけど、ようやく一区切り。
そう思えば、自然と気分も高揚してくるというものだ。


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:44:20.18 ID:BQdD2muTO
あまり笑わないことで有名なあたいをにこにこさせた罪は重いよ!!
支援してやる!覚悟しな!

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:44:52.05 ID:dJWZd+4k0
窓の外はあいにくの曇り空。

どうやら、風はそれなりに吹いているようで、木々が揺れる。

そんなに寒くはないが、長袖じゃないと肌寒そうだ。
明日はどうなんだろうなぁ……。


川 ゚ -゚)「……?」

ちなみに、外を見渡す窓は、クーさんの左隣にある、
つまり僕はあたかも、彼女を見つめているような状況だ。

そんな視線に気付いたクーさんが、小さく首をかしげる。
何だかおかしくて、おもわず僕は、笑みをこぼしていた。






ζ( 、 *ζ「………」



116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:47:26.44 ID:dJWZd+4k0
………。


<アッー!!


(;^ω^)「ちょ、も、もっと静かにいいい!!」

( ´_ゝ`)「なんだってー!? きこえないー!」


細かな振動と、ときおり跳ねるような振動が、僕の尻を刺激する。
そして風の音に混ざって、遠くから聞こえるようなお互いの声と、排気音。

僕は今、兄者さんが運転するバイクの、後部座席に乗っている。

せっかくの休日なので、遊びに連れて行ってくれると言うので、ほいほい来たのだった。

しかしこのバイク、明らかにおかしい、ソファーの奥に何か硬いものがあるんだ。
それも、ちょうど座る真ん中に、なんだか棒のような感触がする。

んで、それがこう、揺れるたびにグイっと尻に食い込んでくる。

段差があったらもう大変。

ふわっと飛んでずぶりと着地。

ズボンをおしあげ、パンツをめり込ませ、菊をめざして棒がめりこむ。

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:48:57.24 ID:aNprSMNi0
支援

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:50:06.11 ID:dJWZd+4k0
( ;ω;)「いやああああああああああああああああああ」

( ´_ゝ`)「聞こえるぞ、歓喜の声が、ははは風になるのは気持ちいいだろう!!」

( ;ω;)「ぢになるうううううううううううううううう」


一歩でも間違えたら、事故がおきる。


衝突事故ならぬ侵入事故。

サナギを破り蝶が舞うが如く。

進入禁止のルールを破り、不運と踊っちまうことになる。


そんな恐怖とスリルに、強制的に身を任されるがまま数時間、
ようやく辿り着いたのは、なんだか不思議な街でした。

(;^ω^)「……こ、ここって」

駅の前、サトームセンの隣の看板には大きなアニメ絵の女の子。
そう、ここはヲタクの聖地デカエバラの電気街、ちなみに正式名称は、秘湯混浴刑事エバラだ。

ちなみに、意味がわからない場合は、"秘湯混浴刑事エバラ"でぐぐると幸せになれる、らしい。

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 18:56:17.56 ID:6MGBOJqj0
(略)エバラ動くなwwww

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:00:21.92 ID:iIK1iFqAO
支援

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:00:22.64 ID:hCixFo5f0
たのしいなあ

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:02:43.41 ID:dJWZd+4k0
(((*´_ゝ`´_ゝ`*)))「テンションあがってきた」

(;゚ω゚)「ひぃ!?」

兄者さんの姿は、あまりのテンションアップに、ぶれて見えた。


まずは腹ごしらえだ、と向かったのは、
細道を抜けた先にある、行列のできた小さなラーメン屋。

なんでも、何処か遠くの場所にある店の支店らしい。

細面でスープもまろやか、チャーシューはとろけるようで、やたらおいしかった。
並んでるときは、なんか臭いなぁと思ったけど、それも忘れてしまうくらいだ。


その後は、テレビの前にたむろする集団を抜け、
予約表だらけの壁をみながら、階段をのぼる。


その間にも、そこかしこに色々なポスターがあって、目移りしてしまう。
やがて、ずいぶん昇って辿り着いたのは、ちょっと大きな箱が並ぶゲーム屋さん。


123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:03:41.38 ID:iIK1iFqAO
支…

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:04:48.41 ID:7Ct1m3O90
しっえーん

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:05:14.33 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「こ、これが噂のエロゲ……」

(*´_ゝ`)「ふふふ、何かめぼしいものがあったら、買っても い い の よ」

(;^ω^)「あれ…これ、前にPS2で見たことあるような…」

(;´_ゝ`)「待て、曲芸はだめだ、似たようなのが何十個出てると思ってるんだ!?」

(;^ω^)「え、はあ……」


その他にも、いくつか見たことあるようなのを見つつ、
僕は物珍しさに心おどり、じっくりと見てまわっていた。


すると。



「あ、あれ? アーウィンさん?」



( ´_ゝ`)「む、その声は……シャナさんか!」


ノハ*゚听)「はい! 偶然ですね!」

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:07:01.67 ID:iIK1iFqAO
支援

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:07:18.04 ID:OfyOkpzV0
支援

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:08:23.48 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)(あ、あーうぃん…?)

現れたのは、赤い瞳に赤髪の、活発そうな女の子だった。
こういうとこって、こんな子も居るんだなぁ……。


( ´_ゝ`)「久しぶりですね、ワンフェ以来ですか」

ノパ听)「ですねー、あ、そうそう、今日これ買っちゃいました」

( ´_ゝ`)「お、ティンクル☆くるせいだーすですね」

ノハ*゚听)「はい! 面白いって聞いてたので」

( ´_ゝ`)「うん、ストーリーはまあ、正直あれだけど戦闘はなかなかだよ」

ノパ听)「なるほどー」

ノパ听)「あれ、ところでアーウィンさん、こちらの方は?」


こちらとは、僕のことですね。


( ´_ゝ`)「ああ、俺の愛する弟分さ」

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:11:16.56 ID:dJWZd+4k0
ノハ*゚听)「あ、っていうと…ジゴミルさんですか!?」

(;^ω^)「じごっ……え、いや僕は…」

ノハ*゚ー゚)「リアルだとはじめまして、ですね、シャナです!」

(;^ω^)「は、はあ…シャナさんですかお…」


明るい子だなぁ、でも勘違いしてるのは明白だ。

けど、それより何だろう、変な感じがする、デジャヴというか、
どっかで見たことあるような…ないような……。


( ´_ゝ`)「はっはっは、違いますよシャナ氏」

ノハ;゚听)「あれ、違いましたか…すいません」

(;^ω^)「い、いえ…」

( ´_ゝ`)「ほら、前に話した、居候の子ですよ」

ノハ*゚听)「あ、ああ! そういえば! 思い出しました!」

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:13:20.77 ID:BQdD2muTO
地獄で俺に支援し続けろオルステッドぉ――――!!

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:13:31.25 ID:dJWZd+4k0
ノパ听)「たしかー、私と同い年で……」


ノパ听)「同じがっ………こ、お………」


そこで急に、快活に話していたシャナさんが、ピタリと固まり、
やがて、捻り出したような声をあげた。


(;^ω^)「え?」







ノハ )「……え゛」


硬直したまま、信じられないという表情で僕を見る。

その瞳は、ルビーのような赤い色、そうか、見たことあると思ったら、クーさんだ、
なんとなくだけど、クーさんに似ている、気がする。

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:15:11.86 ID:88apAEPQ0
急転直下の展開www

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:16:16.08 ID:dJWZd+4k0
ふーむ、なんだかこれはビンゴかもしれない。
そういえば、確かクーさんには姉妹が居るとか、どっかで見た気がするし。

思い切って聞いてみようかな。


( ^ω^)「あの、もしかして……スナ」

ノハ//Д/)「――――――!!!!!」


言葉も途中に、シャナさんは物凄い驚いていた。
あまりの動揺っぷりに、最後まで言い切れなかった。

そして、突如として、その場でしゃがみこんだ。


ノハ;゚Д゚)「お、お願いします!!!」


(;^ω^)「うわっ!? なんで!? なにが!?」


ノハ;゚听)「どどどどうかこの事は、この事はご内密にいいいいいいいいいいいいい!!!」

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:18:00.70 ID:BQdD2muTO
そんなもんにならなくたって支援は出来るんだよ……

そうだろ 松っっ!!

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:20:01.43 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「し、シャナさん…!? ちょっとあの!? な、何がどういう!?」


ノハ;凵G)「違うんです! シャナはその、違くて私は!」


:::(*´,_ゝ`)::::「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


(;^ω^)「え、え、シャナは違う!? そ、それはつまり!?」

ノハ;凵G)「あの、いや、だから!! その……う、うあああああああああん!!」


その後、店内で騒ぎすぎ、と追い出された僕らは、
ちょっと先の交差点の奥にある、ジョナサンへとやってきた。

その間、怯えまくっていた彼女だったが。


( ´_ゝ`)「落ち着いてください、ここに居るという事は、つまり彼も我々と同じなのですよ」

ノハ;゚听) ハッ

そんな兄者さんの言葉で、ちょっと落ち着いたようだ。
しかし同じ…か、まあいいけども。


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:21:19.64 ID:BQdD2muTO
ボケラルゴォ支援

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:23:11.65 ID:dJWZd+4k0
ていうか、もっと早くなだめてほしい。
ずっと爆笑しながら見てたんだよ、この人。

それから、シャナというのは、ハンドルネームだと聞いた。
本当の名はスナオ・ヒート、ちなみに思ったとおり、クーさんの双子の妹さんだ。


ノハ;゚听)「ほ、ほんとに…黙っててくれますか?」

(;^ω^)「ほんとに言わないお、だからそんなに顔を寄せないで……」

( ´_ゝ`)(写メ撮っとこ)ピロリロリーン


ヒートさんはうるんだ瞳で僕にすり寄り、
しつこいくらい、秘密にする事をおねがいしてきた。

そろそろ、かわいそうになってくる…別に何もしてないのに……。


ノハ;゚听)「あ、でもですね! 私は基本、泣きゲーしかやらないんで!」

(;^ω^)「はぁ……なきげ……?」

ノハ;゚听)ノシ「抜きゲーなんかは本当、ぜんぜん手出しませんし、ねぇアーウィンさん!」

( ´_ゝ`)「そうですねぇ」

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:24:11.91 ID:nNiLXODi0
てめぇ・・・おれのクルくるを馬鹿にしやがったな…

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:24:52.80 ID:7Ct1m3O90
ああああああ
((o(´∀`)o))ワクワク

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:32:06.76 ID:iIK1iFqAO
支…!

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:33:00.62 ID:g1o1ScgN0
はぁはぁヒーたん

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:36:16.37 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「ところで、あーうぃんって?」

( ´_ゝ`)「俺のHN、指輪が魔法の本になるのが元ネタ」


ノハ;゚听)「まあ確かに…大番長はやりましたけど…あれは普通にゲームですし…」

( ´_ゝ`)「でも大悪司もやってたよね、確か」

ノハ;゚听)「あ、いえ…あれは……」

(;^ω^)(…どうしよう、言ってる事がよくわからない)


それから、数時間にわたって話は続いた。

よくわからないが、泣きゲーとエロゲとギャルゲは別物らしい。

最初はヒートさんの言い訳大会だったけど、だんだん話は普通に弾んでいった。
ちなみに、二人はドリンクバーしか頼んでいない、すごいな…これが都会式なんだろうか…。

そうして、砂糖やらミルクやらのゴミが、灰皿からあふれかえる頃。
なかば、やけくそに近いテンションだったせいだろうか。


ノパ听)「それで、なんで内藤君は居候することになったの?」

(;^ω^)「それは……えーと」

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:38:27.77 ID:dJWZd+4k0
( ´_ゝ`)「おお、人の中心に平気で突っ込むとはやりますな!」

ノハ*゚听)「私の秘密は知られたからには、内藤君の秘密も知りたいんだよ!」

(;^ω^)「い、いやー…あんまり、人に聞かせることでもないし…」

ノハ*゚听)「ううん、これも縁だし、なんかあったら私もできる限り力になるよ!」

(;^ω^)「うん…でも、ぜんぜん良い事ないお?」

ノハ*゚听)「大丈夫!」

(;^ω^)「じ、じゃあ……えと、家が無くなったからだお…」

ノハ;゚听)「……家って……え?なんでそんな……」


( ^ω^)「うん…まず父親が、僕が物心つくまえに死んじゃって、
       それからずっと、母ちゃんと二人で暮らしてたんだけど」


( ^ω^)「その母ちゃんも、一昨年の冬に病気にかかって入院して
       去年の春頃に死んじゃったお……あっと言う間に、だったお」


144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:40:16.95 ID:iIK1iFqAO
支援

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:41:24.92 ID:dJWZd+4k0
母ちゃんが入院した頃から、僕は学校にも行かず、バイトに明け暮れた。
高い金をはらって手術をすれば治るかも、というので、働いたのだ。

けれど、別にその金自体が無いわけでは無かった。
何故か知らないが、それなりの貯蓄はあったから。

ただ、何より、もう呑気に学校へ行く気には、到底なれなかった。


でも……それも無意味に終わった。
あれはちょうど、辛い冬を乗り越えた頃、だったかな。

ちなみに、母ちゃんは自分で手術を断ったそうだ。
そんな事に大金を使うより、僕の人生に使って欲しかったから、らしい。


その所為で、僕はひとり、誰も居ない家に残されることになった。


ちなみに母ちゃんは、自分に保険もかけていたようで、
とにかく、すごい額のお金がはいってきた。まあ、嬉しさの欠片も感じなかったけど。

でも、それが形見のようにも思えて、使うまいと決めた。
だけどすぐに、使わないと生活できないと知った。


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:41:59.83 ID:rQNAxbEp0
支援

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:42:32.28 ID:hCixFo5f0
⊂⌒ヽ          (⌒⊃
  \ \  /⌒ヽ  / / 支援
 ⊂二二二( ^ω^)ニニ二⊃
     \ \_∩_/ /
      (  (::)(::)   )
       ヽ_,*、_ノ  ブーン
   ///
 ///

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:43:20.91 ID:iIK1iFqAO
支援


149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:43:41.82 ID:dJWZd+4k0
そして、色々な人が僕の元へ訪れた。

だけどお金目当てである事を知って、すべて門前払いにした。

思えば最初に僕から、幾ばくかのお金を騙し取っていった人のおかげだ。


だから、家を売った。


これで、もう煩わしいこともなくなる。

最後に、あの地に留まった時に寝泊りしたのは、思い出の公園。
だから余計に、忘れかけていたあの子を、その時にはっきり思い出した。

この地を、離れようと思った。
別れの春が来るこの地が、僕は嫌いになったから。


そうして、しばらく色々な場所を転々としている内に……。


僕は警察に捕まった。


150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:45:25.17 ID:hCixFo5f0
       。゚・,w.;:'w;:,,.
         (レ')w;;'w::`;.
   /⌒ヽ /7;w:。;:;:w;:'
   ( ^ω^)//  ゙li;l'" ,.。w;:';.:'.w、  おっおっおっ♪
   /´_l]つ'.;;:'w;':;.. ,;":';w;'::;'w::`;
  {{]}⌒)^) ;':w';::ww;,.゙':;。;、;;w:": '
.  /,し' |:| ゙'"''ヾヽ''" ;:'/
  //===|:|. ii  ヾ|!li ,;、;w;'。;:,.
. //====|:| w   .|il!;':;,:;w;`;:.;'
//=====|:| ,.。;;w:;。,l!゙//''゙"`"
/======|:|,:、w;`:w:゙;:.'/


       。゚・,w.;:'w;:,,.
         (レ')w;;'w::`;.
   /⌒ヽ /7;w:。;:;:w;:'
   ( ^ω^ )//  ゙li;l'" ,.。w;:';.:'.w、  支援
   /´_l]つ'.;;:'w;':;.. ,;":';w;'::;'w::`;
  {{]}⌒)^) ;':w';::ww;,.゙':;。;、;;w:": '
.  /,し' |:| ゙'"''ヾヽ''" ;:'/
  //===|:|. ii  ヾ|!li ,;、;w;'。;:,.
. //====|:| w   .|il!;':;,:;w;`;:.;'
//=====|:| ,.。;;w:;。,l!゙//''゙"`"
/======|:|,:、w;`:w:゙;:.'/

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:46:11.18 ID:iIK1iFqAO
支援

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:46:07.73 ID:dJWZd+4k0
どうやら、捜索願を出されていたらしい。
それを出したのは、流石さんだった。


そして、僕は母者さんと電話でいろいろとお話をした。

居候の話をきいて、最初は断ろうと思った、そしたらなんか、殺されそうになって。
まあ、あの家の人たちは何度か家に遊びにきていて、見知った顔だったのもあって……。


( ^ω^)「今に至る…だお」


そして、沈黙。

ちょっと話し過ぎたかもしれない。

普段はなるべく考えないようにしてる分、いざこうして思い返してみると、
想いが止まらなくなってしまう、ようやく消えかけていた物が、戻ってきてしまう。

だから、あまり話すまいと思っていたのだが……。
まあ正直、ちょっとだけすっきりした、というのもあって、何ともいえない。

だけど黙っているのも気が引ける、僕は笑って沈黙を破った。


(;^ω^)「ほら、あんまり良いもんじゃなかったお?」

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:46:35.06 ID:aVpfBB8fO
トマト

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:48:06.46 ID:dJWZd+4k0
ノハ )

ヒートさんは、何時の間にやら俯いている。

ていうかよく見たら、肩がぶるぶる震えている。

んで、もっとよく見ると、前髪の下からポツポツ何かが落ちていく。
続いて、今度はひっくひっくと嗚咽が聞こえてきた。

これは……。


( ´_ゝ`)「泣かせちゃったNE」


あ、やっぱり?


ノハ;凵G)「う…っく、ひっく……ぐす………ご、ごめん、内藤君」

(;^ω^)「いや、いいんだお、昔の事だし…」


って、ヒートさんは何故立ち上がるんでしょうか。
いや、何で僕のとなりに座るんでしょうか。

ノハ;凵G)「ううん……わたし…ひっく、しらずに…むりやり…」

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:48:16.50 ID:g1o1ScgN0
ヒートルートあるぅ?

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:49:27.16 ID:iIK1iFqAO
支援 


157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:50:33.65 ID:aNprSMNi0
支援

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:50:53.25 ID:BQdD2muTO
それを支援 あるいは『オディオ』という!!!

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:51:06.72 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「…ちょ」

ソファーの上、ずりずり後ずさるが、ゆっくりと迫ってくる。
いや、ほんとに近い近い、距離がちかいって。


ノハ;凵G)「うわああああああああああん、ごめんよおおおおおおおおお!!」

あうあう焦っていると、ヒートさんが勢いよく抱きついてきた。
周囲の目がこっちへ向いた気がする、あと兄者さんが写メを撮ってる。

ちなみにヒートさんは、そのまま号泣している。
これはあれだ、傍から見るとカップルのもつれとか、そういうのに見えるんだろうな。

( ´_ゝ`)(お、この角度良い感じ)ピロリロリーン

(;^ω^)「ちょ、もちつけ!」

ノハ;凵G)「内藤はこんなに頑張ってるのに、私は…こんな所でゲームなんか探して…」

(;^ω^)「いや、僕もそんな所で一緒にゲームを見てたんだけど……」

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:53:48.12 ID:dJWZd+4k0
ノハ;凵G)「こんなじゃ駄目だ! 私はだめだめだあああああああああああ」

(;^ω^)「僕もこの状況はよくないと思う」

ノハ;凵G)「そう…そうだな、よし、わかった!!」


何がわかったのか知らないけど、ようやく離れた。
ああ、状況さえ間違えなければ、とてもいい体験だったと思う。


ノハつ凵G)「内藤、私は決めたよ、できることをすると!」

(;^ω^)「はぁ……」

ノハ#゚听)б「休み明けだ! …待っていてくれ、内藤!!」

(;^ω^)「え、それって…?」


ノハ#゚听)「やってやる…やってやるぞおおおおおおおおおおおおおおお!!」

最後にそう叫ぶと、ヒートさんは物凄い速さでその場を離脱した。
そして、呼び止める暇もなく、店を飛び出し。
窓の向かいにある歩道を駆け抜けて、やがて、遠く見えなくなった。

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:54:00.81 ID:hCixFo5f0
                 "⌒ヽ-、
                ( ...:::  '⌒) 
               (⌒  _,,,,,,)''"
     , ,,       (⌒)-''",.   
     r―-、 -、,  ,  , ,      支援
 ==||===ヽ )=/⌒⌒ー' ̄ヽ ^ω^)======|L======
   ヽ/  ;|゙゙i゙./ , _;;;;;_| |―' | ;      .ヽ/
   || ; | / /ω ;   | L_ | L_;       ||
   ||  ;L__,.イ::ノ  从人゙―-、久フ,       ∧_∧ 
   ||       人(::(:():)人          (#::::::::::::)
   ||    .人(:():)::从::::::():)从      / .:::::::ヽ
   ||    (:():::::::::::(:():::::::::::::::::::)  ζ━O:::::::::::::::l
         @二/7「|\ニニ@"   (    〈:::::::::::〈
           @' .@ヽ@ジュゥゥ… . )   (:::::::::::::::)

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:56:11.66 ID:aNprSMNi0
支援

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:56:53.17 ID:dJWZd+4k0
(;^ω^)「……えーと」

( ´_ゝ`)「ドリンクバーの代金……いや、まあいいんだけどさ」

(;^ω^)「あ、そういえば」


そんな一部始終を、僕らは他のお客さん共々、見えなくなるまで見送ったのだった。




………。



( ´_ゝ`)「たっだいまー」

(;゚ω゚)(……尻が切れてたらどうしよう…)


再び買い物をして、うしろの処女を死守しながら、ようやく帰ってきました。

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:57:37.75 ID:88apAEPQ0
これは支援せざるを得ない。

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:59:13.07 ID:dJWZd+4k0
すると玄関には弟者さんが居て、兄者さんが何かを手渡しました。

(´<_` )「ん、これは?」

( ´_ゝ`)「うむ、おみやげだ」

(;^ω^)(あ、あのなんか白い服の女の子のフィギアだお…)

たしかアルターの、りんほーすUが定額で買えたとかで凄く喜んでいた。
てか、弟者さんはどう見ても、どう考えても、喜ばないだろ…。

と思っていたのだけど。


(´<_`*)「……おお、これ通常値か!? よくあったもんだ、流石だな兄者」

( ´_ゝ`)「ああ、プレイ用にでもしてくれ」

(´<_` )「そうだな、観賞用はもうあるからな」


(;^ω^)「…プレイ用?」

( ´_ゝ`)「ぶっかけるって事だ」

(;^ω^)「え、何を…?」


166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 19:59:23.62 ID:hCixFo5f0
日 凸  ▽ ∇ U
≡≡≡≡≡≡≡  /⌒ヽ 
 U ∩ [] % 曰 ( ^ω^ )支援
________(つ▽と)_ 

―――――――――――

 ━┳━   ━┳━
 ̄ ┻  ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ̄

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:00:13.08 ID:dP9FjaT6O
しえーん

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:00:46.33 ID:BQdD2muTO
支援の夜明けは近いぜよ!

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:01:28.86 ID:dJWZd+4k0
( ´_ゝ`)「それでどうだ、あのプチプチ娘の攻略は終わったか?」

(´<_` )「もうちょっとだぞ」

( ´_ゝ`)「よし……また新作も仕入れてきたし、とっとと始めようか」

(;^ω^)「……あ、弟者さんも、やるんですね…」

(´<_` )「ん、意外か?」

(;^ω^)「…まあ、なんか身なりもキチッとしてますし…」


(´<_` )「……俺には夢があるんだ」

(´<_` )「今のヲタクの概念を壊す、というな」

(;^ω^)「はー…」

(´<_` )「だから、その為にまず、俺はお洒落には気を使うようにした
       見た目さえよくしておけば、やがては……」

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:02:36.48 ID:88apAEPQ0
弟者男前wwww

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:03:27.41 ID:dJWZd+4k0
「あの人、お洒落だけどヲタクなんだよね」

から

「あの人、ヲタクだけどお洒落だよね」


(´<_` )「に変わっていくだろう、そしてそれがどんどん広がり、浸透していけば、
       それはやがて流行となり、自分を、世界さえも変えてしまえる瞬間がくる」


(;^ω^)「そうかなぁー」


(´<_` )「ふふ、世の中には普通の奴、もしくはそれ以上なのに隠れヲタ、
       なんて相当な数が居る、お前の理想とする都会の人とて、例外じゃないんだぞ?」
       

まあ、確かに…ヒートさんだって、パッと見……。
いや普通に見ても、そっち系の人間にはとても見えないものなぁ。


(´<_` )「そして…もしそんな彼らが立ち上がれる日が来れば、間違いなく世界は変わる」

(´<_` )「その尖兵となりたいんだ…俺は」

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:04:18.97 ID:hCixFo5f0
 おっおっ♪
   /⌒ヽ
  ( ^ω^ )つ ̄ ̄\
⊂⌒ つ_ノ └o─o┘)) キコキコ



   /⌒ヽ       支援
  (;^ω^)つ ̄^ω^)
⊂⌒ つ_ノ └o─o┘

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:04:28.27 ID:aNprSMNi0
支援

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:06:01.98 ID:v9iGVxSuO
何このケータイ小説…

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:06:29.40 ID:dJWZd+4k0
弟者さんは遠い目をして話す。
どうしよう、そろそろ話についていけないや。

( ^ω^)「あ、でも…兄者さんは? ちゃんときもいお?」

(*´_ゝ`)「本人目の前にして、しかも指までさして言えるブーンがいつも素敵さ」


すると、弟者さんは目を閉じ、ゆっくりと首を横にふった。


(´<_` )「違うな、どんなに身なりを整えても、直接そういう行動をとれば、
       それはそれでしか無いんだ、人の目は変わらない」

(´<_` )「だから焦らず、少しずつ、感覚を麻痺させていくのが大事なんだ」

( ^ω^)「それもなんか地味に嫌っていうか、怖いですね」


(´<_` )「そう、だから、兄者は俺の代わりに、全ての汚れを背負ってくれているんだよ」

(´<_` )「表立って動けない俺の代わりに、こうして買いに行ったりしてくれるから、
       そう、俺は兄者が居てくれるから、自分の目標に向かって走れるんだ」


(;´_ゝ`)「弟者…お前ってやつは…」


176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:07:18.62 ID:6MGBOJqj0
仲いいなこの兄弟www

177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:07:34.39 ID:BQdD2muTO
ブリキ大王ここにあり支援

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:09:21.89 ID:dJWZd+4k0
(´<_` )「そう、兄者が居なければ、俺は隠れヲタでなんか居られなかった…」

( ´_ゝ`)「ああ、ああ…俺も、お前が家では俺をいつも認めてくれるから、
       こうして自信をもってヲタク道を走れるんだ」

(´<_` )「持ちつ持たれつ……流石だな俺ら」


心底どうでもよかった、そんな事を熱弁されてもなぁ…。
僕はべつに偏見はないけど、そもそも興味がないですし。

と言いたい所だけど、今の僕には、すごいんですねー、と相槌を打つくらいしかできない。
どうにか切り上げて、そろそろ玄関から離れたい…。


( ´_ゝ`)「よおし! 弟者よ、今日は徹夜でプレイだ!!」

(´<_` )「眠気覚ましも買ってあるとは、流石だな兄者」


と思ってたら、僕を置いて、変なテンションで二人は自分の部屋へと消えていった……。


なんか…つかれるなぁ……。



179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:11:59.19 ID:ZocteVLQ0
支援

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:12:19.92 ID:dJWZd+4k0
……。


そんなこんなで、休日が明けまして。

まだ通い始めて日も浅い僕は、毎日まだまだ心躍ります。
日差しも気持ち良いですし、先週は雲ってばかりだったけど、今日は晴天ですし。

学校さいこー、ひゃっほう。

手を広げ、ダッシュで道を行く僕は、ブーンとお空をフライング気分。

いまさら言うまでもないが、ブーンは、僕のあだ名もといニックネームだ。
昔はよくそう呼ばれていたけど、今はもう、あまり呼ばれない。

だからこうして走っていると、ノスタルジックな気分になれる。


けれど、まばらに見え始めた生徒達に、僕は手をさげて普通に走りはじめた。
でも走るのはやめない、走るのは好きだ。

この荒くなる呼吸の中にある高揚感も、足に感じる抵抗も。

つよく踏み出したときのふわっとした感じも、
前に転倒しそうなのを堪えるように走る時も、

そして、滲む汗を冷やす風が、とても気持ちいいから。


181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:12:28.60 ID:LyzfUvz30
弟者www
支援

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:14:20.78 ID:XnMctbtX0
このエロゲはいつ発売なの?

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:15:13.99 ID:dJWZd+4k0
とっとこ走れば、あっと言う間に教室へ到着。
入るなり、汗を拭って席へついた。

  _
( ゚∀゚)「おー、なんだ暑苦しいな」

(;^ω^)「どうも天気がいいと走りたくなるお…」


やがて、担任が来て、話を聞いて、授業が始まった。
けどそこで、僕は違和感に気付いた。


(;^ω^)「…あれ、クーさん?」


川; - )「……」


川;゚ -゚) ハッ

なんだか、とても眠そうに見えた、ていうか、今ちょっと寝てたような…。
それに、目の下には小さなくまがある、どうしたんだろう、珍しい。

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:16:12.53 ID:iIK1iFqAO
支援

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:17:16.03 ID:dJWZd+4k0
ちなみにその後、クーさんは授業中にも頭を揺らしていた。
ふと見れば、眼は今にも閉じそうで、うつらうつら、こっちまで眠くなりそうだ。

なので隙を見て、肩をトンdしてみた。

川;゚ -゚) ハッ

すると、バッと顔をあげて、驚いた様子で僕を見る。
けどすぐに、何事もなかったように前を向いた。


ど……どうしよう、これ。


(;^ω^)(…面白い……!)


今まで見たこともないような、ちょっぴり情けない姿は新鮮で、
僕はクーさんが船を漕ぎ始めるたびに、何度もそれを繰り返した。

……ちなみに、気付くと周囲の視線がとても痛かった。

そうでした、すっかり忘れてたけど、
クーさんと親しくしてると、色々アレなんでした。

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:18:17.28 ID:dP9FjaT6O
まさかクーまでもww

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:18:24.51 ID:hCixFo5f0
.   (⌒⌒⌒).)   /⌒ヽ
    |    |:|.  (^ω^ )おっ?
──|    |:|‐─○──○──
    ̄ ̄ ̄~
 
               _
          (⌒⌒⌒).)
           | (;;;;,,,.. |:| ムギュ
          (つ___と)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    支援 _
   (⌒⌒⌒).)   /⌒ヽ
    |^ω^ |:|   (^ω^ )おっおー!
──|   :::|:|‐─○──○──

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:19:31.01 ID:LyzfUvz30
しえええん

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:19:32.71 ID:dJWZd+4k0
ちょっと怖くなったので、いい加減やめる事にした。
すると、ちょうど午前の授業が終わって、開放感に浸る声がざわめく。

  _
( ゚∀゚)「内藤!! 行くぞ!!」

(;^ω^)「あ、ちょっと待ってお」

しまった、もうお昼じゃないか。
準備を怠ってしまった、えーと、財布はどこだ…。

  _
( ゚∀゚)「先いってるぜー?」

(;^ω^)「あ、はいおー……あれ、鞄の中かな…」

慌ててるせいか、見つからない、まさか忘れた?
と更に焦りまくる僕だったが、そこへ不意に、肩を叩かれた。

何の気なしにふりむくと、クーさんだった。


(;^ω^)「え、なんだお?」

川 ゚ -゚)「……」

190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:20:29.33 ID:g1o1ScgN0
も、もしかして

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:21:34.01 ID:88apAEPQ0
支援せざるを得ない。

192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:21:50.58 ID:dJWZd+4k0
戸惑う僕を、クーさんの眼が射抜く。

あ、そういえば……。
僕ってば調子に乗って、なんども突っついちゃったから。


(;^ω^)(もしかして……ちょっと怒ってたり…?)


(;^ω^)「……」


川 ゚ -゚)「……ありがとう、起こしてくれて」


と、まあ不安に駆られていたら、
あまりに予想外の言葉が飛んできた。ちょっとびびった。

(;^ω^)「ええ!?」

川 ゚ -゚)「おかげで、どうにか乗り切れたよ」

(;^ω^)「う、うん…かなり眠そうだったお」

川 ゚ -゚)「……実は今朝、かなり早起きさせられてね…」


193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:24:35.49 ID:dJWZd+4k0
ふむ…変な言い回しをするものだ、早起きしたんじゃなくて、させられた、か。

よくわからないが、まあ確かに、今もまだ眠そうですし。
ほら、今も手を口にあてて、ふぁ…なんてあくびしてますし。

何だか妙に饒舌なのも、睡魔によるナチュラルハイってやつなのかもしれない。


( ^ω^)「あれ、ていうかクーさん、ご飯は?」

川 ゚ -゚)「……ああ、それがな」


その時。


(;^ω^)「ん?」

川 ゚ -゚)「…来たか」


廊下の方から、なんか走り回る音がする。
あと、なんかやたら騒がしい声も。

それに疑問を持って間もなく。


ガララッ、ガターンッ、と教室の扉は勢いよく開け放たれた。

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:26:39.59 ID:dJWZd+4k0
ノハ;゚听)「内藤!! 内藤は居るかあああああああああああああ!!」


そこに居たのは、なんだか大きな風呂敷を抱えた、赤い髪の女の子。
どっかで見たことある、えーと、そうそう、こないだ会ったヒートさんだ。

姉であるクーさんにでも、会いに来たのだろうか?


ノハ*゚听)「あ、居た!! 見つけたぞおおおおおおおおおおお!!」


それで、ちなみにどうして、僕の名前を叫んでいるのかな。

それでそれで、どうして嬉しそうに僕を指差しているのかな。


あ、一直線にこっち来る、いや、あのですね。

実は今クーさんと普通に話してたせいで、周囲の眼が怖かったんよ。
なんかこう、あの野郎……みたいな視線を感じたんよ。

だと言うのに、そこへ更にそんな、明らかに僕に会いにきました!
みたいな状況ってさ、それって、かなりよろしくない、と、思われるんですけども。

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:30:00.76 ID:dJWZd+4k0
ノハ;゚听)「よいっしょ、と」


とても大きな四角い物体が、ドサッと机のうえに置かれた。

ああー、何ていうかね、流石にわかるよこれ、
これに至る経緯はわからないけど、これが何かはわかるよ。


(;^ω^)「あ、あの……これって……」


ノハ*゚听)「お弁当……作ってきた、た、た、た食べてくれ!!」




ざわ・・・ざわ   
         「オイ、イマ」
             ざわざわ
  「キイタ?」           (゚A゚)
        「マジカヨ・・・」
   ざわ・・・    「エ、弁当?」
 「スナオサンガ!?」
      ざわ・・・


196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:30:03.42 ID:Tb99zNIBO
支援

197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:30:17.68 ID:88apAEPQ0
立った立った、フラグが立った!

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:30:54.26 ID:iIK1iFqAO
最初の高岡さんがいつか出るだろうから長そうな話だなー

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:31:05.51 ID:LyzfUvz30
支援

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:32:14.11 ID:BgDBIFcV0
ドクオww

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:33:22.40 ID:dJWZd+4k0
あ、今回ばかりはさすがに、睨んでくるだけじゃ収まらないようだ。
もう明らかな周囲のどよめきが、はっきりと聞こえるよ。


ノハ*゚听)「その、だな、不慣れだから、内藤の口に合うかはわからないけど……」

よけいにその場を煽るような事を、ちょっと、こう、
もじもじっと、しながら言ってきた。


( ^ω^)「いえあの、うん、席間違えてますお? ほら、クーさんは隣だお?」

これは不味いと、僕はなるべく優しく諭してみた。


ノハ;゚听)「あれ、ほんとだ!? お姉ちゃん、内藤の隣だったのか!!」

川 ゚ー゚)「…まあね」


いや、何でそこでちょっと嬉しそうに微笑むのかしらーー。
ていうか、居ることを知らなかった、みたいなのも勘弁願いたかったですの。


ノパ听)「実はな、これお姉ちゃんに教わりながら、一緒に作ったんだ」


202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:36:23.09 ID:dJWZd+4k0
川 ゚ -゚)「おかげで寝不足だよ」


ノパ听)b「だから、さっきはああ言ったけど、味は保障付きだぞ!!」

ああなるほど、それでクーさん寝不足だったのか。
んでつまり、見方を変えれば、これクーさんお手製弁当でもあるわけだ。

なるほどー、火に油入りました。
針のむしろです、どうしてこの二人は気にならないんだろう。

(;^ω^)「ぐす……えーと、どうして急にお弁当…?」

川 ゚ -゚)(……涙目だ)

ノパー゚)「言ったろ、私にできることをするって」

ノハ;゚听)「それで考えたけど、やっぱりこんな事くらいしか、思いつかなかったんだ」

(;^ω^)「い、いやでも、僕ら知り合ったばかりだし、別にそんな親しいわけじゃ」

ノハ*゚听)「何を言ってるんだああああああ!! 私たちは!!!」


ノハ#゚听)「お互いの秘密をこの胸に抱えた仲だろおおおおおおおおおおおお!?」

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:36:27.07 ID:hCixFo5f0
     /|\   ((⌒ ⌒ )) 
   /  |  \    ((⌒⌒)   
  / /|  |   \  (( ))   
/ / |. |     \.  ∫       
 ̄──_|_─´ ̄   ∫     /⌒ヽ
  ∧,,∧         、_   (^ω^ ) 支援♪
 (;`・ω・)  。・゚・⌒) |__|  (つ と ノ
 /   o━ヽニニフ))   从从 (⌒(⌒ノ
 しー-J   从从    ^^^^   ̄  ̄
        ^^^^

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:36:42.01 ID:VUZQ2Z+aO
フラグのバーゲンセールや・・・

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:37:35.20 ID:aNprSMNi0
支援

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:38:47.35 ID:dP9FjaT6O
sneg?


207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:38:48.75 ID:Tb99zNIBO
もういっちょ支援

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:38:57.08 ID:dJWZd+4k0
「秘密!?ヒミツッテナンダ!?」
「タダナラヌカンケイ!?」
   (#゚A゚)
「アイツ・・・クーダケジャ アキタラズ!」


川 ゚ -゚)「……よっ…と」

もう何を言っても、泥沼にはまるばかりなんだと思えてきた。
あ、それとクーさんクーさん、クーさんはどうして、さり気なく机を寄せるの?


ノパ听)「え、お姉ちゃん??」

川 ゚ -゚)「これ、二人じゃ無理だよ」

ああ、なるほどね、重箱6段くらいあるもんね。
確かにこれを僕一人で食べろというのは、無理よね。

体積的に限界がありますし、うん? ていうか今二人って言った?


ノハ;゚听)「あ、もしかして……最初から、こうなるの分かって…?」

川 ゚ー゚)「ふ……まあね」

ノハ*゚听)「お姉ちゃん……」

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:40:45.43 ID:VUZQ2Z+aO
ドクオwww

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:41:25.97 ID:dJWZd+4k0
ああ、ヒートさんと、って事か。

んでクーさん加わって、三人か。

それでも厳しそうだなぁ、特にクーさんとか、あんまり食べなそうだし。
ああ、そんな事考えてる間に、僕とクーさんの机に弁当が広げられていくよ。

わあ色とりどり、おいしそうだ。


さあてこの状況から、いかにして逃げようか。


    しかし げんじつ からは にげられない 


そんな言葉が瞬時に浮かぶあたり、今の僕はそうとうキテいるらしい。
だが、それでも考えろ、どうすればいい、どうすればこの危機的状況を回避できる。


ノハ*゚听)「ありがとうお姉ちゃん!」

川 ゚ -゚)「おっと…危ないぞ」

ノハ*゚听)「えへへ」

211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:41:31.00 ID:LyzfUvz30
ドwクwオwwwwww

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:42:45.60 ID:XcLU3dXh0
しえん!

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:44:18.29 ID:dJWZd+4k0
何かすぐ側で、美しい姉妹愛が繰り広げられてるけど、
それどころじゃない僕は、必死に考えた。

そうだ、これだ、この弁当のサイズ、これは使えるぞ。
どうせ食いきれやしないんだ、誰かを呼べばいい。


名づけて、あれれ〜こんなに食べきれないよ〜〜作戦。



(;^ω^)(よし……)

Σ(;'A`)ピコーン


('∀`)「あれっ!? 参ったなぁ! 弁当忘れちゃったよ!!」



しかし、誰にする、こんな状況で誰を呼べるって言うんだ。
僕はこっそりと辺りを見回した、なんだか怖い眼で見てくる人ばかりだ。

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:46:36.76 ID:dJWZd+4k0
('∀`)「おやおやおや!!? 財布もない!! あいったぁ!俺としたことが!!」

('A` )チラ



(;^ω^)(ど、どうする…どうする僕…!)



('∀`)「やっべ、今日昼飯抜きかなあ!!?」

('A` )チラ



ノパ听)「よし、じゃあ食べるぞおおおお!!」

ノハ*゚听)б「ほら内藤、どこ向いてるんだ! 冷めちゃう…ぞ!!」

川 ゚ -゚)「大丈夫、とっくに冷めてるよ」


うう……もういっそ、全てを投げ出し、ここから逃げてしまいたい…。

215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:47:06.47 ID:XcLU3dXh0
どwwwwwwwwくwwwwwwwwをwwwwwwwww

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:49:11.85 ID:dJWZd+4k0
けど流石に、食べない、というのはかなり失礼だ。
さっき聞いた通り、僕なんかの為に早起きして、寝不足なんだから。


(; ω )(……はっ)


て、そうだ、そうだよ……僕は何を考えているんだ…。


わざわざ苦労して作ってきてくれたのに、さっきから僕は自分のことばかりだ。

なんだ僕は、世界の中心気取りか、なにを馬鹿な。
自分の小ささなど、もう何度も味わってきたはずだ。

もう覚悟を決めろ内藤ホライゾン、僕がやらなきゃ、誰がやる。
人の親切、心の優しさを無下にするなんて、最低だ。

他がなんだと言うんだ、これは彼女らの優しさなんだ。
それをちゃんと受け止めないなんて、ただの裏切りに過ぎない。
矢でも鉄砲でも持って来ればいい、覚悟は決めた、もう負けねーお。

( -ω-)「……」

川 ゚ -゚)「……?」

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:51:33.70 ID:dJWZd+4k0
ノハ;゚听)「……内藤? あの…もしかして、食べたくな」

( ^ω^)「いやこれは凄い…おもわず言葉を失ってしまったおwww」


ノハ*゚听) パァ


( ^ω^)「それじゃ、早速いただくとしましょうかおwwwww」





そして、今まさに手を合わせ、いただきますしようとした、


その時。



218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:52:26.67 ID:gqj46nyd0
どくおが完璧にエロゲのサブ男性キャラになってるな

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:52:32.60 ID:8EUXi8Ot0
きゃあああしえんんんんん

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:52:42.92 ID:iIK1iFqAO
支援

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:53:23.83 ID:VUZQ2Z+aO
ドクオが良い味出してるな。

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:53:32.49 ID:dJWZd+4k0
開きっぱなしのドアをくぐり、教室へ駆け込む者が居た。

  _
( ;∀;)「くっそおおおおおおおおお、サイフ忘れたあああああああああああああ」

(;´・ω・`) 「はあ、なんで僕まで付き合わなきゃいけないのさ……」

 _
(;゚∀゚)「なら奢ってくれてもいいじゃんよー」

(´・ω・`) 「だが断る」



( ゚ω゚)「ジョルジュ!ショボン君! 二人とも!! ちょっと来てくれおーーーーーー!!!」







(゚A゚)


223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:53:36.37 ID:6MGBOJqj0
春原とか北川とか住井みたいな?

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:54:35.84 ID:VUZQ2Z+aO
ドクオwwwwww

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:54:56.95 ID:8EUXi8Ot0
おいブーンwwwwwwwww

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:56:16.20 ID:dJWZd+4k0
  _
(;゚∀゚)「あん? お前まだ居たのかって、なんだこりゃ……」

(´・ω・`) 「おや、なんか凄い状況に鉢合わせたね」

(;^ω^)「ちょっと、食いきれそうにないんだお、手伝ってくれお」


(;´・ω・`) 「え…でもこれって……えーと、いいの?」

(;^ω^)「い、いいかお?」

川 ゚ー゚)「ん? ああ、構わないよ」

ノパ听)「ご飯はみんなで食べた方がおいしいと、うちの米好きも言っている」

  _
(;゚∀゚)「って、ヒート!? なんでお前このクラスに居るんだ?」

ノパ听)「む…何だ、ジョルジュも同じだったのか」


(;^ω^)「え、知り合い?」

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:56:47.85 ID:gqj46nyd0
ブーン:理樹
ジョルジュ:真人
ショボーン:謙吾
ドクオ:久瀬

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:58:04.53 ID:k3FlGVhg0
(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)ゝ\,| :::y/ (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)) :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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.:::.......       ))| .:::: ;l            .)) ──┘田└┘   口 └─┘ロロロ └─

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:58:21.01 ID:XcLU3dXh0
ドクオカワイソス

230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 20:59:08.18 ID:dJWZd+4k0
  _
( ゚∀゚)б「あー、俺とこいつ、陸上部」

ノハ#゚听)「こいつ言うな!」

  _
( ゚∀゚)「てか、料理なんざできたのか?」

ノパ听)「お姉ちゃんに習ったからな」
  _
( ゚∀゚)「ふーん…どれ、じゃあ俺も貰おうかね」

ノパー゚)「ふふん、頬が落ちても知らないぞ」


こうして、僕らは更に机をひっぱってきて、
5人で仲良く、わいわいお弁当を食べはじめました。


ノハ;゚听)「…どう?」

( ^ω^)「うめえwwwww」

ノハ*゚听)「おおー」

(;´・ω・`) (この…なんか緑色の台形物体はなんだろう…)

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:00:36.53 ID:dP9FjaT6O
支援!支援!

232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:00:38.64 ID:8EUXi8Ot0
なんて…うらやましい…俺もこんなふうになりたかった

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:01:07.58 ID:dJWZd+4k0
川 ゚ -゚)「……」
  _
( ゚∀゚)「あ、これお前だろwwwww形変だもんよwwwww」

ノハ;゚听)「え、いや、それは……」


川  -゚)「……」

  _
(;゚∀゚)「あ、あれ…?」

(´・ω・`) 「馬鹿だねぇ」


と言うわけで、何処からどう見ても、仲良しグループって感じです。
これなら、もう僕がどうこう、とはなりますまい。

ちらっと見れば、羨望とも取れる視線はあれど、殺伐さは薄れた感がある。


(;^ω^)(……危機は去った)



234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:03:57.49 ID:dJWZd+4k0
しかし、ほっとするのも束の間。

クーさんの細い指が、そっと僕の頬に触れた。


川 ゚ -゚)「ごはん着いてたぞ」


そして、そんな事を言って、ちょっとだけ微笑んだ。
あれを食べたりしなかったのが、せめてもの救いだろうか。

何にせよ、チクチクするんだよ、背中が、段々わかるようになってきた。




( ^ω^)「……え」




だけど。





235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:05:17.69 ID:VUZQ2Z+aO
相変わらずのsnegぶり

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:06:39.95 ID:dJWZd+4k0
たくさんの人。

たくさんの表情がある中に。






ζ( - *ζ「………」



ζ(-、-*ζ「……」





(;^ω^)「…………」

その中に、一つだけ。

とても悲しそうな視線があったのは。


それが、今にも泣きだしてしまいそうに見えたのは、僕の思い違い……なのだろうか。



237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:09:03.44 ID:k3FlGVhg0
支援のかわりに脱糞

238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:09:10.64 ID:dJWZd+4k0
………。



その日の放課後、そろそろ帰り道にも慣れてきた僕は、
ちょっと寄り道していく事にした。


と言っても正確には、行ったことの無い場所を見てみよう、ってのだけど。

そんな訳で、僕は校舎内を歩き回ってみた。

あまりの広さに、それだけで時間的余裕は無くなってしまった。
この分では、更に広大な校舎外を見てまわったら、どうなる事やら。


( ^ω^)「……そろそろ、帰ろうかな」


校舎から聞こえてくる喧騒、グラウンドに響く大きな声たち。
空はいつしか夕日に染まりはじめ、焼き焦がされるように、黒い夜が反対から迫ってくる。

遠く見える正門では、長い影をひき連れて帰りを急ぐ、生徒達の姿。
何となく、僕だけ取り残されてしまったような、そんな心寂しさを感じた。

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:09:44.13 ID:uaInWM4S0
ほっしゅー

240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:12:13.12 ID:dJWZd+4k0
探し物はなんですか、見つけにくいものですか。
そんなフレーズが頭をよぎる、僕は、何をしているのだろう。

自分でもよくわからない、この胸に引っ掛かる、何か。
それは、時折あらわれては、僕の心をざわつかせる。

けれど、眼を細めて夕日をみれば、ちょっと癒されるように、静まっていく。


そして色あせた景色を、風が流れていく、木々も揺らさず、優しくふんわりと。
まだ肌寒さはあれど、微かにあるぬくもりに、思い出はそっと蘇る。


ああ、そうか。

また、あの季節が来る。


(  ω )「……」


生きていれば、そりゃあ当然のようにあるだろう、色々あるだろう。
だけど、それでもやっぱり、僕の中では、ざざざ、と木々が揺れている。

241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:13:10.96 ID:k3FlGVhg0
物語だなあ。好きだ

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:13:28.86 ID:iMXLKj3vO
支援

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:14:29.53 ID:uaInWM4S0
支援

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:15:07.64 ID:dJWZd+4k0
( ^ω^)「……あ、そうだ…あの庭園に行ってみよう」


何か理由があったわけじゃない。

ただ、何となく、ふと思い立ったから。


視界の端にあった、大きな森のような庭園に足を踏み入れた。

もしかして、また迷うんじゃないか、という不安もあったが、
中には、ちゃんと整備された道があって、親切に看板まであったから平気そうだ。


先へ進むと、小川があった。


ちゃぷちゃぷ、ごぼぼ。


水が弾かれる音と、気泡がつくる音が混ざり合い。
それが無数に重なっては、大合唱。

心休まる自然の音。

245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:17:28.64 ID:dP9FjaT6O
クー可愛いよ、クー…

支援

246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:17:39.70 ID:dJWZd+4k0
しばらく、こうして聞き入っていたい気分だ。
けれどじきに暗くなる、残念ながらそうもいかない。


( ^ω^)「うーん、なんか生き物いないかなー」


( ^ω^)「あ、クチボソの群れが居るお」


( ^ω^)「……ん」


(;^ω^)「お、何だあれ…?」


僕は、小川の奥になにかを見つけた。

興味をひかれて近寄れば、それは、
よくある薄紫のパイプを縦に切った、手作りの用水路。

しかも、それが木々の間を抜け、はるか先まで伸びている。


(;^ω^)「な、何なんだお……一体、この先に何が」


247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:18:48.40 ID:VUZQ2Z+aO
またフラグですね。わかります。

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:20:16.99 ID:dJWZd+4k0
凄く気になるけど、もうじき陽が沈む。
暗くなる前には学校を出たいもんなぁ、どうしよう……。

と、悩んだ挙句、まあちょっとだけですし、と行ってみる事にした。


サラサラと、パイプを流れる川の水。
一体、どこの誰がこんな物を作ったんだろう。

色々思うことはあれど、とにかく何があるのか、僕はひたすら歩いていく。
やがて、木々が数を減らしはじめると、その先に、ちょっとした広場ができていた。


( ^ω^)「ここは……」


広場には、これまた大きな水たまりがある、最初は池か、湖か、と思ったが、
底はとても浅く、本当にただの水溜りだとわかる。

( ^ω^)(ここに水を送ってるのか…)


(;^ω^)「って、それはわかるけど、結局謎だお……」



249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:23:10.52 ID:dJWZd+4k0
「あれ?」


そして、僕以外、誰も居ないはずの場所に、疑問符が響く。


(;^ω^)「……お?」


lw´‐ _‐ノv「あなたは、だあれ?」


居たのは、夕闇に溶け込むような、紫色の髪の毛を携えた女の子だった。
あどけなさが少し残る声、体格も背丈も小さくて、とことこ歩く姿は小動物のよう。


この子も、赤い目だ、とか。

しかし可愛い子だな、とか。

いやいや何で、こんなとこに女の子が一人で、とか。

誰なんだあんた一体、とか思うことは多々あれど。



(; ω )「なんで……君は…」

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:24:40.43 ID:XcLU3dXh0
おれのよめきたー

251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:24:45.54 ID:iIK1iFqAO
支援

252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:26:14.65 ID:dJWZd+4k0
まず、どうしても気になる事があって、僕は思わず問いかけていた。


(;^ω^)「……制服に長靴で、水たまりに入っていくんだお?」


その子は、ぬかるみに足を取られながら、ざばざば水たまりを進んでいく。
やがて、ゆっくり振り返ると、僕を見つめて、うっすらと微笑みを浮かべた。


そして。


lw´‐ _‐ノv「………米」

とだけ、呟いていた。




…………どうしよう、状況が、全然わからないんだけど。
                                      



                 Open your eyes for the next time――――→


253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:26:39.20 ID:k3FlGVhg0
個人の隠し水田かよw

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:27:10.83 ID:dP9FjaT6O
sneg?/(^O^)\

支援

255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:27:27.87 ID:+IHuvU6aO
ドクオは俺
俺はドクオ

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:29:09.86 ID:XcLU3dXh0
水田かよwwwwww

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:29:27.78 ID:rQNAxbEp0
やべ好きだwww

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:29:35.52 ID:g1o1ScgN0
5話分位あるよねこれw

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:31:27.63 ID:dJWZd+4k0
ひとまず今宵は以上になりますです。
長い投下になりましたが、支援ありがとうございました。
おかげで後半は実にスムーズに・・・ありがたやありがたや。

しかし疲れますね、うふふ。


>>138
フィクションデスヨー
>>198
高岡さんは、ある意味いつでも出せます

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:31:56.15 ID:dP9FjaT6O
風呂敷広げすぎな感じだけど、どう畳むのか期待するぜ!!

6時間近くも乙!!

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:32:14.43 ID:8EUXi8Ot0
おっつうううううう

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:33:03.13 ID:XcLU3dXh0
面白かったぜ乙

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:35:08.15 ID:iIK1iFqAO
お疲れ

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:35:13.12 ID:aihCewa50
1乙!! 面白かったよ!
さてと、風呂に入るか

265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:37:38.24 ID:88apAEPQ0
乙乙www
次の投下はいつごろになりそう?
仕事あるんで、平日は夜の方がうれしいです…

266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:39:12.24 ID:6MGBOJqj0
桜舞い散るといい、これといい、ツンとブーンの関係は変わらんな。あとクー

267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:44:22.84 ID:dJWZd+4k0
>>258
序盤の初日からの生活とか、その辺は全部すっ飛ばしたにも関わらず、
2話目だけで2000行超えているという……

>>260
既に終着駅までの線路はできてます、その間に駅はいくつあっても平気です。
ちなみに表立ってないフラグは3つ、まだ増えていきまs

>>265
夜を狙うつもりですが、何時ごろになるかは、神が降りてこないと何ともなのです。

268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:48:59.91 ID:k3FlGVhg0
次回投下は何日後くらいを目指してる?

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:55:21.26 ID:ki8j4Iwa0
ちょうど追いついた
作者乙

酉付けときな

270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:55:22.77 ID:dJWZd+4k0
>>268
目指すだけらなら、明日を。
しかし、どう考えても無理臭いので、3日以内・・・かなと。

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 21:57:29.84 ID:k3FlGVhg0
三日か。楽しみだ。
でもいま「土曜くらいかな」って思ってる。
余裕ある進行で、最後まで読ませてくれれば嬉しいです。

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 22:15:09.61 ID:1Uyf0an+0
楽しかったwおつww

273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 22:32:24.19 ID:1ozLdQoh0
おつwwがんがれwww

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 22:43:23.46 ID:Tb99zNIBO
家に帰るまで落ちないで

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 22:43:52.98 ID:aVpfBB8fO


276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 22:44:40.86 ID:lXnNTBKoO
乙カレー

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 22:52:13.03 ID:LyzfUvz30
おつ!キャラ一人一人がいい味出してるな

278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 22:58:56.68 ID:Tb99zNIBO
まだ落ちるな

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:06:58.73 ID:Tb99zNIBO
おそらくこれが最後だ

280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:21:43.83 ID:hWPQioYqO
ドクオがいい味出してる

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:35:52.15 ID:OuAPbYM70
安心しろ俺が支援する

282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:47:36.56 ID:+CYnYBpxO


283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:47:51.95 ID:DEFvpDp/O
あげ

284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:51:10.27 ID:kIu98EB2O
良かった!

285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:52:59.21 ID:aVpfBB8fO
ほし

286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/05(日) 23:57:02.07 ID:L+RcLfYwO
ドクオは俺なんだ、俺なんだよぉ('A`)


かわいそうなドックンに幸あれ

287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:18:01.98 ID:SP1jBNhkO


288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:22:51.26 ID:SP1jBNhkO


289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:32:10.22 ID:JJtwfyr8O
まとめないの?

290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:35:35.76 ID:FWcCaoXI0
ないなら作る

291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:45:40.46 ID:PV7PIAGT0
読み終わった。おもしれー

292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:57:26.43 ID:xDwdNlcsO
よむほ

293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:02:19.86 ID:JJtwfyr8O
>>290
お願い

294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:15:58.61 ID:JKWaCl5cO


295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:48:44.74 ID:7E3+Czen0
ここまでwktkしながら読める人は全員小説好きだろ?
それともこのスレ主の文才が凄すぎるからか?
どれにしても凄く楽しめたことには変わりない。保守

・・・・続きが気になる

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 02:09:23.98 ID:tZIrOegLO
まとめがないのが信じられない

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